A.B.C-Zの新アルバム「CONTINUE?」の感想雑記と各曲カラーパレットイメージしました
A.B.C-Zの新しいアルバム「CONTINUE?」が発売されました。
散々いつ出るのかなぁと待たされた中での発売だったので「ようやくか~!」ということと同時に新型コロナウイルスさえなければこんなことになはならなかったのかなぁと一寸しょんぼりしてしまう気持ちも嘘ではありません。
今回の新曲に関してはWorld Happy LIVE with Youでも紹介されているものが多くあり、改めて真新しい!というよりも「いつ出るんだろういつ出るんだろう」と思っていたものが手に届く楽しみ、みたいなように近い気がします。
これも新型コロナウイルスがなければなかったことだよなぁと(基本新曲ってやっぱりアルバムで視聴して「こんな新曲が?!」という驚きが一番だと思うので)でしょうし……。
それでもエンターテインメント業界の中でも独自路線で切り開いてきたジャニーズ事務所のA.B.C-Zというグループが作り上げる世界観をもらえることがファンとしてはとてもうれしい限りです。
ということで、前回の「チートタイム」の時と同様カラーコードとそれらを組み合わせた「カラーパレット」を自分の見解で作りつつ、各曲の感想をつらつら綴っていきたいと思います。
ちなみにこのブログを読んでて「そういうものが出たのか」というお方はよかったら……ぜひYoutubeにて前半/後半にわけた視聴動画があるので見てください。特典映像もちらっと見れるのでよかったら!!!!!!
※60秒CM
※全曲ダイジェスト
ちなみに今回のテーマの「RPG」衣装について、キービジュ(CDジャケット)を見た友人に「勇者ヨシヒコ感めっちゃするな」と言われたのは今でも笑ってしまいます。言いたいこと概ね分かる。
- アルバムの世界観について
- 01.Theme of CONTINUE? (Overture)
- 02.GAME OVER!!!
- 03.チートタイム
- 04.BAD GAME
- 05.I Do
- 06.涙雨
- 07.空
- 08.Only One!
- 09.DAN DAN Dance!!
- 10.Mr.DAZZLING
- 11.Oh! Teacher
- 12.チューインラブ
- 13.さぁ生きまくれ! wonderful life!
- 14.ささいなことが
- 【通常盤のみ】Don’t hurt me anymore
- 【通常盤のみ】GET DOWN BABY
- 特典映像感想
アルバムの世界観について
この醸し出す勇者ヨシヒコ感……もとい盛大にパロってくるあれそれ。
ジャケット・デザインは完全にスーパーファミコンのジャケットモチーフ。
昨今ではニンテンドークラシックミニなどでも紹介される機会が増えてきて、レトロゲームとしても人気が高いことを改めて知らしめていますね。
Aがゲームジャケットで、Bがいわゆる「A.B.C-Z」という五人のアイドルグループを見せるジャケット。それでは、通常はなにか、となると。
これはゲーム画面。
知ってるこのbit感……とても懐かしい……ということで、ゲーム画面が通常CDジャケットというのが興味深いです。
ゲームの世界の中に入っていくかのような世界観で、実際今回の特設サイトは8bitの仕様。
メンバー5人が勇者一行としてキャラクターになっています。
キャラクターそれぞれに一言コメントもあり*1細部にこだわりがあります。
メンバーそれぞれの名前からもじったキャラクター名であり、シーハはそのまま「ハシ(はっしー)」ツートは「とっつー」を逆から呼んだもの、チーゴーも五関さんの愛称の「ごっち」からで、きゅーんは河合さんの愛称”ふみきゅん”からでしょう(なぜ彼だけ「キュン」部分が残ったのか本当に謎である……)、塚田さんは塚ちゃんからでしょう。デザイン格闘家で「ですよね~!!!!!!」ってめちゃくちゃ納得したのと同時に実際に衣装を着て三次元になった彼らを見たときの塚田さんの違和感の皆無さがすごかったです。
それにしたってこの特設サイト、すごく細かくできていてCDのためだけにやるの勿体ないなぁと思います(笑)ライヴあったら絶対「NOW LOADING」の文字もあっただろうし、GAME START!とかまさにアレンジきかせまくったりこのへんのものも使いまくっていたことに違いないだろうなぁと感じました。
CDジャケット見てたら完全にゲームパッケージになっていてスーファミやプレステをやったことがある人にはニヤニヤしちゃうものを感じました。
ということで、コンセプトは完全にRPGゲームのあれ*2なわけです。知ってるおなじみすぎる。
今よりもさらに高いレベルで向かえる為に、あらためて基礎を磨き、挑戦をし続け、さらなる高みへ登る決意をアルバムに込めました。
今回のアルバムはその挑戦していく姿をゲームジャンルの「RPG」になぞらえて制作した作品となっています。
(中略)
アルバム1枚通して聞いてもらうと、RPGに出現するダンジョンのごとく、1曲1曲進むごとにステージをクリアし新たな景色が見える構成となっております。
ということで、特典映像含めてそれぞれの感想を綴っていきます。
01.Theme of CONTINUE? (Overture)
作曲・編曲:島翔太朗
島さんは調べた所昨年のライヴ「Going with Zephyr」の劇伴もやっていただいたお方だそうで……ジャニーズ事務所のライヴ音楽も色々携わっていたのですが。何より思ったのはKHIII、FF7Rなども一部手がけられていらっしゃるお方だということ。ゲーム楽曲いいですよね……としみじみせずにはいられない。
視聴で聞いたときは「ドラクエっていうよりFFっぽいようなかんじ!」ってウキウキさせてくれました。
”ゲームのはじまり”というよりも一度ゲームオーバーになった上での「CONTINUE?」画面に近いと言うか。自分がよくゲームでゲームオーバーになるので(笑)
自分の中では「わ、わかる~!!!!!」みたいな気持ちになりました。そこからCONTINUE押してもう一度チャレンジ!(ないしはトップ画面に戻っていく)のが予想がつきました。だからこそのアップへの転調がすごく好みです。
実際のゲームでいうとFF9のゲームオーバーとかイメージしやすいかも。
(よく死んだ代表格ゲームとして……)
そこから一気に転調してストーリーが新しく始まっていくワクワク感が非常にあり、ひとつのテーマ曲としてよく出来ているなぁと感心しました。ムービーが想像つくので、おとなしくライヴでやってほしい。コロナウイルス恨む。
Theme of CONTINUE? (Overture)カラーパレットイメージ
色合いとしては「ゲームオーバー」した上でのコンティニュー画面ぽさからのスタートなのでゲームタイトルっぽいデザインのCDジャケットに合わせて暗めの色で統一。
左から#505E4C、#948B6D、#946F5E、#945083、#353952
地面に手をついたとしてもなお、またはじまるという意味での色合い。
ハッピー生き生き!なテーマっていうよりも「そしてまた次へ」という意味でのリスタート含めてなので、ほんのりの落ち着きから。
この曲に関してはアップダウンがすごくある、他の作品でいうとドラクエ、FF,キングダムハーツ、クロノ・トリガーといった名作たちへのリスペクトを感じる(と勝手に私が思っているだけですが)ので、そのへんの映像を一緒に見ているとワクワクするな~~とも思います。
結構こういうグラフィックにあいそうだなぁと思ったりしています。ちなみに私はベロニカが好きです。
02.GAME OVER!!!
作詞 : 宮田航輔(nicoten)
作曲 : Alyssa Ayaka Ichinose / Mike Macdermid / Seikoon / David Brant / Charlotte Churchman
編曲 : CHOKKAKU コーラスアレンジ : 伊沢麻未
今回のリード曲。
初見のイメージ(WYHライヴ)と、実際のMVのギャップが激しくてとても驚きました。
最初の印象はサビがとてもキャッチーで華やか、まさにリード曲というか……ここ近年のリード曲がバリバリ踊っている傾向にあったのですが、どちらかというと今回は曲への触れやすさが強い印象があります。
彼らと同じ事務所であるSMAPや嵐といった諸先輩方の「耳に馴染む」というか、入りやすさがすごく好きなのですが、そういう意味でも「すっ……」と入ってくるサビ部分はファンも踊れそうな振り付けで、小刻みに揺れたくなるような楽しさも詰まっていますね。
”ゲームっぽい”がコンセプトのため散りばめられた8bitに「コイン~!!!!そうだよねそうなるよね~!!!!!」とかうなずきたくなるところがいっぱいでした。絶妙なスーパーマリオブラザーズぽいコインぽくて好きだなぁとニコニコ。光が結構飛ばした形で白がベースなのもゲーム画面、いわゆる「0と1」の世界だからなのかな、と考えました。それにしたって塚田さんが毎回白飛ばすと終電を超えてのときも思いましたが透明感が群抜けて行くのできれいだな~~~~~~としみじみ思うばかりです。似合うのがまたすごい。
後は今回の衣装が「黄色」中心なのはMVにも出てくるコインカラーなのかなぁとか、お衣装が柄物(ドットだったり三角形だったり)するのもまたゲームの独特なビット要素からなのかな~とか勝手に思っていました。皆お似合いですがちょっとずつ色合いが違うのがいいですよね。コンセプトカラーは決まっていながらそこにずれることなく「少しずつ」での違いで、でも統一感が見える。好みです。
好きなパートは戸塚さんの「気楽でいいんじゃない」が心に刺さりました。良い。また、同時にサビの部分の合いの手というか、コンティニュー!コンティニュー!の後ろの部分河合君なの「でしょうね~!!!!」でなりました。絶妙に木村拓哉さんみをかんじる。
その一方で歌詞は非常にポップで入りやすく、「ゲーム」を見立てながらでもポジティブに人生を重ねていこうっていうのが伝わってきて素敵ですよね。さらっと歌詞読んだ時に異世界転生ものをちょっと思い出したりもしたんですが(笑)*35人が異世界転生したらえらいこっちゃに諸々なると思ったりします(笑)
また「暴れよう」からの「離さない」に最後切り替わるところも好きです。明るい気持ちになれる曲ですね。
MVが鮮やかな黄色だったんですが、こう……”ゲームの世界にいる人”となると、仮面ライダーエグゼイドが自分はすごく色濃くありまして。ムッチャゲームメッチャゲーム……友人と最初このMVを見たときの印象が「マイティアクション思い出した」と言われて言いたいことは正直わかる……でした(笑)あれもゲーム作品を色々モチーフにして作っているので、下地となるベースが近しいのでしょう。
もちろん違う作品として見ていますが、そういう意味でHIT!とかATTACK!とかエフェクトかかっていても面白いなぁとかそんなことを思いつつ。
そんなことを思いつつ、「GAME OVER!!!」のカラーパレットを自分なり考えた結果は次の通り。
GAME OVER!!!のカラーパレットイメージ
カラーはそれぞれ「#F8FF18」「#FFC6C1」「#A7FFFF」「#9FFFB1」「#FFA733」
文字にすると #F8FF18/#FFC6C1/#A7FFFF/#9FFFB1/#FFA733と、まぁまぁ読みにくい明るいカラーリングです。
まずMVの中にあった記号たち(これはスーファミのボタンのイメージに近かったし、カラーリングもこれに合わせているように思いました。ロゴでもそんなかんじだったので……)で使われている色合いを中心に「ゲームっぽい」コンセプトカラーにしたんですが、ビビットすぎて埋もれてしまいそうだったのと、シングルカットされたチートタイムがビビットオレンジだったのもあり、全体的にそれよりは柔らかいかんじの印象にしました。
子供心のある明るさと、組み合わせたときの「自然とマッチしていく」感じみたいなのをA.B.C-Zの「めちゃくちゃ癖あるなあこの人達の手のフリ、足のフリ」が「なんでか揃ったときにきれいに見える」っていうところです。
後最初見たときは「オレンジ使ってるかな」っても印象だったんですが、8bitになったときに茶色に近いオレンジになっているので驚きました。オレンジはビタミンカラーで元気も出るし、GAME OVER!!!の明るさにもあっているかな!と!!
- こどもっぽさ+明るさ。スーファミカラー要素ありそう
- 一見揃わなさそうなのに一緒になるとハマる形
03.チートタイム
作詞:坂室賢一 作曲・編曲:島崎貴光
概ねの感想はシングルカットされた曲でもあるので、省略したいのですが「シングル」ではない形で耳にしたことで受けた印象はだいぶ変わりました。
当時の感想はこれ。
ですが、この「CONTINUE?」というアルバムに組み込まれることで曲全体の流れが生まれて、マリオのスターを手に入れた時のスター状態(いわゆる「無敵モード」)に近いような印象を受けます。無敵って書くだけでエグゼイド思い出すのをなんとかしたい(笑)
わかりやすくテンポがよくて、素早い曲でもあるのでGAME OVER!!!で負けても「コンティニュー!!!!!!」って気持ちから明るくまた始まっていった中で早々にスターゲットするの良いですよね。絶対ライフ削られているであろう中で来るもの全てに敵がない。
あれこれやっちゃいなよ!の動きが個人的に大変好きです。後このときの衣装の橋本くん可愛いですよね。スポーティーで好みです。
しかし一方でちゃんとジャケット見たら次のように書かれていました。
束の間の休息「チートタイム」を過ごした彼らであるが
(CD限定盤Aにて)
完全に頭の中がムテキモードだったので「えっ休息だったの!?」ってめちゃくちゃ驚いたのですが確かに何やっても良い日だから言われてみればそうかも……?とかなったり(笑)
チートタイムカラーパレット想像
前述した過去記事にさっくりですがのせましたがこんなかんじ。
好きなものをやって明るくてハッピー!!みたいなので……あとギラギラ感…。
04.BAD GAME
作詞 : Kanata Okajima
作曲 : Didrik Thott / Ricky Hanley / TAKAROT
編曲 : TAKAROT
ジャニーズのライヴにて突如として登場した新曲。初めて聞いた時相当びっくりしました。めちゃくちゃかっこいい。何だこの曲は~!!!!!とツイッターや友人とやり取りしている中での騒ぎっぷりたらなかったです。
今回の楽曲は共作で、Didrik Thott氏は嵐のIt's good to be badを手掛けているそうです。 愛を叫べのカップリングのようです。
ほうほう…と思いながら見ていたのですが Ricky Hanley氏に関しては2017年のアルバムの「5`erformer-Z」のリード曲「テレパシーOne!Two」を手がけられた方です。私はテレパシーOne!Twoめちゃくちゃ好きなので「おお~!!!!」と嬉しくなりました(笑)編曲も手がけられれているTAKAROTさんはチア男子の劇伴も手がけられているお方でした。Trignalもやっていらっしゃって友人が知っていました……なるほど……。
【WORKS】9月16日発売
— TAKAROT←mattan (@TAKAROT_) 2020年9月8日
A.B.C-Z 7thALBUM「CONTINUE?」
04.BAD GAME
こちらの楽曲、作曲と編曲で参加しました。
是非聴いて下さい!https://t.co/H3deRx5JQ2
全体的におしゃれな曲だな~!勢いがあるな~ってイメージです。
▽当時の困惑しっぷりを記したもの
ライヴでの演出を先に見ているのもあってか相乗効果で「めっちゃ曲も演出もかっこいい」という曲。特効バンバンあげてほしい。かっこいい。
作詞のKanata Okajima氏は三浦大知くんのEXCITEでもおなじみの方。A.B.C-Zでいうと昨年のアルバム「Going with Zephyr」のリード曲「Crush On You」も手掛けています。
▽当時の感想
A.B.C-Zの楽曲をかつて手がけられた方々にもう一度素敵な曲を作ってもらえるの嬉しいですよね。BAD GAMEは一度生で見てみたさが募ります……ライヴでももう一度みたい……。
サビの部分の「なんだこのかっこよさは」みたいなのがすごく見てて楽しい。レーザーでばしばし飛ばしてキレの良い踊りを見せて欲しい。
個人的にサビ前のラップと、その後の
No way 興味ないはずなのに~の下りが大変良い。あの流れからのぶわっと持ち上がっていくサビがかっこいい。とてもよい。
歌詞だけ見ると非常に人が女性に振り回されているかんじが伝わってきて「そっか~~~勝てないか~~!!!!!」と中ボスの倒せない感じが伝わってきてニコニコしている限りです。ゴルベーザ四天王*4みたいなかんじがする。
いつかぜひライヴで……ライヴで見せてくれこんなのみたいに決まってるでしょ…という気持ちでいっぱい。
歌詞だけみるとまぁまぁネガティヴ思考というか、そんなこと考えるなよ~!!!ウラで笑ってんだろ俺のこと!みたいなこと言ってないよ~~みたいな気持ちになるんですが(笑)その辺含めての曲調とのバランスがいいですよね。
BAD GAME カラーパレット想像
片っ端から「妖艶」「セクシー」のカラーパレット探し回ってきました(笑)
その上で自分の中で印象的だったのを組み合せたのはこんなかんじ
- ◆(B0BF1A)
絶妙に「それでもいっか~!」って思わせる振り抜け的な危ういラインって意味で「安全圏ではない」グリーン。 - ◆(B54F80)
妖艶といえば紫は外せないだろうってことで。下の75106Dで駆け引きって意味で濃淡含めて。「これはだめだ」と引き戻うとしている部分。主にAメロあたりのテンポはこっちの印象) - ◆(75106D)
主にサビ部分の「嘘でもいい」からの溺れていく流れで明確に色欲に掻き立てられている部分から。後このあたりの紫のことを「ミッドナイト」とも言うらしいので合わせてみました。 - ◆(231818)
夜の帳、という部分ですべてを「見ないふり」という大人特有のずるさ。Black Sugarのときのような”堕ちていく”という楽曲では有るけれどもまた方向が違う感じで。薄暗い気持ちやら何やらかんやらを抱き合わせてもなお、「隠しきれない」部分も滲んでればいいなぁという意味で色々が組み合わさった”黒っぽい”色 - ◆(C80815)
赤のピンスポこれはこれできっと似合うだろうなという自分のイメージから。私が見たいんだよな~~~っていうそれだけっていう気もする。でもディープな赤って気品と同時に色気もあっていいですよね。
05.I Do
作詞 : HIKARI
作曲 : SAMDELL / HIKARI 編曲 : SAMDELL
こちらは橋本くん、河合さんが雑誌で「おすすめ~!」とお話していた楽曲。
作詞作曲にHIKARI*5さんがいらっしゃいます。
HIKARIさんはSnow ManのD.D.とかV6のCloudy sky、WALK、UTAO-UTAOなどを手がけられています。特にV6楽曲は個人的に大変思い入れがあってめちゃくちゃ聞いているものたちがたくさんだったので「ああ~!!!!!!」と納得と嬉しさが詰まっていました。
何ならmihimaru GTの「マスターピースも」も手がけられていて「ああ~!!!!!!!!」の塊でした……。マスターピースは最終回の活用が良かった…*6こちらも共作ということだったんですが自分の中でめちゃくちゃ思い入れ有る作品なのでなんか嬉しくなりました……。
また、作曲、編曲にはSAMDELLさんがいらっしゃり、こちらはKis-My-Ft2の「真夏と太陽」などを手がけられていらっしゃいます。余りSAMDELLさんの楽曲を存じ上げなくて大変申し訳無い……。
見方によって全然違ってあたりまえなのですけれども、BAD GAMEの相手の女性に対しての別の男性からのアプローチに私は感じました(笑)同じタイプに振り回されているにしても抱く感情はそれぞれ違っているだろうし、その上での恋愛模様をつなげてみるとなかなか……こう……振り回されている人は一人ではないなと。
BAD GAMEが勢いのあるのに大してこちらはゆったりとしたテンポで、けれどしなやかさみたいなものを感じました。曲のテンポが今までとはまた違うかんじがするのと、メロディーラインがAメロBメロからのギャップが強くて「これライヴでどういう風にやるんだ……?」という興味しか無い。
イントロの重たさからのサビにかけてのちょっとずつの浸透していくような部分が好きだなと思いました。Saw me tightという少しけだるげの楽曲がA.B.C-Zにはありますがこれともまたちょっと違う、そんな印象です。
I Doのカラーパレット
Saw me tightの色合いが夕焼けとかの印象なのですが、此方はどちらかと言うと夜明け系かなぁとは思いました。なのでちょっと方向が似ているかもしれません。
個人的にはここに濃紺が入っていてもいいな、というイメージです。
- ◆(F38030)
- ◆(B6430f)
- ◆(75c06e)
- ◆(dfabe2)
- ◆(bcc6d9)
感覚としてはラベンダー=沈黙なので、前者のゴリゴリ感情むき出しタイプというよりは静かに見て、紳士的に接するけどもまぁだからといってないとはいってないよね、なイメージです。後は曲のテンポやメロディからイメージしています。
06.涙雨
作詞 : SHIROSE from WHITE JAM
作曲 : Hwan Yang / SHIROSE from WHITE JAM
編曲 : Hwan Yang
WHITE JAMのSHIROSEさんというとキスマイのCHUDOKUなどを手がけられていらっしゃいます。先日セルフカバーも出されましたね!同じ楽曲でも人の声で印象や雰囲気が全く変わっていくので「それぞれにそれぞれの良さ」って確実にあるよなぁと感心するばかりです。
ということで、そんな「涙雨」ですが、予想以上にゆったりとした曲。最初にタイトル聞いた時に「聞きこませていくタイプの曲だな」って印象だったのですが、実際に聞いてみるとしっとりとした曲でありつつ透明感があって素敵ですね。
サビが橋本くんでグッサグサ刺さる感じが大変好きです。
彼失恋系似合いますよね! !!いいぞもっとやれ!
全員で同じパートを歌うというよりも、一人一人のパートが明確に分かれているがゆえによりしっかりと聞くことができる曲だなあという印象です。だからこそ一番最後に全員が歌ったときにしっとりしっとり浸透していく感じがしました。
2番のサビが河合くんなのですが橋本くんとまた全然違うので、同じメロディラインでありながら受ける印象を其々ポイントとして見ていくと非常に楽しめます。
全員ソロで歌って欲しいと思える楽曲です。 「この涙雨は笑顔の副作用」の五関くんの柔らかさが彼の特徴の詰合せってかんじがすごいする。
また、この曲は女性目線(=私目線)だからこその描きかたがいいなあ、とも。
濡れ出した、歩き出したがゆえに全てがまた一つ終わりを告げてその上で進まざるを得ないという最後の橋本くんのパートもすきですし、冒頭の戸塚さんのパートからのしめかたが綺麗というか。が、ゆえに塚田さんの「二つの言葉」でぶわっと上がってサビに繋がるのが良いですよね。すき!
演出的にミラーボールでキラキラさせながら雨表現なのかなあとかいろんなイメージが膨らんでいく楽曲です。間奏の部分の綺麗さが雨の滴るような雰囲気もあって惹きつけるものがたくさんありました。
なので、全員ソロコンやった時に全員歌ってくれ!!ていうくらい印象が違うのが面白いです(2回目)
はしふみが好きということもありますが、メンバーの好みが出ている曲だなとも感じました。ゲームでいうと敗北ではないけれどもめちゃくちゃシリアスパートの曲だな、とも。増援したと思うじゃん、裏切られ途方に暮れる……そんな時にピアノでBGMとしてアレンジが流れていそうな曲でもありそうな印象です。
涙雨のカラーパレット
全体的に淡めですがグレーと紺を混ぜてみました。また、くすみピンクを入れたのははっきりとした明るさではない、滲んでいるかんじが出せていたら幸い。
- ◆(#87ADBB)
- ◆(#EDEFF1)
- ◆(#34565E)
- ◆(#E7C0CF)
- ◆(#A7A7A2)
無機質なグレイを入れた上で、「涙」ということあるしブルー系でありつつも前に進む明るさとしんどさを引きずられるような「名残」を組み合せたようなカラーパレットが個人的にイメージに残りました。シックなブルーで統一してもよかったんですがほんのりと残る「曲の香り」みたいなものとして青み要素があるピンクがいいかな、なんていうのが聞いた印象です。
07.空
作詞 : 草川瞬
作曲 : 草川瞬 / 坂室賢一 / 佐原康太
編曲 : 佐原康太 / 川口進
爽やかで、サビの前の間奏が良い!好き!
前に流れている涙雨と同じ過去についての楽曲ですが、自分自身が決断し前に歩き出しているからこその懐かしむ感じがして聴いてて明るい気持ちになります。
ちょっとどこかのアニメーションとか映画のエンディングになりそうな、良い意味で「アイドルらしい」とか、そういう類ではないでしょうか。
手がけられているのは草川瞬さん*7。こちらの楽曲について「優しくも切なく、そんな感情的に歌って頂きました。」とお話しており、穏やかとは言い切れないけれどすべてが悲しいわけでもなく、時間の流れで変わっていくものと変わらないものを抱いているような楽曲に感じられました。
塚田さんの裏話*8にて空がチートタイムとの進行時にてのエピソードをお話されていましたが個人的にはチートタイムのカップリングで聞くよりも此方のアルバムに入っていたほうがしっくりくるかな、という印象です。
Spiritとか絶妙にボス戦の一曲感ありますが、チートタイム+Spiritという組み合わせや、カップリングならではの輝きもあると思うので、音楽スタッフさんのバランスの中でこれを此方に入れたことも「なるほどな」となる次第。
爽やかなんだけど、少し寂しさがあるという意味ではちょっと夏空と秋の空の間に近いものがあるんじゃないかなと感じます。
柔らかい歌声なのに歌詞は「過去」を思う。過去があるから今があるけれど、それだけでもないという大人特有の「ああしていれば」「こうしていれば」というジレンマがV6のトニセン「不惑」に詰まっていて私は大好きなんですが、(おとなになればなるほどグサグサくる曲ですよねあれ)「空」はそういったところに行き着く前の「ひたすら走り、ふと止まりそうになったとき」に思う曲に近いような……。
▽当時の感想
amanatsu0312.hateblo.jp
また、同じ「オレンジ色に染まった街」という形でいえば、かの有名なSMAPの名曲「オレンジ」も別離とその上での前に進んでいく曲ですね。あの曲のラストの「ありがとう」が木村拓哉さんの発案と聞いて「き、木村拓哉すげ~~!!!!!!」ってならざるを得ないんですけど。ハイクオリティすぎる。
オレンジというと始まりと別れとそれぞれがあるようなイメージなので、だからこそこの曲のキャラクター同士の思いみたいなのが「オレンジ」に詰まっているの諸々感じるばかりです。斜陽って小説が……日本にはあってだな……。
曲のイントロがすごく優しくて、一方でサビの一気にガッと上がっていくところが「ライヴの終わりに流れそう」という印象もあって、空の背景が段々と青空から夕焼けになったりいろんな形で変わっていくのかなぁとか演出予想をしてニコニコしています。
歌詞で好きな部分は2番のAメロ後半部分。
深呼吸と共に光吸い込んで明日を目指した
眩しい眩しい世界の中で生き生きとしながら生きて、その中でたくさんの夢を思い切りポケットに詰め込んで、こぼれ落ちないようにしながら全力疾走していたことを懐かしむわけですが……「青いなぁ」という気持ちと同時に「今の自分には出来ないからこその憧れ」みたいなものが歌声から伝わってくる「おとなになった彼ら」から見ている景色としてめちゃくちゃ好きです。サンサンサン太陽の光を全力で吸い込んでいけるのって若者特有さがあるんじゃないかなとこの曲を通じて改めて考えたりしています。
「空」のイメージパレット
と、様々語っておいてなんですが、選んだのは次色合い。
空というタイトルなので「ブルー」でイメージしました。「寂しさ」が見え隠れするけれどベースとしては「進んでいく」なのでパキッとしています。
赤とか紫とかオレンジでもなく、あくまでも「空」として太陽の光で反射して見える海の空としてブルーのそれも「はつらつとしすぎない」けれど「明るさ」をコンセプトにしています。心の虚勢にもちょっとだけ反映。
イメージとしてはひたすらに歩いてきた道と僅かに染まっていく”空のオレンジ”が組み合わさっていった結果の「茶」残りが若干のグラデーションを踏まえた上での「空」そのものです。広大であることと自らがいかにちっぽけかな、って感じさせられてしまうかんじ。
- ◆(#5882DC)
- ◆(#EDEFF1)
- ◆(#30DEE1)
- ◆(#E0EFEE)
- ◆(#C88844)
ちなみに「空」は日本の伝統色である空の色を選びました*9。同じ空色でも国や場所によって着目する色合いが微妙に違うのは空気が其々に違うからでしょうね。実に面白くて好きです。
08.Only One!
作詞 : タナカヒロキ(LEGO BIG MORL)
作曲 : 川口進 / Jimmy Claeson / 佐原康太
編曲 : 佐原康太 / 川口 進
タナカヒロキさんときたら終電を超えてをはじめ、「幸あれ」など様々な作詞をしていただいていますね。雰囲気がそれぞれに全然違って全部大好きです。たくさんいつもご縁を頂戴して、素敵な楽曲になっているのを見るたびにニコニコしてしまいます。
また、今作はメ〜テレ「デルサタ」テーマソング でおなじみで、デルサタ放送圏内ではない自分も聞きながら「いつこれ音源になるのだろう」と気になっていたので入ったことすごく嬉しいです。
テンポがよくて爽やかな朝っぽいかんじが!すごく!!好き!!!ライヴでまだ披露されたことがない曲でもありますしそういう意味でもどういう風に作るのかがまったく分からない。というかシングルカットされると思っていました。
おおおおお~\オンリーワーン/っていうイントロフレーズがめちゃくちゃ好き。
「朝の爽やかなイメージで」という一方で、元気の良さとの同居がいいなぁと思います。こう……ステージをぴょこぴょこ跳ね回って欲しい気持ちと揃ったダンスを見せてほしいのジレンマ……!!!(笑)
好きなパートはサビが刺さりに刺さりまくって好きです。
僕以外見ないで 僕以外見ないで 代えなんて利きはしないから
君だけに見せるとっておきの顔 見逃さないでいてね
ここの部分は朝の情報番組らしさがすごく詰まってるんですよね。
すごくハッピーな気持ちになります。推し~~今日もいい笑顔見せてくれよ~!!っていう(笑)
いろんなアイドルやタレントさんがいて、その中でステージの「あちら」「こちら」の一線の向こう側で沢山の視線を集めながら「奪われる」こともあるわけで、そういう彼らがこういった楽曲を歌うということが言いようのない気持ちを抱くわけです。人の心も千差万別だからこそ、「いつだって変わらない」は難しくて、そのうえでの「僕以外見ないで」のフレーズは絶妙にいいなぁというか。
恋愛曲として見ることも出来ますが同時に見方を変えれば偶像虚像である彼らが「パフォーマンス」「発言」「行動」で繋ぎ止めていく瞬間を垣間見れるような曲として捉えられるのが個人的にツボです。
Only One!のカラーパレット
完全にコンセプトは「新しい朝」をイメージしてのフレッシュなカラーで揃えました。
曲調も爽やかだし歌詞も「片思い」ぽさがあるので、全体的にポップ。
ペパーミントグリーンに関しては2017年の55コンのプログラムで「ミントカラーはファンの色」という言葉があったのですが、その後デルサタで濱口優氏が6人目のA.B.C-Zという形でメンカラ緑になってて「どういうことだってばよ???????????????????????」と盛大に混乱をぶちかましたのをふと思い出しました。A.B.C-Zの6人目のメンバー、関口メンディー氏だったり忙しいなぁ…(笑)*10
それはさておくとして、「カーテンから差し込んでくる太陽光」と「休日の朝」と、Only One!との曲イメージを受けた上でのカラーパレットにしました。
- ◆(#82E865)
- ◆(#A4F9AB)
- ◆(#89B3F3)
- ◆(#F2EBFB)
- ◆(#ECFB80)
僕以外見ないでという独占欲な曲だけど爽やかに歌い上げることで嫌味が感じられないと言うか、「そっかそっか~~!」みたいなニコニコ感がでるのって面白いですよね。それを出せたらいいな、ということで全体的に爽やかなまとめ。
09.DAN DAN Dance!!
作詞:佐原康太
作曲:Fredrik "Figge" Bostrom / 川口進
編曲:生田真心
ジョイポリスとのタイアップ楽曲。もう1年前ですか、懐かしすぎてびっくりします。ついこの前JOYじゃなかった……?と錯覚を覚えそうです。
▽ジョイポリスの感想
既に動画は消されてしまっていますが生き生きとサタデーナイトフィーバーに近い形の色合いで明るく踊っている彼らの様子をプロジェクションマッピングで見るの楽しかったです。なお乗り物は酔う。
DAN!DAN!DANCE!に関しては昨年のGwZコンサートにて新曲発表の流れから実際に披露してもらえて、踊っている姿を見ることが出来ました。
▽当時の感想
特典にCoYの個別カットのDVDがもらえるということで1枚につき一人=全員欲しい=5枚買うか~~~~担当のは布教したいし複数買うか~~~~~!!!と結局諸々購入したというオチがついた思い出。
DAN!DAN!DANCE!のイメージパレット
ネオンカラーのMVと、CDジャケットの同居でうまく言葉にできないカラーリングな印象。世の中のデザイナーさんってすごいなぁと感心するばかりです。
この辺のカラーリングのイメージなので若干レトロ感がありつつ原色~!!っていうことでオレンジを入れた感じです。
鮮やかさ+レトロさのギャップを組み合わせながら曲の懐かしさと「フィーバー!」感があるの面白いですよね。音楽ゲームでやりたくなる楽曲だなとつくづく……。
10.Mr.DAZZLING
作詞 : MiNE
作曲 : 川口進 / MiNE / 佐原康太
編曲 : 佐原康太 / 川口 進
イントロの疾走感が良いですよね。そしてその上で合いの手がたくさんある楽曲です。メロディーと歌詞のギャップが一番強い。
そしてこの曲見た時に「やっぱ夏にライヴあったんだろうなあ……」とどうしようもなかったとわかっていながらも悔やまれるばかり。おのれコロナ。
どちらかというとバリバリ踊るような楽曲かな?というイメージですが、実際演出どうやるのかすごく気になる楽曲のひとつ。
歌詞で見ればレッツパーリー!な曲なのですが、ギラギラ感を孕みながらのステップひとつで如何様にも表現できるのではないかと感じました。
えびちゃんちょいちょいすぐFlyするよなあという楽しみもありながら、ライヴおなじみ展開するタイプの機材があるやつでも見てみたいし……夏のギラギラ曲という意味ではバシバシ決め込むこともできる曲ではないかなあ……パリピといえば橋本くんのソロコンサートの名前*11をふと思い出すわけですか、パーリーピーポーならライヴハウスみたいな作りでDAN!DAN!DANCE!の流れからのダンスバトル仕様もできるし幅広い性質を持ち合わせているように思います。個人的にはレーザービームバシバシ飛ばしまくりのゴリゴリ踊るやつで欲しい(笑)
Aメロ歌いりが塚田さんからでしかもスピード感あるというのがよくて、イントロがゆったり目だったからこその勢い増していくのはRPGの特殊バトル感があります。アニメの雰囲気一気に変わる時に挿入歌でがっつり心掴まれる傾向に似てるというか。
だからこそ歌のギャップが好きです。歌詞にしれっと炎上って書いてあってやめてさしあけて!!!!!!!!!!となったのは記念に記しておきます。
好きなパートはAメロ疾走感の中での橋本くんの「ハメ外して Going Crazy」のところ。初見でここのパートアップでお願いしますと思いました(笑)
Bメロの河合くんの部分も好きです。また、曲中クラップや加工が入るところもライヴならではの盛り上がりが見えそうな感じなのでコロナ〜……とならざるを得ない。いつかライヴでちゃんと見たい。
Mr.DAZZLINGイメージパレット
シルバー×黒×赤というイメージ。ゴリゴリの派手な色というよりは少し落ち着きながら感情を抑えきれないという意味での炎の2色感があってほしい。
11.Oh! Teacher
作詞 / 作曲 : 星部ショウ 編曲 : CHOKKAKU
はじめに聞いた時と、歌詞を読んだときのこれでもかというぐらいの心を突き刺していく感じが容赦ない。
星部ショウさんの楽曲はこぶしファクトリーの最後のシングルを扱っていらっしゃって「次のステージに向かう子たちになんという……なんという曲を作るんだ」(好き)ってなったのを覚えています。
個人的にスタートラインがすっごく好きだったので、今回楽曲を作ってもらったことと、その上でこの曲を聞いて「うわ…うわ~~~!!!!!!」とそのまま頭をのめり込ませたくなるかんじ…なんということでしょう…ってなっていました。
編曲はジャニーズでおなじみのCHOKKAKUさん。大変よく聞くお名前なので「おっCHOKKAKUさんだ」となりました。
この曲は「社会人になった今」だからこそ刺さる曲でもあります。
先程「空」で不惑の話題が出ましたが、これもまた「不惑に至るまでの物語」ではないかなと感じます。
迷ったり悩んだり悔やんだり、後は「直面した現実」の中で過去の出来事を思い出して「わーっ」となるのってよくあるので、自分のうっかりした発言とか相手に言われた(行動された)ことで一人で傷ついたり「あのときああ”していたら”」にぐるぐるするのとか大人になったからこそ分かることが多かったりします。
過去のとき「自分は何にでもなれる」「万力である」「スーパーマンのようにおとなになったらなれる」という何処からあふれるのかわからない自信と虚勢とを抱いた上での自分のなさを師に指摘されるっていうのはこう……グサグサ刺さると言うか。
自分自身もまた同じように厨二病になっていた頃があるので、きっと今の自分と恩師が顔を合わせたときに思うことは似たような部分があるんじゃないかな。
A.B.C-Zの人たちは仕事が忙しすぎて学生生活というものが薄いヴェールの向こうです。ごくせん、野ブタをプロデュース。花ざかりの君たちへ、金八先生……何ならGTOやナオミといった学園ドラマが流行った時期を過ごしている彼らが(そして何なら「学校へ行こう!」ダイレクト世代)そういった「学生という生き方」をしていないなかで、一方で恩師との成長との曲を歌うというのは「憧れ」とか「羨ましい」とか想像の中で膨らませなければならない部分もあると思います。
(だからこそ今回の「ワンモア!」があるの嬉しいですね。定時制ドラマというと個人的には「めだか」とかが思い出されますが……)
彼らにとって恩師って誰になるのだろう、どんな気持ちでこの曲を歌ったのだろうと思いを馳せるとやはりジャニーさんなのかなぁとか。彼に対して「虚勢じゃなくて胸を張って生きろ」と言われたらどんなふうに思うのかなぁとか諸々思ったり。
もちろん「歌」だからこその歌い方とかニュアンスって全部自分の経験から引き出さなくてもいいとは思いますが、オタクなので照らし合わせていくと「ウッ……」と胸を抑えたくなるばかりです。
学生時代の自分の恩師や友人に会うときに順調ですって顔をしてそれを精一杯の背伸びしていることを見透かされてしまうの、痛々しいほど頑張っているのをどうにか隠そうとしてしまう気持ちが分からないわけではないので、この歌詞の登場人物の選択肢が最後に「前を向いていこう」となれるのがすごくよいなと思います。
間接的に自分もまた前進してきたくなる、でもめちゃくちゃしんどい…ってなる曲でした。
また、2番のAメロで「おかげさまで順調です」といいながら、一番やりたかった仕事ではないけれど、というくだりに「分かる……」と頭を抱えます。すごい刺さる。そしておかげさまで順調です、を五関さんが歌うっていうのがさぁ……本当さぁ……曲調とんでもなくポップで可愛いのに歌詞が重たい。
世の中にはたくさんのお仕事があって、その仕事の中で選んだのは自分だともわかるんですけれども就職活動でうまくいかなかったりだとか、目指してた先に自分の椅子がないとわかったときの虚無感とか非常に経験したことがあるからこそのグッサグサ刺さる感じ。言いようのない辛さ(わかる)
また、「やりたいこととやりたくないこと」のバランスを取ることが難しいこともめちゃくちゃうなずきます。星部ショウさんの歌詞が容赦なくてグゥ……となります。
大好きな漫画「ちはやふる」での大好きなシーンで「やりたいことをやるために やりたくないこともやる」というのを必死こいて頑張っている秀才タイプの子が天才タイプの子に言うことで天才タイプの主人公がハッとするシーンがあります。いやまじで本当にこれはその通り過ぎて。もちろん「やりたいことだけをやる」ということは簡単で、もちろんそれが出来たらいいけれど。
でも思い切り走るにはやりたくない筋トレをしなくちゃならないのときっと一緒で、現実っていうのは地続きで。そういうのがめちゃくちゃ詰め込まれた曲だと思います。
ありのまま生きてみます
強がりを脱ぎ捨てて
臆病も引き連れて
胸を張った僕がここにいる
一番最後のサビが胸を張っていこう、でも臆病な自分を隠そうとはしないでいこうっていう「自然体」を目指していくのが素敵でした。師に会うことで気付かされることがきっとたくさんあったんだろうな……とも。
真面目な話現場で演出次第ではありますが見せられたら泣いてしまう自分がいるんじゃないか。大人になった今だからこそ、社会人を経験している今だからこそ思う歌だと感じました。
Oh Teacherのイメージカラーパレット
懐かしさのオレンジとくすんだブルーとピンク。
その上で師のグレーのスーツを含めての「同窓会」としての色合いを選びました。
曲終わりで印象が変わる曲なので、はやく現場で聞きたい気持ちでいっぱい。
12.チューインラブ
作詞 : 宮田航輔(nicoten)
作曲 : Victor Sagfors / Henri Vuortenvirta / Otto Palmborg / Johan Nybaeck
編曲 : 石塚知生
Fantastics Ride枠っぽい大人な要素がたくさん詰まった曲。
ワンナイト・ロマンスもそうですが大人の恋というか、夜の曲を歌うことが増えたように感じます。チューインラブは歌詞をみても分かるとおりの一瞬の恋というか……チューインガムのようにあっという間になくなってしまうかもしれないアンバランスさと、それでも甘い香りに近寄らずにはいられない「ダメ男だ~!!!!!!!」って感じます(笑)
今回のアルバム、全体的に骨抜きにされている楽曲が多いように感じます。
女の人に振り回される推しグループというのも絶妙に色々楽しいと言うか。同じ振り回されるタイプでもメロディーや作る人達が異なるからこその表現がたくさんでてきて興味深いです。
これもライヴで「どうやるの??」っていう興味津々な楽曲です。きっとライヴで見たら印象が一気に変わるんじゃないかなとも思います。
チューインラブのイメージカラーパレット
ピンクと赤紫で妖艶なかんじと、夜を越えていくというブルー、そして合成着色料ぽさを組み合わせて「あどけない」のピンクの3段階。グリーンは「ぱっと聞いたとき可愛いけど実際はなかなかハードの曲」というギャップでチョイスしました。
13.さぁ生きまくれ! wonderful life!
作詞 : 上中丈弥(THE イナズマ戦隊)
作曲 : 藤田卓也 / Jack Max / KAO 編曲 : 立山秋航
此方もジャニーズハッピーライヴウィズユーにて聞けたタオマフ曲。
イナズマ戦隊の方が作ってくださっているというのも納得の明るさ。そして合いの手は……合いの手は入れて良いのか……!?となるこのかんじ。
おっおー!最高!(\サイコー!!/)って入りそう……ってめちゃくちゃ思いました。
ジャニーズという方々のライヴなので出来ないのか出来るのかちょっとわかりかねますが(「好きなんだ・・・」とかではやってたし)女の子アイドルとかそういう現場だとするっとやりそうだなぁって印象です。このへん公式がどういう演出するのかすごい気になる。
ブンブンタオマフ振る明るさと、その上でのど根性感が明るくて相対的に「人を励ます」曲だなぁと思いました。引っ張っていってくれるというか……個人的にはものそい好きです。
新曲「頑張れ、友よ」と近さもあると思うのですが、あちらは「自らではなく、周りに対して精一杯声だしていこうぜ」「頑張れ」「出来る」みたいな形で応援していくのに対して、こちらの楽曲は「どんなことあったって楽しくやろうぜ!サイコー!!泥臭かろうとがなんだろうが笑っていこうぜ!」という元気いっぱい感の応援スタイル。
両者ともそれぞれが背中を押す曲ですが自分を鼓舞する時に不思議と力を抜いて笑っていこうぜってなるならこの曲が今のA.B.C-Zに歌ってもらえるということが自分自身とても嬉しく感じます。
応援曲というと「サポーターズ!」*12もそうですが、自分自身が「なにか」「誰か」の応援をしてきている人なので、こうやって背中を押されたり出来るよ、楽しんで、って言われると絶妙に感慨深くなります。ありがたいものですね!!!!!
自然と気持ちが明るくなれる楽曲で、気持ちが前向きになれます。
上中丈弥さんは「テレパシーOne! Two!」「夜明けのガンスリンガー」の作詞をしていただいているのですが、今回の楽曲は今までの2つともまたジャンルが違うからこその「わくわく!」というのが詰まっていました。
ライヴを!!!!!!!ライヴで!!!!!!!!!!!!!!!!!ほしいな!!!!って思うばかりの曲でもあります。きゃあきゃあ楽しんでる彼らの様子を見たいなぁ。夏っぽさもありながら元気いっぱいなのでライヴでも盛り上がりそうだな~となる次第。
「さぁ生きまくれ! wonderful life!」イメージカラーパレット
明るい曲なので白/水色(ブルー)/オレンジという4色。ポップで元気でワクワクがつまりながら背中を押して「はいはい行きましょう!!」みたいなテンションを上げていけるので自然と夏ぽさ?みたいなものを感じられた曲でした。
14.ささいなことが
作詞 : 伊沢麻未
作曲 : SiZK / Stephen McNair
編曲 : SiZK
「さぁ生きまくれ! wonderful life!」と同じく配信ライヴで見られた楽曲。
すごくしっとりしていて、地に足ついた曲だなぁと思ったし自分はこの曲すごく好きです。少しずつ歩み寄るというか「距離感が変わっていく」曲としていいな~!!とニコニコしちゃいます。いいぞいいぞ……!
えびちゃんそれぞれの柔らかな表情で歌っている姿が好きなので、そういうシーンがそれぞれに用意されている曲でもあるかなと。戸塚さんのパートは1000%戸塚祥太ってかんじで「そうだよね、そこのパートだよね」ってなっていました。好き。
ライヴ終わりに流していてほしい曲なのですが、上のパートを橋本くんがしているのもすごく好きです。
自分というものを向き合いながら、知らない誰かを羨んでいる一方の部分もすごくいいし、サビの「あの子」から君に変わっていくことと知らないふりを「しない」という選択肢がすっごい素敵だと思いました。曲が刺さる。
「ささいなことが」というタイトルの歌詞でありながら、そのささいなことを積み重なって人は生きているのだと改めて感じさせられる曲です。
しんどいことがめちゃくちゃある日々ですが、社会人であろうと学生であろうと、そうではなかろうと「つらい」があって、でも「なりたい人になるため」っていうのがグッサグッサくる。
また、橋本くんのCパートがすごく好きで。
もう言い訳はしない、の入りのところでぶわっとなるんですよね。
私は彼の高音がすごく好きなんですが、ここから戸塚さんのサビを歌うところが「わ、わかる~!!!!!!この配置最高か~!!」でした。ふたりとも声にあっているというか「見せ場」としてこの二人にここを歌わせるのわかるんですよね。
また、河合くんの「諦めない」の下りが言いようのない好き…好きだなぁ…ってつくづく。A.B.C-Zのメンバーひとりひとりの色んな背景がきっとあるんでしょうが、それを「それ」として、自分たちが歩いていく道を「ささいなこと」でも重ねていってほしいなぁというのがファンの一人としての願いです。
「ささいなことが」イメージカラーパレット
柔らかめのオレンジで統一されたかんじの印象です。
夕焼け色のオレンジと、セピアに染まる前のあたたかみを持った色、朝日の色……と色んなニュアンスのオレンジがありますが、柔らかい、優しい色として「オレンジ」「暖色ライト」というイメージが合ったのでこのへんをチョイス。
ということで、以上がアルバムに入った楽曲。ここからは通常盤に入った楽曲です。イメージカラーパレットは通常盤は省いています。
【通常盤のみ】Don’t hurt me anymore
作詞 : Shogo
編曲 : Atsushi Shimada
しっとり聞かせるタイプの楽曲。
個人的には0:50秒ぐらいの塚田さんの歌い方がめちゃくちゃ好き。
全員の歌割りがバランス取れてていいのと、サビが全員だからこその耳を傾けたくなるようなゆったり感がありつつ「アンバランス」を求めるようなのがいい。
ぜひセンターステージでゆったり歌っていてほしいなぁというイメージ。こういう楽曲がアルバムの中に一つあると流れとして波がすっと引いていくというか落ち着いていく感じにとれるので好きなんですよね。
また、戸塚田、かわごのサビ前の流れからの良いところを橋本くんにつないでいく流れが印象的でした。転調に変わる大サビもすごく好きです。感情の波に見えるし、どういう顔でそれぞれが歌うのだろう、というイメージをするとそれだけでうわーっ……ってなるというか。まぁ何が言いたいかって言うと推しが歌ってるの見せてくれっていう(笑)
【通常盤のみ】GET DOWN BABY
作詞 : Komei Kobayashi
作曲 : Albin Nordqvist / 坂室賢一
編曲 : Albin Nordqvist
こちらも通常盤のみに収録されている楽曲。
めちゃくちゃ盛り上がって欲しい楽曲なので私は!!!!こういう!!!!テンションが上がる曲が好きなので嬉しいです!!!!!
AメロBメロとサビの切り替えが好きというか。特効は火なのかレーザーなのかな煙でくるかなとか色々イメージするのが楽しいです。
河合くんの「フゥー!!」って声が聞こえてきそうだなとも思いました。Bメロがかっこいいかんじの雰囲気がすごく良い。サビでぐっとまた横揺れしたくなる感じがワクワクしますよね!!!!!!
また間奏のパートがリズミカルなので演出がどんなふうにでも出来るじゃないか……ってなるのと say wowwowwowwowって言ってるのがすごい良くて。
今までのA.B.C-Zの見せ場は1000%橋本くんっていうイメージからそれぞれがそれぞれに見せ場があるぞっていうのがより顕著になった気がします。GwZのメドレー部分でそれぞれセンターが切り替わっているのが好きだったので「こういうのいいなー」ってワクワクします。とりあえずライヴにいきたい。
特典映像感想
A盤:MUSIC CLIPおよびメイキング
- 「GAME OVER!!! 」Music Clip
- Making of 「GAME OVER!!!」Music Clip
- Making of Jacket Shooting
- 「チートタイム 」Choreography Video
GAME OVER!!!のMVがポップでキャッチーかつ8bitならではのドット絵さすが好き~!!がいっぱいつまっていて、遠近法ならではの計算されているかんじがいいなぁと思います。
ライトの当たり方がゲーム(=二次元)なのでだいぶ光飛ばしている(白っぽい)印象だったんですがそれも含めて計算してるのかなぁという印象。
また、最初は「カレーっぽい色」というイメージだったんですが、実際着ていたり動いていたりすることでどんどんイメージが変わっていくのも面白かったです。みんなちょっとずつレトロ感を持っているのがいいですよね。ドットとか。
B盤:バラエティ映像
- RPGバラエティ企画 ロールプレイングを体験してみよう!〜最強のパーティーを組めるか!?〜
制限時間は30分。与えられたジョブ(職業)を見事5人連続でクリアを目指す、RPG体験型バラエティ企画。戦士、僧侶、格闘家など様々なジョブ(職業)に挑戦するメンバーだが、アクロバット級の珍事件多発と、A.B.C-Zのいく末はいかに……
「どうしてこうなった」ってなりながらA.B.C-Zっていわゆる予算がめちゃくちゃあるという内容ではなくても楽しそうに作っていける様相もあって、そこが素敵なポイントの一つですよね。バリバリお金かけてるのも見たいけど!(笑)
意地でも僧侶になりたくないマンたちの熾烈なバトルが面白かったです。また正直いって塚田さんの字がきれいなのと「実際は書けるよ」っていうのが河合くんと逆なのがパブリックイメージと反しているのが毎度見ながら面白いなと思います。
河合くんって常識人というか、司会業もしているのでこういった漢字面得意そうですが、かつて九州を全部言おうとしたときに間違えて広島あげたり*13漢字弱かったりとなにかと「そうなの!」みたいな驚きがあります。塚ちゃんと僧侶ってイコールにならなさそうなのにサラッと出来るのがすごいですね。どっちかっていうとストラ*14のイメージもありますが。
橋本くんが非常に楽しそうにゲラゲラしているのが印象的でした。楽しそうなのが!!!!!!!!!1一番だよ!!!!!!!!!!!!!!!(笑)
戸塚さんが器用にこなせそうでちょこちょこミスっているのが人間らしくてすごい好きです。そしてその一方でチートでも入ってんのかってぐらい僧侶が当たらない五関くんブレなさすぎでした。安定感。 - 帰ってきたダンシング五関先生! 〜令和初のスペシャルレッスン〜
ついに帰ってきたダンシング五関先生!今回はコンサートに向けてアルバムリード曲「GAME OVER!!!」と「チートタイム」をスペシャルレッスン。
しかしダンシング五関先生はなぜかの筋肉痛?しかも突如乱入してきたエアロビ界のレジェンド「チートおばさん」? キレキレのダンスを魅せる強烈キャラクター爆誕の瞬間を見逃すな!
ダンシング五関先生お久しぶりです!!と思いつつ、ダンスバトルに前回負けたりと色々したわけですが、今回まであのお衣装が自前だったのをアイドル誌にて五関くんが言っていたので「そうだったのか……」と驚きました。今回お衣装ご用意頂いてよかったよかった。
内容としてあはGAME OVER!!!の振り付けをしてもらったわけですが、毎度のことながら「なるほど……うん?あれ?」と混乱してしまうこともちょこちょこありつつ、一方で五関先生この振り付けするのわかる(よくやる)っていうのがあったり見てて楽しかったです。
チートおばさんに関しては足の筋肉と体の締まり方が本当にすごくて踊りやキャラクターも濃いのですがそれ以上に日頃の頑張りがこうやって形になるのだろうなと感心していました。すごい。
番組内容としては「ライヴがあったらこれ絶対お着替えタイムの間に練習動画あがるやつだな」って思ってました(笑)ドキナツ2017を思い出させるかんじのイメージもありましたが何よりメンバーがちょこちょこカンニングしたり「ここはどうなの」って茶々入れるのが印象的。えびちゃんそういうところ自由ですよね。
ということでざっくりですが感想になります。
この感想書いてる間に新曲が発表されて(DLCで頑張れ友よのリップシンクイメージMVは見ていたので江頭2:50さんについては知っていましたが…)シングル発売が10月しかもフラゲデーが河合くんの誕生日で驚いています。近い……!楽しみが次から次に増えて心から楽しみですね!
ということで、これからものんびり楽しく自分のペースで応援していきたいですね!ライヴやってほしいのとコロナはよおさまってくれ、と願うばかり。
*1:https://abcz.ponycanyon.co.jp/abcz-dungeon-pre/profile.html
*4:FINAL FANTASY IVに登場する敵キャラクター幹部のみなさんみたいなかんじ
*7:草川瞬 / Shun Kusakawa (@shunkusakawa) | Twitter
*8:2020年9月22日「塚Diary」の塚ちゃんの全曲!全力解説!
*10:ミュージックステーションの時間移動に伴い、ゲストであった両グループ。たまたま抜かれたタイミングで5人であること&隣に関口メンディーさんがいたことから、「同じグループに見える」とめちゃくちゃいじられてました。ちなみにその時に河合さんが「A.B.C-Zに移動して…」とMステとかけていた記憶。
*11:2017年コンサート「りょうちゃんとぱ☆り☆ぴ☆」
*12:2016年ABC座主題歌
*13:王様のブランチにて