柑橘パッショナート

インプットとアウトプットを繰り返すごちゃまぜスタイル

鳴り止まない拍手と、声が枯れるまでの応援を向けたい君たちへ:ABC座星(スター)劇場2023〜5 Stars Live Hours〜備忘録と思いつらつら

向き合うことがあまりにも難しくて、ずっとずっとぐるぐる考えていました。けれど答えは今日もあやふやで曖昧で、自分の中で折り合いをどのようにつけていくのか懇々と考えてきました。

世間で「相方」と呼ばれるような立ち位置にいる友人は河合担なのでかなり私は河合さんに肩入れをしているタイプの人間です。多分、5人の中で橋本くん(自担)の次に名前を挙げるなら彼を挙げています。そんな人間の、寄せては返すような思いを馳せた記事になります。

進む先がどんなものかは分からないなりの、一つのピリオドの先

 

はじめに

概ねの河合さんの去就については過去のブログに示したとおりです。

現場がないとついついいろんなことを考えてしまいますね。

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「卒業公演」と「いつものABC座」として

今回は初日と前楽、大千秋楽、それといくつかの公演を一般で走り回って確保しました。色んな友達に今回は頭下げ倒して確保に東奔西走しました。

ABC座の度に見えてくるもの、うつしだす姿が変わるというのももちろんですが、「最後の姿は華々しく」「門出は祝うものだろう」という気持ちとのぐるぐるとした気持ちも現場に行くことで見えてくるものがあるのではないか――と考えた結果で、11月死ぬほど仕事で忙しかった反動もあり12月はABC座に通える日々が始まりました。

 

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今回のABC座、やるやらないでもかなり二転三転していたことはファンの目からも明らかであり、その上でも東宝や彼らが「行う」という決断をしてくれたことに頭が下がるばかりです。よかった、あってよかった。ありがとう。続けるということがいかに難しいのかを感じる1年だったからこそ、本当に感謝してもしきれないです。

2017~2022までのABC座の感想は下記につらつらと綴っていたので載せておきます。なんやかんやありがたいことにお伺いできているのに感謝。

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見せたい世界、魅せる世界

今回は過去のABC座と異なり、まるっとライヴ形式。ペンライトの持ち込みもオーケーというこれまでにない形でした。過去にはたしかうちわがOKだった時もあったとお聞きしていますが、帝国劇場でペンライトを持つのは自分にとって初めてのことでなんだかふわふわしていました(笑)

やってきました

今回については最初が先輩や後輩たちの楽曲で、二幕がA.B.C-Zの楽曲という形です。

これまで華やかな色に「johnny's」と背中に背負った衣装から階段を降りてくる、夢を紡ぎ、語るというものが状況柄できなくなってしまったことが残念と「ある意味では当然なのかもしれない」というジレンマにせめぎ合いつつ、今回のお衣装は黒や白、赤と様々な姿でやって来てくれました。その一つひとつが「あのときのあの公演での衣装みたいだな」とか「あのMVみたいだな」とか「あのときのコンサートの」というものをぐるぐる思い出させてくれていました。

 

さて、状況が状況、と書いた一方で彼らはいつもどおりの彼らの姿でいました。

幕が上がった瞬間の「Za ABC ~5stars~」はもう本当に「何度も聞いたそれ!」といわんばかりのものですが、やっぱり彼らの象徴で。毎度おなじみ巨大装置「5stars」もいつも通りで。ぐるぐると回る彼らの様子もやっぱり華やかで。 

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(2024年1月1日までアップされているCDTVの様子。本当に彼ららしさが詰まっているので見てほしいです)(残り1日という現実)

 

イントロからの入りに初日は既にボロ泣きでした。あの曲で泣く日が来るとは自分でもついぞ思っていませんでした。ポップなイントロと、華やかに歌って踊る彼ら。一人ひとりのプロフェッショナルな表情。

とてもじゃないけど後2週間弱で彼が去るということも現実感がなくて、ペンライトを握りしめながら、やっぱり彼らが好きなんだよなあと考えていました。いつも結論はあっさりしたもので「彼らが好きなんだよな」で私の中では腑に落ちています。

そこからの、Jrのみなさんとの「Secret Agent Man」は塚田さんと五関さんをメインに「ああ~!!もうこれですよこれ!」みたいなウキウキする感情ですね。群舞とダンスがしっかり統率取れていて、かつ一人ひとりの登場(SpeciaLもGo!Go!Kidsも)がスポットライトに照らされる度にぐっとくるものがありました。

塚田さんの台宙はいつ見てもきれいで華やかですし、そこからの「恋降る月夜に君想ふ」(King & Prince)は軽やかなダンスと明るい曲に一気に変わる雰囲気がすごく良かったです。橋本くんがふわっと笑う瞬間に心が弾む。でもその一方で歌詞や、彼ら一人ひとりが河合さんと向き合ったり一緒に踊る姿にこみ上げるものがありました。

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Can we be happy? Darling Darling 隣でずっと.

Loving more Loving 笑っていたいよ

僕らは運命に 少し甘え過ぎかな

この部分で戸塚さんと河合さんが顔を向き合わせている瞬間があって、シンメとして双方がどんなふうに見ていたのだろうとか、歌詞を掘り下げながらああ……もう見れなくなっていくカウントダウンが始まってしまうのか、となっていました。

千穐楽では特に、もう5人全員のぐっとこらえている表情があまりにも印象的でした。

 

ここからのV6の「Believe Your Smile」に、ああ今年はビリスマなんだなぁとV6ファンとしてあの時代の曲が好きなのだなぁと毎年気付かされます。去年のサンダーバードもめちゃくちゃ好きな曲ですが、ああ、いい曲だよなぁとなるというか。五関さんをセンターに据えての動きが大好きでした。

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「すれ違いも全て乗り越えて行こう」の部分の足踏みステップがA.B.C-Zの個性が固まっていて、河合さんが首を振りながら楽しそうにしている横でまっすぐに前を見て踊る橋本くんや、ニコニコと踊る塚田さん、一秒一秒を噛みしめる戸塚さん。全員が違う温度をしながら、五関さんが率いていく姿、とても美しかったです。

 

こんなに明るい曲からのタッキー&翼「Diamond」は舞台に立ち続けているA.B.C-Zが見せてくれる「今」「最大限見せられる」「彼らの事務所で築いてきた形」にも思えました。 

河合さんをセンターに据えて、指先一つ、ダンス一つで一気に広がっていく群舞があまりにも美しくて、今はもう名乗ることすらできなくなってしまった「ジャニーズ」という伝統芸能が受け継がれていました。顔を見合わせて、背中合わせになって、一つひとつの振り付け、所作。どうしても自担を見てしまいがちなのですが(ここでの睨むように見据えて振り付けている橋本くんがとても格好良かったです)みんな素敵だな、一人ひとりの動き、呼吸がピタッと止まった瞬間ってきっとこういうことだなともつくづく感じていました。

 

Sexy Zone「RUN」を塚田さん・五関さんがステージに立って披露するんですがここでジュニアが客席に降りて向かい合ってパフォーマンスするところはシンメが好きな人には感慨深いものがあるだろうし、何よりRUNというマリウスくんを送り出す時に最後披露していた曲、色々思うところがあります。セクゾといえばこの曲のイメージがかなりあるので、そういう意味でも何度聞いてもいい曲だなぁとしみじみします。

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ちょうど私が行った日に佐藤勝利くんが来ていたらしいんですが、どんな気持ちでこの曲を聞いて、パフォーマンスする彼らを見ていたのだろうか、とか。ふと考えています。

二番のサビが本当に好きなのと、Sexy Zoneという彼らの名刺曲と言ってもいいものが「僕らはまだ何も残せていない」と刺してくるのがぐっと来るんですよね。

正解なんて意味ない 僕らだけの答えに辿り着けばいい

終わらないだろう? 終われないだろう? 僕らはまだ何も残せていない

忘れないで 忘れるわけない 心に残るあの日の言葉

あの日の言葉 あの雲のもっと もっと 先にある 光求め

見送ることへのジレンマ。理解しきれない色んな気持ちをいだきながら「分からないわけじゃない」ということを噛み締めながら、塚田さんと五関さんのパフォーマンスをじっと見ていました。

そこからの多くのシンメが披露してきたシンメといえばのKinKi Kidsの名曲「欲望のレイン

  

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ふみとつこと戸塚さんと河合さんのパフォーマンスで。たくさんの場所で「彼ら」がやることへの意義、意味、求められている声。ジュニア時代の頃から今に至るまでの「シンメ」として活動していた彼らの概念赤青(元々河合さんのメンバーカラーが赤、と聞いています。キンキだからっていうのもわかるんですがね)というのに「もうこれが見られなくなるのか」という寂しさがかなりありました。

踊り方ひとつとってもふたりとも全然違っていて、だけどきちんと顔を向き合わせたり、背中を合わせたり、対比的だったり。本当に良いシンメだなぁと思っていただけに、日に連れて姿を見る度に、言いようのない気持ちが込み上げてきました。毎日千秋楽。


ここからの橋本くんのソロ、ね、がんばるよ。に初日涙が思いっきり出ました。多分まだ泣くようなところではない。エンディングには早すぎるとは思いつつ、自分でもびっくりした。いや初日はざえびから泣いてたんだけどもはや情緒はずっと迷子。

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大好きな曲で「いつかえび座で見られたらいいなぁ」と思っていた曲だったので、それをチョイスしてくれて、披露してくれたのが感慨深かったです。あまりにも一人で感動しすぎていた。

イントロから「まさか……」でそこからの橋本くんの第一声。息が詰まりかけた。あまりにも良すぎて。そもそもこの曲が好きなので頭抱えたというか。ありがとうドリカム…本当に何年経過しようとも色褪せない曲ですね。

この楽曲はドリカムの「MARRY ME?」のアンサーソングです。併せて聞くと余計に涙が出る。いい曲なのでこちらも併せてご紹介。

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先輩たちが紡いだ軌跡と生まれて番組で企画されて繋がった縁があってこの曲が生まれていて、繋がってきている。大切に歌われている。本当にありがたい話ですね。すべてに感謝したい。

橋本くんが子どもたち(おそらくは概念A.B.C-Z)との歌っている表情が柔らかくて、遠くを見ていて、ああ、素敵な空間だなぁと。思い出があって今がある。素敵な曲です。

特に2番がすごい好きなんですが、河合さんに向けてなのかファンに向けてなのか、橋本くんの心情が描かれているのかそうではないのか分からないなりに「ここ最高だからやってほしい」を描いてくれたのハッピーに尽きました。

意味ない言葉飛び交う 辛らつな現在と戦う

それで皮肉になるのは違う

橋本くんはどこまでも素直な人で正直な人で諸刃の剣になる時があります。ファンにはわかっても外には理解してもらえないとかもある。だからこそ、この曲の2番すごい刺さるんですよね。私はすごく好き。

君が言う”がんばって”を

捻くれず受け止められる

大きな人でいるよう がんばるよ

応援を応援として、ファンの言葉や誰かな言葉を受け止めてくれてたら、それはとても嬉しいことで、ありがたいことです。そうだったら、いいなあ。

「この瞬間に一緒にいられてよかったな、見られてよかったな」と思うばかりでした。階段からゆったりと降りてくる姿がスマートで、やっぱりよく似合うなぁ、という気持ちもつくづく。これも歌詞が本当にいいんですよね……本当に良い…。

ふわっと笑う彼と5人の子供たちの表情が優しすぎて、素敵な空間でした。、

 

ジャニーズWEST(現:WEST.)の「進むしかねぇ」は前者の「ね、がんばるよ。」との温度差がすごいのですが、旗を振っている五関さんをはにかんで迎えている橋本くんが可愛らしく、プラスアルファで詰まっていました。

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転調した、最後の部分をしっかりと見せてくれていて、ぐっと来る曲で真っ向で進んでいくWEST.ならではの良さが詰まった曲なのだろうなと思うのと同時に二人がこの曲を歌っているときの力強さとしなやかさがあったように思います。ストレートだからこそ伝わる強さがある、いい曲ですね。


関ジャニ∞「友よ」につながっていくのですが、5人が出した楽曲としてMVを見てメッセージ性を持って、真っ向から聞いている「あなた」にとどけという思いが伝わるような力があります。

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河合さん、五関さん、橋本くんが壇上階段の上に上がっていて、ジュニアが旗を振っているのですが、ステージから見える客席、その一番上へと手を差し出すようなパフォーマンスすごく良かったです。目にハイライトのごとく光が入るような形を見せてくれるのは「かげきしょうじょ!!」という漫画でしたが、本当にその通りで。帝国劇場に立って、彼らが爛々と目を輝かせている姿が改めて好きです。本当に素敵でした。

友よ

友よ

【追記】関ジャニ∞さん、楽曲サブスクおめでとうございます!

 

THE GOOD-BYE「気まぐれOne Way Boy 」はダンスをがっつり見せてくれる格好いい様子を楽しめるパフォーマンス。元々曲ががっつりバンド系だからこその温度差というか、原曲を見た後に思い出すと違いを楽しめるというか、あらためて「原曲がやっぱりいいから、積み重なって良い形に仕上がっていいる」というように思うというか。

イントロからじゃあん!と出てくる戸塚さんもすごく良かったです。


「挑戦者」近藤真彦)は5人、そしてジュニアとの披露。出っ張りも両方使っての、遠くを見つめて心を震わせる曲を披露してくれました。歌詞を聞いていたら「人の向き不向き」をはねのけて励むボクサーの曲で、この事務所とボクシングは縁がずっと繋がっているなと思うと同時に「向き不向き」ではなく通い続けて挑戦し続けることを恐れないという顔を上げている姿がすごく良かったです。

 

好きなんだ組、河合さん・戸塚さん・塚田さんの少年隊の「STRIPE BLUE」の立ち位置は三人がそれぞれ個性がしっかりとある少年隊ならではの踊りというか、がしっかり出ていました。原曲を見て、聞いて、パフォーマンス一つひとつかなりリスペクトを持ってやっているのがわかったシーンでもありました。何よりこの曲、すごく良いですよね。

 

戸塚さんソロの錦織一清さんの「Replicant, Resistance」はいつかやる!と公言されて3年、実現されました。*1バックに錦織さんの映像を映し、戸塚さんがしなやかに踊る姿はかなりの彼自身のロールモデルに錦織さんがいるのが明確でした。ターンやステップ、ちょっとした動きも含めて意識していて、元々かなりお好きという話は聞いていましたしファンになって以降も諸々の場所で見させてもらう度に「すごい意識して作り上げている!」と思っていたのですがそれを余裕で突破している感じがかなりありました。

戸塚さんのファンだったらこれ見るだけにかなり通いたくなっちゃう……と思ったり。昨年のロマンチックタイムといい、本当に素敵でした。とてもいい。曲もおしゃれでかっこいい、ダンスもいい。元曲聞きたい!と一番なったシーンでもあります。

 

塚田さんの「Holiday」は、堂本光一さんや渋谷すばるさんが過去にも披露していた楽曲。山本英美さんが原曲なんでしょうか。松尾龍くんのバレエが光る、塚田さんの可愛らしい声とのがちっとハマる素敵な曲でした。

舞台装置と一緒に動く分、引きでも近くでも見られるのが良いのと、二人の全く違う体格がしっかりと出ているような振り付けもいいなぁとなる次第でした。お誕生日公演ではここでお誕生日に変わってあたふたしていた様子が見られたのも印象的。全部誕生日演出を自らする塚田さんは実に塚田さんらしかったです。かわいい。


フォーリーブスブルドッグはえび座定番というか、A.B.C-Zが5人で歌っているのを何度も見ているので「あっ今年もある」と嬉しくなる一曲でもあります。今回は松尾くんと塚田さんがアクロバットをした上で入ってくるという形。松尾!塚ちゃん!松尾!塚ちゃん!ブルドック!という声とともに始まるのは何だかポップ感がまして面白かったです。微笑ましい。

対角線上で見ろエリアにいると勇ましいというか雄々しい姿を拝見できるのでなんやかんやついつい見ちゃいます。橋本くんかっっっっこよい(n回目)最後の「ワオ!」のときのお犬ポーズがすごく可愛いです。これ戸塚担と河合担の友達に言ったら「えっそんなのやってたの!?(見てない)」と言われるんですが(毎回やってる)こういう話も含めて自担みちゃうあるあるだなぁとほっこり。

 

シブがき隊の「スシ食いねェ!」はこの事務所ならではというか小さな子たちがわーとやってきたときの他の出演者たちが完全に保護者というか、微笑ましそうに見ている空間がすごく素敵でした。かわいい。Go!Go!Kidsは元々えび座で戸塚さんに引率されてやってきた子どもたちでもあるので、余計に何というか、いつか自分たちが振り返った時にあの小さなジュニアたちも「俺は寿司でマグロをやった」とか「俺はエビだった」とか話をするのかな、とか思わせてくれる可愛らしいシーンでした。


ここからのHey! Say! JUMP「ネガティブファイター」への切り替わりよくて、しかも全員で踊るっていうのがいいんですよね。小さい子たちもみんなも大きな声で『ビビディ・バビディ・ブー!』と叫ぶところに色んな鬱屈としていた気持ちを払拭してくれるというか。

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みんなでダンスしているかわいいが凝縮されているのですが、振り付けが新しい学校のリーダーズというのも相まって、ポップで楽しそう、ニコニコしちゃいました。かわいい。

 

ここからのKis-My-Ft2「Kiss魂」へのスイッチ切り替わりというか、音としてのつなぎがすごい良いです。ここははしふみコンビで橋本くんと河合くんの二人曲。背中合わせからの両方出っ張りにいくので完全に視線が偏るというか河合担の友達曰くの「最後の投げキスさあ」と言われて「橋本くんはしていません(笑)」というツッコミを含めて楽しませてもらっています。

色気がしっかり詰まっていて、見据えるようなパフォーマンス、首筋からのラインが美しいスタイル。色々なものを見てしまうような、すごく素敵なシーンです。

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なにわ男子の「サチアレ」SixTONES「この星のHIKARI」A.B.C-Zが客席をするファンサービス曲。帝国劇場で客席降りを拝見するのが初めてでびっくりしました。サチアレ、曲も明るくてにこにこしちゃう。この星のHIKARIはSixTONESファンの友達に見せてもらった円盤でホールコンサートでファンサしている映像だったのでなるほどそこらへんも意識しているのかなとか。

橋本くんがルダハート、指ハート、片手ハート、指差し、双眼鏡、投げチュー、Vanillaポーズ(キツネ)や、指差ししているのをお見かけして「アイドル~!!」となってました(語彙力)他にもいろんなファンサをしていてぱっと見て返せているのさすがだなぁアイドルすごいなあと思っていました。

クールなイメージが先行されやすいですが、橋本くんってとても自分のファンを大切にされている人なので、自担を見つけると嬉しそうにしているのがすごく素敵で可愛らしいなあと思っています。おこぼれで色々な人に向けてされているのを見る度に、その後の橋本くんがファンの人たちにファンサをした反応を楽しそうに見ているのが好きです。

 

Snow Manの楽曲はブラザービート(みんなで)と選抜ジュニアと五関さんの「Make It Hot」

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ブラザービートはポップなことも相まってみんな楽しそうにしています。小さな子たちも、A.B.C-Zも、ジュニアも。サビの部分の明るさ、キャッチーさがしっかりと詰まっていて明るいなあと笑顔になります。

そこからのMake It Hotかなりハードなのですが、五関さんがご自身で振り付けたものなので圧倒的でした。一緒に踊るジュニア大変だ~!と思ったら雑誌のインタビューでSnow Manが来た時に口にしたら「それは五関くんにいって(笑)」と言われたとかSpeciaLが教えてくれました。一番大変だ、というぐらいの大変さが詰まった曲ですが、圧巻なところでもあります。すごく良かった。

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この後ジュニアの子達による楽曲「この星で生まれて」は振り付けに星を作るポーズがあって、ああ、えび座だなぁと思わせてくれるというか…ちょっとした振り付け一つでも、きちんと指先から頭の天辺まで「ABC座」がつまっているのが最高でした。

 

河合さん・五関さんの「抱きしめてTONIGHT」は昨年もあった楽曲ですが、今回はお二人で。指差しの一つ、体の使い方一つ。五関さんのお手本のような踊りと、河合さんの「この事務所特有さ」が凝縮されている空間が見応えありました。シンプルなセットだからこその魅せる力みたいなものがいっぱい詰まっていました。

また、ここから塚田さんが入っての「無頼」、三人の力強い声が相まって、何なら塚田さんのゆっくりアクロバットも含めて「かなり難しいことをいとも簡単にこなしているように見せる」彼らのコンパクト、でもすごい、が詰まっているシーンでもありました。この「すごいことを簡単にやっているように見せる」というのは事務所特有の文化というか、いつもすごいのにさらっとやっているよなあと。

いつだったか今はもう去ってしまったジュニアの子が「へらへらアイドルやってるように思われてていい」と真っ向からコメントしていたのがイズムとしての彼らの姿なのかな、とか今でもふと思い出します。

光GENJI「CO CO RO」ではちゃんとスケートを履いているジュニアと一緒に五人がパフォーマンスしていて、ああ先輩へのリスペクトがすごいなと改めて感じるシーンでもあります。


TOKIO「LOVE YOU ONLY」はちびっこたちと彼らのパフォーマンスでこれまた伝統芸能が詰まっているんですよね。すごく良い。小さい子たちと大人たちが堂々と同じように立って、まっすぐに歌ってくれる。LOVE YOU ONLY、いい曲です。

五関さんが子どもたちと同じ振り付けしているの可愛かったです(笑)うっかり見てそこに目がずっといきそうになってました。かわいいな~!


男闘呼組「DAYBREAK」は上記のLOVE YOU ONLYとは一変、かなりかっこいいゴリゴリ感があって、緩急の付け方が良いなぁと思いますし、メドレーとはいえスイッチの切り替わりがはっきりしているぶんついつい見ちゃいます。

 
KAT-TUN「Going!」は橋本くん・戸塚さん・五関さんの披露。戸塚さんがセンターで華やかで見せつつ、橋本くんのしなやかさや五関さんの涼やかさがバランスよく、この楽曲そのものの良さを引き立ててくれました。


Travis Japan「BIG BANG BOY」は河合さん塚田さん曲。河合さんが全員とのそれぞれコンビ曲をしている最後の曲になるんですけど、その最後に選んだのがこれか~!という納得感もすごかったです。河合郁人という人のパブリックイメージやアーティストとしての特徴をかなり詰め込まれている部分があったと思います。腰の動き、ステップの動き、手の上げ方、表情。かなり河合さんの特徴が詰まっていて、塚田さんがそこに並走して新しい化学反応が見えました。この二人の、塚田さんが「かわい!」って呼び捨てにしてニコニコしているのが大好きなのでなんだか寂しくもあり…。

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嵐の「Turning Up」A.B.C-Z4人でのパフォーマンス。

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ちょうどMVを見ていたら「新たな旅立ちに向けての準備をしている」というようなキーワードが出てきて、仕方ないとわかっていても寂しく、また同時に「変わった先も素敵なものであってほしいな」と願うようなパフォーマンスでした。

Turning Up

Turning Up

  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

四人で並んで、ぱっと切り替わる表情にああ、素敵だなあ好きだなぁと思うと同時に最初はやっぱりどこかで欠けたピースを探しているような気もします。きっと徐々に慣れていくのだろうけれど、その喪失感と寂しさは今しっかり噛み締めて受け止めて考えていけたらいいなと思います。

 

NEWSの「SPIRIT」も続けて4人によるパフォーマンス。すごく力強いNEWSの昨今の「背中を押す」「一緒に走る」というものが凝縮されている曲だからこその良さがあって、橋本くんが大きな体を使って、バランスを保って四人で、ないしはジュニアを含めたみんなでパフォーマンスしているところをじっと見ながら考えていました。

UAEクラブワールドカップの曲なので「サッカーの曲だ!」とも思ったのは内緒です(笑)聞いたことあるな~と思いつつ「ああ鹿島だ」と妙に納得しました。確かやってましたよね。CWCはいつもNEWSのイメージがあったので、これを選ばれたの感慨深かったです。

 

河合さんのソロ曲は木村拓哉さんの「I'll be there」

もはや言わずともがなというかそうだよね…みたいなので納得というか。

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河合さんのやりたいことって何なのかはわかりませんが、すごくこの曲が格好良くて好きなので(木村さんの声も相まって良い)力強くパフォーマンスしている姿に心震わせていました。かなりのリスペクトが詰まっていました。

また、お衣装がLBTというのも色々考えてしまいますねすごく良い衣装だからこそ。増田さん本当にあの衣装を作ってくれてありがとう。

個人的には2番がすごい好きだったりします。マン・ウィズ・ア・ミッションが作っているかなり刺さる曲という意味でも「C,CD買うか~!!」と思わせてくれました。

I’m your light I’m your eyes
たった1つの後悔も
その手に残さぬように

輝いて 誰よりずっと 誰もが無駄と言おうと
いつか いつか 全て消えてしまう前に

Whatever comes I know that I can carry on
Now and forever vow that I will never stop
I’ll be there, I’ll be there

探し求めて everglow

私は河合さんが何を目指して、どんなふうに形作っていきたいのかというのはメディアを通したものとか、なにか媒介を通した形でしかわかりません。でも、それでも人生は一つで、その上で「ソロ」で「最後に」歌うもので彼の中の「絶対的存在」としてのアイドルの象徴たる木村拓哉さんを選んだことにきっと意味があるのだろう、と勝手に思っています。

「何があろうと、私はやり遂げることができる」

「今も、そしてこれからも、決して立ち止まらないと誓う」と繰り返し言葉にしている曲。I'll be thereは目標にたどり着くための曲です。五関さんが挨拶で「河合の背負ってきたものを(残されたA.B.C-Zである)自分たちがまた背負っている。そして河合もこの経験と僕たちの思いとアクロバットを背負ってやってもらう」みたいなことをお話されていたのを見て、ぐっときたのを思い出しました。

しかも人に作ってもらったA.B.C-Zの服。A.B.C-Zという名前を背負って披露した「たどり着くため」の神の歌。該当担ではなかったとしても、「そうか、行くんだなぁ」という気持ちと「頑張って」という気持ちと。ポケットモンスターで母親が主人公に投げかける言葉を思い出していました。

「…… そうね おとこのこは いつか たびに でるもの なのよ うん… テレビの はなしよ! そういえば となりの オーキドはかせが あなたを よんでたわよ」(男の子)

「…… そうね おんなのこって いつも たびを ゆめみて いるものよ うん… テレビの はなしよ! そういえば となりの オーキドはかせが あなたを よんでたわよ」(女の子)

私は河合さんの親でもなければ親戚でもないし、A.B.C-Zというグループを追ってきたただのファンだけど、A.B.C-Zという家を出て一人で立つ、ということは以前戸塚さんが「家族が家を出るということは応援するものだ」という言葉を言っていたので何度か繰り返し考え、そうか、そうか…と感じていました。その答えというか熱というか、はこの一曲に詰められいたな、とも感じています。

 

…と、そこまで流れた上で5人でのA.B.C-Zによる最後の先輩の曲としてSMAP「STAY」を披露してくれました。このタイミングで、この名曲を選ぶんだ…!というような気持ちと、「一緒にいたい」という真っ直ぐな曲だからこその5人に対して「そうさせてあげられなかった」(ファンの驕りですがね、あくまで)というようなやるせなさと、噛みしめるように踊っているところがどこまでも美しかったです。

we will be together、とはにかむように歌って、踊って。一緒に歩くといってくれるA.B.C-Zの優しい嘘というか、ささやかな願いというかが詰まっているように思いました。嘘はとびきりの愛というのが今年ホットワードに名乗り出た推しの子でおなじみですね。原作の展開がニノとアイ、有馬かなとルビーの重ね合わせて「嫉妬しないわけがない」「お前がいるからいつまでもそこにたどり着けない」「でも一番アイドルとしてみている」というジレンマがかなりあってああ……ああ…ってなっています。仲間だから友達だから。ファンへ向ける汚いところを剥がした、きれいな姿。仲間に見ける「うつむかない姿」はきっと同じようにささやかな嘘で、優しい嘘なのだと思います。だからこそ寂しく、つらく、愛しいんですけどね。

いろんなことを乗り越えて、一緒にいたいという曲。5という数を大切にする5人の、たったの50年一緒にいたいという曲。パフォーマンスをしている彼らの表情や指先一つ。ステップ一つ。色んな思いがあるような気がして、目が反らせないというのはこのことでした。

 

1幕の最後はA.B.C-Z「オリジナルストーリー」

大黒摩季さんに作ってもらった楽曲です。今回のEPに入っている曲で、唯一の1幕に入っている楽曲で、全員が増田さんに作ってもらった衣装で登場します。

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街が眠りについた時、5人の手でライトを付けるという演出で、まだ夢は終わらないと告げてくれるようでした。あの演出、すごく好きです。

色んなところをいったな、と走馬灯のように思い出しました。彼らが連れて行ってくれました。「オタク」としての原動力として、彼らがやるからその場所に行くというのは理由としては十分で。遠征旅行もそうだし、有給を使って飛び乗ったり。東奔西走したり。ひとえに彼らが見たいからという理由だけでいろんな形で走り回ってきました。人生であまりCD同じものを重ねることはなかったんですが(笑)とか、それもこれも「彼らに出会って見えたものが増えた」からだと思っています。良いのか悪いのか、というのはさておくとして。

「それも愛」「これも愛」色々空回りしながら、5人が歩いて、旅をして、上手と下手で別れながら披露している姿から、センターにまた集まって、手を叩いて歌う不器用だから語れる五つ星の歌というのは本当に不思議と大切なもので。彼ららしい楽曲として仕上げてくれて、遠回りしたり回り道したり、うまくいかなくて不器用になったりしながらもとどけてくれようとする「彼ら」だから好きなんだよな、だから「これでいいんだ」という結論に至った、まさにオリジナルストーリーであったと思います。

 

A.B.C-Zだからできる世界

2幕はA.B.C-Zの楽曲で作られていて、懐かしい曲と最新のEPからチョイスしたものが両方ドッキングされているものでした。

初手がクリスマスシーズンということもあり「雪が降る」で、雪が降るめちゃくちゃ好き芸人としてはびっくりしましたし、がっつりバラードを五つ星が並んだ星の椅子に座って歌う彼らはファンシーさと浮世離れ感がありつつも「いや…体幹どうなって…?」というナチュラルにすごいことをやっているなあと感心する場所でもありました。

:発売当時の振り返り:

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改めていい曲だなぁとつくづく思いますし、橋本くんの切なくて柔らかい声が心をつく作品です。良い曲を本当にありがとうございます。


最新曲の「JODEKI!」は大人っぽさと、同時に彼ら自身に「JODEKI!」と言いたくなる曲です。昔の少年との対面という意味ではV6のkEEP oN.を思い出しつつ(これも西寺郷太さんに作っていただいた曲ですね)船山さんによるアレンジがきいた楽曲でもあります。

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A.B.C-Zならではの「踊りが揃う」「きっちりとはめてくる」という良さを見せてくれるのと、間奏の振り付けも良くてついつい見てしまいますね。

やわらかな曲線やターン、ステップ。五関さんの振り付けの良さがしっかりと詰まっている曲で、5人で見せてくれる世界のある意味「最後」としてはこれ以上になくふさわしい曲でした。この曲を5人でもっと見ていたかったなというのが本音でもあります。

 

また、SLTでも披露された「Fantastic Ride×テレパシーOne! Two!」のリミックスが今回も披露されていました。この曲のアレンジで言うところだとジュニアが入るともっとわちゃわちゃ感が増すのが楽しそうなところ。あとFantastic Rideの「抱き寄せて kiss kiss」のときライトが塚田さんに向いているんですが橋本くんが抱き寄せて投げチューしているところの描写をされていて「本当細かいところでさあ…!」とニコニコしています。とても良いパフォーマンスなのであそこ好きです。

テレパシーOne!Two!は踊るのがかなりハードで、当時も音楽番組で終わってから肩で息をする橋本くんやTAKAHIROさんの容赦のなさ(でもそれが彼らをかなりよく引き立ててくれている)印象で、Remixとはいえ振り付けが細かいので大変だなぁと毎回見る度に感心します。個人的にはギターの振り付け部分と音ハメの手足のステップの細かさ優雅さが好きです。ガチャガチャしない、でも華やかにアグレッシブに。とてもいい。

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当時の感想はこちら。書き方がかなり今と違うので書き直したい気持ちしかない。

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一日一歩半、三日で四歩半、のくだりはいろんなジュニアとえびがわちゃわちゃしてるのが見られるシーンでもありました。楽しそうで何より。

 

「A to Z」「Twinkle Twinkle A.B.C-Zは五関さん、塚田さん、河合さんが2階に行った上でのファンサービスがたっぷりなパフォーマンスでした。A to Zかなり久しぶりに聞いたこともあって「わあ懐かしい」と笑顔になりましたし Twinkleは子供も大人もジュニアもみんなが踊れる曲というのも相まってニコニコしていました。

橋本くんが出っ張りから遠くの人たちを見たり、しゃがんで近くの人とコミュニケーションを取っているのが印象的でした。別の日で客席降りたときの五関さんがはいはい、はいはい、はーいはいはい!とばかりに手を一体どこに振ってるんだ…といわんレベルでパタパタしてたのも印象的(笑)

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ステージを降りてしまうと「誰が」「今どこに」「どうやっているのか」というのがわからなくなるというデメリットもかなりあるので(ただ今回に関しては5人が降りたい、2階に行くということを選択されたというお話を見ました)難しいんですが、楽しそうにしている彼らを間近に見られることもできるのでうーん、とも悩みどころ。ジュニアの子達とステージ上でワチャワチャしているのも印象的なシーンでもありました。

ある日の公演で戸塚さんが客席に思いっきりマイクを向けていた日があってそれもかなり印象的でした(笑)

 

壇上に戻ってきた彼らと新しい装置で披露される「OVERHEAT」はかなり激アツ系のもので、特効が出せないかわりにギラギラとした空気感が溢れ出していました。作曲は堂島孝平さん。(住吉選手期限付き移籍、ありがとうございます!!!!!!!)(広島サポ全員に言っている)

かなり熱くてこれに関してはGo!Go!KidsやSpeciaLの子たちの一緒になって踊るという意味でも一体感の生まれている楽曲です。ゴリゴリに踊って会場を熱くさせる。しかも振り付けも格好いいときたものだからもう言うことなし。みんな手振りの仕方が特徴的なのできっと各担当ごとに話すと「ああそんなかんじなんだ!」という発見があると思います。

 

そこからの「Black Sugar」は装置が回りながらの展開。

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装置で!見えない!ということも時折ありましたが(笑)

5人の揃っての、一つひとつの装置で光がついたり、ぐるぐる回る(別ジャンルで「イケメン回転寿司」って言われていて笑いました。そうだけどそうじゃない)空気と、色気のある空気と、やっぱり華やかでいいよねという気持ちと。

必要な箇所、見せ場と言われる場所でBlack Sugarは何度も選ばれていて、それこそHLWYとかでも歌われていましたね。そういった意味で馴染みもある分新しい展開、間奏部分の見せ場というのもかなり見応えがありました。

 

:当時の感想:

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横アリで初めて発表されて寒い中で並んで特典予約をしたりとか、いろんな思い出も合わせて思い出していました。5人だからできる空気感と、色気と、ダンスと。見ながら過去も思い出して、今も見て、この先の未来に思いを馳せる一曲であったと思います。


「fragrance」井手コウジ神による新曲。しっとりとした曲でVanilla、Sweet Addictionとの間部分にあたるような、ゆったりとしながらも大人の恋を歌ったもの。ダンスとしても美しくて「A.B.C-Zのダンスっていいよね」といいたくなります。声質ももちろんですが、彼らの一つひとつの切ない表情とか、指先をなぞるような仕草、首筋を流す所作。一つひとつがこれまた美しくて、色香がいいなと思います。派手、というよりも宵ならではの包み込みつつ消えてしまう儚さがあるパフォーマンスでした。


A.B.C-Zの曲の中でも人気の高い花言葉はペンライトコーナーでした。スムーズにペンライトが消えて、みんなで一つひとつ曲に合わせて切り替わっていく、掛け声に合わせて変わっていくんですが、曲を聞きながら、ペンライトの海がどんどん切り替わっていくのは壮観だなぁと毎回思います。

ドームでこの姿を見たい。そうやって彼らは言い続けているし「制御じゃなくて人力でやりたいね」といっていた彼らの言葉をこれからも信じていきたいなあとふと照らされるライトを見ながら思っていました。

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この曲では一番重要なときは今回は『紫』でかちっとはまるように意識されていたように感じます。今回はそれでいいかなとも思いますし卒業公演ならではだなぁと思うとともに、橋本くんが歌いながら、時々河合さんの方を見たり、客席を見たり遠く遠くを見送っていく度にペンライトを切り替えるのが遅れてしまったり(そして私も遅れる)、あとは河合さんの大きな動きに合わせるように体を揺らし、ペンライトを変えていく戸塚さんがいたり。ぴょこぴょこと跳ねながら客席を静かに見据える五関さんがいたり、「せーの」という河合さんの常にしていた掛け声をOJTとして一緒に言うようになった塚田さんがいたり。

一つひとつ。これもまた、動き出している。変わるために進もうとしている。そんなふうに見えたのがなんだか妙に心にジンと来てしまって。変わってしまうことに駄々をこねたい気持ちと、前に進む彼らと一緒に歩きたい気持ちと。変わった先もきっと良いものだと思いたいし伝えていきたい気持ちと、きっとそこに「過去があったから」として向き合っていく必要があるのだというジレンマ。

私の考えは「変わった先もいいものだと変化を楽しめたら」というようにしていて、これは別に誰かを下げるわけでも上げるわけでもなく、自分がファンとしてやってきた、構築していく中での考えです。花言葉を聞きながら、変化の足音を聞きながら、自分のポリシーと向き合いながら、彼らを見ながら。それでもやっぱり、変わっていく先で笑顔であれたら。そんなふうに思いながら、ペンライトの光が2足はやくなってしまった橋本くんを見ていました。

 

花言葉が終わると、Go!Go!Kidsによる曲披露。これがすごく正統派に可愛いアップテンポなものだったので、ああ、この事務所の細部に残していきたいものというのは着実に伝わっていて、繋がっているのだな、ということを感じました。「この青空は忘れない」とてもいい曲でした。
 

さらに、一人ひとりのソロに繋がっていくんですが、橋本くんの「Crazy about you」は本当に久しぶりで。しかも演出が2017年はしパラと同じような空気だったのがすごく懐かしさと感慨深さが詰まっていました。

:過去の振り返り:

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あの時後ろにいたLove-tuneはもう姿と形を変えてしまったけれど(7orderで頑張っているのでそれはそれで良いことだと思います)息づいて、繋がっているという意味では今回の河合さんの去就もまた然りなのだろうと感じさせられました。人の去就で別の人の去就を感じるのは少し違うとは思っているのですが、それでもやっぱり、はっと思い出させてくれたというか。この曲から始まったソロコンだっただけに橋本くんが6年という月日で培ってきたスキルやダンスをいかんなく発揮されていたこともとても嬉しかったです。SpeciaLのダンスもすごく良かった。

ガシガシと踊って、愛しそうに歌って、ズボンのチャックが開けっ放しだったこともあって(笑)(御本人が挨拶で暴露していたのは本当に彼らしさもありました)格好いい曲を格好良くしっかりと締めてくれる。一礼で終わる所作、EDMとかけあわせたようなリズム。全部が好きだったからこそ、ああ、今回この曲を選んでくれたんだ、ということも感慨深かったです。あと後半になるにつれてガシガシ踊ってガシガシお腹を見せてくれるのですが「細いなぁ」というのと「しっかり鍛えているんだなぁ」としみじみしていました。


五関さんの「story of us」は彼の考える格好いいを全部突っ込んだ感じがして初見の人全員に「五関さん二次元かと思った!!」と全力で言われてました。教祖様的スタイルになっていたので「虚空教だ…*2」とつい最近別所で見たフード教スタイルを見ていた分うっかり思ったりもしたのですが、五関さんの自分のしたいことがちゃんと詰まっていていいなあとなりますね。椅子に足をかけるところとか、全力でゲームの敵キャラ感が会ってよかったです。メイキングにも残っていたのですがちょっとした所作含めていいよなぁと。格好良かったです。最後のリップ音も含めて毎回悲鳴が聞こえてくるのもポイントでした。


戸塚さんのソロは新曲。ジュニアとの息のあったプレイでした。ダンスとしても葛藤と、一着一着の、靴を脱ぐ、靴下を脱ぐ、という所作。こちらについては先日インタビューで見た「大切なものを脱ぐということ」という部分で考えるとどんなものを投げていったんだろうと考えてしまいました。思想がかなり明確で、どう見ても誰が見てもな「河合さんへのラブレター」とも言えるような楽曲で。手放すことへの葛藤なんて自分たちよりずっともっと奥底で四半世紀半も一緒にいたのだから考えるよね、あるよねというのを垣間見せてもらっている気がしました。多分誰よりも重たくて、誰よりも深くて、誰よりも複雑だったのだろうなと思います。ささやくような、悩みを吐き出すような「マイ・フレンド」という言葉。そして「フォーエーバー」という言葉。

戸塚さんの葛藤と見送りと、ギターの音色とダンスと。全部がぐっと凝縮されたワンシーンで、そこから「Vanilla」というA.B.C-Zのジュニア時代から大切に紡がれてきた歌につながるのは必然的に、それでいて降り積もっていく雪のように激しくもあり静かでもありました。

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橋本くんの伸びやかなVanillaの一節から始まって、シルエットや彼らを見せる演出は美しくて、この5人で踊るときの河合さんが見られないのか、とか、間奏での動きとか、彼らの見なくても分かる絶妙な拍やフォーメーション移動、リズムの一致感がもうないのかという寂しさと、それでもやっぱり彼らはおくびにも出さない、きれいな形で踊ってくれていて。歌ってくれていて、毎回この演出を見る度に、切り替わっていく光と影がほろ苦くて切なかったです。


塚田さんのソロ「S.J.G.」はA.B.C-Z5人がいることで成り立つ曲で、一つひとつが集まって、転調で最後の部分は毎回千秋楽かなというぐらいに泣きました。

笑ったり泣いたり時には喧嘩したりぶつかる事もあるけど

5 stars 輝いてる限り 未来は笑ってるから

(A.B.C.から A.B.C-Z)

明日も明後日もその先も僕たちはここにいるって誓うよ

終わりはくる、それが今日なのか明日なのかその先なのかは分からない。

でも、続いていると信じさせてくれるこの曲はいつだって奮い立たせてくれて、千穐楽で彼らが5人で顔を合わせて笑って歌っている時にただただ幸せそうで、ただただほろ苦くて、でも「今」築いているその関係は未来に続いていて、多分「俺達とみんなでA.B.C-Z」というこれまで培ってきた言葉に繋がっていくんだと思います。

俺たちとみんなで、には当然やめようがやめなかろうが彼は入っていて。そうであってほしいな。それぞれのステージで輝いて、とざえびでも言っているので。

また、どこぞの公演で「何見てんだよ!」という懐かしいネタ(橋本くんvs塚田さんの喧嘩時期の話)を披露して、その後塚田さんに真面目に怒られて「河合が満足してやってくれたらいいんだけど、でもちゃんとやろうね」なニュアンスで言われて五関さんとセットで怒られてる…大の大人が…とちょっと和やかな雰囲気になっていたのが印象的でした。いい曲だし感慨深い曲でした。

 

河合さんのソロ「君の優しさ VS 僕の愛情」はこれまで「君=ファン」であると思って聞いていましたが今回は完全に4人に向けてですね。それぞれの星座を映し出し、集まって、そしてまた進んでいく。背景に映し出された過去の映像は「ABC座」ないしはこれまでの劇場関連のものかなとも思っていたのですがどうでしょう。いつどこの、かはわかりませんが一つひとつの「アイドル」「A.B.C-Z」としての記憶を大事に進もうとする一人の挑戦として寂しくもあり、全部を背負って進むのであれば華やかであってほしい。そんなふうに願ったりもしています。

河合さんの羽ばたく、飛び立つ先がどんなものかはわからないです。A.B.C-Zのこれからもわからないです。でも願わくば、どちらにとっても良いものであったら。そんなふうに願っています。

ダンスしているときにやっぱりこの人はアイドルが向いているよなぁと思うのと同時に、いつ、どこが決定打になったのかなとも寂しくもありました。笑われようと少クラおじさんと言われようと、河合さんは立派にアイドルだったと思うんだけどな。今もアイドルなんだけどな。私はそんな河合さんのことを好きでいる河合さんのファンの人達と一緒に見てきたつもりでいるので、何ともいえぬ歯がゆさでいっぱいです。

 

「終電を超えて~Christmas Night」は橋本くんと戸塚さんが2階にいくファンサービス曲です。二階の様子は画面に映し出されていて、その中の一つで戸塚さんと河合くんの突然のわちゃわちゃ画面越しやり取りがあったのが印象的でした。河合さんが大きく丸を描いて満面の笑みを向ける戸塚さん。もう河合担のそれでいい笑顔でした。

また、塚田さんが上も!下も!全方位に向けて「ばいばーい!」といっているのが元気いっぱいで見ていて朗らかになりますし、五関さんと河合さんの突然の「いつの河合郁人でしょう」劇場をしているのも面白かったです。

橋本くんはお一人お一人、自分のファンを見つけて、ハイタッチをしたりふわっと笑ったりしていて、優しい気持ちになりました。最後に戻っていく時少し急ぎ目にいったり、1階のファンの方々にもにこり、と笑っている姿も見られました。

シンプルに言えた言葉は「かっこいい~!」でした。語彙力どこいった。

また、回を重ねるに連れてホーリーナイトサイレント・ナイトと河合さんが歌いだして、次の出番を控えているSpecilaLや四人がめちゃくちゃ笑っていたのが印象的でした。やるの、やるの?みたいな。でも黄色い声がFOOと上がっていたり、けらけらとしている様子がいつものえびっぽくて、なんだか朗らかな気持ちになりました。

 
「センセーション」千穐楽で四人が最後に星を作ってくれました。上から呼んでも下から呼んでも構わないとかSとLが大文字です!とか色んなご挨拶をしてくれましたが千穐楽のこの部分がめちゃくちゃ刺さっていて。嬉しかったです。ただひたすら嬉しかったし、そこにきちんと「4人」だけど「5人であったところ」を残してくれたのもありがたいですね。千穐楽で最後に見せてくれた上で挨拶で「俺たち思いついたんですけど』といってくれるところをみて、いい子たちだな~!!!と感慨深かったです。

センセーション自体は昨年も聞かせていただいていたのですが、フル尺で聞けたのはびっくりしました。こんな歌だったんだ!という発見もあっていい。

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 改めて彼らもすごくアグレッシブで、たくさんのA.B.C-Zの要望に応えながら自分たちの曲をどんどん披露していていいなあとなりました。今回のピンクの可愛い新衣装はSpeciaLから掛け合い、河合さんがまた衣装さんに頼んで作ってもらったとのことで、そういうつながりとかを教えてくれる、思いも言葉にしてくれるグループなんだなぁともつくづくしみじみしてます。

 

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松尾くんはこのピンクのお衣装に合わせて髪の色をピンクにしたと聞いて「かわいい」「すごいなあ」とニコニコしましたし、林くんは振り付け関連をよく動画であげてくれますし、和田くんと中村くんも細やかに配慮して、自分たちのファンだけではなく先輩のファンにも手を振ったり、研ぎ澄まされたパフォーマンスをされている、と感じました。すごくありがたいです。


センセーションのあとには4人がイントロパフォーマンスをしてくれて、せり上がってくるA.B.C-Z「BRAND NEW LEGEND」を披露。めちゃくちゃ熱くて元気になる、その上でざえびのポーズと同じような振り付けがいくつも重ねられていて、千穐楽で聞いたときはもうここか、もう終わりに近づいているということを突きつけられているようでした。またこちらの曲は草野さんが手掛けた一曲。疾走感が溢れていてとても好きな曲です。

彼らが描く新しい明日や未来はどんなものでしょう。でもまばゆく星は光っているとまっすぐ教えてくれるのであれば、見上げている側は真っ向からそれを信じて進んでいく姿を見ていきたい、見上げていたいなあとも思います。この曲を歌っているときの橋本くんのぐっと堪えたような前を見据える、睨む、ような真っ向勝負感が好きです。

 

「頑張れ、友よ!」は彼らが顔を見合わせたところから始まります。もはや言わなくても分かる「友」の先。毎回頑張れ、友よ!に関しては一番最後の「頑張れ、俺よ 君への歌が俺の力に」という橋本くんのフレーズに、ぐっと来ます。江頭さんいい歌詞かくなあと思うとともに、大切に歌ってくれているかんじがして、頑張れ、友よ!という真っ直ぐな応援歌はファンにも、友と指す人にも、そして彼らにも届いているものだといいなぁと思う曲です。A.B.C-Zの曲の中でもストレートな応援曲としてこれからも歌い続けてほしい一曲ですよね。

千穐楽で泣いていました。まっすぐに歌う彼らの姿に鼓舞されているようで、いやでも、という葛藤。好きな曲だからこその気持ち。色々ごちゃごちゃになっていました。

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もうこの曲ひたすら泣くしか選択肢がないの正直驚きました。明るくてまっすぐなのに、なんでこんなに涙が出るんだろう。でもしょげたり泣いたりしている余裕なんてないくらい、彼らをしっかり見ていたい。そう思う曲です。

 

夢と今と、彼らへの拍手万雷

5人の一人ひとりの考えを聞ける機会として最後のあいさつにつながるわけですが、それぞれまったく毛色が違います。

粛々と今回の公演についてのライヴ仕様になったことを話した上でユーモアをスパイスとして入れる橋本くん。ソロ曲の時にズボンのジッパーが開いていたけどライヴだからみんな気づいていないよね?!と言うところ。はにかんで笑うところ、河合さんに「ねえ本当にやめるの?」と首を傾げて言うところ(毎回「やめなくてよくない!?」って言っているのがバレてるのかと思った…)あとは自分が話しださなければ座は続き、河合さんはやめられないでしょというような言葉。キラキラ河合郁人を堪能してほしかったという言葉。今年のABC座がかなり色んな方向に動いて、5人、スタッフ、キャストみんなそれぞれの思いを詰め込んで行われたということ。

すべてに感謝したくてたまりません。教えてくれて、先陣を切ってくれたことに感謝したいです。また、A.B.C-Zが舞台を続けていたことへの誇りを口にしてくれたことも嬉しかったです。帝劇という場所でライヴというのは「ライヴなのかステージなのか……どう…どうなんだろう…?」というざわつきもあった中で、二転三転していく一方で抑えてくれたこと、舞台に立ち続けていくこと。本当にありがとうと言いたくなりますね。涙をこらえて、ぐっと自分がしっかりしなきゃと見据えている姿がいじらしくさえ思えました。

あとセンターじゃなくなるということを橋本くんは挙げていましたが、私の中ではいつでも0番に橋本くんは立っていますし、他のファンの皆さんもそれぞれの心の0番にはきっと自担がいるでしょう。だから「みんなの心のなかにはいつだってセンターでいる」といってくれたこと、すごく嬉しかったです。

 

また、塚田さんの河合さんの背景を考える、それでも後押ししたい気持ちと受け入れられないファンに寄り添う言葉。初めて聞いた時に「僕もそうだったから」といった上で未来の話しをしてくれる塚田さんに心動かされました。ずっと動いて、ずっと待っている。ステージの上で、テレビの向こうで。「あなた」が来る日を。それってすごく優しい言葉で、未来が見えない中での励ましだなぁと優しい気持ちになりました。はにかんで、明るくて、でも塚田さんの見えない苦労や葛藤だってあって。S.J.Gの冒頭部分と同じできっとみんな何か抱えている。見えないように笑ってくれている。エンターテインメントをとどけてくれている。このことに感謝するばかりです。

 

五関さんの漫談(千穐楽自覚があった!となりました) A.B.C-Zの会場でFFXの話を聞くとは思ってませんでした。あえてネタバレを適度に挟みつつキャラ名をあげない当たりいいですよね。アーロンもユウナも好きです。FF-X2はティーダの真EDのために見てほしいですね!!

素敵だね

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その上で、話の中でFFXの最後のセリフを当時の記憶を引っ張り起こしながら五関さんが挨拶を聞いていてぐっとなりました。

「ひとつだけお願いがあります。いなくなってしまった人たちのこと、時々でいいから……思い出してください」

インターナショナル版だと「忘れないでください」なんですよね。あのユウナの一言がすごく心に刺さる。良いエンディングでした。そのうえでFFX2をやろう。真エンディング見よう。

その上でザナルカンドにてを聞いてほしいですね。

ザナルカンドにて

ザナルカンドにて

FFXに関してはボーカルコレクション(キャラソン)のティーダの曲を死ぬほど聞いてただけに色々感慨深かったです。「星より輝く夢があるだから壊れそうな今でも俺が君の奇跡になる」というフレーズを今聞くと色々思うところがあります。ぜんぜん違うところで、時代を経て、こうやって今自分が考えたり感じたりするところで「ゔっ……」となるのは数奇な運命さえも感じますね。ティーダのキャラソンはA Ray Of Hopeイチオシです。

DFFでもティーダとユウナ、ジェクトの関係は言わずともがななので五関さんきっかけに広がったらいいなぁとも思います。

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今更ですけどコエテクがバリバリ絡んでたの見て「コエテク~!!!!またか~!!!!!!!!」と頭抱えました。人生の随所にコエテクが絶対絡んでいる系のオタクなので「縁がまた縁を紡いでいく…」となっています。

 

また、ゲーム漫談はFFだけじゃなくてドラクエもありました。DQXI 過ぎ去りし時を求めて

ダウンロードもあるね…となりつつ、すでにプレイ済みの人間なので「うわぁ分かるわかる…」と思うのと同時に私がやったのは3DSなので純粋に良いな~!!とも思ってました。

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まさか現場で別のジャンルの新規の悲鳴(?)を聞けるとは思ってなかったのと、この話をしたあとに戸塚さんに「スクウェア・エニックスからお金もらってるのかな…?」と素朴なツッコミをされていたのも面白かったです。

大切な気持ちにさせてくれる、どちらのゲームもいいお話です。五関さんらしい、五関さんならではのお話でした。また、ここに追加してローランドさんが言っていた言葉を引用して何かを伝えようとした(涙の数だけ人は強くなれる的な)のですがすっかり抜けちゃってるのも含めて、五関さんらしいというか。前述した思いを背負ってやっていく、もそうですね。五関さんの良いところってファンが一番欲しい言葉をきちんとさらりと笑いを含めながらもしっかり抑えてくれるところだと思います。

かなり聞いていて励まされたし、支えになりました。ここまで書いててスクエニの話長くない…?って自分でもびっくりしました。オタクは知っているものを見ると話がち(主語が大きい)

 

戸塚さんの言葉は優しさと愛が詰まっていました。後輩たちへの拍手もそうですし、スタッフへの感謝もしかり。

「脱進」、帝劇を惜しむ声、その上で最後の最後に「河合くん」と河合さん自身に投げかけた、長い時間の中一緒にいてくれてありがとう、という言葉は河合さんはどんな風に捉えたんでしょうね。時計の針が止まりかけていた、動き出しているA.B.C-Zと、戸塚さんと。河合さん自身と。色んなものが走り出している中で、しみじみと、ありがとうと彼が言う言葉。5人でよかったと紡ぐお話。

どの言葉も嘘なんかなかったと、そう思ってやみません。何度も「さようなら」と繰り返し、毎日その日しか行けないであろう人とのお別れを惜しむ。いつでもどんなときでも、と戸塚さんは言いますが私自身はいつでもどんなときでもファンの言葉を見て、ファンの表情を見て、にこにこ笑っていてくれてありがとう、と心から思います。優しい顔で、眩しそうに瞳を細めている戸塚さんの表情が、やっぱり美しいなぁとしみじみ感じます。

また、戸塚さんの帝国劇場を惜しむ言葉と一緒にふと、A.B.C-ZのZの意味を改めて口にされた時に「と、誰かが言っていました」というのがすごく心にきて。もう名前を言うこともできなくなってしまったけれど、彼らの中で「エンタメ」という形で大切にしてきた根幹部分があるんだろうと、改めて考えさせられました。これは塚田さんが言っていた「舞台の神様」もふと、その人のことを言っているのかな、とか。違うかもしれないけれど、なんというか。また、ペンライトのことぱっと思い出せなくて「スティック」や「キンブレ」といっているのも微笑ましい。い、一応公式的にはジュニアのペンライトはキンブレじゃないらしいので……キンブレっぽいけど…。

あとは旧式のスマホを使うご自身と同じように旧式のペンライトを持っている人たちも肯定していて、でもその上で「大人が喜ぶから」と言ってくれるのは優しいなと思いました。この勢いでペンライトを追加購入したのはここだけの話。

 

河合さんは千穐楽まで基本的に丁寧に、ご自身の思いをいつでも口にしてくれていました。スターというのはすべてなにかの始まりであるというのはきっと、今の事務所の背景のことも欠けているのかな、とか少し思ったり。その彼が、「強がって、大きな事を言ったけど叶えられなくてごめん」と千穐楽で口にしていました。

これはきっと「ドームに連れて行くから」とか「ずっと一緒にいよう」とかに繋がっているのでしょうが、私は彼が、彼らが「無謀だ」と思っているかもしれないことをそれでも口にしてくれていることが有り難いと思っています。裏切りとか嘘つきとかは思ったことがなくて、むしろそこに向かっていくために力を注ぐことができたのは、「買って」と素直に言ってくれて「頑張るから」と言ってくれたからだと思います。謝罪しなくてもよかったと思うし、むしろファンとしてもっとできることはあったんじゃないかな(CDもっと買い足せたかな)(友達にもっと知ってもらえる機会作れたんじゃないかな)とぐるぐる考えていました。

一人がジタバタしてもしょうがない、一人が100枚買うより100人が3形態ずつ買ってくれたほうがいい。それはそうでしょう。間違いない。

でも、それでも、「自分になにかできたんじゃないかなぁ」「自分が彼らのためにエゴイスティックでもできることはあったんじゃないか」とかぐるぐる思ったり、彼に謝らせてしまったこと、本当に申し訳ないなと感じていたりします。

人によって感じ方は違うのでしょうけれど、私は彼らにもっと大きなところでのびのびとやってほしかったし、ドームに河合さんとだって行きたかった。4人のA.B.C-Zがかなったらそれはそれできっと嬉しいし泣いてしまうだろうけれど、それでも「5人で」行きたかったから、微々たる力でももっと自分はやれた・走れたんじゃないかなと思ってしまいます。これもまたエゴなんでしょうけれどもね。何か一つの行動がすべてを変えるなんていうバタフライエフェクトみたいなことは難しかったにしても、自分が自己満足として「彼らのためにできることって何だろう」という考えに対してたくさんの七男たちに知ってもらえる機会を増やすためにできること、あったんじゃないかなあと。そんなふうにグルグルとしています。

サポーターの最後の声の一押しなんてどのぐらい力があるのかなんて分からないんですよ。だって走るのは彼らだから。これはどのジャンルでも言えることです。でも、だからって「じゃあ終わり」とは自分にはできなくて。

だからこそ「何ができたんだろうか」と後悔と歯がゆさと申し訳無さと、それでも今日まで続けてきてくれたこと、明日から進む未来への門出を祝いたい気持ちでぐるぐるごちゃごちゃしていました。

今日までの「A.B.C-Z」としての河合郁人さんはピリオドだけれど、一人として旅に出た河合郁人さんの航路が明るいものであることを本当に願っています。

 

「また出会える日まで」

最後の曲は「また出会える日まで」

河合さんをセンターに、5人で、そしてそれぞれとのコンビでのダンスをしてくれて、本当にああ終わりなんだなとリアルを突きつけられます。アンドロメダから一つの星へ。彼らが進む先がそれぞれ違うけれど素敵な日々が続いてほしいと思います。

:初見で聞いたときの感想:

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はしふみの揃ったダンスと、末っ子同士の、実際に兄弟なのかというようなやり取り。普段は「郁人」と仕事上言うくせに、ちゃんと先輩として「河合さん」という橋本くんと「はっしーはどうしたい?」と目を向けていた河合さんの関係がすごく好きです。河合さんを格好いいといい、それに嬉しそうに笑う二人が好きです。しょうもない話でゲラゲラ笑って、手をたたき合って。そんな二人が好きです。

塚田さんと河合さんの同級生みたいな「かわい!」「つかちゃん!」というようなバラエティ特有の明るさと、実際のところはプロフェッショナル同士の向き合い方も好きです。じっと待って、聞いて、考えて。二人がいることでパワフルさが増していたと思います。そのうえで、明るいふたりが切なく歌うところも好きです。こんなふうな表情を、こんなダンスを、こんな手振りをできるんだ、みたいな。意外性がぎゅっと詰まっているところ。SASUKEを河合さんが一人で観に行ったこと。エピソードとしてすごく好きでした。

五関さんと河合さんの、妥協しない関係が好きです。ムンウォでのディスカッション、一生言われ続けてほしいし、それぐらいの「焦り」を双方が抱いて気合を入れすぎてから回っていたことを、今こうやって笑い話にできたこともすごく良かったなぁと思います。彼に甘えすぎていた、と五関さんが挨拶で言っていたけれど、それはきっとお互い様なところがあって、河合さんは河合さんで心を許す部分が絶対あって、そういう関係がとても良いですよね。

戸塚さんと河合さんの長い時間培ってきたシンメとしての目線。何をするのか見れば分かる、という呼吸。背中合わせじゃなくて顔を向き合ったときに見えた笑顔。欲望のレインでのパフォーマンスも、二階から戸塚さんが河合さんを見て、二人のやり取りがあったりとか。誰よりもまっすぐに戸塚さんが見続けた河合さんという人。きっと良いところもあるし、悪いところもある。人としてのいろんな形を見てきて、思春期から青年期、今に至ってるのでしょう。

全部が「また出会える日まで」のパフォーマンスで詰まっていて、階段を降りるときも見えていて。ステージで彼らが輝いて、感極まって泣いてしまったけれど、彼らがぐっと顔を上げているところはどこまでも美しかったです。

一人ひとりが階段を上がるまでが惜しくて、最後の橋本くんが上がっていく背中を見て、ああ、終わる、終わってしまう、この時間が終わる、というのが寂しくてたまらなかったです。橋本くんが言うように「5人のA.B.C-Zが終わる」ことが惜しい寂しいんですよね。「郁人は死んだわけじゃない。生きています」と強く笑っていた橋本くんの言葉は優しくて、そうなんだよね、そうなんだけど、でも「A.B.C-Zの河合さん」はもういなくなるんだよな、というジレンマ。

ただ、そこにいる河合さんは「A.B.C-Zの河合さん」を引き継いで、自分の中で花開かせている。わかっているのに、うまくまとまらない。多分いつまでも引きずるだろうし、でも亡霊や怨霊にはなりたくないので「自分の中で大切にした上で噛み砕いて、咀嚼していけたら」と思います。

5人の「箱」を見続けたデビュー後の一人のファンとしての見解は一つのゴールではなく、必要な部分で、出航を祝いたいという気持ちのほうが今は強いです。

初見で「リフトやるかな」とか色んな感情を持っていましたが、こんな形で実現するとは思ってませんでした。リフトはなかったし、星々との煌めきとまっすぐに見つめている彼らの姿があって、ステージをふんだんに使って、ゆったりと階段を上がってくれたこと、感謝しかないです。

 

アンコールと、いつかどこかのサポーターとしての見解

ここから千穐楽「明日の為に僕がいる」「サポーターズ!」が披露されました。絶対明日僕はやるよねそうだよねと思っていた流れです。はじまりの曲。最後にしたのはいつだっけと話していましたが2018年の結成10周年ですかね?節々で大切に歌われていて。改めてA.B.C-Zが「A.B.C-Z」であることにひたすら感謝するばかりでした。

サポーターズ!は正直予想していなくて(ある意味「頑張れ、友よ!」につながるものなので)びっくりしたともにかなり嬉しかったです。

帝国劇場の背景から声を出していいのか、いけないのか。

不明瞭なことが多い中でアンコールだからこその「声を出せ」という示唆。

そして、ファンに歌えという動き。

一番一体感になる瞬間ってある意味ああいうときなのかな、と隣にいた泣き崩れている友人を支えながら思っていました。

彼らが楽しそうに河合さんを見送っていて、やはり エンタメというのは「明るくあって欲しい」最後は「笑顔であって欲しい」と思うので(もちろんビターエンドや心にくるものもそれはそれとして好きですが)河合さんの門出を一人ひとりがハグしたりわちゃわちゃしているところを見られてよかったです。はしふみがはしふみとして笑顔を浮かべているのを見て思い出して情緒不安定がすごかった。びゃっと涙がでました。

そう、いつからか 君の夢が僕の夢になった本当さ ふたり心はひとつさ

ねぇ これからもっとドキドキしたいじゃない

くだらない奴ら消して

ファンと一体感を持ちたいという意味だったかもしれない、河合さんを見送るために最適な曲として選んだのかもしれない。でも自分にとっては「サポーター」という肩書はずっと長くもってきたもので、自分を形成する重要なワードです。*3

前述しましたが、「やる」ことができるのは当人だけで、サポーターは応援するしかできなくてその応援が届いたらいいなと願う一方で、どこか無責任な要素でもあります。だってお前が応援したくてしてるだけだろと言われたらその通りですからね。嫌ならやめろ。これに尽きる。暴言を吐いて他人を傷つけるような「サポート」ではないような攻撃性を孕んだ人たちの言葉、フーリガンと呼ばれる人たちも大きなくくりで「サポーター」と言われることもあります。このジャンルでいうと反転アンチとか、アンリーとか、色んな使い方がありますね。

だからこそ「サポーター」という部類は面白いのかもしれません。GIANT KILLING25巻の羽田さん(コアサポ&コルリプラス黒Tシャツの怖さがある)の話を思い出しながら、根本はみんな「好き」「応援したい」「自分の大切なものがもっと良くなって欲しい」だから。

でも、自分にとっての「サポーター」という概念はやっぱり喜んでいたいし、笑っていたいし、元気をもらいたいし、夢を追う姿に頑張れ、と言いたいんですよね。ファンの形は一つじゃない。いろんなファンの形がある。

A.B.C-Zのファン、「えび担」「ぼたん」「えびえび」という言葉。候補にはクライアントもありましたね…もいろんな形があります。そのうえでサポーターズ!として「河合さんを送り出したい」「笑顔で」というような姿がプロとして垣間見える四人も、そして囲まれてわちゃわちゃしている河合さんからも感じられて、ああ、この人たちのファンでよかったなぁ、とも思います。

 

銀テープが待っている中で、彼らがどこまでもわあ、と話している姿を見ていて、もっと遠くに、もっと先に彼らと一緒に進められることに多大なる感謝をしています。

いってらっしゃいを心から

今回のイラストは引き続き伊於さんから。友人の河合担へ向けた差分含めての贈り物です。(私はブログに使うということで一旦許可頂いてます)

コンセプトは「ざえびから司会者へ」という意味での白から黒への変換。転換。いつも…いつもそうやって本当に汲み取ってくれる…有り難いです…。

ということで伊於さんの新刊は此方。4日発売です。全力宣伝!!

 

 

「俺たちとみんなでA.B.C-Z(河合も!)」と言う塚田さんの言葉を借りればみんな、には河合さんは入るわけですから、それでいい。それがいい。銀テープの最後、千穐楽まで最後まで言わなかった「あっぱれ!」といういつものフレーズを河合さんが最後に行ってくれたことがすごく嬉しかったです。5人があっぱれだよ。

心からのいってらっしゃいと。行ってきますと笑顔で手を振ってたらいいなと思う気持ちと。彼らと一緒に積み上げた日々を忘れることなく、受け継いで、その先もさらに良いものだと、橋本くんと3人、4人のA.B.C-Zを見ていきたいですし、一人で歩き出した河合さんの行く先も見守れたら、なんて思います。

 

河合さんの去就に関して比較的まだ冷静でいられているのは、多分自分が「箱」というものに対しての移籍情報を常に経験しているジャンルに長いこと身を置き続けている部分もきっとあります。箱を出た人の進む先に対しても「頑張れ」と言うのは私と似たようなサポーター目線のひとつなのかもしれません。スポーツとアイドルは違いますが「エンターテインメント」という部類で言うと類する部分も多くあるように思います。

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ワールドカップのあと、Jリーグが始まる直前に公式から出たPVですが、私の根幹部分としてはかなり強いので置いておきます。

私たちが共に過ごした時間。
ぼくらが一緒に味わった感情。
スタジアムで見た光景。
その先に、いまの彼らがいる。

どんな場所へ行こうと、
どのチームでプレーしようと、
いつまでも、あの選手は、ウチの子。

間違いなく、彼らは、ぼくら(私たち)の代表だった。

 

だから、行ってらっしゃいと、自分なりに笑顔で見送って、その上で「ここからまた」応援していきたいなと思っています。これは私が応援しているサッカーチームの現状にも言えますが…。(今年もこのシーズンはずっと胃が痛い)

今があるのはかつて、一緒に過ごした時間や味わった感情、光景、すべての先にいる。だからどこにいってもどんなふうにしていてもとつながっているのは、きっとどちらにも言えることだと、私の中では解釈しています。移籍したからって踏み絵するようなサポにはなりたくないので…*4

いつかじゃなくて「今」を応援していきたいな。過去もひっくるめて、今に繋がっているのだから。

そう願って、今日も明日も、彼らが進む道に光が降り注いでいたらいい。そう思いながら筆を置きたいと思います。

 

*1:2019年のラジオ段階で公言していました。

*2:にじさんじの剣持刀也さんのあれそれ

*3:当時の感想:A.B.C-Zの「終電を超えて~Christmas Night~/忘年会!BOU!NEN!KAI!」が発売されました - 柑橘パッショナート

*4:実際過去にあった出来事

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