4.14、A.B.C-Zが新しいシングルをリリースしました!ここ最近様々なメディアで新しい形の表現を続ける彼らでしたが「アイドル」という本業のストレート勝負の楽曲に胸が弾みますね。
弊ブログではこれまで、やれカラーチャート作ってみようとか色々してきましたが……。
▽ここ最近の新曲感想
今回は初志貫徹、シンプルに感想です(笑)
- Nothin' but funky 種類について
- ファンキーに決め込む「Nothin' but funky」
- カップリング曲について
- MV・メイキングについて
- ダンスクリップについて
- バラエティ映像について
- 今までもこれからも
Nothin' but funky 種類について
今回も初回限定盤A、B、そして通常盤の3タイプが展開。
ジャケットビジュアルはブルーのスーツをしっかり着てのスタンドバイミー感あふれる雰囲気ですね。
初回限定盤Bは彼らのカットが正面から見られる形。
線路を歩く背中の通常盤は特にスタンド・バイ・ミーぽさがあり、「今だからできること」「時間が戻らないからこその瞬間を切り取っている」かのような雰囲気でとても好きです。
縦長のこの背中でポスター作ったら壁紙で欲しいです。個性がみんな出ていて良いなあと思いますし、以前出たアルバムGoing with Zephyrに入っていた「リンネ」のPVから更に続いている空気があって、外での撮影ってやはり映える!と見てて嬉しくなりました。
リンネが青く晴れ渡る空の下だったからこその今作の「地続き」感、そこに「頑張れ、友よ!」の力強さと貨物トラックぽいジャケットなのも更に続いていて、おお!となりました。
今回のジャケット、柔らかく温かみがある撮り方なのもいいですよね。
自分が好きになったのは5周年の時のReboot!!!がきっかけだったのですが、あれから5年が経過しました。当時「再起動(リブート)」だった彼らが得たものがどんなものだったのか、改めてファンとして見て、考えて、素敵なものたちがたくさんあって、だからこその10周年に更に進んでいって欲しいと思います。
一つ一つ、着実に。上へ。そう願うばかりです。
初回限定盤Aのデザインが可愛くて好きです!
ファンキーに決め込む「Nothin' but funky」
今回のリード曲であるNothin' but funkyはGLAYのTAKURO氏が手がけた楽曲。ジャニーズとTAKURO氏との楽曲提供の形は初なのだそうです。
ミッチーこと及川光博さんのGO AHEAD!!を提供されていて、その曲がアニメのバトルスピリッツで歌われていたイメージが強かったので「やったことなかったんだ?!」と驚きました。
GLAYといえばEXILEと「SCREAM」を出されていたイメージがとても強くて、上記のこともあったので、ジャニーズでもとっくにいろんなグループと関わっていらっしゃるのかと……。
それはそれとしても、前回の江頭2:50さんのことといい、「今までとはまた違った角度で、その上で良いと思えるものを」築いていこうとする姿を感じました。
Nothin' but funky、初見聴いた時は事前の自分が持っているGLAYというグループのイメージ(といっても有名どころの楽曲の印象が強いんですが)(「生きてく強さ」とか「サバイバル」が好きです。鉄板どころですね!)とギャップがあって。どちらかというと今回作詞されているJane DoeのPUFFY・大貫亜美さんへの印象が自分の中でありました(といってもこちらも井上陽水&奥田民生プロジェクトというところで初期の曲のイメージが強いんですが)
今回の編曲はCHOKKAKUさん。ジャニーズでおなじみの軽やかさ、キャッチーさが印象的なお方なのですが、今回の「Nothin' but funky」はそんなお三方による良さがドッキングしあったような、イントロの明るさがパッと聞いて飛び込んできて、戸塚さんの歌い始めの軽やかさ。作品通して70年代のファンクを彷彿とさせるというリリースの通り、チャカチャカっとした音が明るくてそれでいて思わず身体を揺らしたくなるようなメロディーに「一発でサビ歌いたくなるキャッチーさ」がすごく素敵だなと思いました。手拍子も含めて、口ずさみたくなる曲ですよね。
前述した「GO AHEAD!!」もTAKUROさんの提供曲なのですが、爽やかさと疾走感のあるアニメソングですが、及川光博さんのかっこよさがベストマッチだったのもあって(普段ミッチーはファンクを歌うそうで。知らなかった)「その人達のイメージ」を崩さない形で新しい魅力を引き出されていくのかなぁとも感じました。
歌詞については先日ミュージックステーションに出演されているときに見て、近年の流行りである言葉遊び感が詰まっていてニコニコしました。
「苫小牧」「スナメリ」、空耳だと思っていたら本当に使われていてエッ!とびっくり。苫小牧観光協会がそれに乗っかるのにも驚きました。苫小牧というと高校のイメージが強いので(野球とバスケが強豪な印象です)歌詞にライバルの部分や人々のことを踏まえてパブリックイメージとしてリンクづけられているように感じました。
14日発売!「A.B.C-Z」(#ジャニーズ 事務所所属)の新曲の歌詞に「#苫小牧」の地名が入っています♪
— 苫小牧観光協会 (@toma_tourism) 2021年4月12日
作曲は北海道出身で #GLAY のギタリスト #TAKURO さん、作詞は作詞家集団Jane Doeです🎸✍#ABCZ
A.B.C-Z「Nothin' but funky」ミュージックビデオ https://t.co/L2Z4abbw8q @YouTubeより
パッと聞いた感じは「軽やかな楽曲だなあ」と思うのとともに曲名に即した曲でもあるなと。明るくてハッピーさもあるけど、いわゆるポップスのキラキラとしているタイプの曲というよりも、イントロで楽しみながら言葉遊びを聞いて、サビのキャッチーさやラップパート含めて広がっていく感じの曲!と言うように感じました。
ファンクならではのクラップしたくなるリズムと音に聞いてて「ライヴでどうやるのかなあ!」のワクワクも募りますね。
スタジオのように形がしっかり決まっているものよりも外に出て、どういく?どうしちゃう?な雰囲気を持っている曲で、一人一人の声が頭に残るポイントがあって(塚ちゃんの「じんせい!」という言い方が頭に残りました)色んな遊び心が散りばめられている楽曲でした。
また、GLAYのファンの方が「TERUが歌うことイメージできる」と言うお話をされているのをTwitterで見かけたので中島みゆきさんみたいにセルフカバーをしてみて欲しいなぁとも思いました。音楽番組でセッションしてくれたらそれはそれで新しい発見も見えてきそうですし、アーティストによってこんなにも違うのだな!という発見にもなりそう。
また、本作のMVではそこまでしっかり見てなかったんですがMステで見て「なんだこの足のステップ………」と驚きました。足さばきが「< >」「> <」 「< >」をバシバシしながら姿勢は真っ直ぐ、それでいて全員揃っているA.B.C-Zの細やかなダンスの揃いを見るのが好きな身としてはうわーすげー!と語彙力0になりました。
後サビ部分のグーポーズに足幅広げるかんじが橋本くんが一気に二次元ぽくて好きです。かわいい。
足の上げ方にも個性があって「Burnハート」をライヴで見た時の足上げと同じく、A.B.C-Zという人たちのそれぞれの違いみたいなものを見れる良いポイントだと思います。
手の挙げ方とか、足の振り上げ方って本当に個性があっていいですよね!!!!!!!個人的にテレパシーOne!Two!のサビ部分の跳ぶ形も違って好きです。
MVの砂埃が飛びそうな風を感じる雰囲気に躍動感をプラスすることでよりファンキー(型破り)な感じが出てますよね。撮影大変だったろうなあとも感じました……(笑)
そういえば歌詞に「無限列車(エンドレス)」とあったのにうっかり昨今話題になっている少年漫画を思い出しました(笑)ちょっとタイムリーでふふっとなった瞬間でした。
カップリング曲について
シングルにおけるカップリングのクオリティが高いっていうのはどのアーティストにおいても言えることだと思うんですが、キャッチーなA面に対して色んなことを「やってみよう」が見えるのが楽しいですよね。
今回のA.B.C-Zのカップリング曲もまた該当していて、個性がそれぞれにあってひとつひとつを吟味し楽しめるような作りになっています。
新しい太陽
ゆったりとしたバラード曲。こちらに関してはライヴのラストに歌っていそうだなぁというイメージです。
インストゥメンタル聞きながら「本日は皆さんお越しいただきましてありがとうございました」と橋本くんが話している声が頭の中で聞こえてきました(笑)
歌の始まりがゆったりとしていて、じわーっと広がっていく曲ですよね。新しい日々、また変わっていく姿、力強さが感じられる様子が見られそうな歌詞に演出でどんなふうに変わるのか今からとても楽しみです。
ソウルズというグループをこの機会で知ることができたのも嬉しいです。
Youtubeを見た限り個人的に「夜を越えて」が好きです!!!!!
Life is Beautiful
所見のイメージはDef Techとnobodyknows+とCreepy Nutsといったような「テンポがありつつも聞き取りやすいラップ」という曲。歌入りが穏やかな塚ちゃんから戸塚さんの合いの手含めて、どこか「昼下がり」っぽいような柔らかい雰囲気がしますね。
ばんばん跳んだりはねたりする曲というよりもサビのときは手をゆっくりと振るような、聞かせる部分も混じっているような曲ですね。
2番の「わかるって人手をあげて」「ハイッ」ってくだりがすごい好きです。
ライヴの演出がどんなふうにでもなれそうというか、お衣装も含めて「日常」「地続き」感にもできるし、一方でのわくわく感で演出するのか、とかこれからの展開に期待したいところです。
灯
A.B.C-Z主演ドラマ「ワンモア」の主題歌である「灯」。作詞はA.B.C-Zの曲ではおなじみLEGO BIG MORLのタナカヒロキさん、作曲はカナタタケヒロさんとヤマモトシンタロウさん。編曲は同じくジャニーズ楽曲ではお名前をよく見かけるCHOKKAKU氏。
このブログでは数回に渡り、ワンモアの感想を記しておりますが合わせて灯の感想も記しています。
歌詞が思った以上のどストレートなラブソングで、柔らかくあたたかみのあるオレンジ色の灯が頭の中でよぎりました。手のひらを灯すぐらいのあかり。道標として、生き方として。それぞれに「灯」があって、だからこそ酸素として必要なようにあり続ける。すごく心にじんわりとくる曲ですよね。ドラマの主題歌としてもハマっているし、それでいてA.B.C-Zという五人の生き方も彩っているような、美しい曲だと思います。
第一話感想
チカラノアリカ
V6のSexy.Honey.Bunny!でおなじみ西寺郷太さんによる作詞作曲。A.B.C-ZではONE MORE KISS、サポーターズ!でもおなじみですね。
こちらは昨年の舞台「オレたち応援屋!!」の主題歌でもあります。
今日はちょうど映画の円盤の発売日でもありますね。あらためてこちらも発売おめでとうございます。
西寺さんの楽曲はその歌詞に遊び心がいっぱい詰まっているところが魅力の一つだとも思うのですが(ONE MORE KISSもそうでしたね)今回の曲も歌詞カードを見て「愛せ!」なの!?とか、耳で聞いたものと目で見たものでの違いが楽しめて非常に楽しいです。
全体的なワクワクが詰まったおもちゃ箱のような曲で、これから幕が上がってどんなふうになるのだろう?というような曲です。振り付けが応援屋というだけあって拳を突きつけたもので、ABC座で見て「面白いなあ」とつくづく思ったものです。
個人的に好きなパートは「君が笑えば(君が笑えば)すべてがOK 離れても We're Together」というサビ部分。楽観的でもありますが応援屋という作品にすごく即している&A.B.C-Zというがむしゃらな人たちにも似合っている曲だと思います。
口ずさむパートがサビなのかそれとも愛せ!のC&Rなのか、とかでも変わって、でもすごく頭に残る素敵な曲だなと思います。
ある意味で一番”A.B.C-Z”というジャニーズ事務所に所属しているグループだからこその持ち味が出ている楽曲。A.B.C-Zというグループのロールモデルになっているグループはどこかと聞かれるとメディアでよく「少年隊」とあげられているような印象を受けます(個人的にはV6もすごく意識しながら参考にさせてもらっているんだろうなぁとも思います。ちょこちょこ坂本くんとの対談で河合さんが挙げてるのを見てそうなんだ、と思った思い出)。
そういう意味でも「令和でのジャニーズグループ」でありながら、昔ながらのジャニーズが持っているキャッチーさとか、あの事務所特有のものとかがいっぱいあって、それをまた今の時代に構築して出してくれているからこその「ABC座」等につながっている部分もあるのかな、と改めて思いました。チカラノアリカ、サポーターズ、ONE MORE KISSの3つの曲は連なって聞くとまたたくさんの発見があって楽しいですよね。
▽当時の感想
MV・メイキングについて
「最初GLAYのあるイメージと違った」といっている橋本くんのコメントを聞いていてやっぱりそうだよなあってうなずいたのと単純に可愛いな~~~!と!!
お外の撮影も久しぶりということで(フルならウォークラぶりということで)お外での彼らが楽しそうな表情が印象的でした。
灰色の背景に青い衣装がすごく映えて青空と一緒の組み合わせが素敵でした。ずっと楽しそうにやっている姿も見ていて開放感も含めて楽しめたように思います。スタッフさんの指示が絶妙に格好というのも含めて現場監督みたいな…見てて楽しかったです(笑)後ベンチコートがATHLETAなの個人的にテンションが上りました。
線路という特徴ある場所での撮影というのはやっぱり見てて!楽しいですよね!!スタンド・バイ・ミーだから、という言葉が出てきましたがやっぱり線路の上を歩くというとそのイメージがありますよね。
ポケモンの始まりで主人公の家で流れているものはやっぱりスタンド・バイ・ミーですし*1同時にコンテナがいっぱい出ている雰囲気を見ているとつい最近見たシン・エヴァンゲリオンの第3村を思い出したりします(笑)コンテナいっぱい感いいですよね。
また、メイキングで音楽に合わせて踊っている5人を見ながら交通整備のスタッフさんが背中で映っているの素敵な光景でした。あの一枚を見て「色んな人達で作っている」という姿が自分は好きです。
ダンスクリップについて
今まで配信だったりジャニーズ事務所のホームページから経由じゃないと見られなかったダンスクリップが今回!!あり!!!ます!!!!嬉しいですね!!!!
「ポニーキャニオン~!!是非定点カメラを!!踊っているのを見せて~!!顔も見たいけど~!!」というジレンマをこのブログやTwitterでポツポツ言っていたのですが、こうして動画で見られるの嬉しいです。アップで映るところはやっぱりアップではあるのですが、見てて楽しいですよね。「じんせい!」と塚田さんが言ってるときの戸塚さんのお手々の配置とかワクワクします。
ライヴやテレビ番組などで「ここはどうなってるんだろう?」というところをしっかり確認できるの楽しみにしています!
バラエティ映像について
毎度おなじみB盤でやってくれる「なるほど突然のバラエティ」。コストがそんなにかかっていない、見やすさが特徴です。
所信表明してくれる~!!やったぜ!!と思ったのですが、思った以上に自由で笑ったのと同時に過去にやったチャレンジを再び見れるの嬉しいです。
頭脳班として塚田さん、五関さん、戸塚さんが回答していく中でヒントで稼いでいく橋本くんと河合さん。
個人的にはファンの人達(視聴者)側にも「こんな言葉があります」とクイズ番組みたいに下に文言並べておいてくれててもよかったかな…とパズルのように彼らが解いている姿を横目で見ながら【何!何があるの!!】と首をひねっていたので思いました(笑)
橋本くん、河合さんの漢字の読める/読めないはまぁさておくとして(知ってた)
私の好きなBurnハートの!!!!!振り付け!!!!!!嬉しい!!!!!!ありがとうございます!!!!!!!!!
そして改めて映像を一度見たらすっと入れるの感心しました。Burnハートをやってくれるとは思っていなかったのと、それを再現してのステップの音が心地よく、カウントズレもちゃんとさっと入れるあたりも含めて「プロ」なんだなぁと至極当たり前っちゃ当たり前なんですけど、おお~~~と拍手したくなったというか。
こういう過去の曲を一度聞いて、サビを見て、さっと入る企画ってとてもおもしろいのでまたやってほしいですね!!!!!確かFly a Flagもやっていた記憶があります。屋良くーーーん!!!って誰か叫んでいたような(曖昧)
それこそ、こういうコーナーがあれば過去にやったアルバム曲ってなかなか見れる機会が減ってしまうからこそ、また見れるっていうメリットがありますよね。ライヴのセトリはやっぱり新作やシングル引っ張ってきてなんぼって部分もあると思いますし…!!それこそ曲として人気の高いLily-whiteやWhippyとかどうですかね……(笑)
ワインについてのくだりは先日のV6に関してのコメントで長野博さんのブログの内容を見てグッときたとともに「それはまぁそうなのかもしれないけれどファンとして寂しい」のジレンマを持っている身としてぐうう……となりつつ。いつかのバラエティ映像でまた飲むくだりがあったらいいなって思います。
今までもこれからも
それぞれの楽曲にそれぞれの魅力があると思います。だからこそ、ライヴでの見せ方、音楽番組での見せ方、本人たちが歌う姿、音として楽しむシチュエーション。どんな時にどんなふうに聞いたらいいのかという意味でも考えさせられながら一曲一曲、歌詞や背景、リズムを楽しみながらこれからも聞いていこうと思います。
少しでも多くの人にこの素敵な曲たちが、映像が触れてもらえたらいいな~~~と、そんなことを思うばかりです。
*1:「おとこのこたちが せんろをあるいている …… ぼくももういかなきゃ!」