2019年、A.B.C-Zは結成10周年を迎えました。
10年前に彼らがどのような経緯でグループユニットを組んでいったのか歴史として学び「そうなんだね」となりましたが、改めて10年という月日の長さにしみじみと感じることが多く、「そうかあ…10周年かあ、すごいなあ」となるばかりです。
その年月のうちのほんの数年しか見ていないけれど、少しずつでも自分たちがもっと上へ、もっとやれることをがある、これをしたいあれをしたいという気持ちを抱いて続けていってもらえたらいいなとファンとしては願うばかりです。
で、先日結成10周年のイベントがあり、そちらに関しては大阪でのイベントにお伺いさせてもらったんですが、<ネタバレ禁止>という御触書があったので自重しておりました。東京はちょうど三浦大知くんの幕張メッセでのツアーとダダかぶりで「ええ~~~~!!!!!!!!!」ってなった思い出があります(笑)
最終的に先に決めていたチケット確保済みの三浦大知くんに行き、申込みを大阪で選びましたが改めてああいうときの選択って非常に難しいなと思うばかりです。でもそれはそれとして三浦大知くんのライヴは本当に本当に素敵なものだったから早く円盤がみたいばかりです。
三浦大知くんのコンサート「COLORLESS」感想
で、そんなイベント申し込みと同じ企画で全部網羅した方には10周年記念DVDがついてくるということで先日発送されてきました。
その感想をつらつらと。
注意事項として「ネタバレしています」ということを明記しておきます。
円盤が届きました
ヤマトからものが送られてきたことが通知できて、何のことだろうと思ったら円盤でした。
「何が入っているのか」を全く知らないままだったので、円盤をとりあえず見ることにしました。内容としては37分前後。結構な時間が入っています。実質アニメ1本ぶんぐらい。
お手紙が入っていました
中に入っていた手紙は多分Wordで作成したのかな……?というようなとてもシンプルなかんじのものでした。どうやっても投函型なのでくしゃっとなってしまうのは仕方ない気もします。
しかしフォントの太字細字に関していうと全タイトル~のくだりとご送付のお知らせなんでフォント太字にしたのかとても気になる。両方とも同じで統一しても良かったような気がしないでもない。
パッケージがカラフル
A.B.C-Zはメンバーカラーが決まっています。
橋本良亮=赤、河合郁人=紫、戸塚祥太=桃色、五関晃一=青、塚田僚一=黄色(順不同)
今回のDVDについている表紙もこの5人の色合いに合わせたものになっていますね。グラデーション。
見た瞬間に「00年代に同人サイトでグラデーション使うHTML覚えたやつ思い出す……」ってなりました。世代はこれだから。ということでインターネット老人会を早々に発揮しそうになりました。つらい。
あまりにも思い出でしにかけたのは言うまでもない
グラデーション作ったら「もうやめてあげて」ってなったのでこのへんでやめます。
A.B.C-Zにはグリーンがいない(=実際はファンの色、というふうに55コンサートで言っていた。が、気づいたらよゐこ濱口さんの色になっていて「??????」ってなったのはここだけの話/笑)ので、グラデーション作る時大変だろうなっていつも思います。
至って中に入っている紙もシンプルな作りでした。
「メモリアルムービー」ということで、色んな意味で10年という時間の長さを感じます。そりゃあ10年あればトレンドも変化するし、少年は青年になるし、趣味嗜好も変化しますよね。
メモリアルムービー内容感想
具体的な内容がどうだったか、というところから早速入っていきますが、5人のお洋服については9月22日に行われたA.B.C-Z10周年記念イベント東京編と同じお衣装だったそうで…つまるところそのイベントの後に収録されたのかなと推察しています。
席順は五関/河合/橋本/戸塚/塚田(敬称略)で、実際に長テーブルに座り、今回ポイントを集めてそのポイントを使うことでストリーミングで限定配信されたものなどを見ることが主体になっていました。
長テーブルを2つ並べての着席になるので、必然的に橋本くんの足が真っ直ぐ座ると机の脚に当たってしまうんですよね。その結果なのか、はたまた自然となのかはわかりませんが足がすごい開いて座られていて、電車の中でこれ隣になったら嫌な人の座り方だなあ(笑)とか思わずツッコミを入れていました*1。
実際はおそらく足を真っ直ぐしっかり座ると当たってしまうからということが理由だとは思うのですが、そこはこう……前の方をテーブルクロスとかかけて…視聴者には足元見えないようにするとか…したほうが多分気にならなかった……とか個人的には感じましたが。
今回の撮影が会議室のような場所でやっていたことと、あくまでもこれが「特典映像」であることも踏まえてだったので予算とか諸々をかけられないのかな、ということも考えられて仕方ないのかなとも感じます。CDやDVDとそれらの代金を交換する作業へのプラスアルファなので、個人的にはまあそんなもんだよな〜とも思いました。
購入することがマストだったのは次の商品。
それぞれの感想はすでに諸々このブログにて書ききっているので、具体的には掘り下げなくてもそっち見てもらえれば良いかなと。
※現場感想ですが、円盤になっているのでついでに※
(収録は別日だったらしい)
何故かJOYしたいキモチだけ抜けていてうっかりがすぎるんですが、まぁざっくりとこんなかんじということで。来年もツアーがあったら良いなとは思うし、新曲があったらいいなとも願うし、さらにいえば音楽番組で触れる機会もまたあったらいいなぁとも感じる。いろんな形で「触れる機会」があったらいいなぁ。
どこに向けた、誰に当てたものか
所謂Reboot!!!で5周年にともない彼らの歩み(映像作品含む、MV)をみんなで見るような内容がありましたが、あんなかんじです。
歴代を振り返りながら「あのときさあ、ああだったよね!」「こうだったじゃん!!」みたいなやり取りを彼らがひたすら振り返っていきながら、どういうものを作っていきたいのか、どうしたいのかが見えるような形になっていました。Reboot!!!についてはその特典も含めてのCDなのでお料理が出たりしましたが、そのへんは今回はなかったです。前述したとおりの「プラスアルファ」だからかな、という解釈。
今回についても、「光」のMVや、「Black Sugar」を初出しをしたときの横浜アリーナでの大騒ぎっぷり*2だった手応えなども彼らが話していると「そういえばそうだったな」と実感しました。
「Black Sugar」「Crush On You」についてはダンスクリップとしてのストリーミングが配信されていて、ダンスクリップが好きな自分としてはとても嬉しかったのを覚えています。欲を言うなら定点カメラのダンスクリップとかもそのうち見てみたい。ポニーキャニオンさんご検討よろしくお願い申し上げます……練習光景としてのものでもいいので……(笑)
ガシガシ踊る人たちだからこそ、ガシガシ踊っているものにも需要があるというのがどこかしらで何かしらで伝わっているのかな、と感じます。円盤のマルチアングルが今後も出るっぽいので、ついでに是非ガシガシ踊るやつに定点で動かない状態の足とか、手とか、揃い方がびしっとしているものも撮っているものがあったら……今後検討してもらえたらいいよなあという1ファンの願望を書かせていただいておきます。スイッチャーがそれぞれあるから絶対あると思うんですがね!!!とりあえず足まで全部映っていると個人的には嬉しい。顔も大事。でも踊りもみたい。わがままですね!(笑)
Crush On Youは今回のコンサートでマルチアングルのごとく「個別のアングル円盤特典だよ」だったので、そのへんも含めて合わせて見ていると彼らがコメントしているのを見ながら見比べて「大変だったんだろうなあ」って感じます。ちょっとした手の動き、ちょっとした言葉。ちょっとした動き。その一つひとつで明らかに個人差が出るというか。女性との絡みがあるからだとは思いますが見ていて今までとはちょっと違うのが特徴だったと思います。
※Going with Zephyr感想
あくまでもこの特典は「買ってくれた人」「購入リレーをしてくれた人」ありきのものだからこそ、彼らのコメントは「見ていることが大前提」として話しています。興味深いのは河合くんと五関くんが話をしていていくらJ's倶楽部というラジオ番組があったとしても、どうみても河合くんがエゴサーチをしているだろうな、っていう内容が一個ありました(笑)
さらっと自分たちの愛称を言っていたり、ファンの動向/ファンの反応をチェックしているのはとても「らしい」というべきなのか……。そのへんは五関オンステージだった一人MCで話していた五関くんにファンの財布事情をなんとなくだろうとなんだろうと把握されているであろうこととかも含めて、A.B.C-Zというグループの人たちはファンがどのようにして金銭を捻出していたり、いろんな感情を抱えているのかも「まったくはわからないわけではないのかな」というような。
以前河合くんが「自分たちを応援していると悔しい想いをすることもあると思う」というお話をされていたのが非常に印象的でしたし、橋本くんが決算!忠臣蔵の舞台挨拶で「この予算があったらあなたは何に使いますか」の質問に「A.B.C-Zの次のシングルを1位にする」という発言などを見ていても、ファンが悔しかったり悲しかったりしてしまうことに対してメンバーもまた思うところがあるのではないか……と要所要所で感じます。
もちろんそれだけの話しではないですし、明るい話もたくさんありました。撮影の時の裏事情だったりとか、こういう曲をやりたかったのは誰だ、とか、そういうかんじで。ちょっとしたMCを聞いているのに近いものがあったのではないでしょうか。
締めの河合くんの言葉は聞いていて「いろんなこと」をファンという立場柄、また同じように(彼らとまったく同じようにはなれないのは消費者と提供側という立ち位置の違いもありますが)考えることがあり。そこにあるのはポジティヴなこと、ネガティヴなこと、いろんなことが包括して一つになって懐きながらいるのであろうこと。
アイドルの形っていうのはそれぞれに思い描く「理想」があって、その理想に向かっていくけれど、そこ「だけ」が答えでもないわけで。そうなったときに自分たちがロールモデルにするものがあるのか、はたまたないのか。自分たち「こそ」がロールモデルになれるように己の道を貫いていくのか……とか、いろんな選択肢が並んでいると思います。
今回の円盤はゆるっとした空気感で、予算をかけるっていうよりも「リレーをしてくれた皆さんへの応募者全員サービス」ものだから、為替がひつようななかよしとかの応募者全員サービスとかみたいなのとはちょっと違うと思うんですよね。
そういう意味で「グダグダやないかい!!!(笑)」とかなツッコミも出てくるだろうし、特別めちゃくちゃおもしろいかっていうとそのストリーミングを見ている/見ていないっていうのが条件に出てくるだろうから受け方は人それぞれなのかなあ……とも。ただ、このリレーでの応募者全員にあたる円盤が37分もあるのは単純にすごいなと感心するばかりです。
あらためて、A.B.C-Zさん10周年おめでとうございます。そして、これからの新たな展開をしていくA.B.C-Zに期待をしています。