Twitterには新しいサービスとして「スペース」というものが実装(という言い方はだいぶソシャゲみたいな言い回しですね)されました。
インスタグラムのストーリーとかインスタライブに近いものなのかな、という印象だったのですが……とりあえず「何はともあれ実践するしかないかな」ということで「視聴者」としてと「主催」としてと両方やってみた雑感を記しておきます。
やる前の前知識
すでに実装自体は結構前からされていて、試験的ユーザーの一人ではあったんですが「そんなのやるんだぁ」くらいで実際問題フリート(ストーリー)の活用も含めてどのように自分が使うのかという点でも考えていたままだったのですが、実際にやっている方のブログを拝読し「へえこういう感じかあ」と勉強させてもらいました。
▽参考例
読み、まず感じたのは「ラジオ番組」に近いかなという印象。
ここ最近「mokuri」というスペースと同じタイプのアプリを使わせてもらっているのですが、こちらに関しては「喋りたい人は喋っていいし、コメントのみで参加することもできる」な、スカイプに近い空間です。
🎊mocri ブラウザ版リリース🎊
— mocri(もくり)| ふらっと集まれる作業通話アプリ (@mocri_jp) 2020年12月23日
大変お待たせいたしました!🙇♂️皆さんの作業がより捗るようになると嬉しいです!
※初回リリースは「フリースペース機能」のみ使用可能(他機能は今後追加予定)
※対応ブラウザ:Chrome、Firefox
▼新規登録・ログインはこちらからhttps://t.co/UWegcM8bjb pic.twitter.com/Tulv99vPtr
こちらに関しては最近ブラウザVerもできたのが特徴です。いつもお世話になっています。
異なる点としては「Twitterから誘導してアプリを開く」のか「Twitter主導なのか」という違いが一番あるかな、と思います。じゃあ実際どうなのか?試させてもらった印象をまとめました。
参加者として参加しました
まずは参加者、それも「聞くだけ」のリスナーとして参加いたしました。
最初から入っているか、それとも途中から入るか、での違いもあるかなとは思うのですが主としての印象は「ラジオ番組」に近いですね。
一般の人も声ログやボイスブログなどもされるようになって久しいですが、そういった意味で気軽にTwitter発のラジオ番組(とくに時間制限はない)ができたという印象です。
また、入室ができるものが「自分がフォローしている人」なので、ある程度知った上でできます。「この人こんな声をされているんだな」というような発見があるのも特徴。
お話の内容に関しての反応は絵文字がいくつか押せるので、それをするかもしくはTwitterでツイートしていくような形になります。Twitter実況をするときは主催側はツイートを拾うならハッシュタグとかリプライをつけてもらったほうがやりやすいかな、という印象です。
自分がリスナーで参加するならつらつら流すよりも「今ここにいる」というのを書いた上でやったほうがフォロワーにも自分が遡るときにも使いやすいかな、という印象です。
聞いている内容にもよりますがメリットもあればデメリットもあるな、という印象でした。このへんは話す人の采配によると思います。
主催者として体験してみました
参加者として実感したので、今度は自分が主催として3回ほどチャレンジしてみました。人を呼ぶにあたって「限った人間を呼ぶ」のか「誰でも入っていいよ」なのかの違いというのも感じました。まぁこのうちの1回はうっかり間違えて押しちゃって結果的にフォロワーさんがきてくれたという感じなのですが。
【初回】3人で話してみる
参加者:自分、フォロワーさん(友人・音声参加)、フォロワーさん(友人・リスナー)
フォロワーさん二人が初対面ではなく「お名前はかねがね…」「ああお世話になっています」というような「知っているようで知らない人」ということもあり、じゃあリスナーさん(音声きく側)も楽しめるのがいいなぁということで、話す側ができる二人と、聞く側のコミュニケーションをとってみようという試みをしてみました。
3人共共通の話題がなにかあるかな、と考えたのですが、今いるジャンルに関して私を通してで異なっていたため「じゃあフォロワーさんの好みを私達で考えてみよう」という流れになりました。
先日A.B.C-Zのライヴに行った際に、ペンライト2色を使って「アンサーチェック」というものがMCでありました(声を出せないからのファンとのコミュニケーションの一つでした)
今回の題材にしたのは私と音声参加のフォロワーさん(以下Aさん)による、リスナーのフォロワーさん(Bさん)の普段のキャラクター好みから「登場人物が多い作品から好きそうなキャラを探る」というものでした。題材は金色のコルダ スターライトオーケストラというソーシャルゲームにしました。理由はAさんも私もやっているからです。何ならやってほしいからという理由です。
このへんはBさんもAさんも私と普段からカラッとしたやり取りをさせていただいているから。探り探りでどういうのができるかな?というのもあって「実験に付き合ってもらおう」という流れでした。
「YESならピース、NOならパーを出してください」という指定を決めて、以下好き勝手にQ&Aをしました。
例
「性格としてキビキビしっかり者が好きならピース・ふんわり柔らかい子が好きならパー」
回答「絵文字」
どちらかというと私は参加型タイプのもののほうが好きというのもあって、3人であれこれどうだというのも楽しかったです。ちなみに色々突き詰めていった結果、「多分月城慧が好きなのでは」となりました。
キャラクター紹介⑱ 月城 慧(CV:#宮野真守)
— 金色のコルダ スターライトオーケストラ (@corda_so) 2020年12月11日
オーケストラ協会の理事長を父に持ち、家柄も実力もトップクラス。
その立場に甘んじることなく、さらなる高みを目指し続ける野心家。
「暴君」とあだ名される傲慢な辣腕ぶりで、団員たちから畏敬されている。https://t.co/VKvgCJdSSK#コルダ #スタオケ pic.twitter.com/GPrOmeuiNp
ちなみにやった側の感想としては「あの中だったら多分そう。ダウンロードしました」というかんじでした。いらっしゃいませ!!!!!ようこそ!!!!!!
【2回め】自分とゲストとリスナーさんと
2回めはリスナーさんが複数いらっしゃる場合で自分が主体になりながらあれやこれやすすめる「完全にラジオだこれ」という状態。
はじめましてのお方もいらっしゃって「どこから?!!!!!あなたの河野どこからですか?!!!」とびっくりしたのでじゃあどうせなら来ていただいて…とゲストでお呼びしました(本当すいませんでした)
ジャニオタの文章って文学ですよね…というお話をさせていただいて、あれやこれやお話をさせていただきました。7orderのファンの方ということで「以前*1は橋本くんが大変お世話になりました…!!!サマパラ大変盛り上げていただいて…」と2017年の思い出を振り返りつつ、いろいろなお話をさせていただきました。気づけばリスナーさんが増えてきたので、いわゆる「それぞれのお話を聞く」みたいなかんじでお一人終わったらまたお一人、というかんじで持ち回って聞いてみました。
最終的に鎧武のお話とか「見終わった後にもう一度頭見ると「やめるんだ!!!!!!!!!!」とか色々なりますよね」「なんで朝からまどかマギカ見てるんだみたいな気持ちになりましたね」とか色々お話しいただきました。
また、お話の中でウルトラマントリガーの話題になり、ブログでお世話になっているRyoさんにウルトラマントリガーについて色々レクチャーしていただきました。
「シン・ゴジラで今まで見たことなかった方が見て、面白いと行ってくれたからこそ次回作が楽しみ」という意見やウルトラマンティガとウルトラマントリガーの関係もお聞きしました。最近めっきり何も見ていなかったので「なにそれめっちゃ見たい」となった次第です。
最終的に回し者のごとく「それじゃあ改めて番宣じゃないですけど……紹介お願いします!」「ウルトラマントリガー、毎週土曜朝9時から、7月10日放送開始です」という落ちまで付けさせていただきました。みんなチェックした?!大丈夫?!という反応にも絵文字でレスポンスしていただいたの頭下がります。有難うございます。もうすぐですね!初回録画予約バッチリです。
【3回目】一人話
参加者:リスナーさん(聞く専門)お二人
「マキバオーが面白いんだよマキバオーが」という話をさせてもらいました。本当は各位お話を聞かせていただきたかったんですが「音声は!!!あまり!!得意ではないので!!」ということだったのでひたすら自分が語ることに…(笑)音声でまとめると文字で書くのとはまた違うので、なかなか難しかったです。
幸いおふたりとも知り合いだったので「最近私ウマ娘にどっぷりなんですけど」からはじまっての、二人に検索してみてもらって~とかあれこれ言いながらマキバオーが面白いんだよという紹介をしました。単純に面白いから見てほしい、何ならニコニコで1話見れるよというお話をさせてもらいました。
一人でつらつら話すとなると難しさというかより「ラジオ感」が出てくるので言葉に注意しながら「相手はどういうこと考えてるかな」とか「ついてこれてるかな」とかのチェックの難しさを感じます。
やってみた感想
音声だからやっぱりどうやってもニュアンスの問題も出てくるし、相手がどういう人なのかTwitterの文字だけで理解していたものとは異なってくるのでそのギャップを埋めながらやるのは難しく、また同時に「文字とは違うからこそのレスポンス」も面白いな、という印象です。
ただ、言葉とかに大変気を使わなければならない(リアルタイムがより文字よりも反射的に返すので)ので、考えどころかなぁとも感じました。
Twitterで友人と狭めた上での「テレビ番組せーので見ようぜ」とかの実況で使ってみても面白いかもしれませんね。
LINEの通話よりはちょっと外向きで、mokuriよりスタンプでの反応になるので簡略化されているのかなと思いました。インスタライヴとかyoutubeライヴ配信みたいに残る印象もないのですが、これスマホ録画した上でやったらどうなるんですかね。形残るのかな。そのへんの「リアルタムだからこその楽しさ」と「リアルタイムだからこその難しさ」を踏まえた上で、自分なりの使い方を試行錯誤してみたいと思います。