A.B.C-Zのライヴツアーがついに始まりました。このご時世の中でも少しずつエンタメが戻ってきていることが何よりもまず嬉しいなぁと思うばかりです。
オンラインではなく、実際に躍動するからこそ感じるものってあるな、というのはスポーツといったものにもいえることですね。
今年のツアーに関しては「10周年に”向かう”ツアー」という印象で、だからこそのセットリスト、だからこその演出だったなぁというように感じられます。全部を覚えているわけではないのですが、記憶に残ったところをポロポロと記しておきます。
ナッシンがないのかそれとも単純にNothin'そのものを名古屋が外しているのか曲と混同しちゃってあたふたしてました。おかげでアイキャッチも間違ってる(笑)
※ネタバレを多く含みますので、ライヴ参加予定の方は回避推奨です。
名古屋センチュリーホテルについて
”A.B.C-Zと名古屋は縁がある”という言葉の通り、メ~テレとご縁があるこのグループですが、今回もセンチュリーホールでの開催となりました。
公演時間について
1時間30分~2時間ぐらいでしょうか。夜公演は特にスピーディーだったように感じられました。大体8時前には終わったかな、と。
演目について
すでにもう多くの方々が感想を挙げていますが、カップリングやアルバムの中の曲が多かったです。「この曲あったっけ?!」と思う曲(調べたら自分がこのジャンルに足を運ぶ前の楽曲で音源化されてなかった)もあったりと、何かと驚かされたように感じます。
今回はアルバムを引っさげてのツアーではないので、どのようにやるのかなと思っていたのですが、やっている内容は「こういうのもあるんだよ」の提案、みたいな。いわゆる「鉄板!」と言われる曲たちではないものが多かったからこその楽しみがありました。サマパラで橋本くんが一人でやったことはあったけれど、実際5人でやったことはなかった「All My Everything」があったのを見て「やると思った~!!!!!!!」と嬉しくなったのは言わずともがな。
また、ホールで火見れると思っていなかったので単純に驚きました(笑)ガツガツ踊る曲目が2つ連続であったのは本当に本当にほんとうに声を大にしていいたいぐらい嬉しかったです。Finally Over、もしかしてもしかしなくても2017の橋本くんのソロコンぶり…?!とか、時間の流れにも同じくらい驚きました。
また、ソロの曲に関しては2017年ぶりなのでそれこそ4年ぶりというのも何だか感慨深かったですね!Mr.Dreamをまた見れる日が来るとは思っていなかったし、未来は明るいかいに関しては映像では見る機会があったものの実際に見れる日があるとは思っていませんでした。
「ジャニーズトンチキな曲あるって言ってよお!」とTwitterでバズってたのを見て本人が反応していたのも含めて、声だせない(かわいいー!のレスポンスができない)のこんな状況じゃなかったらなぁと残念に思います。
それにしてもMr.Dreamが始まった瞬間のファン全体の「えっ」という息を飲むような雰囲気は初日ならではだなとも感じました。あのドフラミンゴ(※ONE PIECE的な意味で)ぽいお衣装が好きだったなぁとか懐古しつつ、今の五関くんができるMr.Dreamを見られたのも嬉しかったです。
塚ちゃんのソロはあれは音源化されていないやつで「これなんだ…?!!!」とめちゃくちゃ驚きと焦りがありました(笑)リカちゃんも可愛いんですがやっぱり塚田さんの塚田さんならではのソロ曲がまたあったらいいな~~ってつくづく思います。いつも言ってる気がする(笑)
戸塚さんに関してはピアノもギターもやっていたからこそ色々感慨深さがありました。Vがすごく好きで、あの独特の音と弾むような声と、それでいて地に足つかせた歌詞の組み合わせがとてもいいですよね。好きです。まさかギターを背負って踊るとは思いませんでした。
今年のA.B.C-Zのスケジュールを考えるとABC座はやっぱりないのかな、と感じるところもあって(やったらやったでそれはそれでハードだなぁと思うんですが)、だからこそホールでできることを色々やっている、というような印象です。
また、今公演で塚田さんが怪我しそうになって(いわく跳びすぎたそうで)正直ヒュッ――と心臓が止まりそうになりました。一番前のファンの方も完全に身構えただろうな…と…。
ペンライトでQ&A
今年のMCは番宣というか、告知する内容が全員が全員目白押しですごいなぁと驚くばかりです。
覚えていたお話だと今回のツアータイトルも「Fが大きい!」といっている河合さんに「おめでたい男ですよ」とニコニコしながらばっさり言った戸塚さんの関係に笑ったのと、橋本くんのある意味本当にいつもどおりな空気感と。「絶対かわいくん痴情の接吻のこと地上の接吻っていうよ」と友人に前もって言われていたのですが本当にそのとおりになったのも驚きました(笑)
取り敢えず「朗読劇」というジャンルについての難しさは特有であると思うので(ただ台本を読めばいいわけではないという意味でも)、戸塚さんも、橋本くんも頑張って欲しいなぁと思うばかりです。今までやってきたものではないからこその難しさは絶対ありますが(もちろん、橋本くんはいくつか経験していますが、本業はやはり違うわけですし)ストレートプレイでもミュージカルでもない、「音楽劇」や「恋を読む」という流れでの作品。どう演じてくれるのか楽しみです。
ペンライトのオレンジと緑が今回追加になったことについてですが、めちゃくちゃシンプルに「アンサーチェック」としてファンの意見を聞くものでした(笑)
この前スペースでやった「AかBか」みたいなのは完全にこのやり取りを参考にさせてもらいました。
「前髪あり/なし派か」「金髪はどのぐらいか、違うほうがいいか」とかそれアイデンティティに関わらないか!?というものから「最後の晩餐はごはんかパンか」(私はパンでした・笑)など――正直オレンジに関しては灯に使うと思っていたので「アッそういう?!!!!!」と驚いたというか。
それでもファンとのコミュニケーションを取ろうとするのがA.B.C-Zというグループの特徴なのかなぁとも思うので(絶対ファンと話しをしようとする印象があります/笑)これはこれで、全体の意見を見れるものとして声が出せない分色んな所に目がいくようになるのかな、なんても感じました。
それにしても緑とオレンジが割れているのを見て「うまぴょい伝説みたいなことになってる」とひっそりとトレーナーの一人として思っていました
(いろんな人のうまぴょいがありすぎてびっくりしました)
eGGで五関くんがウマ娘の話を聞いていた回があったので「うまぴょい……」とソワソワしたのは内緒です(笑)
コンサートのラストの灯
ライヴの最後に絶対灯やるだろうなと覚悟はしていたのですが、ぐっと心を掴まされるようなとてもシンプルながら力強い演出でした。
ホールという場所で以上やれることは限られているけれど、限られているからこそ、ソリッドにした上で真っ向で心を響かせてくれる灯という曲を聞けたのは本当に良かったです。
GwZではSHOW TIME!をキャラクターを模して演じていましたが、今回の「灯」に関しては作品を通した曲ではありますがA.B.C-Zが伝えてくれる感情として送ってもらえたかな、というように見えました。
昨年でいえばChance To Changeの心をぐっとひきつけて離せない、揺さぶられるような衝動みたいな勢いを灯という曲をリアルに聞いて感じました。CDやテレビで、Youtubeでみたときとはまた違う印象になったからこそ、もっと聞けたらいいなぁ…なんてそんなふうに思います。
パフォーマンスをしている姿について
セットリストを見ていると今回は「新しい曲をいっぱいやるぞ」というよりも「既存のなかで全然やってなかったものを取り上げよう」というようなコンセプトだったように感じます。(これはMCでもお話されていました)
というのも来年A.B.C-Zというグループは10周年を迎え、その際におそらくはシングルやメインとなったDVDの楽曲を披露する――というのもあるからじゃないかなと。ベストアルバムも出ることを鑑みたらそりゃそうだ、というのと同時に「みたいけどそのまま見られなかった曲」がいっぱいあるのは面白かったです。
割合としてはカップリング≧リード≧シングルという感じでしょうか。そのため、今年からファンになった方々はアルバムやシングルで楽曲どれだ!!と探さなくてはいけない大変さはあるかなとも思いました。あの作業地味に大変ですよね……。
GwZやLBTとは色合いを変えて、さらに昨年末のクリスマスコンサートをつなげた上での「声が出せない」なかで、配信ではなくお客さんを迎えた上でのツアーというのはきっと熱量が(クリスマスコンサートではお客さんが入ってはいましたが客数等の問題を鑑みて)違うだろうし、コロナ禍で実行することの難しさも諸々あるでしょう。
戸塚さんが「フェイスシールドとマスクしてても見えてるぞ~!!!!」とお話していたとおり、フェイスシールドの難しさ(2Fや後列では飛沫来ないんじゃ……?という意見も正直わからなくもないですし、一方で「じゃあしなくていいよ」というわけにもいかないからこその難しさだろうなとも思います)も含めながら、ファンも、当人たちも探り探りやっていくからこそ8月の中断期間(言い回しがサッカーみたいですが)を踏まえた上でどのようにまた進化していくのか、いろいろなことが替わっていくのか、楽しみでもあります。
名古屋で面白かったえびらぶの言葉で五関くんが「決めた、全員落とす」からの、塚田さんが「落とした人を奪う」からの橋本くんの「全員と寝る」という3段落ち。五関くんのさらっと言葉にしていて「っだ~~~~~~~~~~~~~!!!!五関くんそういうところ!!!!!」みたいな絶妙な言葉にしがたい震えをもたせた上で、二人の「引っ張られてる!」みたいなテンションが好きでした。毎回色々思いつかなくちゃいけないの大変だろうな、と思いつつ「なにそれ」と笑い合っている姿とか見ていてほっこりしましたし、MCでの相変わらずの五人の姿はガチャガチャにぎやかというか、テレビ等で見るのとはまた違った雰囲気で楽しかったです。
なかなか世の中の動き的にどうなるのかわからないライヴではありますが、彼ら自身もファンもしっかり対策しながら楽しめたらいいなぁと思う限りです。