ずっと気になっていたお店、紅茶専門店「テシエ」さん。
NHKあさイチを筆頭に色んな番組に最近は出ていらっしゃっていて、オープンの頃から「一度は行ってみたいなあ」と言い続けていたものの足を運ぶタイミングを逃し続けていました。……ら、Twitterで偶然キャンペーンをやっていらっしゃったので「面白そうだなあ」と参加させてもらったらなんと当選しました。有難うございます。
テシエさんの名前の意味は「パティシエ」等のシエと同じく「職人」で「茶職人」という造語。響きが可愛いですよね、テシエ。女性だとテシエールになるんでしょうか。
▽ホームページthesier.jp
お店で様々な紅茶を楽しむことができるのですが、今回は「イメージした紅茶を紅茶職人の手によって作っていただける」というオリジナルブレンドティーをいただけることに。
早速その感想をまとめておきます。
紅茶を頼んでみよう!~イメージする~
まず最初に「人」でも「味」でも良いので、どんなものがいいのかイメージしてほしいということでした。ちょうど母の日企画ということだったので母をイメージしていたのですが「いやそもそもこれ私が当てたものだし母にじゃなくて自分が飲んで美味しかったらお裾分けしたほうがいいのでは……?!」なんていう欲望に正直になった結果「やっぱ自分が好きなものであっていたら、同じものをお金出して購入させてもらおう」ってなりました。
で、どんなものがいいのかイメージするんですが……こういう機会じゃないと「人から聞いた自分の解釈の推し」というものは具現化されないので、”推し”といわれる自分の好きなものを選ぶことにしました。
そう推しです(センター・橋本良亮氏)。
「自分なりの橋本くんのイメージ」をばーっと書き出してみて、ここからどんな紅茶になるのか、あえて茶葉の指定やフレーバー等に関しては指定せずお願いしてみました。
自分なりの解釈で記入したものは次の通り(一部抜粋)
- 一定のラインがはっきりとした、メリハリのあるもの
- 甘くしても、さっぱりしても「飲みやすい」「楽しめる」
- アイスでもストレートでも楽しめるようなアンバランスさでバランスを取っている
- ペアリングが馴染みやすい。突出して「これ!」とクセが強いものでもマイルドに波長を合わせられるかんじ
- フルーツでいうとベリー系。甘酸っぱさとか(いちごとか……?)な印象です。
「紅茶になる」ということを前提に考えていったらどうしても色々なものをあれこれ考えていってしまって増えていく増えていく……ということで、非常に作りにくかったんじゃないかなぁと思います(笑)
届いた!!
それからしばらくして、届いたのがこちら。
達筆なお手紙を添えていただきました。有難うございます。
飲み方についての提案も一緒に添えてあり、ティーバッグでさっそく飲んで見ることにしました。
届いた紅茶を飲んでみよう!
メリハリのある味わいの春摘みネパール
強い味わいの夏摘みアッサム
シングルティーでも素晴らしい、季節ごとの特色を感じられる紅茶を合わせました。
様々なシーンに合う、日常を彩る紅茶です。
(お手紙より引用)
「四季を全部ぎゅっと抑えたような人」として私は橋本くんに対して見ているので(本人が夏生まれでめちゃくちゃ夏っぽさあるとも思うけど、グループでまとめてみたときに「四季そのもの」を詰め込んだ人だなって印象です)正直「季節ごとの特色」を詰め込んでブレンドしていただいたことに驚きを隠せませんでした。なぜバレた。
まず香りがめちゃくちゃ爽やかで、ふわっと心を落ち着かせるとと共になんかウキウキする感じがします。紅茶を飲むシーンってまっさきに自分はどんなときかと考えると「食後」「朝」とか、気分の切り替えのときが多いのですが、それにしたって心が弾む。
早速ストレートで飲んでみると、一気に広がっていく香りの良さに驚きました。茶葉の段階でも良い香りだったけれど、それをさらにもう一段階あげたような香り。
さらに驚くのはその飲みやすさ。苦味渋みそんなものはない。コクがあるというよりもさっぱりと、つるりとしているけれど「印象に残る」ということはなくさない。紅茶がすごく好き!詳しいというわけではないのですが、何となくこれはこっち、これはこう、という部類をわけることは出来ても具体性みたいなものを踏み込んで行けていなかった分「こういうのもあるんだなぁ」と驚きました。
初夏に入り、もう梅雨入り間近とも言われている中でどうしてもホットが飲みにくいなぁとなっていた分、アイスでも試してみたのですが、冷たいぶん、よりさらっと飲めてしまう。味のがっしりしたガトーショコラみたいなものとも合うだろうけれど、個人的にシンプルなレアチーズケーキとも相性が良さそうだな~っても思いました。ごはんと合わせても、おやつと合わせても、どんなときにも対応できる万能感が嬉しいです。
推しをイメージしつつ、自分なりの「こういうところが好き」に混ぜ込みながら出してもらったものが非常に飲みやすくて「これこれ!!わかる!!」かと言われると「そう」かどう、かは正直わかりません。が、しかし、この味が好きかと言われればそりゃもうとっても好きで、大満足です。
橋本くんが「旅の途中箱根空木に舞う心」と以前プレバト!で初夏の箱根をイメージした俳句を詠っていらっしゃいましたが(その後なっちゃん先生に「風に咲く箱根空木や旅さなか」と添削されていらっしゃいましたね)、箱根空木横目に散策するときにお供で水筒にアイスティーにして持っていきたいような、そんな紅茶でした。
(ちょくちょく今読んでます)
全体感想として
「あんなに乱雑に書いたイメージをよくもこんなにすっきりとまとめてくださった」という感謝がまずいちばんに出てくるのですが、その上で新しい解釈としての合致に驚き、さらに要望の「ここは外せないであろうな」というところを加味してくださったように感じます。
テシエさんには一度お店へ足を運んでみたい気持ちがより一層強くなり、また同時に「こういうふうに一人ひとりの”こんなイメージ”といった漠然としたものでも解釈してくれて、新しい部分を加味してくれて提供してくれるんだなあ」ととてもうれしくなりました。
友達同士でお互いをイメージしてプレゼントしあっても面白そうだし、実際にやってみたさがあります。一味違った贈り物として、また自分用の楽しみとして。
真っ直ぐに紅茶を楽しむ方法ももちろん「自分の好みを徹底的に追求していった結果」での形も、いろんな形で楽しめるということが凄く素敵な取り組みだなぁと思う限りです。Twitterで見ているだけではなくて足を運ぶ機会を得たいところ。ワルプルギスの夜とか……すごい気になってました……。
オンラインの通販ページを見ていたら、こちらも色々なブレンドを用意されていて非常に興味深いです。あれこれもこっちも試してみたいですね!!!
素敵な機会をいただきましてありがとうございました!