花屋さんで新型コロナウイルスの影響で卒業式、卒園式、送別会など含めて中止になってしまいダメージをとても追っている、というものを見かけました。
話題の牛乳大量消費の「蘇」もそうですが、何か自分でもできることはないだろうか……?と思いたち、個人店の花屋さんに足を運びました。
それに伴って、せっかくだし!花を!作ってもらおう!!!!という記録です。
買うに至る流れ
特に何かあるわけでもないけど……と思いながらもお花欲しいなー、とTwitterでのSOSみてから思いつきでした。
お店に行って、「3000円くらいで、お花をブーケにしてください」とお願いしたところ、素敵なマダムが「お渡しする人はどんな人ですか?」と聞かれたのですが。まあここで全然考えてなかったもんで………固まったのはいうまでもなく。
言えない。
自分に向けてだったなんて言えない……!(笑)
そんな気持ちをはらみつつも、「なら自分でいっか!」と自分なりの自分の印象をイメージして、「賑やか」「楽しいことが好き」ということを話した上でお願いし、花については折角なのでお任せしました。
出来上がったお花はこちら。
予想よりピンクと紫(ピンク?)そしてオレンジで爽やかかつ春らしくなっていました。見えにくいけど白もあります。
自分から自分への花束
花っていうのは「綺麗」と、そう思わせてくれるだけのものなのかもしれません。
そもそも花って、いわゆる嗜好品です。ぶっちゃけ、本当にぶっちゃけて言っちゃえば「なくても生きてはいける」もの。
でもじゃあなんで、こうも愛されて、こうも続いて居るのだろう…と考えずにはいられないわけで。国花というものがあるのはなぜだろうとか(その場所ならではのものだからってのもわかるんですがね!)そんな「ふとした疑問」がわいてきます。嗜好品だけど、そんな嗜好品が荒んだ心を慰めてくれて居るのもまた事実です。
この花束については、「この人にあげたい」の対象が私になりました。
つまり、人から見た(伝聞だけで想像してもらう)私になっていくわけで。
正直なところ出来上がったお花を見てそこまで私華やかではない気がする…(笑)みたいな謎のこそばゆさを感じたわけです。なにせあんまり日頃花に向き合って生きてなくてそんな華々しい(なおこれは花とかけているわけではないです)人間かと言われたら「いやまあ確かにそうは言ったけどこんなに華やかとは」みたいなあれそれ。
でも、 作ってくれた人からすると自分とは気づかない、誰かへのお花をイメージしてくれます。
「イメージで作ってもらった、自分に向けた花束」は、ピンクとオレンジの溌剌さと、グリーンの爽やかさが混じる、とても素敵なお花です。
生花とか、フラワーアレンジメントとか、そういったことをほぼしたことないですが、そうやって選んでもらった花というのはなんだかふわふわ、優しいような気持ちになって、もちかえっている間「どう飾ろうかなあ」と足取りも軽くなっていきました。
花を飾ったとき、なんともいえぬ幸福感が生まれて、ピンクやオレンジ、そして混じる白とグリーンに元気をもらえた気がします。
花いっぱいプロジェクトで、人へ、自分へ
今、農林水産省が動き出して居るプロジェクトのひとつです。
「花いっぱいプロジェクト」を始めます!~お家やオフィスに花を飾ってみませんか?~:農林水産省
「誰かの助けになるなら」という善意的なものというよりも「普段買わないからこそ、日常に取り入れる」としてご褒美に私は購入しました。結果としてよくTwitterで回ってくる「自分をイメージするのってなんですか」とか、そういうRTをダイレクトに自分なりの自分のイメージを人へ伝えて、そして手にすることができました。承認欲求が満たされたといえばそれもまた然りなのかもしれないんですが、とにかく作ってもらう間ソワソワしてました。
花束を誰かに渡す、というのもとても素敵なことだと思います。
A.B.C-Zの名曲で「花言葉」という曲があって私はこれの間奏の踊りが好きなんですが(もっとコンサートでやって欲しい)(大体カットされる)とにかくこの曲は花がもつ言葉を使ったラブソングで、優しい曲調とMVがドラマ仕立て(挿入歌、主題歌ぽく作られてる)のもあってか思い入れがとても強いです。最後の「幸せになろう」の橋本くんのパートが安定に大好きですし、「ありがとう、愛してる」のパートもまああの大好きです。本当に素敵な曲です。
(ビジュアル解禁されたのにアイキャッチないのもったいない…)
で、なかなか手を出しにくい中で、お花買わないしな…ってなりつつも「自分へのご褒美」として今回花を買ったことで見えたことがあります。
人に花をあげるのは楽しい。
自分ももらったら嬉しいタイプの人間。
だからこそ、自分に「今週もお疲れ様」という意味でお花を渡した時に何だかハッピーになった、ということ。
誰かのためにあつらえる花もとても美しい。そしてなにも花は男性から贈るだけのものでもなく、女性だけが楽しむものでもないわけで。
相手がイメージする自分、自分がイメージする相手、でちょっと交換し合うのも素敵だなと思います。予算下げて作って貰ったっていいわけだし、一輪挿しみたいな感じで…見たいなイメージ伝えたっていい。
そんな素敵な日だって、あってもいいんじゃないかな。明日は国際女性デーだしミモザをもっと小さな形で買えたらいいなあ。そんなことを考えながら楽しみが増していくばかりです。