様々な映画が封切りになっている中で、先日「ラスト・ホールド!」が始まりました。色んな雑誌やテレビで番組宣伝をしているおかげで塚田僚一さんを見る機会が多く、「金髪筋肉塚ちゃんです!*1」という言葉を耳にすることが増えたように感じます。
塚田僚一氏に対しての印象は「明るくはつらつとした“偶像”としての自分を作り上げている」というお人なので(素の姿はとても落ち着いている人であると各所にて言われています。少年倶楽部では「塚田さんは金髪になる前は非常に真面目なコメントを雑誌でしていて、いじれない」とSnowManに言われていました。
ということで、そんな塚田さんが主演の映画「ラスト・ホールド!」を見てきました。
プラス面/マイナス面とも含めての感想であること、ネタバレを含んでいますのでご注意ください。
「ボルダリング」とはなにか
そもそも「ボルダリング」という競技は昨今、日本でもとても流行っています。
2014年、15年、16年、17年と4年連続で世界ランキング1位を獲得している世界有数のボルダリング強豪国になっているのが日本の現状。
この「ボルダリング」とは何かと言うと5m以下のそれほど高くない壁を登る、手軽でシンプルな登る(クライミング)スポーツ。「スポーツクライミング」の一つです。
筋力がない人やダイエットを考える女性でも楽しめるシンプルなスポーツとして今、全国各所にボルダリングができる施設ができています。
で、2020年に行われる東京オリンピックの追加競技として「スポーツクライミング」が決定しました*2。そしてこの中には「ボルダリング」が入っています。
で、「ラスト・ホールド!」は、このボルダリングをテーマにした映画となっています。
「ラスト・ホールド!」について
配給会社は松竹。
「ジャニーズ映画」という意味では「忍ジャニ参上! 未来への戦い」「関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!」などが挙げられます。
松竹とジャニーズで調べてみるとやはりというか、ステージ(舞台)の上であることが多い印象。その上で、昨年気になる記者会見をされていたので此方もご紹介。
改めていろんなことをやっているなあとつくづく思うばかりです。
で、それはそれとして、今作について。ジャンルとしては青春群像劇です。
公式ホームページは此方から。
また、ジャニーズJr.の「Snow Man」というグループメンバーの岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、宮舘涼太、佐久間大介、阿部亮平が部員役で出演しています。
脇を固めているのは本広克行作品によく出ている印象のある*3永野宗典、森田剛主演の日常と狂気が同居していた映画「ヒメアノ〜ル」で壮絶な姿を魅せてくれる和草を演じた駒木根隆介。
駒木根さん含めたヒメアノ~ルの感想は自分の中でも思い出して書き起こしたものを見ては「和草君は甘さが残るからこそのキャラクターだったんだろうな」とつくづく思います。
当時の感想がこれ。書き方が当時とえらい違いすぎて読み直すたびに「誰だこんなの書いたn……私か」となります。
駒木根さんは調べてみるとナラタージュ等他にも色々出ていらっしゃる様子。
また、重要な登場人物として勝村政信が登場。サッカー大好き勝村さんじゃないですか。2016年のJリーグアウォーズで司会も務めています*4。
後「FOOT×BRAIN」というテレ東の番組でも司会進行をになっており*5、サッカー詳しい芸能人として個人的に応援しております。instagramで汗だくにサッカーやってるの見ていると非常に和む。
また、お芝居に関して言えば昨年・塚田さんと同じグループの戸塚祥太さんと二人芝居「Defiled(ディファイルド)」に出演されていました。ダブル主演*6の中で、たくさんのことを息づかせた、そんなお芝居であったと聞いております。
なお今年の仮面ライダービルドの映画でゲスト出演されることが決まりました。
「東都の知事」であるということはそれってすなわち、Vシネ*7でも出番があるということでは?!とかね、思ったり。
大森敬仁プロデューサーは「敵なのか味方なのかは不明ですが、『ビルド誕生』に深く関わるミステリアスな役」と説明している。
ということなので、ビルドという立ち位置を考えるとこっちもワクワクします。仮面ライダービルドは非常に重圧感のある、見てて考えさせられる箇所も多いので、今後の展開と彼らの担う重要な役割が楽しみです。
監督は真壁幸紀。今作が2作目となる映画です。
あらすじ
取手坂大学4年生、ボルダリング部主将の岡島健太郎(塚田僚一)は悩んでいた。大学卒業を間近に控え、部員は自分ひとり。伝統ある部を存続させるためには6人の新入部員を集めなければならない。それも早急に!
時は入学シーズン。必死の勧誘で、ようやく6人を入部させることに成功した岡島。しかし、経験者は河口亮二(岩本照)だけ。ボルダリングを山登りと誤解しているふしのある新井武蔵(深澤辰哉)、失恋したてでいつもピリピリしている桃田渉(渡辺翔太)、筋肉自慢の元ドラマー高井戸仁太(宮舘涼太)、潔癖症なゲーマー中道学(阿部亮平)、ダンスが得意で人懐っこい桑本由人(佐久間大介)と他の5人はクセの強い初心者ばかり……。(公式ホームページより引用)
感想
どこに焦点を当てるのか?
見ていた思ったことは登場人物が進行の中で7人が基本画面の中にいるので、焦点を当てるとき分散しやすい。
私はSnowManの顔を全員わかっているわけではない人間なので、その分どこをカバーしなくてはならないのか、「この人はこういう人(役柄)なのか」という把握をするのには、作中での描かれ方に頼るしかないのです。”役の設定と顔のイコール”をする前の現状が「顔の区別がつかない」人なので、設定を生かし、異なる印象を与えてもらわないと見ていて分からない、90分という映画の尺の中に収め無くてはならないことはとても困難である、ということは重々承知の上です。
しかし、今作で懸念していた「君は誰?」ってなってしまう部分が合ったことは否めず、「キャラクター(群像として一人ひとりの印象を残していくという意味で)映画」というにはもう一声!っていう印象でした。
この作品においての「みんなに其々ストーリーがあって、だからこそのスポットが非常に分散している」という点は見ていて非常に歯がゆかったです。
取捨て選択をしき切っていない、各位に見せ場を作りたいという気持ちも分かるのですが、そうするとキャラクター映画として「誰?」がずっとこびりついてしまう。そこがとても見ていて歯がゆかったです。
「演者のファンじゃなきゃ楽しめない」というもの、「役柄を通してその人が見えてしまう」というのは作品に対して個人的には寂しいというか、折角作品の世界観に入っているのなら、その作品でしかできない、描けない部分を描いてほしいので、「役者が透ける前提」にされると映画である意味合いを失ってしまうというか…もったいないな、と。
なので、正直見ていて「映画でやるよりも深夜ドラマでやって、一人ひとりを掘り下げていったほうがストーリーとしてはしっかりできたのではないだろうか」という印象です。
短いからこそ集中して見られる、コンパクトにまとまって分かりやすい、というものよりも「短くて書ききれなかった部分の多さ」が印象に残った映画でした。
- 「岡島」という人間の成長
- 「河口」という人間のボルダリングと向き合うまで
- 部活が一致団結するまでの過程
この3つを主軸にしたいはずなのに、分散しすぎて本筋にいくのに二人も薄くなってしまう。全体も薄くなってしまう。そうなったときに残るのは「惜しい」という感情になってしまうのかなということ。
地方から出てきて方言が抜けない新井が部活を取りまとめようとしたときにできていない、からできる、までの流れがあまりにもスムーズだったことに驚いたし、桃田はそもそも「蕎麦屋」=「あけみ(別れた女の名前)の人」というイコールに結ばれにくい。
そこで一言でも明美のキーワードがあったらヒントになるのにと思わなくもないし、一方で「これは明美とは関係ない彼自身のことである」ということを主張するのであれば、他のメンバーからの一言でも良かったのかな、なんて。
最初真面目にドラマーの高井戸かと思いましたよ私。違うのか。君は桃田か。ごめん。
キャラクターを立たせるというのは非常に難しいことだけれど、立たせなければ見ている側は「わからない」になってしまうのです。
ゲーマーの中道が「ぷよぷよ」という作品に対しての異常な執着があるなら、ダンス兼ねている桑本が兼部をするのであれば「あいつ部活こねーぞ!」とか、「お前どっちが大事なんだよ!」という悶着があってもいいのになあと。描写がないと「一枚岩」ってそんな簡単になるのだろうか、とか。
河口と岡島の関係が最初から出来上がっているのなら、岡島の怪我から復帰してそのことに乗り越えられなかったことをみんなの前で暴露して「隠し事する人がトップなんてやってらんねーよ!」となっても良かったかな。なんて。
「俺はあの人が凄いことを知っているんだ」とみんなに言うのなら、岡島という人の信頼が落ちても尚彼だけが信じていくのがあってもいい。
河口の噂にぐらついた彼らが岡島という光属性の真っ直ぐさに河口のようにそうだな、と同じように気持ちを切り替えて「仲間」になってもいい。
せっかくの主役なのに「岡島」という人があまりにも印象が薄くて勿体無いんですよね。部員をかきあつめた、部を存続させた。彼は怪我をしていた、戻ってきた、でもこの試合が最後。
でもそんなに大事なことをなぜ部員全員に黙っていた?
なぜ部員は「あの人はすぐ帰ってしまう」という描写に納得した?あそこで病院にいっていた→どうして言わなかったんだ、という流れでもよかったな、と。
もちろんもう自分の居場所がないということをわかっていたのかもしれないけれど。それにしたって「岡島」という人の心が分からないし見えない。
河口がやってはいけないことをした、それでも声をかけてくれた器の大きい岡島が「この人と人間なんだ、迷いもするんだ。間違えたりもするんだ」みたいなのが対比として描かれていたら、作中のシンメ感あって良さそうなのにな〜とか。
不信感も含めてのお互いに対する感情の爆発みたいなシーン描写が少なく感じられたので「え、それでもうあっさり受け入れるの??」という驚きと動揺が強かったです。
桃田がそんなにあっさりとあんなに執着していた”アケミという女”を切り捨てられるのはなぜなのだろう、とか。もちろん「ボルダリングに集中したいから」なのも分かるんですけれど、でもそれにしたってあまりにトントン拍子過ぎて見ていて困惑しました。え、え、こんなにあっさり?と。これは演者が悪いとかではなく、ただただスピード感がトントン拍子過ぎて自分の頭と心がついてこなかったかなという印象。
また、ストーリーにおけるラストの五輪に対してのコメントはとても「ボルダリング」という競技に対しての現状を示す部分として重要だと思うのですが、「全員が全員」このままボルダリングを続ける、というのはいいんですが。
あの、見てて「?」と思った点が一つ。
岡島はあのまま「あっ就職…?」っていう流れから、ボルダリングを続ける流れになりました。
でも、「社会人になる=ボルダリングを趣味でしか楽しめない」というようなニュアンスは個人的には首を傾げています。
実際、現実にもオリンピック強化選手の一人である藤井選手は、都内のジムで働く会社員クライマーですし、大会前日に残業をこなすこともあるといいます*8*9。
「僕はアスリートといえども、社会に関わっていくことを経験として持っていた方がいいと考えていたんです。人としてひと回り大きくなるために学んでおきたいと。クライミングに生かせることもたくさんあります。仕事の中で同僚と連携したりリーダーシップを発揮したりするシーンなども、自分にとっては貴重な学びになっています」
ボルダリング(スポーツクライミング)は実業団があるのかどうかちょっと調べていてわかりませんでしたが、見ていて「どうしてそこで、”社会人になったってボルダリングはできる。お前らとライバルだよ”という言葉にしなかったんだろう」と寂しくなりました。社会人になったら夢は潰えてしまうの?そうではないと思う社会人の端くれです。
スポーツを続ける、プロになるという道を選ぶということはとても大変なことです。わかるけれど社会=何もかもの縛りがあるというようなのには賛同できない。
映画の描写として、途中で面接を投げ出してなおこの試合に行くという心持ち(これは就活をしてきた沢山の人達が「あああ…」と頭を抱える部分だろうけれど)は正直苦苦しいものもあるけれど、それでも選ぶのであれば、社会人クライマーとしてでも「社会人という《壁》と向き合う」という選択肢でも良かったんじゃないかな、と見終えて感じました。
小説ではどうなのかはわかりませんが、私は「就職=辞める」ではなく、「就職=次のステージとして捉える」という、岡島の前に進むは連動していてあってほしかったという気持ちもあっただけに、最後の描写に対してもやもやを抱えています。
尺がない、分かる。小説版で補完をしている。
それは分かる、けれど、「限られた映画の時間の中で見せる」ということが「見せ所」だと思うので、映画という形で完結し、伝えてほしかったというのが本音です。
ヒットして、続編が作れるなら、ますばエピソード0!
— 真壁幸紀 Yukinori Makabe (@makabe57bose) 2018年5月5日
A.B.C-Zの皆さんが部員、主将は駒木根隆介さん。
Snow Manはみんな高校生役。
新井(深澤君)は北の方の田舎高校生だから、地方ロケは必須。
桃田(渡辺君)はアケミを取られる前。
#ラストホールド https://t.co/X4v2Ha8Ukn
エピソード0もいいと思います。駒木根さんは「こんなに太ってしまった」という風にコメントがあったからこそシェイプアップしなくてはならないでしょう。
と、同時に、自分には「見られなかった作品の重要な部分の掘り下げ」や「ここはもう少し見たかった(削ってしまったのかもしれない)」という部分のディレクターズカットがみたいなと感じています。
演出面について
最初の岡島の足元、背中、腕、体全身を駆使したボルダリングのシーンが非常に印象的でした。とてもよかった。
だからこそ、他のメンバー6人の「ボルダリングシーン」がもっと欲しかったというのが印象。映画の撮り方として全体的にアップが多く、もっと「こんなこともできます」「あんなこともできます」「この人達とてもアグレッシヴなんです」ということを売りにしている人たちの映画であることを謳っているのなら、もっともっと「うわ~~こんなふうにボルダリングやるのか~~~」っていう部分がほしかったです。惜しい。本当に惜しい。
コメディとシリアスの緩急の難しさ
映画における描写って難しいところですが、重要なシーンに対して髪の毛が「金髪に戻ってる~~」というコメディを入れるのはちょっと個人的には緩急に欠けている気がするので何だかなあとは。勿体無いなという印象でした。
コメディ部分の良い部分としては各メンバーが揃えられていくときの「お前それでいいのかよ」「ええ~~」っていうモノローグと表情芸。
ボーリング対決の河口君のポンコツっぷりも含めてそういう「大学生感」を含め、楽しかったです。
対比としてのシリアスをがっつり埋め込めんでいくことで益々緩急がつき、温度差・高低差がはっきりとついていくのにな~と見ながら思いました。一匹狼の河口くんが部に馴染む、他のメンバーと馴染むという過程が見られたらコメディが更にはっきりと「さっきまであんなにコミカルの中でもシリアスな笑い要員だったのに……!」ってなりそうなのになーとか。
全体を通しての芝居
勝村さんのお芝居が非常に印象的でした。
非常に嫌な役だったからこそのギャップは指導者としての見限りと、そこからのもう一度「選手」として信じてみたいと思う気持ちを抱かせる、その表情が印象に残っています。
「ガンバ」という言葉を放つためにどれほどのぐらつきがあったのかは計り知れません。また、落ち度があったという点を認め謝罪できるのは指導者として正しいでしょう。桜庭と轟木の暴走を止められなかったのは彼に対しての落ち度が0ではないという部分もありますし。
一度失った信頼は覆すことは難しいという言葉が作中にあります。その上でも河口は向き合っていく。そこを感じ取ったときの瞳の揺れ動きが「はーーーーこの人芝居上手だな!!!」としみじみするには十分でした。
塚田さんの芝居としては「座っているときの、緊張感に包まれている中での芝居」が印象に残りました。ボルダリング映画なのに選択肢がこれであれなのですが。
登っているときの背中で語っているのも良いのですが、アスリートにとっての緊張感に包まれてひたすらに平静であろうとするときの表情って個性が出ると思います。例えば音楽を聞く人、例えばギリギリまで寝る人、例えば考え込まないように体をアップしている人。その時の様相ってまちまちです。よくロッカールームの姿とか映像で見られますが、塚田さんは今回私が意識した中で”3回”、座って沈黙しているところがあります。(コメディを抜いています)。
個人戦のときの「無」になろうとしているときの描写が非常に綺麗に映し出されていて、はっと現実に変える所の変化がああ、良いなあと。個人戦に関しては結果は「過去の自分に固執」の結果なのですが、そのときの感情の変遷みたいなものは想像力が膨らむので答え合わせを雑誌や小説でしてもいいだろうし、見ている中での感じ取った自分の気持ちを大事にしても良いかな、なんて。そのぐらい良い顔つきでした。
SnowManに関しては宮舘くんのお芝居が印象的だったかな。詳しく知らないのですが、ちょっとしたところの表情が印象に残りました。河口を演じた岩本くんは掛け合いとして岡島、または恩師とのシーンがあっただけに印象に残りやすいと思います。
過去のSnowManとの出会いに関して言うと私自身は生で見たのは「滝沢歌舞伎」を挙げるのですが、その際に覚えた顔が佐久間くんのみだったので、それぞれの個性がもう少し、キャラクターを通して見ることができればもっと楽しめたかな、という意味で惜しかった。
また、印象的だった他校の「桜庭」および「轟木」の二人に関してですが、主として轟木が「えっ君…君どっかで…?」ってグラグラ内心思っていたのですが。
明日公開の映画『ラスト・ホールド!』昇竜大学ボルダリング部の轟木役で出演させていただいております。
— 荒木次元 (@jigenaraki) 2018年5月11日
真壁幸紀監督作品、主演はA.B.C-Zの塚田僚一さん、Snow Manの方々と闘っています。
ぜひ劇場に足をお運びください。#ラストホールド pic.twitter.com/kuf4yCntLj
演じていた荒木次元君を調べてみて、頭抱えました。知ってるわそりゃ。
仮面ライダーフォーゼ 第29・30・45・46・48話(2012年4月1日・8日、8月5日・12日・26日、テレビ朝日) - 草尾ハル / ムスカ・ゾディアーツ(声) 役
は、ハル~~~!!!仮面ライダー部にきたハルじゃないか~~~~~うわ~~~!!!!
気づいて一番驚いた。
ちなみに桜庭を演じた今野誠二郎さんは帝一の國にも出演されており*10、日本舞踏もやられたりと多才な方*11です。
必然的に必要悪である彼ら二人がどのような芝居を取るのか、全力で「う、うっわ~~~~こいつうぜえ~~」となってくれるのかが重要なポイントだと思うのですが、桜庭は特にアケミとの関係があっただけにもっとアップテンポに掴み合いの応酬ほしかったな~っていう。アドリブ合戦で罵り合いあっても面白かったかな、なんて(笑)でも、表情一つ一つ、謝罪のときに「怪我をさせてしまった罪悪感」と「それでもそもそもお前らの不注意だろ」という内心が孕んでいるのが見てて分かるのがいいな~と感じました。
主題歌について
今作の主題歌「Future Light」はA.B.C-Zが歌っています。バックにはSnowMan。
5月23日に発売される「VS5」に収録されています。
エンディングとしてスタッフロールとともに流れているときにサビが非常にキャッチーで頭に残りやすかったです。
実際に歌詞を見たらリンクしている部分も見られるのだろうと推察しておりますので、そのへんも楽しみ。
どんな曲なのか、どんなPVなのかはGYAO!で確認できるのでしていただきたい。
結果的に「面白かったの?」と聞かれたら
何も考えず、フラットな気持ちでサクサクと見られる映画でした。
ただ、プラスとマイナスで聞かれたら、私は気になる箇所が多かったので「プラスマイナスゼロ」であったかなと。
行かなきゃよかった無駄な時間を過ごした、とは思いませんが、レディースデーや映画の日を駆使して行くべきだったかな、とも感じました。
けれど「見てみないと何とも言えない」というのは誰もが一緒であり、感じ方は千差万別でしょう。私はこうだったけれど、今読んでいて「どうしようかな」と悩んでいるのなら、是非見た上で評価をして頂けたらと。
私の好きな部分が好きではない部分かもしれないし、逆もまたしかり。
「映画を見て、感想を言い合う」というのは自分の中での感情を噴出させてまとめあげていくという工程になるで、人の意見で「ああ~~だめって言ってるどうしよう~~」ってなるより「この人はだめだっていってるけど、思ったより良かったわ~」とか「この人超絶賛してるけど私はだめだわ~」という話のネタになったら一番いいなと。
そんなこんなで、ちょっと乱雑に書きすぎた感は否めませんが私の感じたラスト・ホールド!という映画の感想でした。
*1:自分の挨拶の持ちネタ
*2:オリンピック競技:スポーツクライミング|東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
*3:調べてみたらUDON、曲がれ!スプーン、本能寺ホテル他諸々いっぱいでていた。
*5:FOOTxBRAIN (@footxbrain) • Instagram photos and videos
*6:A.B.C-Z戸塚祥太、勝村政信と2人芝居に挑戦 - ジャニーズ : 日刊スポーツ
*7:今後出るであろういわゆる「番外編」または「続編」
*8:藤井 こころ (@ClimberHeart) | Twitter 「プロフェッショナル社会人クライマー」
*9:藤井 快 | TEAM au PLAYER | au CLIMBING CHALLENGE
*10:https://twitter.com/seijiro_konno/status/817746926707707904