フルオーダー。それは未知なる響き。
フルオーダーでものを頼んだことがあるかと聞かれると以前パン・ド・リオレ*1があって、それ以外にって言われると友人界隈でのやり取り(※現在私のアイコンになっているものは伊於さんにフルオーダーでちょっとアイコン描いてよといって作ってもらったものなので、フルオーダーです)(対価は夕食代でした。本当に良いのか…?)
セミオーダーのいわゆる”色・形が選べる”「カスタマイズ」タイプではなく、フルオーダー。
私の中の木村拓哉氏が「ちょ待てよ」と言いたくなるぐらいなわけで。ところでキムタクが如くが気になるって言い続けていた自分の身の回りで3人ほど購入していた。ちょ待てよである。なお私はNintendo Switchを買ってしまったので大乱闘スマッシュブラザーズをしている昨今です。
ということで、今回はminneでも活躍中のハンドメイド作家さんに無理難題にもかかわらずフルオーダーでお願いしてしまったというお話です。本当に本当にわがまま言ってしまって申し訳ない……!
反省と「お前こうなるなよ!」っていうのと「こうすればよかったんじゃね?」という反面教師と、なるほどな~こうすればいいのか~というポジティブ面でも参考にしてもらえたらと思います。多分反面教師が7割以上だと思うけども。もうなんかひたすら土下座しか出来ない。
今回のお願いした方
以前デザインフェスタで友人が一目惚れ→お土産に買ってきてくれて、案の定私も気に入って本当にかわいいな~かわいいな~の連呼しかしていないMiatea(ミアティー)さん。
で、めっちゃ気に入ってデザフェスにお伺いした際に「これは買わせていただくしかあるまい」とウキウキして行ったところ。
「すいませんもう完売してしまって…!」ということで一日目にして完売御礼という衝撃事実。購入することが出来ず…!
で、その際に御本人とお会いする機会があり、少しだけお話をさせていただくことが出来ました。
「例えばなんですけど、こういうイメージで~というお話をさせていただいて、作っていただくことってできるんですか?」とお聞きしたところ(そのときはすでにあるカラーリングでしかなかったのです)、「それをね…実はやろうと思っていまして」というお言葉が。なんという!!ぜひ!!ぜひお願いしたいですと諸手を挙げたところ、ふわーっとご自身も作品と同じく優しい感じの雰囲気のお方で和みっぱなしで、ああもうぜひともお願いしたく!!と友人と二人で頭を下げてお願いしました。
勢いで押し切ったとかいっちゃいけない。
オーダーの流れ
Miateaさんは普段からInstagramを中心に様々なところで動かれていたので、メッセージご挨拶をさせていただき、ぜひぜひサンプルとしてこういう練習台にでも使ってください!(※お代はもちろん持ちますというお話済み)で、お願いしました。
そして快くオッケーを出していただきまして。ありがたい……!
Miateaさんは一つ一つかぎ針でお花を作ってアクセサリーを紡いでいるお方です。
ガーリーなイメージに取られるかもしれませんが実際につけてみるとワンポイントアクセサリーとしてシンプルな雰囲気にもいけるし、華やかな空気にもできるし、まぁつまり何がいいたいかって超好みということです。
イメージについてヒアリングしてもらう
まず最初に「今回のリクエストするもの(イヤリングにするのか、ブレスレットにするのか。また、デザインはどういったものなのか」について決めていく流れでした。
今回はイヤリングを二つ、友人と同じデザインの色違いをお願いしようというお話でした。最終的にこれも変わるという大変申し訳無い流れなんですが。
ただ漠然と「このデザインで」とお願いしたいものがあり、友人が割と固定したタイプが好きで私が揺れるタイプが好きだったので、同じデザインにプラスアルファに私のものは揺れるパールがつく、という形になりました。
それとは別に「このヒアリングを含めてデザインも何もかも丸投げのおまかせ☆お楽しみセットみたいなのとか作り手的に難しいですか?」という無理難題をお話してみたところ「えっそれすごいやりたいです。楽しそう!!」と言ってもらえたのでそっちもお願いしました。こう…試される自分の力!好きなようにやっていい金ならある!みたいなのって楽しそうだなって思った次第です。こういうのが……こういうのをパトロン的にぽんと出せる人がお金持ちっていうんだろうな…とよくわからないことをしみじみ感じていました(笑)
で、私は暖色(赤、オレンジ、黄色)が好きで、友人は寒色(青、緑、紫、グレー)が好きという驚きの対比っぷりだったので、そのへんからお色が400色以上あるということで、Miateaさんに候補となる色味を選んでもらいました。
お願いしたのがタイミングとして秋~冬だったので色がこっくりカラー*2といわれる色合いです。
こうやってずらーっと並んでいるとかわいいなあとほわほわします。
で、そこから3つの色を組み合わせてもらうわけなのですが、これが超難しい。
どの組み合わせも可愛いがすぎる…と二人してああでもないこうでもないと悩む日々。
Miateaさんに実際に色のご紹介をしてもらって、組み合わせを拝見していきます。
こちらは私の候補のうちの一つだったもの。これもすごいかわいいんですよね、絶対見ててほっとするというか「絶対好きな色」って断言できる色でした。
こちらは友人の候補の一つ。寒色でスマートな感じの色合いがかわいい。そして紫は紫でも青紫でかつ濃淡により違いでるのがね、可愛いですよね。
「あえて私と友人の推しの色を一色変えてみたりとかしたら可能性としてどんなかんじになりますかね…?」という無理難題というか候補色とはなんだったのかみたいなお話にもMiateaさんは根気強く聞いてくださり、ご意見を出してくれました。本当すいません…!
これもめちゃくちゃ好き。差し色になる淡い紫とはっきりとした赤のグラデーションがかわいい。お前さっきからかわいいしか言っていないね?って言われそうですが語彙力が人間なくなるというものです。
で、そこからあーでもないこーでもないってなっていた際に、私は赤~朱色でカラーバリエーションがどのくらいあるのだろう?という疑問になりどんなかんじなんですか?と聞いてみたところ、赤をいろいろ出してもらえることに!
グラデーションisかわいい。個人的に上の朱色と淡めの黄色、黄緑とかと組み合わせて「ビタミンカラー!」とか「βカロテン*3カラー!」とかもありだなあとか思ってました。自分の好みがわかり易すぎてアレである。
色が決定した!
最終的に私がこちらになりました。いや本当にディスカッション長かった。お付き合いいただいて申し訳ない。
友人はこっち。
柔らかいラベンダーのような色合いで、春先ぽさもありつつオールシーズン使えそうだな~ってなるかわいいカラーリング。
本当に本当に長らくお付き合いしてもらって申し訳無さしか無いというか、自分が軸を持っていないと本当に作り手さんにご迷惑がかかるのだなと反省しっぱなしです。すいません。いろいろお話していくうちに「ああそれもいいこれもいい」ってなってしまうから世の中のオーダーを受ける方々は大変ですね。
出来上がるまでも含めて本当ディスカッション代も聞きますよってぐらいなんですが、大丈夫ですといっていただいてとてもわがままを言ってしまったなあと思うばかり。
出来上がったものは此方!
下のリース型はMiateaさんのおまかせセットです。「オールシーズン使える色合いでかつ色にもそれぞれ願いを込めてこの色合にしました」とお手紙にあって一つ一つの色の意味が「そうなんだ!」と勉強になりました。超かわいい。癒やされます。
そして悩みに悩んだものについてはもう二人して「かわいい…」と拝みっぱなしです。かわいいかわいい。
そしてあの、うっかり気づかずにいたんですけど。
友人がMiateaさんのイヤリングをお土産に買ってきたものとカラーリングほぼ一致していました。
私「?!!!!」
Miateaさん「?!!!!!」
友人「気づいているのかと思った」
全く無自覚である。でもそれはそれとしてデザインが違うのでほくほくニコニコです。
本当に本当にありがとうございます~!とっても可愛くて大切に使いたいと思います。
業者さんが作ったものはそれはそれでしっかりと形とかも考えられていて好きなのですが、ハンドメイドで人と人の話をしながら、いろんなご意見をしたり、作られている方のお話を聞いていると伝わってくる思いというのはとても素敵なもので、こういった作品との「出会い」っていいなあってほっこりしております。
誰かへのプレゼントにもいいし、自分へのプレゼントにも良い。本当に素敵な出会いだなあとしみじみしております。
これからもその出会いを大切に、いろいろ買わせてもらいたいな~と思います。
はーーーーかわいい!!!かわいい!!!(ずっと言ってる)