給食というとレトロな思い出ばかりが先行されてしまうわけですが、皆様給食についてどんな思い入れがありますでしょうか。
私はというとかつての学友たちとコントよろしく給食お代わり争奪戦を繰り広げたり、休んだ日に限って雪見だいふくが出ていてぎりぎりしたり。なんなら受験当日に良かれと思ってパフェが出たと聞いて「そういう………そういうさあ!!!!!!」とまあまあ理不尽な怒りを持ったこともあります。
大体週間で給食スケジュールをもらえたり、(献立表月でも出ていたと思う)それこそ栄養バランスを考えている栄養士さんたちから今日のランチの再現としてメニューレシピのプリントを配っていらっしゃったのも覚えています。先日、実家でふと探してみたらファイリングケースに三ヶ月分は残っていて、手間はかかるけど学生時代の思い出を再現したりしています。スイーツ系が多くて(ガトーショコラやアイスやムースとかとにかく色々あった)趣味変わってなくて笑いました。
今思うと懐かしさしかないけれど、いわゆる多感のガキども(あえてこういう書き方)を相手に給食を作っていらっしゃったみなさんは大変だったろうなと思います。
と、いうことで、今回はオイシックスさん主催のお題「好きだった給食メニュー」のお話。
母校の給食スタイル振り返り
母校は都内某所にある小中学校でした。校内のセントラルキッチンからエレベーターを通り、ワゴンで運ばれてきたのを給食当番が配膳する……というほんとに昔ながらのスタイルでした。あのワゴン、コントロール難しくて大変だったなと今でこそ振り返ります(笑)あのワゴンが来るタイミングでお腹が鳴るので授業早く終わらないかなあと願っていました。
お昼になると給食当番が台にそれぞれを置いて、順繰りにもらいに回っていく形でした。今はコロナ禍だしもうちょっと効率化してるのかもしれませんね。
配分が下手な人が当番だと絶妙に例えばカレールーが足りなくなって多かった人!!ってあーだこーだしてたの覚えてます。
好きだった給食のメニュー
鉄板に揚げパンだろ!クリームシチューだろ!とか色んな話があると思うんですが、最初に私は「サーモンとレモンのムニエル」を挙げたい。
サーモンとレモンのムニエル
野菜も色々一緒のプレートのような形で楽しめました。大体セットになるのは白いご飯でしたが、こんがりと焼けたサーモンとの相性が良くて(そりゃそうと言えばそうなんですが)好きな味。ちなみに、派生シリーズでマヨネーズと合わせたムニエルがあったんですが個人的には「違う…そうじゃない……」と神妙な顔になりました。マヨネーズにするならそれはそれで違う組み合わせが好きでした。それこそポテトサラダとか。
ご飯とのバランスがすごく良くて、気づいたらパクパク食べていました。どちらかというと中学生になってから出ていた記憶もありますが、骨も気にならないし箸で食べやすいメリットもありました
日本人だからこその「和食」
実家で和食を比較的食べる機会が多かったので、和食に触れる機会も給食で多かったのがありがたいです。それこそ赤飯とか鉄板に美味しいし(胡麻塩がいいアクセントでずっと食べていられる)、煮物系だと筍が入っているときはウッキウキでした。
一汁一菜でよい、ということを土井善晴さんがお話していますが、バランスよく色んなものを食べるという文化は学校給食の影響もあるかな、と思います。
お米とお味噌汁、そして煮物というシンプルな組み合わせでもホッとすることができたのは良かったなあと思います。カルシウム的な意味でもちろん牛乳の存在強かったのですが、学校でお茶欲しい……とめちゃくちゃ思ってました(笑)多分日本人としての文化のそれだと思うのですが、お茶とご飯の組み合わせが好きなんですよね。未だと水筒とかにお茶入れられるんですかね?だとしたらとても良いなあと羨ましさもあります。
まわりまわってシンプルにご飯+お惣菜+味噌汁の組み合わせになるようになっていった時にレパートリー考えるのに給食もすごく参考になったな、と今でこそ思います。おくらと鰹節をあえてお醤油合わせたおひたしめちゃくちゃ好きでした。あれはもっと出して欲しかったし金平牛蒡も好きでしたね…こちらはあんまり給食では出ませんでしたが……!
世界のご飯シリーズは欠かせない!
あと上げるとしたら学生の頃ってそれこそ世界のご飯強化シーズンとかありませんでした?私の学校にはそれがあって、それこそオリンピックの時期だとか、世界を知ろうのシーズンがありました。総合の授業で他国のことを調べてレポートしろ、とかあったのでそのへんと足並みが揃っていたのかもしれませんね。
で、その流れで、ガパオライスが出たことがありました。数年経てお店でガパオライスを食べて流石に米から何から違って「そりゃそうだよなあ」ってなりました。懐かしい。
ガパオライスの他にも石焼じゃないビビンバとか、あとフォーとか、パエリア(多分)が出ていた記憶があります。近くの飲食店のシェフが監修?なのかアレンジしたのかのメニューも出たことがあり、それもすごく印象的でした。
飲み物系は大体争奪戦
鉄板にコーヒー牛乳や飲むヨーグルト(ジョアやヤクルトがよく出ていました)がきた時は争奪戦でした。人数分より+1.2あったりするとジャンケン不可避。
あまり牛乳飲まないひとと物々交換とか、それこそ「次の授業の課題(宿題)わかんないから教えてよ」とか交渉していました。宿題をやろうとしただけでえらい。
かくいう私は夏休みの宿題の読書感想文を手伝えと言われたことがあります。最終的に読んで「めっっっっちゃいいじゃん!!!!!」という話をひたすらした結果、本人が1日で読んだということがありました。良き思い出です。
揚げパン、フランスパン、食パンからの「パン」
どこのベーカリーが卸してたのかは分からないのですが、パンも美味しかった記憶があるので、こう…あまり得意ではなかったという話を聞くたびにそうかなあとなりました。偏食ではないというのもあるのかとは思いますが、相性が良かったのかな、とも。
コッペパンは基本メニューと合わせてサンドイッチに勝手にしていました。パンだけじゃなくて結局組み合わせて美味しくなるという考えなので(回り回って今とそんなにやってること変わらなかった)よかったかなとは思います。食パン生地でコッペパンは作られているので(多分塩分とか栄養士さんとかから言われているんだろうなと思う)食事パンとして惣菜との組み合わせありきで食べるのが一番いいなと思っています。トンカツ?系と一緒になった日には一人でカツサンドしてました笑
手の込んだカレーも大好きでした
後はカレーもめちゃくちゃ好きでした。1〜3年生と多分4〜6年生で味付けが違ったと思います。中学生になったらほんのりとからさも出てきて、家で食べる味付けと違う分美味しくいただいてました。なおしっかり食べるので5時間目めちゃくちゃ眠い……と思っていたし!なんなら5時間目に体育でマラソンになった日には顔面蒼白になってました。何でこの時間に体育入れたんだ先生……そしてなぜわかっていたのに食べたんだ私よ……と自らを呪ったりとかしてましたね……,
「食を楽しむ時間」としての給食
好きだった給食メニューというと、かた焼きそばとかも好きだったんですが、とにかく食を楽しもうとするようになったベースラインは親の影響と学校給食のおかげではないかと考えています。
パンも米も麺もそれぞれ色々「家では食べないタイプ」のものを食べたりすることで新しい発見がありましたし、外に出た時にこんなのがあったな、という思い出をふと蘇らせて引き寄せられるように選んでしまう……なんてことも多いです。
実際写真に使ったもののほとんど(サーモンのムニエル以外)は私が食べ歩きの中で出会ったお店のご飯たちや自炊の結果です。どれも美味しかった……。今と過去がつながっている気持ちになれるの、なんだか嬉しいですね。
今は黙食が前提になっているから私のように交渉をしている人はいないだろうし、それは少し寂しいことではありますが……それでも「食べる」が「楽しい」として、つながっていってくれたらいいなあとほんのり願っています。
ところで今回OisixさんのキャンペーンということなんですけどV6が好きでトニセンの井ノ原さんが好きな人としてあげる自分としては「お世話になってます!」と言いたいところです(笑)あのCM大好きです!
Oisix特別お題キャンペーン「好きだった給食メニュー」
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