柑橘パッショナート

インプットとアウトプットを繰り返すごちゃまぜスタイル

銀座八代目儀兵衛で今夜は一日米ざんまい!

美味しい!お米が!好きだ!諸君私は米が好きだ!

ということで米米のコンサートのペンライトが白い米の形をしているというだけで「さすがの米米CLUB」って思ったんですけどペンライトが赤にも光ると聞いて「せ、赤飯~~!!」だし、何だったらそれを消灯してたら赤飯に並ぶごま塩ってことでは?と考え出しているこの頃です。

今回は友人ともども「めちゃくちゃ美味しい米が食べたい」という企画が持ち上がり、それじゃあどこにいったものかね?と考えたわけですが、人生で一度は食べたいという結論から、行った場所はココ!

 

www.okomeya-ryotei.net

京都と東京にある八代目儀兵衛さんです。メンバーはいつものうまいもん研究会で行ってきました。

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八代目儀兵衛

つい先日「えびチャンズー」でちょうどこの前を通りがかってラーメン屋さん聞きに行っている映像が出ていました。すでに予約していたので「よりにもよってそこでラーメン屋さん聞かないで!!!(笑)」ってめちゃくちゃ笑った思い出。

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それいけ僕らが研究会

今日も愉快なメンバーで愉快に爽快に書いていきたいと思います。

ということで、のんびり感想を書いていきます。

 

八代目儀兵衛さんについて

本店は前述したとおりの京都祇園

”米料亭”としてメディアにも引っ張りだこのお店です。

「魔法のレストラン」や、「晴れ時々ファーム」などにも料理長がご出演されています。

 

”米料亭”とは

目利きしたお米、炊飯技術、土鍋釜のすべてが完成したことで、究極の銀シャリが食べられる場所をつくりました。

お米文化の情報発信地として、多くの人にお米を五感で感じて食べてもらい、お米の良さが伝わるメニューを考案しています。
世界中の人々に日本のお米の良さを理解してもらい、食べて満足してもらい、八代目儀兵衛の米料亭を通じてお米の価値観を変えていきます

(ホームページより)

 

一粒一粒にこだわりにこだわり抜いた「日本人ならお米を食べろ」を体現したようなお店です。

お米一つで世界が変わる。そんな雰囲気です。

 

お店にいってみた

外観は先程写真に上げましたが、有楽町~銀座あたりでふらりといける場所。近くて助かるしクラシカルな雰囲気が漂っています。

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めちゃくちゃ推されてる

まさかの見て真っ先に「あっ長野くん」ってなるとは思いませんでした。見覚えがあるお顔!!!

NEWSの小山慶一郎さんも着ているんですね。そのほかぐるナイでは「お土産」として出てきたりと色んな所で紹介されていた様子。それにしたって長野くんが「死ぬまでにもう一度食べたい」と言わしめるあたり本当すごいなあ。ハードルめちゃ上がる。

 

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コチラがお店の中

お店の中は半個室とテーブル席がありました。我々がついたときは1番乗りだったんでお店の雰囲気をパシャリ(許可いただいてます)。

我々がお伺いして通していただいた個室は4人席。落ち着いた雰囲気で素敵でした。

 

メニューについて

お昼とは別に夜には「米ざんまいコース」があり、3タイプから選ぶことができます。

  1. 「料理長厳選」 全11品目 10,926円(税別)
     ※1日3組限定 前日までの要予約
     料理人が目の前で仕上げてくれる贅沢混ぜご飯コース
  2. 祇園 全10品目 9,074円(税別) 
     高級食材やお肉料理が含まれるコース
  3. 「八坂」 全10品目 7,222円(税別)
     リーズナブルにお米を楽しむコース

 で、我々は前もって「料理長厳選」コースを予約しておりました。

価格が今までのフラットに気軽に楽しみにいこうとする流れの中でワンランク上をいったもので「高っ!!」と思わずいいたくなるのですが(あくまで小市民による主観です)、それでもまぁあの、「普段そんな米食べる機会ないし……美味しいものを食べよう…」という気持ちに負けてお願いしました。

 

また、メニューは毎月変わるということで【毎月の違うからこその楽しみ】がぎゅぎゅっと凝縮されていそう。

【5月のメニューは次のとおり】

  • 米酒
    オリジナルライスワイン

  • 八穀米を使った皐月のお粥
  • 米菜
    皐月の前菜とお米のソースを京野菜に添えて ~銀シャリパンとともに~

  • 儀兵衛の「鮨米」で握った鮨
  • 米八寸
    季節の彩りを儀兵衛のお米に添えて
  • 瞬米
     銀シャリの誕生
  • 米主菜
     土鍋炊飯釜「Bamboo!!」で炊いた銀座料亭米「翁霞」の「銀シャリ」ごはん
  • 贅沢主菜 本日は筍と大浅利の炭火焼きの「銀シャリ」ごはん
  • 皐月の御飯のお供
    盛り合わせ 特選お造りを使ったお供二種 特選お魚料理のお供 特選お肉料理のお供 塩海苔 香の物 お味噌汁
  • おこげ 出来たておこげと浅利の出汁を使ったおこげ二種類
  • 甘み米 皐月の米甘味二種とお抹茶

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お品書き

説明だけ読んだら「なるほどさっぱりわからん」ってなりますよね。わかる。

 

また、今回は友達たちと「お祝いごと」でもあったのでライスシャンパンなるものをオーダーしてみました。

 ライスシャンパン「誓」

『未来へと続く誓い』をイメージし喜びと希望に満ち溢れたお酒、『誓』。

シャンパンのようなスパークリングと、クリーミーな舌触り。甘酸っぱく豊かな果実味。日本酒とは思えない新たな風を吹き込んだ新感覚なお酒です。星空の下で大切な人に約束を誓うように、ドキドキワクワクしながら飲んでください。

(ホームページより)

 

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ライスシャンパ

感想としては「めちゃくちゃ口当たりが良い」でした。

三人で一つのボトルなので全体的な量は少なめ。それでもさらっと飲めてかつ満喫ができるお味でした。品が良い。

 

【米酒】

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米酒

こちらが最初に出てくる「ライスワイン」

米でワインってどういうこと…?って思ったのですが、考えてみれば日本酒だって米からできているのであんまり違和感なくするっと飲みました。

どこか白ワインぽいような…?ような……?すっきりとしていて口にふくんだときに香りがとっても良かったです。飲みやすかった。


【粥】

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パット見がシルバニアファミリーとかに出てきそうなやつ

ということでやってきたお品。ひと目見て「これ知ってるシルバニアファミリーとかに出てくるやつじゃん」でした。頭が悪い発言である…(笑)

それを、これをな、こうして、こうじゃ!!(御開帳)

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なんかすごいの出た!!!!

中には旬のお野菜と一緒にということでした。何が入っていたのかもう覚えていないという残念ぷりである(笑)皐月といえば初夏の雰囲気もあって口に含めば口当たりよく、さらりとしたおかゆ感とぷちっとした食感。雑穀も入っているとのことでした。

 

【米菜】

続けて出てきたのが「米菜」。はじめて聞くお言葉でしたがイメージ的には「米の前菜」的な感じだと思います。

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なんかすごいのが来た

また、シャリパンという「米粉」ではなく「お米」を炊いた上で作ったパンというのも提供していただきました。はじめて食べるのですが米粉独特のもっちり感があって食べやすかったです。イメージ的にはバーニャカウダ的なかんじでもりもりいただきました。もっと早く更新すればもっと記憶に残っていたのに惜しまれる。
あと一緒に付いてきた米ぬかソースが美味しくて「これ普通にご飯の上にオンしても美味しそう…」っていうことを感じました。もったいないおばけが登場してしまう(笑)

【鮨】

 

えっお寿司出るの!?!とめちゃくちゃ驚いた。

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野点仕様で見映えが半端ない

左から「鱒」「はまぐり」「紫蘇と真鯛」(笹にくるまっています)。

どれが一番好きかなって三人で食べたら全員一致しました。食の好みが似ているのでありがたい(笑)

一口でぺろっと食べられてしまうサイズなので噛み締めてしっかりといただいているのですが鮨ならではの噛めば噛むほどのお米の良さ&お魚との相性で幸せな限りでした。

 

【米八寸】

次にやってきたのは「米八寸」。米からのアレンジ無限大感がすごい。

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見た目のインパクトが強い…端午の節句に合わせて

何よりびっくりするのはインパクト。「なんか金田一少年に出てきた首狩り武者思い出すぞ」となったのは私が驚くほどオタクのせい*1

左のは米の「ジェーメン」。稲穂は実際に「稲穂」を使ったポン菓子。ポップコーン的なイメージで食べましたがすごい食べやすい。いい塩加減。

兜の下には季節であるあさりと山菜の組み合わせ。これも美味しかったです~この中で一番存在感を放つだけのことはありました。

また、マグロの漬け丼もあり、まさに「どうぞ!!季節のものを揃えました!!」感。圧倒的パワーワード

 

【瞬米】

次にやってきたものは「シャリ」と「お米」の間。

炊かれるほんの少しの時間の、寿命の短さが特徴のもの。硬さと柔らかさが程よくて、本当にほんの少ししか取れないって言葉から「き、貴重~~」っていうのと同時に「このまま食べてもちゃんと甘いぞ……?!」と驚きました。

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見た目はころん、としている

手のひらに収まる一口サイズなのが特徴。

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あけてみたらつやっつや

あけてみたら本当に一口なのにこのひとくちが美味しかったです。

 

【米主菜】

土鍋炊飯釜Bamboo!!で炊いた銀座料亭米「翁霞」の「銀シャリ」ごはんとのこと。

「甘さ」「ツヤ」「のど越し」など、7つの要素を満たした八代目儀兵衛究極のオリジナルブレンド米と紹介されていたのですが、もうまず見た目のインパクトがすごい。

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土鍋

なお手前にあるのは日本酒です(笑)シャンパン飲んで「これは日本酒ほしいね」ということでみんなで頂いたのですが、なんと日本酒のおちょこも好きなものを選んでいいという選べる楽しさ。

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炊けたお米だよ!!!

もうぶれにぶれているとかいっちゃいけない。

お椀もまた好きなものを選んで良いということだったのですが全員好みが出ました(笑)

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私が選んだお茶碗に注いでもらったご飯

圧倒的!!!!白米感!!!!言わずともがなもりもり頂いてしまった。白米は美味しいね…美味しいよね…。

 

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ご飯の相棒たち

また、コチラは季節に合わせてのご飯の相棒たち。

  • 特選お造りを使ったお供二種
  • 特選お魚料理のお供
  • 特選お肉料理のお供
  • 塩海苔
  • 香の物
  • お味噌汁

情報が多すぎてもう何がなんだかわからない。

ごはんに「ワンバウンド」するかそれともそのまま食べるかで好みが割れそうだなと思いつつ私は全面的にワンバンするタイプなので(笑)もりもりいただきました。

粕漬けの西京焼きのお魚とかもう実質魚久じゃないですか。美味しいがすぎる。

どれから食べ用の三角食べが下手くそなせいであれも美味いこれも美味い状態。口の中が幸せだけど頭の中が大乱闘している。

 

【贅沢主菜】

今日は料理長自ら手がけていただいたのは本日は筍と大浅利の炭火焼きの「銀シャリ」ごはん。

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たけのこがでかい!!!!!!!

眼の前で!!香ばしく!!たけのこが焼かれていく!!!もうなんか視覚的にめっちゃ楽しいですよね…美味しいに決まってるやつ。

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混ぜご飯の圧倒的戦力ぷり

同じご飯でも「混ぜご飯」にすることで一気に味が変わるんですよね。風味が筍+浅利よりになってふわーっとする。

混ぜご飯なんてこんなに手間がかかること家じゃ炊き込みご飯ぐらいしかしない人なので本当ひたすら美味しかったです。筍のほくほく感と浅利の磯の香りベストマッチがすぎる。

 

【おこげ】

ここで終わりと思わせておいて、なんということでしょう。おこげの登場です。

出来たておこげと浅利の出汁を使ったおこげ二種類 が出てきました。

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おこげが締めとか最高である

もうあの、一言でいうとパリッパリなんですよ。香りもよくてほぐしていくと石焼きビビンバとかで作るおこげとはまた違う(なお石焼ビビンバで作るおこげもめっちゃ好き)味わいで、なんかこう…パリッ…サクッ・じゅわーみたいな…(語彙力が死滅している)。

ご飯食べてその上にまたおこげで食べられるの幸せがすぎる…。

 

【甘み米】

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端的に言うと食後のデザート

食後のデザートは柏餅とお抹茶、ほうじ茶のアイス(確か)。

ほうじ茶の香ばしさがたまらんかんじで、私お察しのとおりほうじ茶大好きな人なんですけれど、お抹茶も美味しいし何より季節柄ならではの柏餅が良い。全てのバランスが整っていて、こう…お皿の上も枯山水みたいなかんじで目でも楽しみ舌でも楽しめたと思います。

 

全体を振り返って

THE贅沢。

本当に贅沢に贅沢をしまくった!!!と自分で言い切る程度には贅沢しました。エンゲル係数が高いお食事を普段することが少ない……と思ったのですが普段研究会やるぜ~ってなると金銭感覚もれなくバグが生じるようになっているので、あれなんですけれど。

今回もとても楽しく、そして美味しくいただきました。

次回お伺いする時はランチにいきたいな~~!!ごちそうさまでした。

 

八代目儀兵衛情報

  • 営業時間
     昼の部: 11:00 ~ 14:30夜の部: 18:00 ~ 20:30(最終入店)
  • 定休日
     水曜日
  • 住所
     東京都中央区銀座5丁目4番15号 エフローレ銀座 1階
  • 電話番号
     03-6280-6383 ※電話受付時間 9:30 ~ 10:45/15:30 ~ 17:45
  • 予約方法
     電話、またはオンライン(オンライン推奨)
  • ホームページ
     http://www.okomeya-ryotei.net/ginza/
  • これがおすすめ!
     料理長厳選コース/ライスシャンパ

*1:飛騨からくり屋敷殺人事件参照

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