2022年に入り、昨年ためにためていたオシゴトガタリも着実に話を聞いていた中でようやく形になりそうです。ありがとうございます。書籍化どうなったというお話はですねすでに400ページ突破しているせいでパソコンが悲鳴あげていて完全に動かせなくなってきましたどうしよう……って状況です……簡略化をすすめるかはたまた……?で頭を抱えている今日このごろ。
そんな中ですが、今回は「Among Us」というゲームについていつも大変お世話になっている作家の中村汐里さんにお越しいただきました。無理言って本当すいません……。
中村汐里さんの「殻割る音」は日本おいしい小説大賞の最終選考作品のひとつ。
本当に偶然本屋さんで御見かけして「中学受験」という立ち位置や単身赴任の父親、共働きの母親という現代社会の中で生きる人々の中で一人の”女の子”が守られる立ち位置から自立してまさに「殻を割って進んでいく」描写も含めて非常に好きになった作品です。まさに小学校高学年や中学生の頃にあったら読みたかったな、とも思えるお話でした。おとなになると親御さんの目線に立ってしまいがちですが、「ひな」としてジタバタしていたり、その第一歩を踏み出すために踏み切れない描写なども含めて「大人にも、かつ子供にもなりきれない」のゆらぎがある十代特有(特にこのへんは中高生には特に顕著ですね)の悩みみたいなのが青々と、けれどまっすぐに描かれていて、嫌味なくストレートに楽しめるお話です。
……という、この長々とした感想をアップした当時、お読み頂きまして、そのご縁から、様々なお話をさせていただき、そして今日に至った次第です。この企画に様々な方がご参加いただいておりますが、プロの作家さんがいらっしゃるのは初めてです。みなさんご職業お話されないことが多いので(ネットあるある)大変、それはもう大変緊張しています…!が、基本理念である「相手は人間だ大丈夫ライオンじゃない噛まない」の精神でお話をお伺いしました。中村さん、至らないところだらけで本当にお手数をおかけしました。この場を借りて改めて御礼とお詫び申し上げます。
という前置きはこのへんにして、さっそくお話していただいた内容をまとめたものを進めて参ります!
- オシゴトガタリって何ですか?
- Among Us について
- Among Usをやってみよう!
- インポスターの勝利条件について
- 実際のAmong Usを見てみよう!
- 1年間Among Usを見てきて、感じる「魅力」
- お話を聞いた上で…
オシゴトガタリって何ですか?
「オシゴトガタリ」とは、このブログの管理人が、「推し(好き・応援・大切・考察対象等マルチな意味を指す)事」をしているフォロワーだったり、友達だったり、名乗りを上げてくださった方に対してインタビューする企画です。
「無理しない」「楽しい!を人から教わる」ことを基準に行き当たりばったりで行っています。
1ミリも知らない(ミリしら)のものなら「そのもの」を教えてもらって
知っているものなら「この人はこういうところが好きなんだな!」と感じる。
それができる場所。それが「オシゴトガタリ」です。
今回お話いただいたものは「Among Us」というゲームについてです。オンラインゲーム関連は未履修のものが多く、「名前だけなら知っている」の典型だっただけに非常に興味津々です!
Among Us について
― 早速ではございますがAmong Usについて教えて下さい。アモアス、という通称で大丈夫でしたでしょうか?どういうゲームなのかざっくりで大丈夫ですので、お願いします。
はい、「Among Us」というのは4~15人で行うゲームです!アクション要素のある人狼ゲームといった感じで、宇宙船を舞台としていることから「宇宙人狼」とも呼ばれますね。スマホやPCでもできますが2021年にパッケージ版でも発売されています!
(「人狼ゲーム」、ここ最近より聞くタイミングが増えましたね! 芸能人の人たちもYoutubeに進出する機会がグッと増えたので、より広がっていった印象があります)
簡単にルールを説明しますと、
- 人間(クルーメイト)陣営
- 人狼(インポスター)陣営
この両陣営に分かれ、それぞれのプレイヤーが自陣営の勝利を目指すというシンプルなものです!
クルーメイトの勝利条件はインポスターを全員宇宙船から追放する、または与えられたタスクミッションを全て完了させることです。
インポスターは、クルーメイトを殺害するなどして人数を減らし、両陣営の人数を同数にすることで勝利できます。インポスターは強制的な妨害ミッション(サボタージュ)を行い、クルーメイトの対応が間に合わず時間切れにして勝利をもぎ取ることもできます。
(「やらなければならないこと」があった上で、それを妨害されながらクリアするor犯人を見つけ出すというゲーム、という感じですね!ざっくり人狼はどちらかというと「犯人(人狼)」を見出すことが主体なので、ミッションのようなものがあまりない印象だっただけに「ミニゲーム+人狼」というかんじですかね…? あくまで「タスク要素」も絡んでくるのが一味違うゲーム感がします)
このゲームにはミニゲーム的なタスクが多くてアクション要素が多いのですが、一番大事なのが議論フェーズです。インポスターを探し出して追放するために、クルーメイトは積極的に議論を行う必要があります。殺害されたクルーメイトを発見した際の通報、またはマップ内にある会議ボタンを押すことで会議フェーズが始まります。
生存プレイヤー全員が会議に参加しますが、死亡者(追放者含む)は参加できません。制限時間中に議論を進めて居場所と時系列からアリバイを洗い、怪しいプレイヤーを洗い出して追放者を決めていきます。
(これ絶対作品に置いては途中で「こんなところにいられるか!オレは部屋に戻る!」っていう鉄板お約束やって重要なことを見つけて次にやられるやつ……!)
―ちなみにこれは「プレイヤー全員」ならインポスターも「クルーメイト」のふりをして参加するんですか?
もちろん、インポスターも議論に参加します!
自分がインポスターとバレないように、クルーのふりをしながらうまく立ち回ります。インポスターが議論を主導して盤面をミスリードすると、罪のないクルーメイトが吊られてしまうことも……
(逆に「こいつよく喋るな……胡散臭くないか?!」と言われていわれのないクルーメイトがやられるパターンはあるのか気になるところです。私は過去に人狼ゲームでそれをやった結果一般人なのにゲームオーバーになりました笑)
リリースは2018年とのことですが、2020年にゲーム実況者の方が大勢プレイするようになってから話題になりました!私も2020年の11月頃にAmong Usを知り、ほぼ毎日ライブ配信や投稿動画を見ています!
(想像よりずっと最近のゲームで驚きました。こう、ゲーム画面としてはレトロ要素もたくさんあるようにお見受けしたので…)
― ゲームとしてはオンラインがメインで、お互いに探り合っていく……という感じでしょうか。例えばインポスターは同志を把握しない中ですすめるのでしょうか?それとも「こいつ仲間だ!」と相手を把握しあえますか? それとも「気づいたら同士討ちもしてた!」なパターンもあり得るかんじでしょうか?
ゲームはオンラインで通話か、通話環境がなければゲーム内チャットを使ってやりとりしながらインポスターを暴いていきます!
開始時に自分がクルーメイトかインポスターかわかり、なおかつインポスターの場合は相方が誰かもわかりますね。ゲーム内でのインポスター目線ではインポスターの名前表記が赤文字になります(クルーは全員の名前が白文字に見えています)
また、Among Usでは全てのプレイヤーが同じ会議時間だけを与えられています!インポスターがこっそり共謀することができないため、議論内でインポスター同士のライン(繋がり)を作ったり、敢えてお互い疑うことでラインを切ってみたり……といった議論姿勢でお互いの意図を汲み取りながら宇宙船の支配を目論んでいくのです!
(オンライン通話がメインだからこそ「見えない」を逆手に取ったやり方も有りだし、一方で「こいつは赤文字だからインポスターか…うまく動いてくれよ…」と願うパターンもありなんですね。あえて疑うことで「ごっちゃごちゃ」感を際立たせて混乱を招くというのは現場大混乱っていう意味でも楽しそうです)
―インポスターはクルーメイトに紛れ込んでいるからこそ「インポスター同士でどうやって仲間を把握していくんだろう?」と思っていたので色での把握というシンプルさにうなりました。Among USはどちらかというと「個人戦」なイメージです!インポスター同士で連携していくのって凄く難しそうな印象ですがどうでしょう?
仲間内で遊ぶ場合はほとんど通話を繋いで行いますね、文字チャットだけではどうしても議論が詰まらずふわふわ進行になってしまうので……。
(タイピングがめちゃくちゃ速い人がそれこそ先に動いちゃいそうですもんね。知り合い同士であればLINE通話等活用しても良さそう)
インポスターの意思疎通は本当に難しいです!
場合によっては、議論中にあえて相方を疑うこともあります。インポスター同士でアリバイを出し合ったり、守るような繋がりのある発言をしたりすると「この2人がインポスターなのでは?」とクルーメイトに疑われることがあるんですよね。
なので、片方のインポスターを容疑者から外すために敢えてインポスター同士で疑い合ってライン(繋がり)を切る作戦も有効です!
(あんまり「そうだーそうだー!」と言いすぎていると「なんかここだけタッグ組んでいるみたいで胡散臭い…」となるかんじですね!!あえて片方が胡散臭くして、もうひとりが追求しつつ引っ掻き回すという展開は「両方ともインポスターを見つけなければならない」という都合上うまくできそうだなーと思います。インポスターが片方しかわからない場合(確証が出ていたとしても)はゲーム続行という感じなのかな?)
人と相談できるのが全員参加の議論時間しかないため、クルーもインポスターもその場でアリバイや時間軸などから盤面を整理して怪しい人を炙り出していきます。
Among Usのステージには特定の箇所を監視できるセキュリティカメラや、マップ全体のどこに何人いるかを見られるアドミンマップ、プレイヤーの生死を確認する心電図(バイタル)などといった情報端末も設置されているんですが、その情報をうまく利用するととても強いです!
例えばアドミンですが、見ている人が会議召集の直前にどこに何人いたかを記憶できていれば、他のプレイヤーがそれぞれ最終位置を提示したときに矛盾を指摘できる可能性があります!また、ボタンを押されて死体が消えてしまった場合でも、誰も名乗り出ない場所に1人いたことをアドミンで確認できていれば、そこが死体の位置だと推測できます。
(ボタンを押されて「あったはずの死体」が隠滅されていても、ここに誰かいた=こここそが殺害現場なのでは?となるかんじですね!)
もちろん、インポスターも情報端末を駆使してキルやアリバイ作りができます。アドミンを見て、自分がキルした人と自分の位置を入れ替えて会議で報告することもできます。この場合、目撃情報に矛盾がなければ、死体はどこにあるんだ……?と会議をごちゃつかせて時間を使わせることができます!
(クルー全員が使えるからこそ、インポスターにとっても武器にもなりうるということですね。やり方次第で毒にも薬にもなるし、かつ「うっかり」が誘発されやすそうというか…!)
―アドミンマップの活用、それこそ共謀してるのでは?とかこの時間ここにみんないたのに?とか追求の糸口になりますし一方で目撃者を減らしながら活用する手段にもなり得る、まさに毒にも薬にもならそうですよね。この機能の活用はちなみに何回もできるものなんですか??????それとも限られてるんですかね??
アドミンマップについてですが、装置の利用回数(時間)に制限はありません!極端な話、他になにもせずにひたすらアドミンを見るプレイも可能ではあります。ただ、そこに張り付いているあいだは他のタスクができないため、タスクが残っている状態でアドミンに集中しすぎるのはあまり得策ではないですね。
アドミンマップは使う人次第で本当に強さが変わります!基本的に強いアイテムではあるんですが、クルーたちは常に移動しているため、アドミンマップを見ているあいだに位置情報はどんどん変わります。部屋の移動が複数見られた場合、どれも覚えておかないと次の議論で有力な情報として提出しにくくなってしまいます。さらに、自分が見た情報が何秒前のものかをはっきりさせておかないと、他の人とアリバイ時間軸のずれが生まれて議論がごちゃごちゃになってしまうこともあります……!
犯人探しをするクルーにとって大きな武器であるアドミンマップは、インポスターにとっても同様に強い味方になります。死体だと思われる場所を見つけておけば、議論中に他の人のアリバイを聞きながら、死体位置と自分の本当の位置をすり替えて潔白を取ることもできてしまうのです。また、インポスターが二人生存していて相方がキルしているをマップ情報から推測できた場合、「その部屋には1人しかいませんでした」という嘘の情報を流すことで相方を犯行可能位置から遠ざけて守ることもできるのです!
このときの「マップから推測」というのは非常に難しいのですが、しばらく見ていても同じ部屋から一向に動かない者がいる場合は死体の可能性が高く、死体があるということはインポスターがその場所を通っているはずです。なので、逆に犯人(相方)が証言する前にアドミンの情報を提出することで「ここにはいなかったことにしろ」と相方に示唆することもできるんです。
―Among Usで特に必要なところって何でしょう? やっぱり知略とか記憶力とかでしょうか…?!
個人戦のAmong Usではありますが、容疑者を追放する場面ではプレイヤーの意見を統一するのが重要なので、相手の話を聞きつつ自分の証言も出しつつ、盤面を正しく把握して時間内にうまくまとめて追放者を決定する……というなかなか高度な会話テクニックが必要になりますね!
ただ、個々の意見が異なったり目撃情報や記憶に抜け漏れがあったりすると、うまくまとまらずに追放投票が分かれてしまい誰も吊れずに会議を終えることになる場合も……。
(「インポスターかお前」「お前こそインポスターか!?」という疑心暗鬼を生じさせかつお互いに実は何てことのない勘違いのケースもあり得る…ってことですよね…。全員での意見が合致しないと追放にできないぶん、「明らかに怪しい」とか「こいつか?」「いやこっちかも」でなあなあになって終わって誰も何も起きなかったらクルーがただ一人やられただけってことですもんね…)
そうなると、本来なら容疑者を吊れたはずの場面をひとつ消費してしまうことになり、インポスターに次のターンでサボタージュを起こしてキルを重ねるチャンスを与えてしまうんですよね。
なので、この人が怪しい!いやこっちの方が怪しい!とクルー同士で意見が割れてしまう場合は、アリバイ確保がほぼ100%できていて誰から見ても容疑者ではないクルーに決めてもらう進行を取るケースもありますね!
もっとも、ヒューマンエラーによって幅が生まれておもしろくなるゲームだと思うので、選択ミスがあったり議論がバラバラになったりしても、最終的には「ナイスファイト!」で締められる楽しいゲームをしたいものですね!
ちなみに「ナイスファイト」は推しの配信者さんが毎試合言っていてとても気持ちがよかったフレーズです!
―音声でゲームをやりながらとなると相手の通信環境とかも出てきそうですね、逆手にとって「なんかちょっと聞き取りにくい!!」みたいなのをインポスター側は嘘つきながらやることもできそうというか…まさに心理戦と言いますか……!
甘夏さんのおっしゃる通り、通話でのゲームなので相手の声が聞こえているかどうかは重要ですね……!
複数人が一斉に喋ったタイミングで聞き漏らすこともありますし、ひとりずつ順番に喋るために全員が話しきれずに黙ったままそのターンの議論を終える場合もあります。その状況をインポスターが逆手にとることもあります!話すタイミングを逃したように見せて、自分の疑い要素を拾われにくくする……いわゆる「潜伏」と呼ばれる立ち回りですね。
(会議でわーっと喋ってるのにぼそっと「オレもいたぞ!」というだけで話流れるかんじですかね!)
ただ、あまり寡黙になりすぎると、今度は却って疑われかねないんですよね。
Among Usは情報戦なので、他者の目撃情報や自分の位置を話さない人はアリバイが不確定と思われてしまいます。なので多少は話す必要があるんですが、そのあたりの匙加減が難しいところです……
なので、インポスターは自分が近くで関わっているように思われていない場合は、必要最低限の情報しか出さない(矛盾しない程度に都合の悪い話を伏せる)という方針を取ると捕捉されにくいかもしれません。余計なことを言わず、全体議論の邪魔をしない姿勢は白目に見てもらえる場合が多々ありますので!
そして反対に、インポスター自身が議論を主導して場を濁すのも強力なプレイングです!
クルーの意見が分かれていたり、アリバイのとれない人が複数人いる場合は、全体的な視点がなかなかまとまらないことを利用してインポスター有利な展開に議論を運びたいところです。うまくいけば、無実のクルーを吊り上げて人数を減らせます!
ただし、通過したルートや出会った人などの発言内容を少しでも疑われてしまうと途端に真っ黒な人物になるので、少々ギャンブルな立ち回りです。それでも議論によるインポスター勝利はキル勝利とはまた違った爽快感があります!頭をフル回転させながらポーカーフェイス(ボイス?)で場を支配し、真実に辿り着かせないまま勝ち切る爽快感……私も涼しい顔で議論を握ってしまえるプレイヤーになりたいものです(笑)。
(いかにして相手をブレインコントロールしながら、引っ掻き回しつつ勝利するかがキーになりそうですね。うまく「こいつはやらない」という立ち位置に立てればいいですが……いっそ逆にクルーで「あえてうさんうさい!」という人がでてきてもおかしくないでしょうし、いろんなプレイヤーのやり方次第でどうにでもなりそうです)
Among Usをやってみよう!
―基本ユーザーは募集して集まった人(このゲームやるよーの告知→ランダムで集まった人たち)みたいな感じですか????それとも団体で人数決めてやれるパターン(知り合いだけ)もある感じですか??
Among usを遊ぶときには、ソロでゲーム内の野良サーバーに接続して遊ぶこともできますよ!ですが、ある程度の練度や人間性が信頼できる人と遊びたい場合には、通話アプリのDiscordなどでプレイヤーを募集して人を集めるのがもっぱらかと!
私自身はTwitterのフォロワーさんに紹介された知人のサーバーでゲームに混ぜてもらうことがよくあります。あまり活発ではないですが、自分を中心とした友人を集めた少人数サーバーの運営もしています!また、Mirrativのような配信アプリで配信することで、一緒に遊びたい人を募る方法も存在しますね!
人を集めるというハードルが少し高いゲームではありますが、Among usを遊ぶための超大規模なDiscordサーバーも存在していると聞きますし、遊びようはいくらでもあります!4~5人の少人数試合でも、回転率重視と考えれば楽しむことはできます。以前、息子がどうしてもやりたいと言うので家族4人だけのAmong usをやったことがあります。そのときは娘にうまいこと容疑をなすりつけられて、旦那と私でクルー同士の殴り合いをした挙句に娘に勝利をかっさらわれてしまいました(笑)。
―タスクはあくまでゲームのスパイスな感じですかね、単純に遊ぶポイントなのか、それとも「こいつインポスターだぞ!」という要素として把握する判断材料部分もあるんですか?
ミニゲームのタスクは、全てこなせばゲームクリアになるため重要なファクターですね!ひとつひとつのタスクは線つなぎ、玉入れ、番号入力などといった簡単なものばかりで、理解してしまえば子どもでも遊べます(ダイヤル式金庫開けタスクだけは小学生には難しかったようです……)
インポスターはタスクを行えないので、あまりにもタスクを無視した行動を取っているとクルーらしくない!と怪しまれることがあります。なのでフェイクタスクといって、タスクの場所に立って何秒か動かずにタスクをやっているふりも必要になってきます。
(やっている内容はかんたんなミニゲームだけど、すべて行わないとクリアーできない→クリアーを妨害するためにインポスターはあれこれ画策もすることが勝利への鍵といったところでしょうか…!やってる「ふり」も出来るなんて普通の仕事でもできたらいいのに…!(笑))
ただこのタスク、ものによってかかる秒数が異なるため、内容を把握せずにフェイクしていると逆に疑われることも……例えば2秒もあれば終わるタスクの前で10秒立っているとか、10秒かかるのに5秒で立ち去るとかを目撃されると黒く見られてしまいますね!
また、タスクを終えれば勝てるからと言って孤立気味にタスク一辺倒になってしまうと、他の人と会わずにアリバイ証明ができなくて意図せず疑惑位置に入ってしまう場合もあるので注意が必要です……!
近くで誰かがキルされたのに気づかず、他の人ともすれ違っておらず、タスクだけやっていたら一番怪しいのが自分になってしまった!という状況になっても潔白の証明が難しくなってしまうので……
さらに孤立していると、アリバイ証明どころか、インポスターにキルされる危険も増えてしまうのですよね。自分のタスクをしつつも人と会えるように行動するのが身を守る立ち回りになってきますね!
(動き回って「目撃」してもらいつつ、やったよ~!!をアピールしなくちゃいけない、しかもキルされないように避けなければならない…やることが…やることが多い…!)
―いわゆるアプリゲーのコンパクトな「誰でも入りやすい」みたいなかんじですね!インポスターはタスクができない分例えば「すごい下手くそ!!」みたいなかんじでごまかす…みたいな感じでやっているふりをしたり、内容をやってないのに相槌うってごまかす…みたいなかんじになるんですね。「いやもう終わったの!?怪しくない!?」ってなると逆にそタスクがすごい上手で怪しまれるというのもバランスが難しいところですね(笑)クルーが殺害されるタイミングはタスクの中で…みたいなケースも感じであれば逆に全員が助かる(タスク内で殺されない)という可能性もある、ってかんじでしょうか。この時全員が画面に写っている(誰と誰が一緒という把握が全員でできる)ってわけでもないのであれば口裏合わせられる可能性もあるかんじですかね…?!疑心暗鬼!!(笑)
そうそう、タスクはほんとにミニゲーム感覚です!甘夏さんのおっしゃる通り、インポスターはやっているふりをしないと疑われがちですね~
タスクによっては順番が決まっているものもあるんです!例えば、ゴミ箱からゴミ袋を取り出すタスクがあるんですが、そこで初めてゴミ最終処分のレバーを下ろすタスクが発生します。もしゲーム開幕から間もない時点でゴミ処理レバーの前に立ってしまうと、あれ?ゴミ袋は??ということになり、他のクルーに疑われてしまいますね。
(そもそもゴミ箱をごみ袋にしなくてはならない→ゴミ袋にしたら処理レバーにいかなければならない、という3段階だからこその違和感になるんですね。持っていなかったらおかしいし、早すぎでもおかしい。「自分が持たなくても他の人がやると思って~」といっても全員でやるならあれ?おかしいな?ってなりますもんね…そして気づいたクルーは大体こういうときキルされる…やつでは…第一発見者ろくなことにならない…)
また、同じ種類のタスクがマップに点在しているけれど一箇所だけやればよいものもあります。さっき他の場所で同じタスクやってたよね……なんて疑われることにもなります。なので適当に近くのタスクの前に立っておけばいいや~でフェイクタスクをしてしまうと途端に怪しくなります!笑
(ミニゲーム方式だからこそのガチでへたっぴなクルーが疑われる展開もありそうですね……。順番があるからこそ「そんな簡単に終わるわけなくない?」とかの疑いとか、ゴミ袋を取り出すはずなのに持っていなかったら胡散臭く思われるし時間ずれ(誰もいないところを狙わなくてはならない)のタイミング調査とかもある難しさ。同じ場所に複数人いなくてもいいということを考えると「今こいつら何やってんだろう」とインポスター側も推理が必要になってきそうです)
インポスターの勝利条件について
―インポスターとクルーの関係を教えていただきましたが、インポスターは「同数」(次のターンで全滅させられる数)にさせないと勝利条件にはならない感じなのでしょうか?
議論勝ちのケースとは別の、キル勝ちについても少し話そうと思います!
既に触れた通り、Among Usでインポスターが勝つためには、クルーとインポスターの人数を同数にする必要があります。
一番シンプルなのは、クルーをキルして減らしてしまうことです。10人の試合でインポスターが2人いる場合、それぞれのインポスターが3人ずつクルーをキルできれば勝てます。人が分散しがちな広いマップで、クルーが死体を探す動きをあまりしていない場合などは、スピード勝負のパワープレイが決まることもあります!
とはいえ、誰にも見つからずにストレート勝ちを決めるのはかなり難しいですね。クルーが行うタスクはマップ全体に散らばっていて、クルーの誰かしらがどこかで死体を見つけてレポートするはずなので。でもクルーが発見しにくい死角や、通行量が少ない端の部屋でキルを取れたらかなり有利です。死体が見つかって会議が始まる前に、次のキルを取るチャンスが増えるんです。
(死体が遅ければ遅い分、違うことができる+アリバイ工作が可能になるってかんじですね…!!)
ここでインポスターの「キルクールタイム」について説明しますね。
実はインポスターは、いつでも自由に殺害できるわけではありません。
クルーをキルした瞬間に、次のキルが可能になるまでのカウントダウンが始まります。そのあいだはキルをとることができず、ほかのクルーに目撃されたとしてもキル直後では口封じができないのです。
(二人クルーが並んでいて一人しかキルできないってことですよね…!連続するには無理があり、キルした後移動中に遭遇しても「できるまでのカウントダウン」で足りなければ何もできないと)
また、会議が終了した次の行動フェーズ開始時も同様です。ゲーム開始前の個別設定によって前後しますが、数十秒のあいだはキル不可能時間が設けられています。この秒数はプレイヤーがそれぞれ練度や人数によって調整していると思います。私が遊ぶときは30秒前後にしていることが多いですね。
先ほどの話に戻りますが、死体の発見が遅れれば遅れるほどインポスターは有利です。
例えば、キルクールタイムが30秒であれば、まず30秒以上経った時点でひとりをキルできます。そこからさらに30秒経過しても死体が見つからないor会議ボタンが押されないなら、次のキルが可能になります。
死体を探そうとしているクルーがいても、ドアを閉めるなどのサボタージュを駆使して時間を使わせ、現場にやってきたところを待ち伏せして消してしまう……といったプレイもできます!
(発見してボタン押す前にやっちゃえばこっちのものってやつですね!そうなるとアドミンで「ここに複数いるぞ」でさらに撹乱できちゃうあれでは?!)
一度のフェーズでの犠牲者が多ければ多いほど、クルーは焦ります。
インポスターを見つけてすぐに吊らないと、次のターンで試合が終わってしまう可能性も大いにあるからです。その焦りが議論の詰めを甘くしたり、吊り先の選択ミスを招いたり……そういった意味でも、圧倒的なキルでクルーを追い詰める戦法は非常に強いです。
もちろんリスクも大きいです。現行犯であれば釈明は難しいです(目撃者こそが殺害犯だと主張することもできますが、その場合は容疑者をどちらも吊る方針になりがちです)。それでも行動を疑われて追い詰められたとき、別の誰かに疑惑の目を向けさせられたらその会議を生き延びられるかもしれません。そうすれば、次のターンでキルをもぎ取って押し切るチャンスにつながります!
ただ、プレイヤーの練度が上がれば上がるほど、インポスターは勝利しにくくなりますね……クルーの記憶違いを掴んでインポスターがごり押すくらいのパワーバランスがちょうどいい気がします。
Among usはヒューマンエラーを楽しむゲームとも言われているくらいなので、多少のミスや記憶違いがあってこそおもしろいと個人的には思っています!
それはもちろんインポスター側にも言えることですし、ちょっとした失言を拾われて疑われてしまうのはどの陣営であっても同じことなので、結果がどうあれ気持ちよく終わって称賛し合えたら一番ですね!
(終わった後に「ナイスゲーム!」と言い合えるというのはどのスポーツやどのゲームでも対人というものであれば必要不可欠ですよね。良い…インポスターの方が最初は人数少ないですしだんだん減っていくにつれて「またこいつ近くにいない?」と疑い深くよりなる感じが追い詰められていく形になっているんですね)
(ユーザーが慣れている人たちになればなるほどインポスター側の動きに対して自分ならそうする、とかも発生するでしょうし、記憶違いをしつつも重ねていくからこその難しさもありそうです! ちょっとした失言で拾われてインポスターなのがばれたり逆にクルーなのに疑われる可能性(混乱して結果負けてしまう)もありそうですね!!終わってからナイスゲームであそここうしてればよかったーとか言い合えたり、あそこは強かった、みたいな嬉々としたものになっているのが一番良いですね笑顔その辺も含めて実況の人が多く選ばれているゲームというのも納得できます。)
実際のAmong Usを見てみよう!
―ここまでルールなどを教えていただきましたが、中村さんのおすすめの配信者さんや対戦シーンなどありましたら是非教えて下さい!
おもしろかった動画、同じ試合で別視点2人分が出ていたものがあったので貼っておきますね!
2人のインポスターがどう動き、相方の位置が見えない中でキルするか潜伏するかを探りながら気持ちよく立ち回る試合でした!
時間が短いものを選んできましたが、議論内容が初心者向けの解説という感じではないかもしれません……!この回の議論はまじめな雰囲気と少し軽口を叩くエンジョイムードの両方が含まれていました。
こちらが「先端恐怖症」さんという方の動画で、インポスター視点です。
字幕が丁寧なので、何を話しているのかわかりやすいかとおもいます。
こちらは「中野あるま」さんという方で、同じくインポスター視点です。こちらにも字幕がついています!
(同じインポスターでも方向性というか心理戦として動くのがすごいですね、馴染もうとするというかジワジワ迫る感じというか……先端恐怖症さんののらりくらり感というか相手側を出し抜く(という言い方でいいんですかね)のが上手…!)(先端さんのを見ていると動かしている時はすすっと動かしつつ、議論の時にいかに相手を誘導するか、が勝負どころなのかなってイメージでした(しかし参加されている方みんな上手だから誘導の仕方がまた一捻り必要になるんだろうなって感じです) わっと話しちゃうとみんながみんな聞き取れず、逆にみんなが話しているのを聞いてたまま疑われてフォロー入れようとしたらスキップ(インポスターにとってはチャンス)になる、ってかんじですね。)
―双方で「同じインポスター」のハズなのにそれぞれのやっていることが容赦なくてちょっと笑っちゃいました……しかもすごいサクサク進む…!
議論を握ってしまえる人はクルーでもインポスターでも強いイメージですね!
話を切り出すタイミングや提示する情報の量などをうまーく操ったり、誰かに嫌疑をかけることで揺さぶってみたり……話すほど怪しくなることもあるし、逆に白く見られていくこともあって難しいなぁと思いますが、それがまたおもしろいところかと!
配信者さんのプレイをしょっちゅう見ていると、過去に似たような展開があったなぁと思い出すこともありますね。でもキルの場所や時間帯が似ているからと言って、完全に同じ流れになることはないのでその都度ドラマがあります!同じステージ、同じメンバーでも毎回ストーリーが変わるのが楽しくて、ついついAmong Usの配信に張りついてしまってます(笑)。
それに、少ない情報と限られた時間の中でできる限りの要素を拾い上げて推理を伸ばすミステリー感にも惹かれますね~。私自身はミステリー小説を書いたことがはないんですが、創作意欲を刺激される部分は少なからずあります!
Among Usをベースにした小説を書いてみたいなとほんの少しだけ思ってもいます。二次創作という形になりますし、公式の世界設定からは外れてしまうかもしれませんが、なんとなく構想の芽は出てたり出てなかったり……
(いくつか配信見たりしたのですがやっぱり探り探りだからこその「いつものメンバー」でやっても面白いですが初見さん同士のどんな人かわからないままやっているのも面白いですね!話せば話すほどドツボに入って真っ先に怪しまれる辺りも含めて凄く難しい……)
―同じ人、同じステージでも誰がクルーでインポスターなのかシャッフルだからこそですね!それこそ熟練の人になったら「この前はこうだったな」からの演じ分けにもなれそうで……!騙されちゃいそうです笑
いつものメンバーが集まっている村は視聴者としても安心感がありますね!でもプレイヤー同士で手の内がだんだんわかってくると、却って推理が難しくなることもあるようです。
少し前に『メタングアス』という、プレイヤー個人の口調やサボタージュの癖、主観的な違和感などの、いわゆるメタ的要素を推理に取り込んだ企画が開催されていまして(笑)
(此方は中野さんの動画です)
普段ならメタは排除してゲーム内での立ち回りや状況証拠で推理考察を伸ばすものですが、そのときはお互いの人となりをよく知っているプレイヤーたちがメタ推理をするものだから、インポスター的には非常につらい試合が続いていました。見ているのはおもしろかったですが、手の内を知りつつも推理に落とし込みすぎないような議論を重ねているプレイヤーさんたちはほんとうに上手いなぁと思いましたね……!
(こいつなら…普段やってるこの人なら…こういう時こうするよね…!!という策略練りまくりゲームというのは面白いですね。普段の自分の行動とは違うからこその撹乱がインポスター、クルーどちらもされるからしっちゃかめっちゃか…笑)
―結構皆さん主催されていろんなイベントとして縛りをしたり、楽しみ方それぞれという感じでしょうか?
ブームを呼んでから早くも1年ということもあり、Among Usの主催をされる方は今もたくさんいらっしゃいますね!
ベーシックな設定でハイレベルな議論を交わすガチ村もあれば、MODを使って役職をたくさん取り入れたバラエティ村もありますし、近くのプレイヤー同士で話せる設定を使った大爆笑必至のお祭り村も……!
それぞれ語り尽くせない魅力があり、さまざまな村に跨って参加している方もたくさんおられるので、配信者さんのいろんな顔が見られるのもとても楽しいですね。議論の強い村では頼もしい雰囲気だけど、近くで話せる村『近アモ』では思いっきりふざけて視聴者を笑わせてくれるような方も多く、まだまだ飽きないコンテンツだなぁと嬉しく思っています!
―ユーザーと同じくAmong Us配信者にも個性がたくさんということですね!この人はこれが得意、みたいなのもやっぱりあるのでしょうか。
Among usの配信者さんにも、アドミンマップの使い方がとても上手い印象の方がおられます。
ふじみやさんという配信者さんで、クルーのときにはアドミンマップの情報から超高確率で死体発見をしていますし、インポスターの時にもアドミン情報の出し方が秀逸で、クルーを翻弄する議論展開を何度も作っています!
私はアドミンマップを見ていても人の移動があると途端にわからなくなってしまうので、覚えていられる人は本当に尊敬しますね……!そんなふじみやさん、ここ最近では、アドミンが強すぎてゲームバランスが難しくなる、という理由からあまりアドミンを見なくなっています。
(率先してアモアスを投稿されているけれど自ら「縛り」を作っているのもすごいですね。新しい楽しみ方を自ら構築されている!)
彼がよく参加しているのは高田健志さん主催の通称「高田村」なのですが、そこのレギュレーションとしても、アドミン利用に関して全員で合計10秒という縛りを設けるようになっていることも大きいかとは思います。それでもここぞの場面で使うときには重要な情報を瞬時に拾い上げるので、ただただ感嘆してしまいますね……
(アドミンで「この時にここにいたじゃん」と覚えつつ、自分の他の必要なことをしていると抜けちゃいそうですよね……!ふじみやさん、「バイトリーダーになる」のYouTubeみてきました!(笑)時と状況でどんな風にでもなる(極論言うと疑いすぎて動かない、時間だけがすぎる系もある)作品ですね。オープンワールドじゃなくてランダムで組むならこその、はじめましてもあったりいつものメンバーでの慣れてくる楽しさもあったりと人の成長も見れる感じがします!)
バイトリーダーのふじみやさんの動画おもしろいですよね(笑) あれはタスクの進捗度を会議中に見られる設定だった頃、ふじみやさんのハンバーガータスクの完了があまりに早かったために、クルーメイトの証明につながったというものでしたね~
せっかくなのでふじみやさんの話をさせてもらうと(推しなので……!)、彼はクルーメイトのときには死体発見が非常に早いことから「警察犬」との異名を持っているんですが、発見していないときでもふじみやさんの近くで殺害が起きがちなことから「死神」とも呼ばれていたり……
どうしてそんなに現場発見率が高いのかというと、移動中に自分のタスクがない場所やマップの死角にも一歩踏み込んで確認したり、アドミンやバイタルを利用して全体の様子を鋭く察知したりと全体に気を配っておられるからなんだろうなと思います。アドミン・バイタルの利用も長時間張り付くのではなく、パッと一瞥して情報把握しているので、瞬間的な記憶力が素晴らしい……
一方インポスターの場合ですが、ふじみやさんは手練のプレイヤーが揃う船でもインポスター勝率が高い印象です!キルペースが早めなので、1ターンに大量キルするパワープレイも得意ですし、相方と順番にキルを取り合って議論を詰めさせないじっくりプレイも決めてくれるので見応えたっぷりです!
そしてふじみやさんといえば、ベントを利用した大胆な長距離移動キルと破綻を恐れない大胆な情報偽装が一番の魅力ですね~!
移動前に他クルーに目撃させてアリバイを作り、わずかな隙をついてベント移動キルしたのち何食わぬ顔で戻ってくる……そして議論フェーズではアリバイによってしれっと白位置に入る、という立ち回りが見ていて本当にワクワクしてしまいます。私自身はインポスターの立ち回りがあまり得意ではないこともあり、尚更憧れてしまいますね!
偽装の方はというと、死体発見位置偽装、自分の位置偽装、目撃の揉み消しやキルの時間偽装などなど……一つひとつはインポスターなら誰でもやる手なのですが、ふじみやさんはとにかく強心臓としか言いようのないレベルの偽装をサラッとやってのけるんですね。リアルタイムで見ていても「そんなウソつく!?」と驚かされっぱなしです。位置偽装は特におもしろくて、隣の部屋で見つけたくらいのずらし方でも議論がごちゃつくのに、マップの端から反対側の端に死体位置をぶっ飛ばしてしまうこともありました……笑 ギャンブルプレイの面は強いですが、きちんと他者からの情報を把握した上で隙間を縫って偽装しているのも確かですね!とても頭の回転が早い上に肝が据わっているので、プレイを見れば見るほどハマってしまいました。これからも応援していきます!
って、完全にオタクの推し語りになってしまいました……
今回はふじみやさんの魅力をお伝えさせていただきましたが、他のプレイヤーさんも皆さんそれぞれ個性と魅力が詰まった配信をなさっていて楽しいですよ!議論がとんでもなく強くてクルーなら頼もしいけどインポスターだと脅威すぎる方や、推理考察力が非常に高くて盤面をどんどんクリアにしていく方、多くは喋らないけどここぞの場面で重要な発言をするタイプのキーマンなどなど……
Among Usの配信はほぼ毎日のように視聴していますが、何ヶ月経っても飽きることがないですね!今でもしっかり画面に張りついて見入ってしまいます(笑
(スピード感があって「あれ?!」と思ったのは矢張り間違いじゃなかったのか…と感心してました。警察犬!!すごい!!めざとい+動きが早いからこそなのでしょうね、さすが……と思うのと同時に死神になるのもアレですね、コナンとか金田一とかの類……。記憶力、瞬発力、洞察力諸々が備わっているからこそのプレイングの動きが迅速なのかなとも感じます。インポスター側、クルー側、どちらにも居て欲しい人材ですね!完全に引っ掻き回そうと思えば回されちゃいそうでドキドキですが…!!アリバイづくりできるところとかも含めて完全犯罪じゃないですかっょぃ…………!!!!!!!)
1年間Among Usを見てきて、感じる「魅力」
―12月ということはちょうどそろそろ中村さんが見初めて1年になりますか?!!何ヶ月経っても、プレイヤーが一緒でも見ている光景がそれぞれのプレイングの展開手腕によって変わるからこそですね……自分でやるもよし、上手い人のを見て楽しむもよし、コンセプトを持って絶対引っ掻き回してやる!となるものありと考えると楽しみ方無限大なゲームだなと感心しっぱなしです………
そうそう、Among Usを見始めて1年を迎えました!
この1年で公式アップデートによるマップや経験値ポイントなどの要素が段階的に追加されまして、遊ぶ楽しみがさらに増えたのが嬉しいですね。ゲーム配信でも、有志の方によるMODを利用した試合が増えており、村の主催者さんを中心にゲームバランスを考えての役職導入を丁寧に調整してくださっているので、見ている側も新鮮な気持ちで楽しませてもらえています!
最近ではクルーメイトなのにインポスターの味方をするマッドメイト(狂人)という役職がよく登場するようになりましたが、インポスターからはマッドメイトが誰なのかわからないんですよ……(役職によっては初めから繋がれる場合もありますが)
マッドメイトは誰がご主人様のインポスターなのかを把握し、間違って殺されないように動き、ご主人様に向けられた嫌疑を自分が代わりに受けてご主人様を守る、などといった立ち回りが求められるのでとても難しい役職だなと見ていて思いますね。でも、うまく繋がってクルーメイトを抑え込んだときの勝利はとても爽快です!
(立ち位置的に「狼少年」的な立場ですかね…?引っ掻き回すだけ回しつつ、自分がキルされかねない立ち位置というのはチャレンジ精神をくすぐられますね!)
これまたふじみやさんが上手にプレイされている印象が強いですが、他の方もいろんなプレイで魅せてくれます!ほんの少しの目撃偽装証言で場を混乱させたり、とんでもない死体位置偽装でインポスターに自分がマッドメイトであることを自然に伝えたり、早々にインポスターを見抜いてクルーにばれずにサポートをしたり……マッドメイトのサポートが人外陣営を勝利に導く試合はやはり見応えがあります。これだからAmong Usはやめられないですね!
最新のライブ配信だけでなく、1年前に見ていた試合のアーカイブを遡って、別の配信者さんの視点から見るのにも最近はハマってますね~。
当時の視点とは別の視点で見返すと、あの試合はこんなことになってたのか!という一種の答え合わせのような感覚で二度美味しいです!議論と展開には見覚えがあっても、プレイ中の一人語りでどんなことを話していたのかを聞くのも楽しいですね。まだ配信者として駆け出しの頃に、トークが緊張しているのを聞いて「頑張ってるなぁ、かわいいなぁ……」とにこにこしてしまうこともしばしば(笑)
そういった楽しみが試合の数×参加者さんの数だけありますから、これからさらに長く続いてほしいなと思います!
―ちなみに、中村さんは文筆業をされていらっしゃいますが、作品の参考やミステリー的に使ったりは…しないんですか…?!(笑)
創作の参考には……正直、とても役に立ってます!!
Among Usは議論ゲームではありますが、試合ひとつひとつがドラマ性の高い一度きりのストーリーだと思っているんです。何気ない一言をきっかけに隠された真実に辿り着けたり、強引とも思える発言でメンバーを引っ張ることで活路を見出したり、そういったプレイヤーの言動を作品中での展開作りに応用させてもらうことはありますね!
既に少し触れましたが、Among Usの舞台をベースにした二次創作的な小説を書いてみたい気持ちもあるんですよね……!登場するプレイヤーたちにそれぞれの背景があり、プレイスタイルもゲームへの姿勢もさまざまに行動していくというものをなんとなく想定しています。バトルロワイヤル物になりそうですが……
読んでみたいと仰ってくださるのも嬉しいですし、 公募賞への応募が一旦落ち着いたのでやってみようかなぁ?という気持ちは小さくないです(笑)(出たら!!!買います!!!!!!!!!!!!!!)
――それでは最後に「まだアモアス未体験です!」という方に向けて「アモアスめっちゃ楽しいよ、私はこういう楽しみ方をしているよ!!」という締めのお言葉を頂戴してよろしいでしょうか?
はい!
Among Usはシンプルながらも奥が深く、いろいろな楽しみ方ができるゲームです!クルーのビジュアルも可愛らしく、マップに仕込まれている小ネタもキュートなので殺伐としにくい点もおすすめです。議論が苦手だから無理かも……と思われている方も少なくないかもしれませんが、バチバチの議論だけがアモアスではありませんから……!仲間内でのノリで「怪しい!」「いやそっちが怪しい!」とワイワイ騒ぐのも盛り上がりますよ~。
大人数集めるのに少しハードルが高い部分はありますが、6~7人もいれば案外しっかりした試合になるものです。私はスマホでプレイしていますが、パソコンやSwitchの人とも遊べるので、パーティーゲームの感覚で遊んでみてもらえたらと思います!
遊ぶ環境はやっぱり難しい……という方は、ぜひぜひいろんな配信者さんの実況や動画を見てみてください!同じアモアスでもこんなに遊び方があるのか……!と思われること間違いなしです!!
ありがとうございました!
お話を聞いた上で…
Youtuberのゲーム実況者さんだと、あまり知っているけれど知らない世界だったのでどんなものかなぁと覗き込んでまず「あ!狩野英孝さんがやってるやつだ!」と見てみたのですが、上手い人、エンジョイする人、それぞれのやり方で角度が全く違うので「実践してみたい」という気持ちがふつふつと芽生えました。
所謂人狼ゲームと言うと、「人」と「狼」があって、さらに「占い師」や「狩人」「狼少年(協力者)」と並んでいくイメージですが、アモアスだと凄くシンプルな作りで、一方で見ごたえがありました。複数人で「知り合い同士」でやるとより盛り上がるというか、普段そういうお話をしない人達同士でやったので「そんなハメるのうまいとか聞いてなかったんですけど」とキルされた後のゴースト状態になってからの展開にあたふたしました…(笑)
勿論「はじめまして」の人とやるとお互いに探り合いというか寧ろ疑心暗鬼感MAXなので「いや…いやいやいや…?」という楽しさもありそうです。とりあえず知り合いとやってみたんですが想像以上に難しくて実況者の皆さんのストーリーのようにてきぱきにはできず…(そしてクルーとして真っ先にキルされました(笑))
また、今回のお話で出てきたYoutuberさんそれぞれの実況を見ていてプレイングスタイルが全員違い、同じインポスター/クルーで同じステージでも見せ方が大きく異なり、ステージそのものを大きく使う人もいればコンパクトに「志村ー!うしろうしろー!!!!」となってしまったり、リアルタイムで見れば見るほど「その時ならでは」の面白さに直面できるような気がします。実際にリアルタイム配信をされている実況者さんが大勢いらっしゃるお陰で見応えも十分、溶ける溶ける時間に驚きました…(笑)
そりゃないぜ~~!!の秒キルもあれば、うまくガチっとハマった瞬間の、いわゆるe-スポーツのように見ているこちらも「ヨシ!!」といいたくなる瞬間があったりと、見応えもあるし「やってみても楽しい」し、な展開が目白押しでした。
中村さんの文体とはまたちょっと雰囲気が違って(どちらかというと「柔らかい、ほっとする文体」のお人だと思っているので)「こういうものもお好きなんだ?!」という意外性とともに、そのおすそ分けをしていただきながら非常に楽しく今見させていただいております。
これからの新作も!!!アモアスの感想も、どちらも楽しみにしております。お付き合い頂きましてありがとうございました!