毎回いろんなことを続けているこのオシゴトガタリというシリーズですが、色んな人に支えてもらって本当に無事になんとか毎月1回は最低でもやろう!!という目標でぽちぽち続けております。
何回も言うけど「いいよ~」とゆるっと乗っかってくださる皆さんには感謝の言葉しかないです。ありがたい。
ということで、今回はタイトルから見て分かる通り「名探偵コナン」の世界についてフォロワーのくーさんからお伺いしました!
くーさんはもともとネオロマンスの世界からこんにちはなフォロワーさんだったのですが最近はすっかりばっちり名探偵コナンの世界にいっている印象だったので、「何がそんなに彼女を名探偵コナンの世界に引っ張り込んだのだろう・・?!」という関心からお話を聞いてみることにしました。
(アニメ781話「緋色の交錯」より)
名探偵コナンについては毎年コナン作品映画を見に行っているものの「ふわっとしか知らない」「知らない間にメンバー増えてる誰だお前」という立ち位置の人間なので(知らない間に安室さんとか増えてた)(そして内容はゼロの執行人で知るぐらいの浅い知識)、改めて色々聞いてて「ほうほう…ほう!?」となるという……ちょうどタイムリーなお話も色々聞けたので、その感想も含めてのお話です!
ちなみにイントロに合わせての映画で出てくる”俺は高校生探偵・工藤新一。幼馴染で同級生の毛利蘭と遊園地に遊びに行って、黒ずくめの男の怪しげな取引現場を目撃した。(以下略)目が覚めたら 体が縮んでしまっていた!”の下りがやたら頭に残っているせいか空で途中まで言えます(笑)
お話きくまでの私の状態
- 作品名/キャラクター名/大体のストーリーは把握
- アニメの時間帯が変わってからは全然見てない知らない
- 好きな映画は「ベイカーストリートの亡霊」あたりという鉄板
- ここ近年の映画はちゃんと見てるけど空白が多い
名探偵コナンの世界へようこそ!
ーこの度は質問にオッケーを出していただきまして有難うございます!改めまして、コナンの世界についてぜひ教えて下さい!まずはコナンについて教えてくださると嬉しいです。
名探偵コナンは週刊少年サンデーで現在も連載を続けている少年漫画です。
アニメや映画も続いている作品で、原作は青山剛昌さんです。
(第一巻)
ー懐かしの1巻!!(笑)連載もアニメも長くて入る入り口様々だと思いますが、くーさんはどうやってコナンの世界に入ってきたのでしょう?
私も月曜日にアニメやってたのがきっかけで、第1話から見ていたんですが、コミックス買うようになったのはアニメで灰原哀ちゃんが出てきてからですね。
彼女の纏うミステリアスな雰囲気だったり、クレバーな面だったりに子供心ながら惚れたと言いますか…(笑)
それ以降はコミックスが出る度に買って読んでます!
(知らない間にコナングッズがいっぱい出ている…!?)
灰原哀について
見た目は子供だが、実は黒ずくめの組織の一員で、新一が飲まされた薬(APTX4869)の開発者で、コードネームはシェリー。
姉を殺され、組織を裏切ったのだが、脱出するために、薬を飲んで、小学生の姿に。
現在は阿笠博士にかくまってもらい、コナンと一緒に帝丹小学校1年B組に通いながら、解毒剤の研究をしている。この世でたったひとり、コナンが同じ境遇を分かち合える相手。(CV:林原めぐみ)
(上記公式サイトからのキャラクター紹介なんですけど、説明の仕方が何それこう…相棒感大好きな人としては公式~~~!!!!って頭抱えそうです。灰原可愛い)
ー灰原といえば、彼女出てきて物語がより動き出した感じしますよね…!コミックスとアニメと映画とマルチにコナンは動いてるイメージがありますがくーさんが基本見守ってるのはコミックスな感じでしょうか…!
そうですね……アニメは土曜日に移動してからリアタイするのが難しかったり、本誌も買ってってのは最近やり始めたのですが、年がバレてしまいそうですが(笑)
20年近くコミックスが出る度に買って読む!という感じです。
(20年以上続いている作品を定期的に読むっていう行動がすごいと思うわけですよ!!)
(4月に発売された最新巻)
”名探偵コナン”という作品について
ーコナンの舞台は米花町(主役のいる街)だけじゃなくて、全国いろんなところなイメージ(結果の疫病神扱い)な印象ですが、ストーリー的には殺人事件がやっぱり多いんですか?
殺人事件のが圧倒的に多いですね(笑)
殺人事件じゃないものだと、誘拐……いや、これも穏やかじゃないですね(笑)
(率先して皆犯罪犯すの良くないぞ!!!!!(笑)後コナンの公式疫病神感は推理漫画あるあるなのか、結構ネタにされているイメージ))
ーコナンなかなか殺伐とした世界ですね?!容赦なくないですか!!(笑)作品的には毎年映画の華やかさも話題ですが、くーさんお好きな映画とかありますか?
殺伐としてますね……(笑)
映画だと、一番好きなのは『瞳の中の暗殺者』ですね。
蘭ちゃんが警察官殺人事件の犯人を目撃した直後に記憶喪失になってしまい……少し切なさが混じるお話です(笑)
(瞳の中の暗殺者、ざっくりとした記憶しかないのですが当時まだいわゆる”黒の組織”(敵と言われる組織)がふわっとしていて「こいつもこいつもあいつもそうか!?」っていうちょっと疑心暗鬼感もあっての面白さがあったと記憶しています……映画としては4作目)
ー蘭姉ちゃん何かと危険にさらされること多いですが立ち向かいつつもヒロインしてるの素敵ですね…!ちなみに、映画とアニメ(漫画)とで系統として雰囲気が違う感じの印象受けますがファン的に感じることはありますか?
そうですね。蘭ちゃんが記憶喪失ゆえ、いつもより9割近く蘭ちゃんを守るカッコいいコナンくん……いやもう江戸川様がみれます!
映画はここ数年はド派手なアクションが目立ってきてますね。
事件の規模がデカいといいますか(笑)
(コナン君基江戸川様付されるクラスの男前になるコナンくんさん強い…!!!)(イメージが未だにヘタレというか映画の最後でトホホ感がある印象だったので/笑)
ーコナン映画といえばついに今作で海外進出ですもんね!
そうなんですよ!ほんと驚きました……。
シンガポールのツアーまで今組まれてますからね笑!
(俺たちのマリーナベイサンズ崩れるでおなじみの映画!!(笑))
ありそうだなーとか思ってたら、HISさん、仕事が早かったです(笑)
実際にいかれた人のツイートとか見かけると映画の舞台の距離感とか実際にわかって面白かった!などの話もききます!
(行った人が身近に聞いてみたら「ネタとしても楽しかったし面白かったよ」という感想をもらいました、楽しそうで羨ましい~~!!)
ーちなみに米花町ってこの辺~っていうのってあるんですか?架空の街だとは聞きますが……
米花町どうなんですかね(笑)東都タワーまでは近いようですが…
(東都タワー:どう見ても東京タワーのようす)
ー警察体制だと県警とかも出てくる印象ですが…?
コナンの世界でももちろん県警は出てきます!場所によって人がぜんぜん違うので見てて楽しいですよ!(笑)
着実に彩りを増すキャラクターたち
ーコナンというとキャラクターが都度増えていく印象なのですが、現状コナンの「正体」であるコナン=工藤新一について把握している人は何人くらいいるんでしょうか?
現状だと、工藤新一の両親である工藤優作&有希子、阿笠博士、灰原哀、赤井秀一、そして西の名探偵服部平次ですね。
ーあれっ!?ジョディ先生とかもうすでにご存知だと思ってました。
(実はめちゃくちゃできる女・ジョディ先生という認識でストップしているなど)
そうですねー、なんとなく勘付いているというか、怪しいとは思ってるでしょうが(笑)
気になってあといたかなと調べてみたら忘れちゃいけないベルモットと、割と私が気に入ってる本堂瑛祐くんもでした(笑)!
(知らない名前だー!!!)
ー本堂くん?!知らない名前のキャラクターが…!どんな子なのでしょう?
瑛祐くんは新一くんが不在にしている帝丹高校に転入してきた男の子なのですが、とある女性を探していて……。
ちょっとおっちょこちょいだけど、油断の出来ない切れ者です!詳しくはぜひコミックスで確認ください(笑)
初登場は「もう戻れない二人」です!
(公式サイトの登場人物見てみたら掲載されていない…だと…?!)
ーコナンもどんどん新しいキャラクターが出ていますね!本堂瑛祐君は帝丹高校の人ということは蘭姉ちゃん、園子との関係になりそうなかんじですか…?というか調べたら世良真純ちゃんとか知らないけど絶対好みそうな子がいてめっちゃ気になってます(笑)
(見るからに好みそうな女子が増えているだと…!?赤井秀一さんの妹だと…!ツッコミが迷子すぎて気になる)
すごいキーパーソンってわけではなかったのですが、赤井さんが一旦姿を隠す話とかに絡んできた男の子なのでぜひ、チェックしてみてください!
蘭ちゃん、園子ちゃんと関わりある子で、実はコナン(新一)にとって恋敵でもあったり……!
(蘭姉ちゃん公式に片思いフラグが!!!!年数的に散々待たされているのでそれぐらいあっても個人的には当然というか時間軸さておくにしても健気すぎて幸せになって欲しさがある)(帰ってきたら正座で待たされたぶん怒られていいと思う)
ちなみに甘夏さんの気になっている世良真純ちゃんですが、安室さん、昴さんとほぼ同時期に出てきたキャラクターで、当初は新たな黒の組織のメンバー「バーボン」が誰なのか!?と疑われた内の1人です。
(このコナンのもれなくお酒の名前で作っていく感じすごい好きです…!)
ー個性的なキャラクターがどんどん増えてきている中ですが、ちなみにみんな大好き安室さんはコナンくんの正体はまだわかってないっていう感じで大丈夫ですか?
(「安室の女」でおなじみ安室透さん。ゼロの執行人で安室の女になる人大量出現したことで話題でしたね。調べたらアクスタをはじめ、フィギュアも出ていて安室さん強い…となっている今日このごろ)
安室さんは今そこがあやふやなんですよ…!
ちょうどアニメでやっている「迷宮カクテル後編」のラスト以降、彼らの間に流れる空気も変わってくるので要チェックです(笑)!
(このあとアニメ見て「あれあそこで終わるんですか?!!!続きは?!!!」ってすぐ聞きに行ったのは言うまでもない)
ーベルモットさんは謎の多い組織の女性という印象ですが、現在もそこらへんはまだ謎が多い感じでしょうか?
黒ずくめの組織のボスに特別に可愛がられている直属の部下。
変装が得意で、シェリー捜索のため、様々な人物に変装してきた。
コナンや灰原の正体を見抜くが、そのことをなぜか組織には秘密にしている。
(公式サイトより)
ベルモットはほんと謎が多い、キーパーソンの一人ですよね。ほんと美しいですが、全てがミステリアスな女性です。
彼女が老けない理由もどうやら組織の秘密と関わりがありそうなので、今後彼女がどうなっていくかも気になる注目ポイントの一つになるかと!
ー確かに薬を飲まされた幼児化したと考えるなら不老不死関連な予感が…?!そうなると年齢不詳見かけもわからないベルモットさん重要な手がかりになりそうですね。彼女は確か蘭姉ちゃんとのやり取りと新一とのやり取りでAngel!っていってた記憶がめちゃくちゃあります!
そうなんです、そこが黒の組織のボスにも通じるところが何やらありそうで…!
天使の下りは新一くんとニューヨークに行った時に出てますので、コミックス34巻をよろしくお願いします!
(割と新しいと思ってたら現在進行中の単行本の数見てめまい起こしたのは言うまでもない)(全然新しくなかった)
ーそういえばようやく新一と蘭が恋人になったというネタバレを映画(紺青の拳)で知ったのですが!!やっとなんですね!!おめでとうございます!(笑)二人の関係として大きく変わったところとかはあるんですか?
大きく変わったところはありませんが、そうですね、是非恋人になった回、『紅の修学旅行』は見ていただきたいですね!
アニメだと青山先生も原画に加わっていて、漫画でも素晴らしかったのですが、音楽や動きがつくだけで、また違った感動が味わえます!
あとは個人的には今年の映画の『紺青の拳』の話にはなってしまうのですが、プールで蘭ちゃんがキッドの手に自分の手を絡めて、頬を赤らめるシーン。
こちら1回目は分からないと思うんですが、2回目見ていただくと、直前にレオン・ローが『君の指はまるでマジシャンみたいだ』と新一に変装していたキッドに言ってるんですね。それを確かめるべく、プールで手に触れたと考えると……顔を赤らめているのは新一くんを想ってのことでは!?って考察がサイコーofサイコーなんです(笑)
(蘭姉ちゃん伊達に修羅場をくぐり抜けてるだけのことはあって心臓強いのにそういうところちゃんと女の子ですよね…!「マジシャン」からの確かめるためとはいえ表情がすごく女の子してて可愛かったのをよくよく覚えてます…。相手に悟らせないためとはいえあの表情できるのは新一のこと考えてたっていう流れだともう早急に新一は頑張ってはやく体戻そうな…の気持ちになるばかりです・笑)
「名探偵コナン」をどこから見たらいいの?
ー現在の名探偵コナンの単行本の数とアニメの話数見たらとても充実してて、こう…原作に追いつくのが大変!!って印象なのですが、話としては結構進行が速いんですか?
どちらかというと黒の組織の話をやりつつ日常の事件解決をしていくっていう感じですね!なので漫画1・2冊で終わる話も結構あったりします。基本謎解きなので!
ーそうなると「黒の組織の話をピックアップしたものだけまずは知りたい」とかってなりそうですね(笑)どこから見に行ったら良いとかってありますか?
それこそ、気になったキャラクターをフューチャリングしてみてみるのもいいかもしれませんね。
ちなみにキャラクター別のまとめDVDなんてのも出ていたりしますよ(笑)
ーえっ!キャラクター別のまとめDVDとはどういう…?
その名前の通りキャラクターの重要なお話を取り上げたDVDになります!
(すごい!!推しキャラがひたすら出る話をまとめてくれるとか手厚くないですか!!ずっと話として見れる&そこからさらに世界が広がるやつでは。ONE PIECEでいうとアーロンパーク編(実質ナミ編)のまとめとかそういうイメージに近いのかな…?)
ちなみに、キャラごとのはDVDもですが、コミックスでも出てたりします。
あとは10巻毎にまとめ本的なガイド的なものもでてますね!
(てっ、手厚い~~~!!!!!!)
ーくーさん的におすすめのものとかありますか?
個人的に好きなのは1話を完全リメイクした「エピソードone」ですね!
1話の時にはいなかった出ていなかったキャラクターや、実はこのキャラこんなことしてました!みたいなのが見れて面白いです。
内容としては映画とかの冒頭に出てくるあの話です。APTX4869を飲まされる直前からのジェットコースター殺人事件になります。
(みんなが知ってるあのなんとなく言えるようになる俺は高校生探偵工藤新一ってやつですよね?!!!)
ーええ~~!!!そんな他のキャラクターがどうしているのかとかそれこそ「それまでの世界観」がさらに広がって分かるやつじゃないですか……さらに考察というか、時間軸の伏線回収ができるというか…お優しい…!
そうなんです!世界観が広がるし、ファンには堪らない!
そして、OP曲は当時のザ・ハイロウズの「胸がドキドキ」を使用してるので、リアルタイムで見ていた世代には大興奮のものになっております(笑)!
(100年ぶりの世紀末~~~!!!!!!!!泣けと言われて僕は笑った~~!!!!)
ー世代ドンピシャの人やファンの人がめちゃくちゃ嬉しいやつじゃないですかそれ…時代的なもので絵柄も合わせてハイクオリティになり出てくるキャラクターの状況もわかりとか…えっ胸アツ展開以外の何ですかそれ…!くーさん的にリメイクについて「ここ!ここのシーン見て!!ポイントとかありましたらぜひ教えて下さい。
哀ちゃんはもちろんですが、構成ですかね……。
1話の時に描かれなかったものが、ストーリーを重ねたから描けるものも出てきています!そこが見どころの一つではないかと思います。
このキャラクターはこう動いていたのか、とかこういう考えだったのか、とか、同じ世界観、時間軸にいて当たり前の人達がどういうことを考えていたり見ていたのかが「可視化」されたり名前があがって作品の1話という記念すべきところに「いる」っていうのが凄く良いなと…!
(当時は灰原哀という人間はもちろんそれこそ黒の組織もジンとウオッカしか出ていなかったし、安室さんとかみたいな警察の深部にはいる人たちもいなかったからこその「このひとはあのときこうしてた」っていうのが公式から提供してくれるのめちゃくちゃ嬉しいですね。あのときのあの味をまた食べたいんだ、にさらにバージョンアップしたものを添えてくれるかんじ…)
これからコナンを見始める人へ
ー素敵なお話をありがとうございます、最後になりますが「これからコナンを0から知る人」と「なんとなく知ってるけれど、深くは知らない」という私みたいな立ち位置の人たちへ名探偵コナンの世界の魅力を教えてもらえると嬉しいです。
長く続いていて、どこから入ればわからない!と言う方にとっかかりなるところもご紹介させてもらいましたので、よければ参考にしてもらえたら、嬉しく思います。
コナンの魅力は一言では語れませんが、人間ドラマ、ラブコメ、サスペンス!どーんと詰まってます!
もちろん魅力的なキャラクターも沢山います!
是非、気になるところをまずはチェックしてみて、掘り下げていくってのも楽しいと思いますので、是非名探偵コナンよろしくお願い致します
お話を聞いた上で
探偵作品の漫画といえば「名探偵コナン」「金田一少年の事件簿」の2作品で通ってきた自分ではありますが、やんわりと「この事件覚えてる」「ああ、そんなのもあった」というぐらいのものしか記憶の片隅になかったので、今ここで引っ張り出されて教えてもらって「人間関係が結構絡み合っている」ということを知りました。
「江戸川コナン=工藤新一」という重要なネタバレは最初から出ている上でどのようにして彼が「工藤新一」に戻るかを考えられていることや、幼馴染で同級生の「傍目からしたらもうお前ら付き合えよ」と言われるような毛利蘭との関係も例えば明らかに嫉妬したりしていて(単行本のどっかで工藤新一の女と名乗る女が出てきて「誰だお前」っていうので揉めたやつありましたよね/サッカー選手関連だったのを覚えていますが)そういうのも経て彼らが高校生という多感で大人でもあり同時に子供でもある一面が見え隠れするのが面白いなあとつくづく思います。
また、スピンオフも調べたらめちゃくちゃやってて「安室さんの外伝」とか、「警察学校編」の外伝とか(=安室さんの過去話)、すごいいろんな形で「コナンでありながら江戸川コナンが主役ではない世界」もあるっていうのが興味深いです。そのへんすごい安室透という人が一人で確立される世界もまたあるんだな~っていう。
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(書かれているのは別の作者さんだけど青山剛昌さんもだいぶ関わっているらしい)
コナンの設定って「おいおい…そんなのいてたまるかよ…」のめちゃくちゃハイスペックが勢揃いになっているじゃないですか。工藤新一なんてもう二次元の極みみたいな「そんな乙女ゲーの王道相手役みたいなやついてたまるか」みたいな、こう、言い方悪いとリアリティさはあまりない。でもそのリアリティの無さの「ぶっちぎっていて、こんなのありえないけど楽しい」が詰まっているのがコナンなのかなと。
映画のコナンしかほとんど見ない人間ではあるのですが、「爆発」「らーん!と叫ぶノルマ」とは別に、彼らが映画だからこそのアグレッシヴさを見せてくれるところと、本編で本当にゆっくりながらでも時間は確実に経過し、そこで例えば高木刑事と佐藤刑事という警視庁恋物語が出てきたり(私は初期のバリキャリ佐藤さんも好き)、そうじゃないところもあったり。
後は映画だと「この人なんで呼んだ」「突然の番宣はじまった」のタイアップとかも色々あるんですよね。それこそ「11人目のストライカー」はJリーグとのコラボ作品で当時見に行ったサッカーファンの一人として「なぜ呼んだ」「いやわかる、わかるけどなぜ呼んだ…?」とあまりにもゲスト声優である彼らに対して本職じゃない人にやらせるのあれだよね~~~って頭を抱えた思い出があります。
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まぁ仮面ライダー鎧武でも突然のサッカー次元出てきて「いつからイナズマイレブンになった?」って首かしげたりもしていたわけですが。当時の中村憲剛氏の「ぶざまな しゅーとだな」は色んな意味で伝説である。
とにかく、毎年の劇場版で誰がくるか…というのも毎年変わっていくエンターテインメント作品のコナンの特徴なのではないかなぁと感じます。その作品ごとに思い入れがあるものというものはどうしたって変わるとは思いますがキャラクターから見ても楽しいだろうし「こうきたか~」っていう超次元ぷりを見るのも楽しいし。
サスペンスとしての人の右往左往、愛憎が入ってきての苦悩っていうのは「事件」でもそうだし彼らの普段の生活の中にも入っているんじゃないかと感じます。
クロスオーバーとして「怪盗キッド」で名を馳せるまじっく快斗の主人公黒羽快斗もしかり(彼のストーリーはコナンよりもゆっくりだけれど)、色んなキャラクターが出てくることで世界に厚みが生まれていくのかな、と感じます。
黒の組織のラスボスがついにもう現在「知られた」状態だということなので、ここからどう終わりに向けて進んでいくのか、も含めてこれから見ていけたらいいなぁと思うばかりです。
お忙しい中たくさんのお話をお聞かせいただきましてありがとうございました!!