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A.B.C-Z主演ドラマ ワンモア#2「大人が制服着て何が悪い」雑観

あっという間にワンモア第2話のタイミングになりましたね。1話の地に足ついた形で登場人物一人一人がどんな人物像なのか、というファーストインプレッションが視聴者に与えられいよいよ学生生活としての描写が始まるわけです。喜怒哀楽、さまざまな感情を孕みながら、人として十代の時に得たものとは違う「青春」になることでしょう。

 

 

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ワンモア第2話の雑観になります

定時制高校という、全日制とはまた一味違った、より年齢・性別・環境・国籍など幅の広さが展開のポイントになってきそうですね。現役合格の学生による特有の「青さ」とは違う、成熟さとは違った、大人だから持っている悩みなども興味深くなりそうです。

 

☆第一話雑感

amanatsu0312.hateblo.jp

※書いているのは3月ですが、ドラマの放送日に合わせてのアップになりますのでネタバレは2話までの段階のものになっています。

ところで五関くんeGGレギュラー決定おめでとうございます!!!!!!!!!!めでたいね!!!!!!!!!!!

 

 

 

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 第2話あらすじ

 

今回のお話の軸は空田君がメイン。第1話で宅配業をされながら定時制に通っていることがわかりました。塚田僚一さんのしっかりとした筋肉質な体と宅配業でどうしても重たい荷物を持つという意味でもダンボールを抱えている腕が似合っていますね。

シングルファーザーの空田(塚田僚一)がいつも学ランを着て定時制高校に通うのには理由があった。中学生で大病を患って進学できず、青春時代のほとんどを病室で過ごした。成人後に病を克服し、幼馴染のシングルマザーと結婚、10歳の娘ができた。しかし、幸せもつかの間、妻に先立たれ、娘と二人きりに。亡き妻の願いでもあった定時制への入学を決意する。「おはよう、今日もよろしく!」いつも笑顔の裏で空田は、またひとつ人生の苦みを噛みしめる。

 (公式サイトあらすじより)


www.youtube.com

 

「委員長」と呼ばれるぐらいに学校を楽しみにしていて毎日の娘の成長とともに自分が生きることを励む空田。

第一話最終話の楽しみだ、という顔と予告編のシリアスな表情のギャップが激しくどうなるのか気になるばかりです。

 

本編の感想「周りに目を向けること」

今回のお話は想像以上に心にずしんとくる回でした。何かが起きても、基本的に空田くんは笑って流したり、「そっかあ」と受け止められる度量を持っています。それが傍目からすれば「楽しそう」「楽そう」「何も考えていなさそう」のトリプルコンボなわけですが、実際火村が娘である朱里と接することで見えてくる違った一面に段々と気付かされます。

仕事に励んで、家族との時間を少しだけ過ごして、学校にいって、帰ってきて。その繰り返しで、でも「子ども」のことも見て――……。ただ、その中で彼が自ら決めて着用している学ランが汚れてしまって、というくだりがあります。

クリーニング屋でのくだりは微笑ましく、かつ同時に「お互いがお互いの抱えている問題を口にしあっていない」ということが分かるのが切ないなあとも感じました。そこからの朱里と火村の長回しではなしている姿は大人と子どもながら、背伸びをしたい子どもと、紆余曲折をしながらおとなになっている、その上で「学校」にいっている人物として決して火村は朱里のことを下に見ていませんし対等に接しています。

タイトルの通り、「大人が制服着て何が悪い」は、空田がその制服に対してどういう思いがあるのかということについても描かれていますし、プレゼントしてくれた相手、すなわち今は亡き妻と、娘との約束である「学校に行く」ということもかかっています。

父として子供の時間をとるのか。

はたまた、子供と妻と約束した「失った時間」を取り戻しに行くのか迫られる瞬間は見ていて本当に身がつまされました。

抱えている問題が空田には仕事、学校、娘との交流、娘自身の抱えているものととても多いです。

特に朱里のいじめ問題は本人から口を割ることはできませんし(彼女としてはパパに心配かけたく無い、という本心があっただろうと思う)そこから、朱里のけがに繋がるのは不運な事故としか言えないんですが……そこからの義父・義母に対しての問題はもう、なんか、宮……とならざるを得ないというか。

娘に対しての「朱里はどうしたい?」という気持ち。父として「こうしてほしい」のジレンマがすごく辛いし、とにかく彼には色んなものが絡み合っています。

義父の言葉に対して朱里が怒るのもごもっともで、けれど空田が「パパが悪い」と彼女を諭すのもまたわかります。朱里と空田は親子ではありますがあくまでも血縁関係ではないということがドラマの関係図に書いてあって驚きました。

元々病弱だった空田が見る「学校生活」というのはとても彩りが鮮やかなものだからこそ、一度「学校を辞めたい」といった言葉は「本人の希望」であるのと同時に、「誰かを思っての行動」であることも痛いほど伝わります。それがゆえに、地井の空気感と、水野のギャップが激しいですね。

考えて考えて、考え抜いた結果の「学校を辞めたい」という言葉に対しての水野の言葉はすごく軽く感じられましたが、水野からすれば1年目で全部が全部始めてで空田がどういう考えなのかもまだ聞けていないです。聞けていないからこその、「乗り越えられる試練しか与えない」という言葉に行き着くわけです。あの言葉は先生は先生でも「仁-JIN-」の言葉だなぁと思わずちょっと懐かしくなりました。医者とはいえ、先生!と言われている流れに合わせてですよね(違ったらあれだけど)

第一話 時空を超えた愛と命の物語~ 歴史の針が今、再び動き出す…人は人でしか救えない

気持ちを奮い立たせると言う意味で、そうなのかもしれない、そうなのかもしれないけど、空田に言うのは今ではない~!!!というこのジレンマがすごく辛かったです。これは空田の心境を考えるとグサグサ突き刺さっていそうなんですけれど、一方で水野という立ち位置からしてもこの言葉を使ったところでどこまで届くか?という「現実」の突きつけられ方がえらく突き刺さりました。

火村と空田の屋上でのやり取りはお互いに状況が変わることで表情や言葉が変わっていって、少しずつ距離が縮まった気がします。どかっと座るタイプの火村と、考え込むタイプの空田の委員長とヤンキーという関係ながらほどほどの「大人」だからこその距離感が見えるのが好きでした。

また、今回風間が少々(だいぶ)挙動不審な行動を取っていて見ていて怪しまれるというかどう見ても傍から見ると怪しいんですが(高校生からしたらビビられてしかりだろうなと)第一話に出てきた学生たちとどのように絡んでいくのかが興味深いです。見る限りにぎやかな3人と静かな1人、という印象でしたが――……外界との接触を拒否する傾向にある風間にもまた何か変化が訪れるのか、気になりますね。

 

今回の水野のパロディはGTO。やるとは思ってたけれど想像以上にBGM諸々知ってるやつだと笑いました。言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイズン。よもやグレートなセリフが来るとは思わなかったです。

 GTOというとリメイクもされましたが、コミックス原作ですしアニメ・ドラマ映画と諸々な形で「先生」に憧れるのも納得いくなぁとしみじみします。水野先生ダイレクト世代だろうな、とも(笑)

グレートなティーチャーです

 

 

定時制の授業ってもちろん学校によって違うのでしょうが、プリントメインにやったりもするんだなぁと驚きました。授業の形が全日制とはまた違うのが轟高校なのでしょうね。

 

最後のシーンの扉をあけて、1人になった生活の中で空田が娘の朱里との「約束」を守りながら、もちろん忘れることもなく、卒業したら一緒にまた暮らすという気持ちを抱いてまっすぐまっすぐ歩いていく姿が印象的でした。

亡き妻と、娘の願い。娘も彼が卒業する頃には中学生になるわけで、環境もまた変わっていくだろうけれど、それでも良い形であったらいいなぁとも思いました。ハッピーエンドではないしビターな形で物語が続いてく。1000%うまくいくわけではないけれど、彼らの日常は続いていくわけで。タグがついている流れや、火村のニヒルな笑いも含めて「少しずつ」の歩みだしとしてよかったなぁと思います。

 

今回、空田という妻帯者を演じるにあたって「子どもがいる」「妻がいる」という気持ちをどんな風に塚田さんは演じたのだろう、というような興味もありました。また、病弱で「いけなかった」日々に対しての羨望や、病弱だった過去を持ちながら宅配業という肉体労働を選んでいるということについても考えさせられます。良くも悪くも学歴社会な部分は未だ日本にはついて回っているからこそなんだろうなぁ……とか(すでにもう元気な状態だ、といっても、火村と同様「過ごした時間」というののズレはどうしても生まれているでしょうし)見ながら考えさせられる展開でした。

朱里のいじめの問題に関しては彼女が正義感の塊であったり「間違っていない」という気持ちをしっかり持っていること、また転校という形で好転していると願いたいばかりなのですが――……。

そういう意味でも、このドラマにおける「地続き」というものがより色濃く感じられた瞬間でした。日常を切り取ったドラマであり、その日常は誰かの日々の地続きで、ハッピーエンドばかりではない。物語もまた続いていく。そんなふうに感じさせる2話の終わりで、3話が気になるばかりです。

 

本作の主題歌「灯」(あかり)、最初に感じたのは温かみのある曲だなぁという印象だったのですが空田にとっての「灯」は自分の行きたい道、生きる道、そして亡き妻と遠く離れた娘との約束である「高校を出る」という目標が灯台として先を照らしているものなのかなとも思いました。

娘の名前が「あかり」というのもかけてあるのかな、とか。

また同時に「いってきます」の先に家の灯は一旦消されているわけで。ただいま、の目印になるところは今度は自分でつけていく、と言うことも灯のある生活、あかりという存在に励まされているのは自分もまた同じで。娘にとって父がまたあかり(灯)なのだろうな、とか、父子の関係について再びぐっと考えさせられる流れであったように思えます。

CDでフルで聴くとまた印象がガラリと変わりますね。ぜひ手に取って欲しい。

【メーカー特典あり】 Nothin' but funky(通常盤)(ステッカー付)

【メーカー特典あり】 Nothin' but funky(通常盤)(ステッカー付)

  • アーティスト:A.B.C-Z
  • 発売日: 2021/04/14
  • メディア: CD
 

 見逃し配信でTVer,Gyao!でもやってくれているので繰り返し見ることもできてありがたいですね。ありがとうワンモア。ありがとうテレビ制作会社の皆さん。ありがとう配給会社さん。

 

ワンモア#2

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  • 発売日: 2021/03/08
  • メディア: Prime Video
 

第二話が心に刺さる流れであったからこその風間くんがこれから繋がってどのようにまた変化を見せるのか。気になるばかりです。

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