柑橘パッショナート

インプットとアウトプットを繰り返すごちゃまぜスタイル

LDH全然知らない自分がHiGH&LOW THE WORST見たらめっちゃ楽しかった話

突然ですが、基本的に自分はLDHEXILEとかの事務所)の人ってまっったく知らないんですよね。後テニミュのTAKAHIRO氏の一件があり、当時テニミュをどっぷりではなくてもかじっていたり友人にファンがいたことからなんとなく「LDHはちょっと…」という感覚でいました。

プラスかマイナスかっていったら「あんまり関わらんようにしとこ」っていう意見だったんですけど、ハイローシリーズに関しては全くジャンルの違う友人(かたや最近エグゼイド沼にどっぷり、気づいたらゼツメライザー予約したよと笑顔でいっている人、もうひとりは映画好き・クローズシリーズが好きな友だち)がそれぞれ「ハイローはいいぞ」おばけをしていて、そっか~…そうなのか~…という心持ちだったのですが、先日それぞれとそれぞれに違う形で合う機会があり「ちょっともうとにかくザワ(本作の映画を「THE WORST」だからザワと略すらしい)見てほしい」って言われたのと、なんなら映画好きの友人と飲んでたとき向かいにいた店の店長が「僕もHiGH&LOW好きっすよ~!!」ってうっかり第三勢力がきちゃって(笑)

なんかもうじゃあ全然しらんけどいくか!!!!ということでいってきた感想です。

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ハイロー初体験感想です

とりあえず見る前の私のスペックをメモ程度に

  • 志尊淳が今回のライバルらしいのは知ってる。山田裕貴がなんか強そう(?)
  • 特撮俳優結構出てるのは分かってる。え?塩野瑛久くん出るの???戦隊組多いね??(志尊淳=トッキュウジャー、山田裕貴ゴーカイジャー、塩野瑛久=キョウリュウジャーという知識。)
  • EXILEというかLDHの人多分一人も顔はわからないとは言ったが劇団EXILEに所属している小野塚勇人くんはわかる(仮面ライダーエグゼイドのおかげ)
  • クローズはなんとな~~~く昔映画で見た記憶。楽しかったけどあまりにも前で記憶ふっとんでそう
  • LDHの人ほぼ全員顔わかってないし名前もわかってないけど「プリンスオブレジェンド」を飯島寛騎くん出てるしっていう理由でちょこまか初めてる
  • このまえ推し(A.B.C-Z)の中にGENERATIONさんからメンディー氏が加入した(Mステネタ)こともあってミリしらだけど頑張ってほしいし気になる欲が出てきている
  • LDHの印象「全面にウェイ系を表にだしていく陽キャスタイル事務所」(めっちゃ褒めてるつもり)
  • 後ハイローはCLAMPが噛んでいるということだけ知ってる

 

あと安定にネタバレしてます。

 

 

そもそもHiGH&LOWって何??

名前だけ聞いても「ハイロー」と言われてる段階だったので「なるほど???」(わからん)ってかんじだったんですけど、全員から「多分好きだよ」「きっと好きだよ」っていうことしか言われなくてちょっとざわついてたんですけど、私1作めも見てないしキャラクター誰も把握してないんだけど?って聞いたら「大丈夫」と言われました。

なので、今回に関してはホームページ一切みてないし情報はなんとなくインタビューを別の記事目的でパラ読みしてたとき「そっか~~」ってなったぐらいのかんじです。

 

HiGH&LOWとは、要するに男たちの友情とバトルを描いたヤンキーバトル作品です。作ってるのはEXILE HIROさん。HIROさんは知ってる!!

キャッチコピーは「全員主役」らしい。

テレビドラマ・映画・漫画・ネット配信・音楽・ライブツアー・SNS・イベント・フラッシュアニメ・ソーシャルゲームなど様々なメディアで展開しているらしいんですけど、ちょっともうすでに情報過多でなるほど全然わからない。

 

世界観はわかった、舞台設定を調べよう

見終わってから世界観調べるの割とどうなの案件なんですけど(笑)

よく作品に出てきた「S.W.O.R.D.」地区っていうのが、一応舞台らしい。

で、この区切りに関してはそれぞれの筆頭みたいな団体の頭文字からもじってるらしい。今作は「O」に当たる鬼邪高校(おやこうこう)が舞台になってました。

何度も言うけど鬼邪で「おや」って無理ない??大丈夫??って思ったんですが……。

えっ…すっごい今更だけど「鬼邪高校」って「親孝行」とかけてんの…?えっそういうやつなの…?ヤンキー漫画あるある思わずかっこいい漢字使っちゃう系な…?とかだいぶ困惑してます(笑)

で、この「鬼邪高校」は定時制と全日制と別れていて、基本そこは相互不可侵みたいなものになってます。

(そもそもヤンキーなのに学校いくのなんでだとかそういうちょっとした疑問もある)(でもごくせんも何故かみんな高校にはいってたなという顔)(みんな勉強は勉強で楽しいぜ!!!という主張をしたい)

で、これを作り上げたのが山田裕貴くんがやってる「村山」くん。名前めっちゃ普通で驚いた。

 

定時制=みんな年齢層高い。

全日制=気持ち高校生ぽい(何年か留年してる人いそう)

 

これぐらいのイメージでいいのかな。で、その村山くんが鬼邪高校の番長になってると。そういえば作品見てて学校ごとによって「番長」やら「頭領」やら色々あって面白いなと思いました。リーダーの表現も色が全然違う。後村山一派?の人たちは三国志で出てくる黄巾党のごとく青いものをつけているのが特徴なのかな??って印象。

 

ただ一方で「そんなの知らねえよ!!!」「うるせー俺がトップだ!!」みたいなかんじでバチバチしてるのが全日制。全日制の子たちは群雄割拠の大乱闘戦国時代になっているそうで。

  • ぶっちぎりで強いけど人望があまりない?タイプの轟(ドロッキー)の「轟一派」
  • 1年と2年を仕切ってる中越・中岡の「中・中一派」(Choo Choo TRAINからとってんのかと思った…)
  • なんかネジ3本ぐらい抜け落ちてて戦い方がエグそうっていうかうるせー全部ボコボコにしてやんよってタイプの西川泰志・横山清史が組んでる 泰・清一派
  • 高城司が率いる「司一派」

で、覇権争い。何これ世紀末??

でもってそこに花岡楓士雄(はなおかふじおと読むらしい。読めない)が戻ってきて、司派に合流。一気に勢力を拡大していく、みたいなかんじ。

 

ここまで書いててあれですかね。コーエーテクモゲームスでおなじみ三国志とか信長の野望でもやってんのかな私って気持ちになりました。

で、まぁこっから話は展開していくってかんじらしい。

 

映画の感想

基本知識皆無の中で見に行ったんですけど、まず説明がちゃんとあって0からの人でもちゃんと教えてくれるのが嬉しかったです。置いてけぼり感がさほど感じられなかった。

作品内容としてはずっとアクションしてて非常に「アクションみたいよ~~」「殺陣やって~」って欲求がきれいに満たされる映画でした。8割ぐらい喧嘩してた印象。

後は基本的に飲酒シーンが成人以上しか出てこないあたり「あっ…ヤンキーだけどちゃんと線引した描写になってる…」って印象でした。ほらどうやってもヤンキーっていうと酒と女と遊びと喧嘩ってイメージがあるんで(笑)映画として倫理委員会が止めにくるところはうまく回避していました。それこそ「高校生」ならではの爽やかさもありつつ。基本ヤンキーだからボコリあってたけど。

 

登場人物としてはフジオを主軸とした幼馴染チーム、鬼邪高校(全日制/定時制)、鳳仙(志尊淳の学校)、後はキドラという後に出てくる人たちとで構成。

それぞれがそれぞれにちょっとずつ関わっていく相関図で基本スタイルは「群像劇」って印象を受けました。

 

後全体を通してLDHの楽曲がふんだんに使われていて、学校ごとに曲があるのいいな~~って思いました。BGMでゴリゴリした曲が流れながらゴリゴリ戦ってるのめっちゃ熱い。

フジオくんの役をやっている人かわいいタイプの男性だなーってぼんやり見ていたのですが、川村壱馬さん、まさかのプリレジェ出ててめっちゃ笑いました。え??誰?誰でいたの??って聞いたら京極兄弟の弟だった。えっ…あっちでもヤンキーこっちでもヤンキーしてたの……!?!というかまったく気づけなかった(笑)

フジオは基本的に主人公気質というか求心力が高い人で、自然と彼の周りに人は集まっていくんだなあというタイプ。ナルトとかルフィ系だな~って思ったんですが基本彼やりたいことは「大喧嘩」っていうより「タイマンはりあいたい」という古き良きヤンキーみたいなかんじが感じ取れました。轟さんボコられた上でのやりあってもつまらないというか「全治してから」っていうスタンスは非常に見てて爽快感がありました。

一方で轟さんは「これ~~~この人絶対ファン多いだろ~~」って思いました。キャラクター的に人気がありそうだなーってタイプで、村山とのやりとりもしかり、フジオくんとのやりとりしかりポイントの抑え方がLDHうまいなーって印象です。インテリ系ヤンキーなのに普通に足技多いのめっちゃ戦い方が個人的に好みです。

 

ストーリーとしては敵だと思ってたけど最終的に本当に狙うべきは他にある、という部分が主軸になりつつ、村山くんが「大人になる」っていうポイントを自分の中でちょっと模索しているのが印象的だ。

ハイローの世界とクローズの世界がつながっているかんじが全然しなくて「最初からフィットしている」(まぁ私がハイローを見ていないっていうのもあるんですが)というような作りで、どちらかを下げる形でもなく、お互いがお互いの存在価値を挙げている印象です。

しかしヤンキーってなんですぐ壁に落書きするん……とか本当違うそうじゃないっていうツッコミを入れたくて仕方がなかった(笑)

後フジオくんの幼馴染の秀徳1位の誠司くん、第一印象がすごい「山崎育三郎くんみたいなお人がいる…」でした。ちゃんと見たら白洲迅くんで後にテニミュ好きな友だちに聞いたら「出てるよ」って言われてマジか~~~~ってなりました。全然気づかなかったというか俳優見ている余裕がない作品で非常に見ててぽんぽん喧嘩してテンポが良いから見入ってしまいがちだった。

 

女性キャラクターが主として3人、幼馴染と亡くなったおばあちゃんと志尊淳の妹が出てきますがそれぞれに良い味をだしていたなと感じます。マドカちゃんは普通に強かったし普通にかっこよかった。ハァ~~~?!!って怒り方がすごいあの…アスカ・ラングレーさんみを感じて私はめちゃ好みです。熱血だけどちゃんと「常識」の部分もあって、でも彼らに対して偏見もない。すごい良い味を出しているキャラクターだと思います。ゆいちゃんとのお嬢様学校での部活の一面はどんなものだったのだろうか、とか少し気になる次第です。

 

後キャラクターとしては個人的に司くんの人懐っこさが良いなーって思っていたのですが「あれプリレジェに出てくるみつきくんですよ」って言われて「お、お前か~~!!!!!」ってなってました。髪色と髪型が変わると覚えられない案件がK-popだけではなくこんなところでも発揮されるとは思わなかった。非常に彼のやり取りも気になるなーって思いました。

 

カメラアングル意味わかんない激しさかっこよさ

いやもう全体的に言えるのはアクションでのカメラアングルの意味のわからないハイクオリティさに度肝を抜かれました。

BGMがかっこいいのめちゃくちゃ流れてて、志尊淳(サッチー)が歩いて「鬼邪高潰すぞ」からのバックに人を従えて「いくぞ」からのウオオオって走っていく様突然の戦国群雄割拠帯なドラマとかそういうの見てるっていう気持ちと同時に「やっぱりリーダーはトップ尽き走ってるのがいいよな~~ヤンキーだけど前に突き進むのかっこいいよな~~」って気持ちで見てました。ある意味サッチーとフジオくんのやり合い方は対比的で、その色合いとか戦い方のスタイルの違いが面白かったです。

ヤンキーなので、ある意味「殺陣」というか、「型」みたいなのはあってないものじゃないですか。もちろんボクシングやってたことがあるキャラクターがいるかもしれないし、柔道ベースのキャラクターがいるかもしれないし…っていうのでベースが違うとも思うんですけど、それに応じて、基本「なんでもあり」の上で力の入れ方とか、交わし方とか細やかな「こいつはそういうキャラクターだから」っていう要素が盛り込まれているのがすごく面白かったです。足技特化の回し蹴りキャラは「そういう~~!!ああそういうの~~!!!」って一人でニヤニヤしていました。きれいなフォームの人もいれば、後ろでわーわーしている人は本当に力任せの人がいたりとか。そのへん見てて「全然違う」があって楽しかったです。

また、団地で戦っているシーンからの一気に引いたと思ったら全体を写し、さらにアップになりさらにさらに引いて…という1シーンがあるんですけど単純にあれどうやって撮影してんの??え??何あれ??ってめちゃくちゃ首をひねりました。どうやったらあんな映像になるんだろう…すごい見てて楽しかったし、沸き立ちました。予想外っていうか、まぁそりゃ団地で戦ってるんだから全体のガチボコしてるのみたいよn…そうくるの!?!!そういうのするの?!!みたいなのとか。見てて滾った。

 

こう、感覚としては一騎当千型な無双シリーズをやってきた自分にとってVRじゃないけどそういうのを俯瞰して戦っているのを見られている感じがして「あ~~これは楽しいわ~」ってなりました。痛いのは好きではないんですが、「アクションもの」としての見ごたえがあったというか。ハイローのライヴ絶対面白いし楽しいだろうな……って感じもする。

 

ヤンキーものって色々あると思うんですけど、HiGH&LOWシリーズがなぜ人気なのかっていうと「人間ドラマ」が顔を覗くと同時に(これはフジオたちの幼馴染「新太」との関係や、学校同士のサッチーVSフジオとか、轟とフジオまたは轟と村山等にもあたると思う)バトルとしても楽しめるからなのかな。

まったく知らないからこそ楽しんで楽しんで楽しみ尽くした一人として「えっ…LDHちょっと勉強したい…」っていう気持ちになりました。後京極竜の子=フジオくんって全く気づかなかった人間なので、シリーズを見たり楽曲を知っていたらさらに楽しめるのかな~~なんて思うばかりです。

山田裕貴くんが普通にめちゃくちゃ強かったのとぶち抜けて強い割に意外と常識もつようになるのと、あれっ…春山…春山じゃね?!!あいつ見たことあるよ?!!!っていうクローズ出てきたけどゆるふわ認識に飛んでいる私にとっては非常に懐かしく面白かったです…。

こう、バトルみたいアクションみたい欲求が満たされたい~~っていうときにまたハイローみたいし、もうちょい世界観を楽しめるようになって、それこそドラマや過去作を見て、もう一度回り回って映画を見られたら、なんても思うばかりです。

いやあ楽しかった……!!新しい扉を開いてしまったようなこのかんじ。

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楽しかった!!!です!!!!



とりあえず楽曲まるっとダウンロードしました。

手厚い~~ありがたい~~!!!!

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