「布施明さんのライヴツアーがあるんだけど行きませんか」というお誘いを受け、丁度予定が空いていたこともあり二つ返事で友人と行ってきました。
今年のライヴ・コンサートの最初が布施明さんになるとは思っても見なかったです。丁度布施さんについて最近教わっていたこともあり、「この曲知っている」「あの曲は知らない」「どんな人だろう」ということをすべて”手探り”の中で、楽しんできました。
場所は「ルネこだいら」。小平という場所にお伺いしたのも初めてで「ここが……小平…！」と街散策もさせてもらいました。
物販などについて
普段ジャニーズ等を中心に見に行っているのですが、布施さんの物販はどちらかというとシンプルな印象を受けました。これまで販売されていた映像やCDなどをメインに、入口横にあるくらい。
あまり「コンサートをやるから○○を作りました」というものをされていないのかな。
本日の記念にどうぞ、という形でブロマイドとか売ってくれたら軽率に買ってしまいそうと友人と話していました。物販に人が並ぶと大変だからということもわかるんですが、ちょっとしたものがあるといいな～なんて思います。ブロマイドじゃなくても、例えばリングライトとかあってもいいなとか。
コンサートの様子
どんなふうに楽しんだらいいのかな、と前もって色々調べたりしていたのですが、始まる前まで周囲のファンの方々の様子を見ていると全体的な年齢層が人生の先輩なみなさんが中心だったので、「着席」スタイルでゆったりと楽しむような印象でした。
が、始まった瞬間に赤いサイリウムを3本持ち（ないしはお三方で持っていらっしゃるのかな？）されている人がいて、振られているのを見て「ペンラOKなの！？！」とびっくりしました。布施明さんでペンラ文化ということがまったく想像つかなかったので、正直予想外でした。ゆったり聞く、という印象だったので…。
また、うちわ文化も持っている方もいて（光るうちわだった）ちょっとびっくりしました。
いろんな形で導入されていて、何がOKで何がNGなのか分からなかった分「いいんだ…！」となったりとか。実際ライヴのときに手持ち無沙汰というか、聞いているときの手はどうしたらいいんだろう（手拍子をしたほうがいいのか、それとも膝の上で聞いていたほうがいいのかな、とか）考えてしまったので、もしオフィシャルで「こういうのはOKです」というざっくりでもOKなガイドラインみたいなのくれたら持っていけたかな～なんても思います。そういう意味では前述の物販に併せてリングライトとかあったらいいなーとか。持っているだけでも幸せだし。
ステージに上ってからはもう圧巻でした。最初の音から「マイクいらなくない？！」と思えるぐらいに伸びやかに、情感たっぷりに歌われている姿と、MCでのギャップが激しく。１曲めから「なんかどえらいところに来てしまったぞ！」と感動するばかりでした。惜しむらくは私が聞きたかった「少年よ」がセトリに入っていなかったぐらいで。存じ上げない曲もたくさんありましたが、それ以上に「素敵な歌声だなぁ」「のびやかだなぁ」「てにをは、発声がはっきりしているから聞き込みたくなるなあ」となるばかりでした。
「君は薔薇より美しい」の、１９７９年頃のものと、CD収録されたもの、そして最新の生で歌ったものすべてを聞いて「歌うまいとかそういうカテゴリー飛び出しているなあ」とひたすらなっていました。
もちろん知っている曲、知らない曲両方あるなかで有名な曲だからこれはわかる、わかるぞ！というのもあったとは思いますが、それを飛び抜けての面白さというか。ひたすら「聞かせる」コンサート・ライヴで、見ごたえが終始あるようなものでした。
MCは茶目っ気たっぷりに、ユーモアを持ちながらも「ふふ」となるような空間というか。元々ご出身が東京都ということもありエリア的にご縁があるお話をされていました。
また、オリンピックの後のコンサートだからこその「祭りのあと」でありつつの穏やかさとまた日々は地続きとして続いていくようなイメージ膨らむコンサートでもありました。ポップなものばかりではなく「聞かせよう」としている意味でもこれは共通しているのかな、とも。
魅力がたっぷり詰まったコンサートで、所作もすごく美しく、あの長い時間を立ちっぱなしで歌いっぱなしですごかったです。
また、バンドメンバーに元ジャニーズ事務所の人がいらっしゃって「！？」となりました。ジャニーズじゃないところにいってジャニーズの名前を聞くとは思いませんでした。
こう、感想としては一度ディナーショーとかやってくれないかなぁ……とかも思いました。見ごたえがありそう。
素敵なお時間、そして体験を頂戴しました！ありがとうございました！！
