柑橘パッショナート

二次元、三次元、映画、アイドル、サッカー他諸々の多趣味の結果、好きなことをアウトプットするためのビュッフェタイプになったブログです

シャイニングから40年後の続編「ドクター・スリープ」を見てきました

正月はひたすら映画をみると毎年恒例行事をしているので友人を巻きこみ、今年も映画をはしごしてきました。

見てきたのは「ドクター・スリープ」。スティーブン・キングの「シャイニング」の続編になります。小説を読んだことがないのですが、原作小説と映画の「シャイニング」はそれぞれ展開や終わり方が異なるということで、そこから映画のシャイニングの展開をベースに手がけられたのが「ドクター・スリープ」ということです。

イメージすると遊戯王(原作)から遊戯王DMになり、そこからDMの後続であるGXみたいな感じですかね。随分と印象があれになりますが(笑)

f:id:amanatsu0312:20200103130816p:plain

ドクタースリープ感想になります

 

※11月29日公開なのでもうだいぶ月日経過していますが、ネタバレしておりますのでご注意ください。

概要

40年前の雪山のホテルの惨劇を生き残ったダニー(ユアン・マクレガー)の周りで、児童ばかりを狙った不可解な失踪事件が起きる。

ある日、彼の前に「特別な力(シャイニング)」を持ち、事件を目撃した少女アブラ(カイリー・カラン)が現れる。ダニーと少女はこの事件の謎を追い、あの惨劇が起きたホテルへ向かうのだが…

『シャイニング』を超える衝撃の結末。

呪われたホテルの惨劇を生き延びたダニーが、なぜ、再びあのホテルに戻るのか?そして、彼は狂気に取り憑かれた父と同じ運命を辿ってしまうのか?
『シャイニング』遂に完結―

(TOHOシネマズ公式から)

 

ざっくりすぎて見終えた後この概要を見ると「間違ってないけどなんかこうちょっと違う」っていう感じがすごいするという。

とにかく主人公である「ドクタースリープ」は40年前、すなわち「シャイニング」の主人公であるダニ―です。彼は自分の能力を持った上で、自分の父と同じようにアルコール依存症となり、自分の感情をコントロールしながらも苦悩しながら生きています。そこからはじまる物語。

 

前作シャイニングと今作「ドクター・スリープ」

シャイニング (字幕版)

 

シャイニング (字幕版)

シャイニング (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

ジャック・ニコルソンをトラウマにさせるような映画と言われるスリラー映画。ちなみに私は見たことがなかったので、一緒にいった友人にかいつまんで説明をうけた状態で今作を見に行くに至りました。

40年後であることから「彼の背景にはどんなことがあったのか」「どういうことを経験して今ここにいるのか」っていうのが知っておいたほうがより楽しめる作りにはなっているように感じましたが、知らなくても(知識として漠然とでも)「なるほどな」ってなる部分がありました。

重要なのは嘗てのホテルでコック長であった彼の”友達”の存在。彼はダニーを導き、またダニーはアブラを導く立ち位置になるわけで。そのへんの「関係性」がわかっていれば大丈夫かなぁって印象です。

スリラーものだけど異能バトルとして

見に行った最初の感想は「スリラーなの??」っていうことの驚き。ITも結構子どもたちが立ち向かっていくタイプのものでしたし後編はその点大人もバトルしていたんですけど、印象としてはスリラーというよりも貞子vs伽椰子感というか。

 異能バトルをがっつり見せつけられた感じがしてDCぽくて「怖いっていうよりもバトルしてんな」って印象でした(笑)

ユアン・マクレガーに成長したダンが「誰かのために」「守ろうとする」っていうのが前作のコック長との流れから変わっていく、勇気を出すっていう描写として描かれていてそこが好きだなとまず感じました。

 

ダンおじさんは大人として、またかつての自分の恐怖感を覚えているからこその「起こらせてはいけない」「いってはいけない」「取り込まれる」「危険に晒したくない」という気持ちがあって、それに対してアブラという少女は強い精神と同時に気持ちに正直で子供独特のピュアさと正義感を持っています。だからこそ、彼女に「救われた」部分も多くあった。

 

彼らの敵であるローザたちが少々中ボス程度に描かれているのは正直惜しかった。多分もっと強い、多分もっとおぞましい、「絶対に勝利することができない敵」として描くつもりだったのかなとは思うのですが、ほとんどみんな感情のまま動いていて「策略」という描写がなかったかな。精々能力が発揮されていたのはアンディぐらいかなあとも思うのですが、アンディもあのままホイホイとローザのそばにいてよかったのだろうか、という疑問。

男に対して良いように使われてきた恨みのあるアンディが男に対して猜疑心を持つのはごもっともで、だからこそ男を狩ってきて、言葉を巧みに使ってきた(いわばギアス的な?)わけだけれど、彼女自身があんなにストーリーに組み込まれるんだったらもうちょっとVS感出してほしかったなあ、とか。ビリ―のための踏み台っていうか「死ねばもろとも」で絶対ビリーかトーチャンがえらい目にあうなって思ってた予想がドンピシャあたってちょっと複雑でした(笑)

 

本作は「シャイニング」の能力についてより踏み込んでいる作品で、でも彼らの持っている特殊能力で印象的だった中で宝くじを買ったらたまたま当たった、とか試験のヤマがたまたま当たった、とかそういうのもまたシャイニングを潜在的に使用している人たちっていうこと、ということ。ちょっと概念がスター・ウォーズのフォースと印象が似てて面白いなあと思いました。死してなおもそばにいる、っていう概念もまたしかりで。

立ち位置的に「スリラー」という扱いになるシャイニング、ドクタースリープですが、個人的には「少し不思議」という意味での「SF」とも言える部分があって、おぞましいとか怖いとか「おお~・・・おお~~!!」みたいなのが強かったかなと聞かれるとあまりそうは感じませんでした。どちらかというと異形の「人間ではない、化け物」をいかにして倒すか。みたいな。IT系と言われたらまあ確かに、ってもなりつつ。

でも見に行って大きな画面で見るからこその意味がある映画だとも感じたので楽しかったです!過去作品で使われているホテルの中をダニーが三輪車で動きながらじわじわとくるシーンがそのまま使われていたりとリンク性も見られつつ(正直そっちのほうが怖かった)、新しいことをしようとしているなあってかんじでした。