柑橘パッショナート

インプットとアウトプットを繰り返すごちゃまぜスタイル

「ベタ」は「王道」として、平成最後を駆け巡るにふさわしい「シティーハンター」を見てきました。

「お前何回アスファルトタイヤ切りつけるんだ…」って毎回毎回ネタにされるわけですが、それぐらいGet Wildという曲には魅力が詰まっているんだと思います。

ということで、話題になりすぎて久しい劇場版「CITY HUNTER」を見てきました。

シティーハンターに関しては「知識としてはある」ぐらいの感覚だったわけですが、こうして新しい形で新しい時代の幕開けが近づいている中でこの駆け抜けている感じがめちゃくちゃかっこいいなと思ったので感想を言っておきます。

 

「見に行くなら絶対新宿TOHOシネマズにしよう」って言われていたので折角だしそうしてきました。終わってから「だよね~~」っていうのが詰まっていた。

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みんなだいすきGet Wild

ネタバレ祭りなのでご注意ください!

シティーハンターって何だ?

80年台後半~90年代前半に特にブレイクした週刊少年ジャンプで連載していた作品。アニメ化はさっきもいいましたがみんなだいすきGet Wildが主題歌。

扱いとしては「ハードボイルドコメディ」らしい。私が先に知ったのは曲でした。ポップンミュージックで山のようにやった思い出。

スイーパー(始末屋)で、裏の世界でNo.1と呼ばれるほどの腕を持つがめちゃくちゃ女好きの冴羽獠を主人公にした物語。相棒の槇村香とのラブコメディ感も含めて「懐かしいこの空気感・・!」となるものがいっぱいありました。

今作の感想

まず第一声が「すごい、わ、わかる~~!!なんか見たこと無いけどわかる~!!!」がいっぱいありました。

今やったら暴力ヒロインと言われて炎上されてしまいそうな香のツッコミも、時代を考えながらもそれはそれとして「時代の進歩に応じるところがそこじゃない」っていうところの冴羽獠のところも、普段はニコニコキャッツアイで働いている海坊主(ファルコン)たちの相棒感とそこからのめちゃくちゃ出来るぜ設定も。

全部含めて「平成」をかけぬけていく感じがしました。昭和から平成にかけて、またいできたんだなあって感じさせるかんじといえばいいのだろうか。

 

何に驚いたって、私にとっては神谷明さんというとどうやっても「名探偵コナン」の毛利小五郎役の印象がいまもすごく強くて(後任の方がどうとかじゃなくてね)、彼の声を聞くとぴん!と来る感じなんですけれども、シティ・ハンターのときには全然感じなかったんですよね。不思議なことに。

伊倉一恵さんに関してはサクラ大戦のレニの方っていうことをイコールで気づかなかったし、ワタルの虎王もそうで、「えええ~そうなの~!!?」がいっぱいだった。

 

二人の関係に関しては「だよね~~!絶対そうだと思った~!」っていうポイントをちゃんと抑えて、でも相棒であって、かつ劇場版ならではの話のまとめ方で見てて楽しかったです。

 

全体的にテンポが非常に良くてギュインギュイン動くしめちゃくちゃどんぱちやるし、ストーリーがあーー絶対これくるーはいきた~!!良いぞ良いぞ~!みたいな感じだったわけですけれども。

所謂シティーハンターの今作における感想は「THE ベタ!!」ってかんじだったんですけれども、そのへんも含めてよくよく計算されているなあと思いました。少なからず時代が変わっても彼、彼女たちは相変わらずで、時代を経てもなおこの作品の「あり方」みたいなポイントを抑えているっていうのは監督キャストみんな揃っているのすごいなーと。

 

後小室さん色がめちゃくちゃ強いので、挿入歌がガンガン小室色を安定に押し出しまくっててもれなく楽しかった。

STILL LOVE HER (失われた風景)

STILL LOVE HER (失われた風景)

  • provided courtesy of iTunes

 

世代じゃなくても「あっこの曲知ってるぞ!!」っていうのはたくさんあったし、後キャッツアイ出てきた瞬間は設定となんとなくしか知らない私でもう、うわ~~!!!って思わないわけがなかった。三姉妹安定のかっこかわいい。

泪姉さんは藤田淑子さんだというテロップみてそうか…そうかあ…って一気に胸にくるものがありました。あと坂本千夏さんがアグモンだったのまっっっっっったく気づかなくて今ブログを書いてて「声優さんってすごいな」っていう言葉に尽きる。

 

新宿という町を駆け巡る人たち

なんだか最近新宿というものが舞台になりやすい気がします。今作は今も昔も「新宿」にスポットが当たっていると思うし、彼らの生きる場所は人と人がすれ違いごった返している町だからなんですけれども。

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掲示板にはロマンが詰まっている

 もう撤去されてたけれどこの掲示板見た時に「わ~~たぎる~!」って思ったのは言わずともがなだし、ファンの人は嬉しかったろうなあとひたすら思う。

直近で木村拓哉さんのキムタクが如くの動画を見ていたので(予告)「この町常に誰かに狙われてるな」って思ったりね。何にしても新宿って多分今も昔も題材にしやすいんだろうなあと。

 

www.cinematoday.jp

この記事を見て、見終えてから振り返ってみるとコンセプトがはっきりしていて何を書きたかったか、どう終わらせたかったのか、あたらしいものを取り入れて、でも大事なところを抑えるっていう意味で温故知新の部分が非常に強く有り、見ていて見ごたえがあったなあと思います。

MX4Dで見て「め、めっちゃ揺れる~~!!」っては思ったんですが(笑)絶対ありえない、トンデモ展開、いろんな言葉も出てくるとは思うんですが、まぁでも最終的にめっちゃ楽しい~~!!と思える謎のアハ体験。楽しい。

 

 

CAT'S EYE

CAT'S EYE

  • 杏里
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

後何回も言うけどキャッツアイ流れるのはテンションが上がらないわけがなかった。とても…とても良かったです…。

また、エンディングの流れで過去の映像をリメイク(今の技法で描かれているよね…?)されているのを見て「うっわ~~~見たい~~~」って思わせてくれるのには十分すぎました。見たい。

www.youtube.com

こう……口ずさみたくなるから……本当Get Wildいいなってなります……恐ろしい魔力をもった曲だ…。あとTOHOシネマズ新宿を出てからすぐ、冒頭から駅前まで、なんなら駅も含めてあちらこちらが場所として聖地なこともありずっとウワ~~ってテンションがあがりました。すべてが冴羽獠の守った町なんだなぁと。友人「高島屋のあるほうこうあれ渋谷区じゃね?」「え、駅的には新宿だから!!!!!」というやりとりも含めて(笑)

 

声優さんに関しては今作ヒロインの亜衣ちゃんが飯豊まりえさんということでキョウリュウバイオレットだったことをつい最近思い出したけど、じんわり馴染んでて丁寧に演じられていらっしゃいました。似合ってたと思います~!!

山寺さんはいい意味で良い声で、いい意味で小物なかんじで見てて楽しかったです。大塚芳忠さんに関しては安定で安定に好きな声でした。

 

アニメ好きが見ても楽しいし、原作好きさんが見ても高評価なのもわかるし、これならどうせなら作品を触れてみたくなるな~~という良いきっかけになる作品でした。楽しかった!!!!!

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