先日、センセーショナルなニュースが飛び込んできました。
俳優のピエール瀧さんのコカイン所持による覚醒剤取締法違反によっての逮捕である。
Twitterでこの話を見た私は最初の一言「うわ~~~うわ~…うわ~……」と段々とフェードアウトしました。インターネットの隅っこでキャッキャするような、テレビでうわ~~瀧さんだ~ってなんとなく見て、なんとなく「俳優として彼が好き!」っていう要素がある私なわけですが。
まぁ今回の一件で結構どころかだいぶ凹みました。
流石にこれを無視して記事を更新していくのはブログを書いてきたなかで「しょんないtv」が好きな1人の清水サポとしては流していくことはできなかったので書いていきたいと思い、筆を執りました。
あくまでも「関東に住んでて、気楽に見てて、でもやっぱりしょんないtv面白いな~」って思っているようなゆるゆるの清水エスパルスのサポーターとしての所感です。
「ピエール瀧のしょんないTV」とは
静岡県の「しょんない」という言葉を用いた(しょうもない)番組なんですけれど、「しょんないことに真実がある」という冒頭のコールから始まる番組なんですけれども。
感覚としては「水曜どうでしょう」みたいなかんじでゆるゆるした、ほんっとに中身があるようなないようなやっぱりあるような……みたいな番組なんですけれども。
私はこの番組の程よいゆるさが好きなんですね。たまにやってくれてめちゃくちゃ笑ったのは「缶詰カーリング大会」の謎の熱闘ぷりなんですけれども。
当時の記事を読み直しても「何言ってるかわからんだろ??視聴者もなるほどわからんだけどめっちゃ楽しかったんよ」ってかんじなんですけれどね。
こう…独特のゆるさがあって…好きなんですよ。
清水エスパルスとしょんないtvの関係性
静岡ローカル番組の中にあるしょんないtvですが、清水エスパルスを題材にしていじり始めたのは数年前。
J2降格したときが最初になります。
当時の記録はドメサカさんをみてほしい。また、この頃から1年でJ2からJ1に昇格を果たしたわけです。そのときには鄭大世選手が来たりと胸熱だったし「水戸には勝てないよ」という本当それな~~~(頭抱え)みたいな感じもあったりと何かとゆるくでも楽しかった。
また、この時に話題になって「TOKYO MXも前倒してやって!!!」という声があり、その時の対応も話題になりまして……。
そこから、昇格するにあたって卒業式も有りました。
ジェフさん怖い。
J1に戻ってきたときもラジオにて話してくれました。
で、まぁいじって頂いてからというものの、ピエール瀧さんは全試合エスパルスの試合をみていただいたりしていたらしくラジオでも「楽しいよ」っていうことを伝えてくれていたりしました。
ピエール瀧さんはもともと静岡の人で、でもこうやってエスパルスの側にいるっていうのはとてもいいな~~好感度バチバチあがるな~~って思っていました。
当時監督だった小林監督のものまねをしたりとかね!!
また、この番組における相方となる広瀬麻知子アナウンサーの旦那様は河井陽介選手で、清水エスパルスのMFでもあります。
「あの清水エスパルスの河井?!!」「河井すげ~な~ルーズボールもおさめりゃ広瀬も収めるか~」といろいろいじりにいじりに弄り倒してくれまして。
また、広瀬アナがご結婚されたときに合わせて「じゃあ河井選手にごはん作ろう」っていう回も設けてくれて、見覚えがありすぎる三保のクラブハウスにいったりとかしていて。
さらに言うなら結婚式会場でもこのネタを用いたりとか。
ご結婚の時に、しょんないTVで河井選手と広瀬アナが幸せそうにしているところに対してにこやかにしている映像を見て、なんだかこう…ぐっとくるものがありましたし、その番組放送から1ヶ月足らずで今回のことを思うと割としんどい。ジェットコースターメンタルすぎる。しんどい。
広瀬アナも旦那さんである河井選手も、番組に携わる人も、みんなみんなとても心がしんどい。
河井選手が意識朦朧としていて倒れて救急車にて運ばれたときも「側に居た」と教えてくれたのはピエール瀧さんでした。ラジオでその時のこと話してくれています。
広瀬麻知子アナは気が気じゃなかっただろうけれど、そばにいてくれる人がいるのっていいなあって思ったし、そうやって情報として入ってくるのもいいな、と。
まぁだから、私にとっては赤の他人だし何のゆかりもないけれど「ピエール瀧」という人が清水エスパルスというチーム、そして選手に与えてくれたものは0じゃないと思いっています。
オレンジのネクタイしてるし多分これ結婚式のときのやつですよね…って思うとしんどーーーはいしんどーーーってなる。
その上で、今回の一件はただひたすらにショックで。
俳優さんとしてもやっぱりすごく丁寧に演じられていて、「凶悪」のめちゃくちゃトラウマになりそうなお姿も、「あまちゃん」も、「シン・ゴジラ」の役柄も印象に残っている。今現在進行系の「いだてん」だってそうで、私はピエール瀧という人が改めて俳優さんとしてすごいんだなって思っている。それは変わらない。
この上で、NHKニュースがさらに続報が出た。ついさっきのことです。
もともと彼自身も認めているから、もうどうしようもないことだ。
「コカイン」というものが合法ではない日本でそれをするのは「禁じられている」なかで、手を出してしまったのは他の誰でもない、瀧さんだ。それがとても悲しい。
彼のことを俳優としてのスキルも好きだったし、しょんないでのゆる~っとしたかんじも好きだったし、「電気グルーヴ」としても好きだからこそ、悲しい。
私が悲しんだところで何も変わらないかも知れないけれど、ただただ残念で、ただただ悲しいのだ。
フジロック&マグロックでの電気グルーヴとしての挨拶もすごく静岡ぽさ全開だもんで、見てて楽しかった。見たかったという気持ちが大きい。
詳しくない私ですら好きな「モノノケダンス」(墓場鬼太郎のOPだった)だっていつ聞けなくなるのかもわからない。
静岡清水つながりのさくらももこさんのコジコジで歌われていた「ポケットカウボーイ」も、もう聞けないのかも知れない。
芸能界でこういったドラッグ的なもので逮捕されるのは瀧さんだけじゃないし、わかっている。どんなことがあったって違反は違反で、ピエール瀧さんが裁かれるのも仕方ないと思う。日本ではだめ、これが全てだから。
どんなに俳優さんとしてよくても、どんなにお世話になっていても、どんなに好きでも、だめなものはだめで、どうしようもない。私はだから「悲しい」としか言えない。私ですらこんなマッシュポテトのごとくぐしゃぐしゃだから、関係者各位はもっとだろう。
エスパルスは今日、エスパルスにとって所謂【静岡ダービー】と言われる相手、ジュビロ磐田との一戦だ。静岡ダービーは昨年いろいろあったし、賛否分かれる部分があったのも事実。そこから「今日の静岡県同士の試合」としてどんなふうな試合になるのか…とか考えることがたくさんあって。
瀧さんの関係者でいえば今度映画が封切りになる松坂桃李くんの「居眠り磐音」もどうするのだろうという気持ちがある。
なにげにめちゃくちゃ見るの楽しみにしていた邦画のひとつなのでどうなるんだろう…という不安がある。先日新井浩文氏の一件で見たかった映画がなくなってしまった残念さもある。だからこそ今回のことで、つい先日の例の件を思い出さないわけがないのだ。
ところで、全然関係ないけれどここにジュビロ磐田の磐の字があって最初「居眠り磐田」と空目してしまうのはなんとかならないもんだろうか。個人的な話ですけれど。
「孤狼の血」もつい最近話題にまたなったから注目度を集めていたのもまた事実だし、「キムタクが如く」でお馴染みJUDGE EYESもそうだ。彼は出番がある。
製品出荷が自粛するニュースがもう早々に出ていた。
「しょんないTV」はホームページがなくなって、Twitterのアカウントも今削除されてしまっている。あれだけ好きだったのに見返すこともできない悲しみがある。
静岡朝日テレビも「遺憾の意」と言っていて「そりゃね~~~そうだよね~~……」としょんぼりしっぱなしだ。しょんないどころかしょんぼり状態である。しょうもないことじゃないよとんでもないことだよ…っていう気持ちもわかるんだ…わかるからこそ、しょんぼりなのである。行き場がない。気持ちに。
「しょんないTV」について
— [公式] 静岡朝日テレビ広報部(あさひテレビ) (@SATV_kouhou) March 13, 2019
下記の通り、ご案内致します。 pic.twitter.com/QgR0hkzpF1
また、広瀬アナのピエール瀧さんと並んで撮影してある写真も軒並み静岡朝日テレビのブログから消えてしまっている。仕方ない。仕方ないけれど、なんだろう…やるせない。
思い出まで消すことはない、とは思うけれども、消さざるをえないし、仕方ないことだとはわかっている。行き場がないってこういうことなんだろうなあ……局の人たちのことを考えてまたしんどさが増す。
13日の午後には生番組で広瀬アナが話をしていて、それを見てたらウッ……とならざるを得ない気持ちになった。
私は約10年一緒に仕事をしてきましたが、大切な方で…応援してくださる方がいて、家族がいて…今は『瀧さん何やってるんだよ』という怒りと悔しさしかなくて。
これからどんどん情報とか出てきていろんなことがわかってくると思うので、私自身もこの現実をしっかりと受け止めなきゃいけないなと思います。
「こんな瀧さん見たくなかったね」(別の方によるコメント)
そうですね…信じられないですね。
(「とびっきり! しずおか」 2019/03/13の放送にて。映像見た上で書き出してみました。)
本当に「こんな瀧さん見たくなんてなかったよ…そうだよね…」ってならざるを得ないし、頭を下げる彼女も泣く姿にあなたが悪いんじゃないって思うんだよ……。
けれど番組を一緒にやってきたからこそ思うものもあると思うし、しんどさしかない。
日刊スポーツのニュースになってるのを見て「こんなところに清水MF河井の名前見たくなかったよ」となんか別の方向でもしんどくなっている。
河井選手にとっても広瀬アナにとっても、ファンにとっても視聴者にとっても、誰にとっても1ミクロンたりとも嬉しくないし悲しい出来事である。本当に。
続編が決まっている「アナと雪の女王」ではオラフ役であるけれど、降板へ向かっているというニュースも出ていた。代役で別の方になるのも時間の問題だし、正直それってスクエアエニックスとディズニーの共同作品であるキングダムハーツ3でオラフって出番あるんじゃないか……とか一瞬ヒヤッとしているわけです。で、キングダムハーツ3はもう発売されている以上、回収に……なってしまうのかなあ……とか。そこらへんもわからないけれども。
■追記(2019/03/15)■
アップデートで変更になるらしい。悲しいとか寂しいとかもうなんだ……しんどい・・。
山下智久さんとのCMもホームページを見たらピエール瀧さんが消えていて、ああそうだよな、そうせざるを得ないし、対応に追われてしまうのは仕方ないと思う。
電気グルーヴは30周年ツアーに対して結局中止が発表されていた。
石野卓球さんはもちろんだけどこのコンサートにだって色んな人が携わっている。
バイトが決まっているスタッフだっていたかもしれないし、日程調整していくファンだって絶対いたし、権利会社やコンサートの場所を提供する側、主催である彼らをフォローするであろう人たち。色んな人達の手でコンサートは行われるからその「中止」を受けたときのダメージって多分表で知るよりもずっとずっと大きい。
だからこそ、もう、何をどうしたらいいのかわからない「しんどい」が胸に来る。
関係のない楽しみにしているファンの人の「楽しみ」が奪われること、たくさんの労力をかけて世に出すために作品に力を注いでいた人たち。いろんなものがいろんなかたちで「今」こうなってしまうことが辛い。
どうしてほしいのかって言われたらわからないし、「法に裁かれるべき」という気持ちは変わらない。じゃあどのタイミングで復帰したら良いの?って言われたら復帰に関してはつい先日酒井法子さんが地上波に出て碧いうさぎを歌うことがニュースに上がって「(あれだけいろいろあったのに)よくテレビに出てこれるなあ」と感じた1人の人間として、ピエール瀧さんのことは早く出てきて~~!なんて言えないし、言うつもりはない。
じゃあ「いつ」ならいいって言われて答えられるわけではないし、一度罪を犯した人間を許すのはいつかっていう難しい議題が出てくる。答えはわからない。正直、私は「いつ」って聞かれて「このタイミング!!!」と答えることもできない。
だけれど、じゃあ、どうしたらいいのか。答えはでてこないしわからないけれど。
この「現実」と「事実」を受け止めていくしかないのだと思う。
残念だ。何に残念に思うって、彼がそういったものに手を出してしまったこと。たくさんのものがそれで波紋を呼んでいること。総括して「残念だ」と思うし、行き場のないやるせなさを抱いています。
落ちがない文脈もないような勢いだけのメモですが、まぁそんなこんなで、書きなぐっておこうと思います。なんかこう…こう…行き場のないこの気持ちはなんなんだーーーってわからないままですが、今日も今日として大事に生きていきたいですね。
後カテゴリに「清水エスパルス」というものをチョイスしたけれど、正直本当によかったのかは自分でもわからないので、もしかしたら外すかも知れない。でもエスパルスがあって瀧さんを掘り下げていったのも事実だからなあ・・・というジレンマ。
「好きな芸能人が逮捕される」っていうのが経験としてこう…どっちかっていうと遠い世界の話のような気がしています。いや、初めてではないんですけれどね。好きな人の逮捕って。
Gleeのサンタナ役だったナヤ・リヴェラは夫に対しての暴行で逮捕された。好きな女優さんだったからショックだった→Naya Rivera Arrested for Domestic Battery | TMZ.com
でもそれはやっぱり「海外だから」っていう部分がどこか心の中にあって……まだちょっと信じられなくて、グラグラしています。
なんというか、好きだからこそ、いたたまれないと言うか言いようのない気持ちになる。身内でもなんでもないけれど、知り合いでも何でもないけれども。なんというか「何やってんだよ!!!」「何しちゃったんだよ~!!!1」とか「嘘と言ってほしかった」とか、ぐっちゃぐっちゃの気持ちの中で、それでも「嫌いになりきれない」からこそ、向き合ってほしいと。そんなことばかりをぼんやりと思うばかりです。