柑橘パッショナート

インプットとアウトプットを繰り返すごちゃまぜスタイル

社長とキャプテンに言われてJ1昇格の目撃者になった話

正直「行くつもりなんてなかった」を多分私は何度も繰り返して言うと思う。

おかげさまでJ1昇格を無事に遂げた清水エスパルスではございますが、その一方でここに至るまでの最終戦までもつれにもつれこんだ状況を思い返しながら書いています。これ書いてる段階で12月5日という 遅刻ってレベルじゃねえぞ なんですが。

J1昇格プレーオフ松本山雅が負けて、岡山が勝ち上がり、セレッソ大阪が勝ち残っている状態を見ていてまさに「天国と地獄」、非公式煽りVを思い出す状況につくづく「あの場所にいたらどうなっていただろう」と振り返るばかりであります。

 

徳島入りするに至って、ホーム最終戦の社長と元紀のコメントで背中を押された部分があります。

ホーム最終戦、マイクを片手にとった社長。あの瞬間に「マイクとった」「とりおった」とざわつくゴール裏。「あの瞬間だけ徳島県を静岡県に」の一言でしびれました。なにそれかっこよすぎか!

さらに元紀の一言。応援よろしくお願いします。多分ありきたりな言葉だと思いますけどね。それでも気持ちがすっごくこもっていて、私の知っているサッカー選手たちの言葉の重みってこんなに重たいものなんだなあと改めて思いました。

 

行くつもり無かったんですよ最初。

一緒にいつも見ている某友人に「え?行かないの?なんで?」と言われ。更に別の友だちに「えっなんで」と言われ、さらにさらに某友人夫妻には「いやいやとかいって~言っちゃうんでしょ?w」と言われ。

翌日の某番組でエースの一言「あなたがJ1昇格の目撃者になる」。

 

気づけばそこにはチケットを試合終了後ローソンで購入する自分の姿が!!

 

こんなはずではなかった。こんなはずではなかったんだ。(大事なことなので二回)今年あちこちアウェイ行っちゃったし(記事にしてないところ盛りだくさん)(面倒くさがりのあるあるですね)この状況下で最終戦いけるかなあとか思ってたんですよ。徳島か~行き方どうするかなあと思ってたら。

 

海峡2つ越えてました。でも試合前日、私は深夜バス組だったんですが同じ清水サポの方がバスの中に間違いなく5組くらいいて。

皆いろんな手法で徳島入りしていました。ある人は自走でバイク、ある人は自走で車。またある人は飛行機。またある人はフェリー。またある人は隣の県まで飛行機でレンタカー。またある人は新幹線。またある人は「新幹線代ないから普通列車でいきますわ」といい。

 

“踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損”なんて言葉がありますが、天国と地獄だしアウェイにいって負けると本当心からどっと疲れるわけですよ。もちろんみんな勝つつもりで行ってますが、それでもやっぱり遠征するとなると思う所はたくさんある。

たくさんある中で、それでも行ってしまう。なんでかって好きだからなんでしょうね。絶対100%の勝利なんて確証があるわけじゃないけれど、それでもいっちゃうのは、目撃者になりたいっていう気持ちの結果なのでしょう。

 

試合だけ見ると、1点取ってその後のゴール。藤原光太郎選手のいいゴールでした。あれは完全に「うまいなあ」って思いましたし、個人的にキュッとなりました。キュッと。(語彙力のなさ)

それでも選手は諦めなかったしサポーターも諦めなかった。

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踊る阿呆は何人来たかって結局蓋を開けてみたらホームジャックかって言われるほどの4000人、ただしこれ静岡からだから私みたいに都内とか、逆に大阪組とか。全国各地にいる清水サポが集まったわけですよね。

帰りの電車やら帰りのバスやら帰りの飛行機やらはオレンジの大挙で正直周囲からすれば民族大移動かと思われたでしょう。

パブリックビューイングも多くの人が集まって、皆が見守るなかで試合を見たわけです。

 

「行くつもりがなかった」と私は多分何度も繰り返しますが、行くつもりがなかったのは「直接見るのが怖かった」はずなんですが(単純にスケジュールもあるんですけど)

でも、実際思ったのは「スタジアムに行く」っていう行為でもう自分を「逃げられない」状態にするだったのかなって思いました。どうやったって見るしかない。どうやったって信じるしか無い。怖くてチャンネルは切り替えられないし、怖くて目を閉じたって歓声は聞こえてくるわけですよ。

もうそれなら、刮目するしかないかなと。2点目、金子選手のゴール。

正直全身がぶわーーっと鳥肌が立って、気づいたら泣いてました。まだ勝ったわけじゃない、まだ終わってない、まだ、まだ。わかりきってるのに溢れ出るのは完全に涙でした。

手は震えるしもうガクガクブルブルってこういう言葉を言うのだろうなあと思ったりとか。この前の岡山もそうでしたけど猛攻が怖い怖い。死ぬかと思った。

終わる前のリバイブのときはひたすら長く感じました。再放送見てみるとあんなに短かったんだ、と驚いたり。時間がとてつもなく長く感じられました。

勝利の瞬間に拳を突き上げる人、抱き合う人、泣き出す人、たくさんの人がいました。

選手たちは植草、角田、テセといったベテラン勢が涙し、枝村さんがひっそりと涙し(てたよね?)なんだかもう感慨深く。テセはずっとこの試合の間毎日夢に見るぐらいのプレッシャーと戦っていたといいます。結果を出してくれたこと、すごくすごく感謝しています。

J1昇格の目撃者、というのを実現させてくれました。

皆で勝ちロコをさらっとやって(アウェイですからね)(正直セレモニー後やったほうがいいのではとも思ったんですが、難しいですね)それでも嬉しかったです。

2017Tシャツは正直届くの遅すぎて発注やめましたがWe Came BackTシャツは買ったしタペストリーも買ったし色々。本当色々でした。

キャプテンの離脱含めて、いろんなことがありました。数えだしたらキリがないし、思い返せばもうやだああってなることもいっぱいです。

それでも「行くつもりがなかったけど、選手や社長に背中を押されてうっかり行って良かった」としみじみ思いました。

まぁ何が言いたいかって言うと、つまるところ 磯野ー!サッカー見に行こうぜー!! ってこと。 スタジアムっていいよね。勝利っていいよね。負けるの怖いけど、それでも跳ね除けて試合見に行くって、楽しいよね。

 

そんな話でした。

 

なお、徳島で祝勝会でUOROMANさんでイタリアンを食べたわけですが、ピザが大変美味しかったです。私だけバスで帰って他皆泊まりというぐぬぬ…とした状態でしたが、あそこのご飯ひたすら美味しかったです。

 

 

なおその場にたまたま居合わせたお兄ちゃんがお誕生日だったらしく横のテーブルでフゥゥゥ↑と乗っかる我々に対しにーちゃんたちが「エスパルスも優勝おめでとう!!」って言ってくれました。優勝してないけどね!(笑)でもいい人たちでした。おめでとうお兄ちゃん。

 

スタグルはふく利さんのラーメンとかすだちアイスとかれんこんナゲットとか。食ってばっかである。

 

ということで周りに「徳島どうだったの?」と聞かれると「美味しかったし勝ったよ」としか言えなくて「観光は?」と言われて( ゚д゚)ハッ!となったのは言うまでもない。知り合い曰く「え?前乗りして二日間いたけど ポカスタしか言ってないよ?」と言われました。

徳島は今度また改めて観光に行きたいと思います。なお海苔がやっぱり美味しかったです。ごちそうさまでした。

 

また、プレーオフのこととか、チャンピオンシップのこととか、後長野博氏の結婚の記事とか書きたいことは山のようにありますが、また後日。

改めて、来年自分たちはJ1の17位というつもりで。チャレンジャーとなるわけですが。それでもJ1に行けるってうれしいですね。がんばって応援またしていきたいと思います。

気持ちを引き締めて応援も頑張るぞー! 以上!!

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