「22年目の告白 -私が殺人犯です-」が上映開始されて、最初に話題になったのは「また藤原竜也が人を殺したのか」という話。藤原竜也は人殺してないわいい加減にしろ!!って言いたい気持ちと、そういう、なんというかサイコパスだったり精神的にどこかぶっとんでいる知能犯的なかんじが似合う俳優さんなのだなあと改めて痛感します。
不思議な透明感と、蠱惑的な表情が似合う俳優さんで私もその演技が好きです。
原作に関しては同タイトルの韓国映画が元。こちらの予告版も見ましたけど空気感とかがちょっと違うのが興味深いです。
見よう見ようと思って見られてなかったので見て来た。犯人はまあそうだろうね!!とは思ったけどサスペンスを考えながら見ているのは楽しかった。藤原竜也よかったし竜星涼はほんとにこう…ポイントポイントにいるなあ(笑) pic.twitter.com/YWN0FK9wEO
— あまなつ (@amanatsu0312) 2017年7月12日
監督はジョーカー・ゲームの入江監督。正直見る前に【大丈夫なのか】という気持ちのほうが大きかったです。いや、あの、映画のジョカゲはなんというか……きれいなかめちゃんが見られるよ!な印象だったので。
今作も件の作品も「原作あり」という時点では共通ですが、どっちが好きと言われたら私はこちらのほうが好きですね。
野村周平が突然出てきたときに前情報なしで見たものだから「お前かーーーい!」と思わずツッコミを入れたのは許して欲しい。
藤原竜也を起用したミスリードは「そうだね!!」の一言でした。だって藤原竜也=クズい役やらせたら天下一 みたいな印象、あるじゃないですか……どや顔しての計画通り…とかやってるの似合いますもんね…
映像としては90年代の少し古い昭和と平成をまたいだ映像としての撮り方をされていて、そこがすごく印象的。
伊藤英明のお芝居も良かったですし、何より猟奇的殺人のこの言いようのないミュージアムのカエル男で見た印象と同じ後味が微妙に悪いループザループ感がしんどい。
世代を超えて、のラストの子はどうやっても救われないしどうやっても「そうするしか」ないのだよなあっていう話。
まぁお咎めなしというわけにはいかないしそんなしれっと終われるわけねえじゃんとかツッコミ要素はたくさんありますが、それも踏まえて、見た上で「うーん、うん、なるほどなあ」って思える映画でした。90年代を生きた人間だからこそ見られる閉塞感みたいなものも感じられると思います。
全然関係ないけれどこの映画における番宣のための火曜サプライズ偶然見ててデロンデロンに酔っ払って茶番劇繰り広げている伊藤英明、藤原竜也、ウエンツ瑛士がやたらと印象的でした(笑)
見たのが結構前でそのままのテンションで記事を書けば良かったのに10日以上経過して書いてしまっているせいで記憶が飛んでいる……(´・ω・`)