ビューティコネクション銀座。聞いてその名前の通りのお店だとは思っていたのですが2Fにフルーツサロンがあるのを知りました。
インスタグラムを見てみるとあちらもこちらも美味しそうなフルーツが盛りだくさん。テンションマッハで上がりますね。
と、いうことを思っていたら5月から6月半ばは「柑橘」がテーマでコースが出るそうです。
私は名前が「甘夏」であり「河野夏橙」なんですが、これはカワノナツダイダイというのが甘夏の別称で作られた方の名字が川野さんだったことからもじって河野になったんですが、「そういう面白いことがあるならいくっきゃないじゃない」ということで予約していってきました。
ということでざっくり感想。
銀座という一等地でやっているのも含めて場所足を運んだら「すごいこう…美意識しっかりしてそう…」というたてものでした。すごい。
ペアリングアルコールなども日頃は楽しめるようで、やれいちごださくらんぼだと旬のものを旬に楽しむかんじでした。
このコースの監修にはパティシエ馬場麻衣子さんが監修。砂糖バターを極力使わないのがポイントのようです。
使っている柑橘は「しまなみレモン」や「カラマンダリン」そして「河内晩柑」など。
1st Plate『テリーヌ』
和製グレープフルーツ「河内晩柑」と春のみかん「カラマンダリン」をライチのジュレと合わせたテリーヌ。ヨーグルトやラベンダー、ジンの香りとともにお召し上がりください。
ライムの香りがするオレンジのテリーヌ。一緒に添えられている柑橘類は焼きみかんのような発想でついているのはキャラメルなど2種類。それぞれの味の違いも楽しめます。
ヨーグルトのソルベが美味しくて、テリーヌと一緒に食べるとふわーっとまろやかさと酸味が際立ちます。ラベンダーやジンの香りがする「合わせて食べる」組み合わせでテリーヌの幅が一気に広がっていくので、次はこっちと、今度はこっちと……みたいないろんなチャレンジが出来ます。
2nd Plate『タルトシトロン』
ヴェリーヌ仕立てで軽やかに仕上げたしまなみレモンを使用したタルトシトロン。
ほんのり香る黒糖やビネガーが良いアクセントになっています。
レモンタルトもものによって味がぜんぜん違う(私は割とヨーグルト仕立ての爽やかレモンタルトが好きです)ものなんですが、今回のこれに関してはまず見た目から諸々違う。ぜんぜん違う。
タルトってタルト台(パート・シュクレ)があってその上にクリームしいて……みたいな固定概念があったので、印象が一気に違ってスタッフさんから説明聞きながら上のひらひらになっているのがそれをイメージしているらしい。
がっつりスプーンで崩してまぜまぜしていくのが正攻法らしく、中には爽やかなソースが隠れていました。想像以上にレモンしていて驚いた。
黒糖の甘い香りとレモンのすっぱさとが相性が良くて、崩しながら「どこに隠し味が……?美味しいからいいか」を繰り返しながらぺろっと食べました。美味。
3rd Plate『パフェ』
爽やかな夏みかんソルベとジャスミンミルクジェラートを主軸にし、青々しい香りのセージのグラニテやフロマージュクリームを合わせたパフェ。
ジャスミンミルクジェラートがさっぱり食べやすくてびっくりしました。ジャスミンのあの独特な香りとミルク、上にのったオレンジとの組み合わせが非常に美味しい。
また、下に行けば濃厚なショコラの味わいと、さらに下にいけばクランチのようなザクザク感(何かは分からない)、一番下にはオレンジがバランス良く揃っていて、甘い、甘酸っぱい、さっぱり、濃いめ、さっぱり、食感もざくざく、つるり、シャキシャキととてもバランスが良かったです。
最終的に全部食べ終わってああ美味しかった!という気持ちになるのですが、「食べれない!おなかいっぱい!」というよりも堪能したなあ、美味しかったなあ、という気持ちをしみじみ感じられるものでした。ごちそうさまでした!
フルーツサロン「柑橘のフルコース」
提供期間:2021年4月28日(水)~2021年6月14日(月)
場所:ビューティーコネクション銀座 フルーツサロン
住所:東京都中央区銀座 7-9-15 GINZA gCUBE 2F
営業時間:11:00~20:00
定休日:火曜日
価格:4,400円(税込)
メニュー:ドライフルーツ / ミニャルディーズ、テリーヌ、タルトシトロン、パフェ、食後のドリンク(丸山珈琲のオリジナルブレンドコーヒー、紅茶、ほうじ茶、ハーブティー、フルーツティー)