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人生日々ハイテンション

見たこと・好きなこと・楽しんだことの雑記&備忘録

映画「ちはやふる」は原作未読のほうが楽しめるよ!

散々言ってるけど私はちはやふるの漫画のファンである。本誌を追いかけて単行本を買うくらいにはファンだしアニメのボックスを買うくらいにもファンです。

そんな私がちはやふるの上の句版を見てきました。

 

www.chihayafuru-movie.com

ちはやふる公式 (@chihaya_koshiki) | Twitter

 

www.youtube.com

 

大層ネタバレ含むけれど、映画の感想をつらつら書いていきたいと思います。

ざっくり言うと「原作(アニメも含む)は好きだけど、流れのテンポがすごく良くて映画は映画として楽しめる」という作品でした。

これを機に原作読もうと言う方。ちょっと待って!ぜひとも映画から行ってきて!!ってくらいには別に楽しめる。

 

 

公開前なので一応たたんでおきます。ネタバレも含んでいるのでご注意ください。

 「青春全部かけたって新には勝てない」という太一と「かけてからいいなさい」という原田先生の名台詞名シーンが原作でありますが、印象的なシーンとして映画でも描写されています。

ストーリーとしては本筋は同じですが「小学生編」は思い出の中、あくまでも記憶の断片として上の句には書かれています。

千早(広瀬すず)について。「お姉ちゃんがモデル」ということは冒頭で説明され、また彼女も「美人」であるとされていますが圧倒的に「かるたバカ」「貪欲」「強欲」なところが強調。

太一(野村周平)はそんな千早を幼なじみとして片思いしている(&それをうっかり坪口さんによってかなちゃんにバラされる)わけです。

で、そんな二人と幼なじみの福井にいる新(真剣佑)。この3人を主体におくのが漫画。ですが、今回に関して言うなれば太一→千早がメインです。理由は「ぶっ飛んでる千早を見ている太一」としての、視聴者としての目線だからかな。

ただ、ちはやふるのよさである「部活」「青春」があると思うので、恋愛<友情としての部分がメインです。かるた部がいかにして出来たか。これが主体。

 

なので、正直いいます。 この作品のメインは机くんです。

太一じゃない。千早でもない。もちろん彼らだって励んでいますが、ちはやふるにおける一番の成長枠、一番漫画でも「イケメンになりやがって」となるのは机くんなわけですが、そんな彼の物語でも有ります。

ヒョロ君と千早たちは初対面の扱いになっていたのですが、その分肉まん君との過去の話がポイントになっています。肉まんくんの扱いについてはアニメのテニス部やめますの流れが一番好きなのでぜひアニメのその話を補完がてらに見てもらいたいですね。

 

新についていうと、かるたをやめるタイミングが原作と違います。時系列が違うからこその演出の仕方かな~と気にならない程度でした。下の句ではぜひ新の心情にも触れて欲しいところ。

太一に関してはここ最近原作にて思っていたモヤモヤ部分(お前だけがつらいと思ってんじゃねーぞ!!!とか新と太一それぞれにそれぞれの人生があるのに太一ばかり辛い辛い不憫不憫言われるのがすごく複雑。原作者が新を「傲慢」「聖人」といったことに対して「え?」となっている今日このごろです。)が少し減っていました。

太一にとって「かるたの神様が微笑まない理由」みたいなのが描かれるのですが、どうしてなのか、何故なのか。あの心境と、それを重ねるやり取りは印象深いです。

個人的にはヒョロくん・太一・肉まんくんは夫々が似ていて違う存在としてすごく関係性を表わすの面白いと思うんですよね。

 

太一:かるたを始めたタイミングは3人の中で一番遅い/新にコンプレックス(勝てない)/努力するけど微笑まない(過去の因果応報という諦め)/B級/部長/皆を見ているようで、実は見ていない(あくまでも見ているのは「千早」)

ヒョロくん:かるたへの慢心はあった→千早に打ち砕かれた/B級をずっと続けていた/部長。ダメな子たちをきちんと見て、支えて、いいところを伸ばす/努力をし続けている、学校を誇りにしている。「団体戦」の戦い方をしている/周りに「勝てない」人と言われる

肉まん君/かるたをやって、そして負けている/実力があるのに新にいつも阻まれて、2位であることを強調される/先生からの期待に応えられない自分が辛くて重くて離れる/「2位が一番つらい」というセリフが誰より似合う人/団体戦のために誰かを犠牲にすることを仕方ないとなれる人

 

まぁざっくりこんな感じですが。まぁ共通しているのは「コンプレックス」を誰かしら抱いているよって話。

新もまた、物理的に離れている千早と太一の関係が心配だったり、嫉妬したりしているわけですが…今回の映画だとあんまりそれが出てこない印象。だから肉まんくん、ヒョロくんの良さが見たい方はアニメと漫画を見てください。

 

映画の引きとかカメラワークとか音楽とか、すごくはっとするような部分がたくさんありました。色使いがカノ嘘と同じくとてもはえますね。Perfumeの「FLASH」がマッチしています。

 

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<見終わった直後の感想>

 

 

 

 

ちはや後編には詩暢ちゃんがついに出てきますが松岡茉優ちゃんがとても個人的にハマっているとおもうのでこれから楽しみ。京都言葉をはんなり使うところをみたいですね。

惜しいところは「ちはやふる」は古典である百人一首を取り扱うからこそ早口で何を言っているか分からなくなりがちなので、そこはしっかりケアして欲しかったかな。時々かなちゃんと千早が早口すぎて「ん?」となってしまったのが残念。

下の句編では千早がなぜこんなにかるたを好きになったのか、かるたをやる意味は何か?みたいなところを中心にやると言っているので楽しみ。

野村くんたち幼なじみ二人についていうと、太一はイケメン設定なんですが「イケメンであること」をそこまで強調していないのでどんなにきらびやかでコミュ力高くてスポーツも出来て学年首位だろうと、普通な部分があるってのが印象薄かったかな。「学年一位の太一」と「そんな太一に机にかじりついてでも負けた机くん」の関係が辛くてでも好きだったのと「畳で努力し続ける奴がいい」の言葉に繋がっていくので、あのシーンは太一の見せ場だったから複雑ではあります。まぁ団体戦だから、他のメンバーの見せ場にもしたかったんでしょうが。肉まんくんの一回転取りの、何故そこまで必死になるのかってのも見たかったな!(笑)2位ゆえの苦しみ切ない。

 

一番驚いたのは新のマッケンの福井弁。完璧だった。

そして取り方がしなやかで、美しい。荒々しいんじゃなくて水のようなの。

もともと海外で育っている方なのでだいぶハードル高いな~と思ったんですが、そんなことはなく、綺麗に使われていました。仮面ライダードライブの映画からまったく印象を変えていて、実に楽しかったです。

 

 

ということでアニメもよろしく!!!

ちはやふる(アニメ公式サイト)

TVアニメ「ちはやふる」 (@chihaya_anime) | Twitter

 

アニメの何がいいって「神様じゃなくて、友達でいたいよ」という名言を新がいったところ。原作が千早だけどアニメで新がいうことで「最強/人間味がない」「聖人」と言われたり扱われている彼が人間なんだよあくまでも「大事な幼なじみたちとの思い出を支えにある存在なんだよ」っていうのがちゃんと分かる部分なわけで。

これからちはやふるを見る方におすすめしたいのは 映画見る→アニメみる→原作を追いかける が一番いいと思います。アニメの作りこみにスタッフの愛を感じました。ぜひよろしくお願いします。主題歌とEDそれぞれいいです。ぜひぜひ。

YOUTHFULという主題歌の今はちはやふる思い~からのいつかまた会えるだろうの流れは3人を示唆していてとてもいい。おすすめ。

 

 

ということで、ネタバレ全開でしたけど映画としてのクオリティがとても高かったと思います。青春ドラマとして見て欲しいかな。國村隼さんの原田先生は少し線が細いですがその分意思がすごく強く見える。「知的な熊」と言われた雰囲気とはまた違いますが、ぜひともこちらも見て欲しいかな。原田先生のかるたをやるシーンも見てみたいものです。

 

最初映画決まったときに「いつかやるとは思っていた」という気持ちと同時に「NHKで連ドラでやってほしかった」というものが交錯していましたが丁寧に作ってくれたので後編も期待したいところです。

 

……ところで友達が終わってから机君の役者さんが福山潤さんに似ている(声も身なりも)というせいでたいへん笑いました(笑)