オシゴトガタリという企画を2019年は行い、いろんな方のいろんな意見、おすすめ内容をお聞かせいただいた一年でしたが、改めて「推しに対しての推し方人それぞれ」っていうのが体感できるばかりです。
実はこの企画、2019で終わりにしようと思ったのですが’次の企画を考えているわけでもないのでそのまま続行していきたいと思います。とりあえず30までいったら、オフ本にできたらいいなって希望だけ。
いつになるのかそして私の人脈はどこまでいけるのかさっぱりですが!(笑)
ということで、今回のゲストはまるマッコリさんにお越しいただきました。
まるマッコリさん、Twitterでやりとりをさせていただくこともさることながら特撮やFGOがお好きなこと、さらにいえば「こんな考えもあるよ」「こんなものも楽しいよ」という新しいものにしっかりチャレンジしてみる精神を非常にリスペクトしています。
ブログも多種多様で、いろんな視点から、「色んなもの」に触れようとされているジュークボックスのようなたくさんの楽しみがあるブログなのが特徴です。
marumakkoriblog.hatenablog.com
なので「お願いできますか?」ってお話してから何にするかとても悩んでいただきました。結果として「コードギアス 反逆のルルーシュ」シリーズについてお聞かせいただくことになりました!
公式ホームページはこちら
オシゴトガタリとは?
「オシゴトガタリ」とは、このブログの管理人が、「推し(好き・応援・大切・考察対象等マルチな意味を指す)事」をしているフォロワーだったり名乗りを上げてくださった方に対してインタビューする企画です。
「無理しない」「楽しい!を人から教わる」ことを基準に行き当たりばったりで行っています。
1ミリも知らない(ミリしら)のものなら「そのもの」を教えてもらう。
知っているものなら「この人はこういうところが好きなんだな!」と感じる。
「あなたの好きを私に話してくれ!」これが「オシゴトガタリ」です。
今回のテーマであるコードギアスについての前知識は、CLAMPがキャラクターデザインで、楽曲がALI PROJECTであったことが凄く鮮明な記憶として残ってます。後声優陣が豪華。主演の福山潤氏に関してはテイルズオブデスティニー2のカイルや金色のコルダでの志水君(攻略キャラクター)の印象があったので「そうなの~」とキャラクターの変遷を見てちょっと驚いたものです。櫻井孝宏氏に関しては世代的にチェリベ通ってきている人なので「ああ~~」っていうにっこり感。
▽志水桂一君はこちら
志水くんの成長っぷりは目をみはるものがあるので金色のコルダ無印→2ffまでぜひともよろしくお願いします(?)
コードギアスは当時爆発的に女子人気が高く、同時にいわゆる同人人気が高かったのもあって「すごいジャンルだなあ」と横目で見ていた記憶があります。爆発人気すぎてびっくりしたのもすごい思い出(コミケで圧倒されてた記憶)(そして自分はその勢いが怖すぎて逆に手が出せなかった)。
個人的には2期(R2)でお父さんと息子が言い合っているシーンがやたら印象的で(半端なネタバレ)、後はスパロボにいるイメージと、あと加えてLOST COLORSというゲームが流行っていてその主人公のライ君のことは知ってました(認識が非常にアバウト)。後、ちょうどタイミング的に遊戯王5D'sがアニメ開始時期的に近かったこともあり、ヒロインのアキさんがこの作品に出てくるカレンに似ている!!!ととても話題になってたのを覚えています(笑)
「多分メインのキャラの名前と声優さんがわかる」「作品の展開もなんとなく知ってる」「しっかりは知らない」この3本だて。
そのため、改めてここで説明をしっかり受けてコードギアスの世界を知っていきたいです。
- オシゴトガタリとは?
- 「コードギアス」という世界観について
- 女性向け/男性向け関係なしにハマった経緯
- 二人の主人公「ルルーシュ」と「スザク」
- 作品を彩る音楽たち
- 世界を生きるキャラクター
- コードギアスの展開について
- まだ見たことない人、うろ覚えの人、これから見ようとする人へ
- お話を聞いた上で
- ご紹介いただきました
「コードギアス」という世界観について
ーコードギアスってそもそもどんな作品なのかまずおさらいがてら教えて下さい!!
語弊がないように、まずは「コードギアス 反逆のルルーシュ 公式サイト」から引用させてください。
2006年秋、『コードギアス 反逆のルルーシュ』が、運命の扉を開く!
超大国ブリタニア帝国に占領された日本=エリア11。そこに生きる二人の少年、ルルーシュとスザク。
「ギアス」の力を手に入れ、世界を壊そうとするルルーシュ。
ナイトメアフレーム「ランスロット」を操り、世界に理想と真実を求めるスザク。
二人の対照的な生き方は、やがて帝国を揺るがす大きなうねりとなっていく。
21世紀の新たな伝説が今、始まろうとしている。
(コードギアス 反逆のルルーシュ公式サイト*1より)
テレビアニメでは、基本的に「ルルーシュ」という少年の視点で物語が動いてゆきます。
このルルーシュが、「体の不自由な妹が平和に暮らせる世界」を実現する為に、父親でもあるブリタニア皇帝に復讐するというのが物語の大筋です。
ここに「スザク」という友人が関わってくる事で、物語が大きく、そして色濃く流動していきます。…重厚過ぎてまとめるのが難しいのですが「国をかけての親子喧嘩」だと思ってもらえれば、多少は分かりやすいかなと思います。他のファンに怒られそうですが(汗)。
(左:ルルーシュ/右:スザク)
ー親子喧嘩、わかりやすい!ちなみに公式にある「ナイトメアフレーム」はどんな感じのものですか?
「ナイトメアフレーム」と言うのは、ブリタニアが開発した人型ロボット兵器の総称です。
この世界での戦い(戦争)は、このナイトメアフレームが主流の兵器となっています。
METAL ROBOT魂 コードギアス [SIDE KMF] 蜃気楼 約135mm ABS&PVC&ダイキャスト製 塗装済み可動フィギュア
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(どれが主人公ルルーシュのものかちゃんと覚えてなかったので、とりあえず参考として…)(イメージとしてはガンダム的な…?何で稼働してるのかちょっと気になる)
ーナイトメアフレームはイメージとしてはガンダムとかその辺近い印象(パイロットで操作さえできれば乗れる)で大丈夫ですか?それともエヴァのように「何かしらの適合者の資格」があるとかありますか?
ナイトメアフレームの搭乗するのには特別な資格はいりません。
操縦方法さえ知っていれば、基本的に誰でも乗れる設計にはなっているのですが、マシーンの性能的な問題で操縦できる人とできない人がでてきます。
また、開発された国や搭乗者の属する派閥によってナイトメアフレームに特徴がでるため「あの機体に乗っているのはこういう人達」みたいなのが(分かる人には)分かるようになっています。
ー国によって個性がちょっと出るっていうのは面白いですね!ザクはどこの国が使ってる、ガンダムならどこ、みたいな感じのイメージで大丈夫ですか?戦略として機体強奪→乗ってる人が違って結果同士撃ちみたいなのとかできそうですね!
そうです、そうです。
物語で登場するのは主にブリタニアと日本ですが、この両国のナイトメアフレームには違う特徴があります。おっしゃる通り、この機体ならブリタニア、あの機体なら日本と、割と形状で判断できます。
元々ナイトメアフレームはブリタニアが開発したものなので、日本は当初、ブリタニアから奪った機体を改造したものを使っていましたが、物語が進むと「純日本製ナイトメアフレーム」が登場し、徐々に日本独自のナイトメアフレームを展開していきました。
(ブリタニアは万能型、日本は機動性に特化しているのが主な特徴)
他にも国が登場しますが、やはり違いがあるんですよね。
(同じテレビでも作ってる細かい部品や設計図が違えば性能が違うのと一緒な感覚ですかね/笑)
実は1話~2話で、ルルーシュはギアスを使って、ブリタニア軍からナイトメアフレームを奪って戦ってました。
身分を隠すために偽名を使って学生をやっていたので、まずは戦力を得る為にブリタニアから機体を奪うところからスタート。番組始まって1番最初に起こる大きな戦いは、ブリタニア軍から見ると同士撃ちですし、実際ブリタニア軍は困惑していました(笑)
(そりゃそうだ!!!!!)
ーナイトメアフレームのデザインもやっぱりその国に合わせたかんじの作りなんでしょうか?イギリスなら騎士、日本なら武士みたいな。世界観含めて「日本」があるということは現代から進んだ未来(文化は地続きで特色がある)というイメージですがどうでしょう?
テレビシリーズ1期のデザインは、おっしゃったイメージで大丈夫だと思います。
ブリタニアなら騎士、日本なら忍者や侍と、
現代にも通ずるような国のイメージが反映されていると私は思っています。ただ他の国となるとちょっと分からなくて…。
と言うのも、他の国があまり登場しないのと、登場してもナイトメアフレームの開発が追い付いていなかったりするんですよね。
2期や外伝になると他の国のナイトメアフレームも多数登場するのですが、この頃になると、現在ないし過去のイメージはだいぶ薄れてきますね。
国ごとに特徴はあるのですが、リアルお国イメージはあまり感じられなくなった気がします。
(中国が出てきてそこに緑川光氏がいたという記憶だけが鮮明に残ってます。イメージとしてはキャラデザ同じCLAMPで言うところの「レイアース」で出てくる中国系の子たち的な印象でいいんですかね)
ロボットアニメという観点から見れば、ナイトメアフレームのデザインはかなりスタイリッシュ系ですね。
イメージは騎士やら侍やら色々ありますが、総じてどれもスッキリしたデザインにはなっています。
中には片腕だけ大きいとか、大きな武器を背負ってるとか、厳ついデザインもありますが、それらのナイトメアに見目麗しいCLAMPデザインキャラが搭乗するのがまたいいんですよ(笑)。
(ちょっと調べたら出てきた「蜃気楼」だいぶフォルムがスマートで足が長いですね!!こう、なんというかスタイリッシュで例えるならフィギュアスケートみたいな感じのスタイルだなぁと思いました。全体的に動きが豪快っていうよりもスマートで小回りききそう。もちろん全部ものによって違うのだろうけれど)
ー「ギアス」のほうはどうでしょう?
「ギアス」と言うのはルルーシュが有する異能力の名称です。
のちにルルーシュ以外にも「ギアス」を使う人物が現れ、有した人間によって能力が変わってくるのですが、ルルーシュが持つ「ギアス」は「絶対遵守の力」。
目を見た相手に一度だけ、好きな命令を実行させる力です。
(ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!!!っていうシーンが有名ですね!!!知ってるやつだ!!)
ある事件をきっかけにこの力を入手するのですが、この力のおかげで、ルルーシュは本格的に復讐を実行していくのです。
ー能力を持ったことからストーリーが始まるということですが、父親が皇帝ということもあるので、そもそもの疑問点として、どのように復讐を始めていくのか(即反逆者として捕まらないんですか?デスノートのキラみたいに名前を隠すのかな?と…)教えてもらっても良いでしょうか?
ギアスを得てからのルルーシュは、まず手始めに、主に日本人で構成されたレジスタンス集団に匿名で指示を出し、ブリタニア軍を制圧してゆきます。
後にルルーシュは、正体を隠す為仮面を装着。「ゼロ」と名乗り、レジスタンス集団と共に「黒の騎士団」という組織を結成。ブリタニアから日本を解放しようと目論む勢力を仲間に加えつつ、ブリタニアに挑んでゆきます。
(フィギュアになってたゼロさん)
(やっぱり名前即出したら個人情報的に速攻危ないですもんね…言うてテロリストになるわけですし…)
ーチームカラー的に今の話聞いてると黒の騎士団(黒)vsブリタニア(白)という認識にあるのですが、この辺の色分けはあんまりない感じです???
(これはなんかチェスしてるシーンがコードギアスに対してあった記憶が半端にあるので関係しているのかなと)
明確なイメージカラーはありませんが、
ルルーシュVSスザクが物語の主な流れになり、
ルルーシュは「黒の騎士団」を率い、スザクは「純白のナイトメアフレーム」に乗って戦う。
まさしく「黒VS白」の構図になります。
女性向け/男性向け関係なしにハマった経緯
ーまるマッコリさんがハマったきっかけをぜひ教えていただいていいですか?確か最初深夜帯だった記憶があるのですが、元々情報解禁の頃から気になってたかんじですか?
親がVHSに録画していたのをたまたま見つけたのがきっかけです。
初めて見た話は3話からだったのですが、途中から見ても、不思議と「これは面白くなる」と予感させてくれる作品でした。これが沼の始まりだったとは、この時予感できませんでしたが…。
ーコードギアスって私のイメージだとどちらかというと女性人気が高くて、その一つにCLAMPの絵柄で動くっていうのもあるのかなーっていうのがあったんですが、まるマッコリさんは元々CLAMP絵とかには抵抗はあまりなかったですか??
CLAMPには抵抗なかったですよ、今も昔も大好きです(笑)。
むしろ、オタクは男女問わずCLAMP好きだと思っていたので、女性的とか…あんまり考えた事なかったな…。
CLAMPは『カードキャプターさくら』の桃矢君とか、『ツバサ』の黒鋼さんとか、私の好みのキャラクター量産してくれるので、デザインを担当していただいている事は、喜ばしい事でした。
(オタクを大量に増やしたと言われる「カードキャプターさくら」)
(好みが驚くくらいに似ててめっちゃ分かるって全力うなずいてしまった…聖伝の龍王も私は好きです。xxxHOLICの百目鬼もいいですよね。後レイアースのフェリオイケメンすぎて泣いている。アスコットも幸せになってほしい。とりあえずまるマッコリさんはアニメ版の魔法騎士レイアース→漫画という流れでも読んでほしい)
ーこう、どうやっても「男の子二人」のお話であるのと同時に、絵柄がCLAMPなこともあって女性はジャンル入りやすくていいけど、男性目線だと「ここまでキラキラしなくても!」等あるかな、どうなのかな?と興味あったのでよかったです!(笑)
私個人の意見ですが、女性が思うかっこいいは、たぶん男性にとってもかっこいいだと思うんですよね。
女性人気の高いガンダムなら00とかですかね?ロックオンとかめちゃくちゃかっこいいじゃないですか…。あんな風になってみたい人生だったな…。
「機動戦士ガンダムOO」Voice Actor Single 三木眞一郎 come across ロックオン・ストラトス 永遠の螺旋 / Answer
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(なぜ死んだ…なぜ死んだお前…と言いたくなる代表のロックオン・ストラトスさんじゃないですか~~~~~!!!!!!めっちゃわかる(わかる))
ー男も女も好きになるキャラ(それこそFateでいうとランサー(5次槍)とか、グレンラガンのカミナとかもですね)がいると作品が締まりますよね。
そうなんすよね…敵とか味方とかの概念にとらわれない奴って、物語には欠かせないまとめ役なんですよね…そして早く死にがち…
(カミナもランサーもそしてロックオンもお前ら本当にそういうとこだぞ!!!!!!!!!!!(全員死んだ))(スクライドのクーガーさんに関してはもう本当に……本当に…ストーリー的に死もまた彩りとはいうけれど、とてもつらい……。そういう意味でもコードギアスふわっと認識だから戦々恐々でもあったりする)
二人の主人公「ルルーシュ」と「スザク」
ー主人公二人はルルーシュ、そしてスザクということですが、この二人は境遇は似てるけど(育ちは似てる)けど…みたいな認識で大丈夫でしょうか???
(完全にイメージはガンダムSEEDのキラ・ヤマトとアスラン・ザラだった)
ルルーシュはブリタニア皇帝の息子、スザクは日本の首相の息子なので、育ちが似てると言われれば確かにそうかもしれません。
ただ背負っているもの(過去や考え方)なんかは全く違う為、歩んできた道は違います。そういう意味では似ていないとも言えますね。
ついでに2人の関係性について説明しておくと、2人は幼少期を共に過ごした親友同士で、お互いを信頼し合っています。
(似てるけど似てない、同じ立ち位置で別の道を歩んだというわけではないのが面白いですね。ナルトとサスケの関係とはちょっと違うんだなぁと学びました。「逆だったかもしれねぇ…」的な)
ー日本の立ち位置としては現代日本が属国になったよ!絶対服従だよ!ってイメージですがどうでしょう?同じ境遇で考え方変わるのは国のあり方とかもあるのかな、と
世界的に見ると、ブリタニアは日本を絶対服従の立場に置いた事になっていますが、日本を取り戻そうと反抗する人達も存在する為、完全な支配下に置けていないかのが実情です。
ルルーシュとスザクの境遇に両国の主従関係はあまり影響していません。
先ほども説明しましたが、2人が出会うのは、日本とブリタニアがまだ戦争をする前だったので、支配するされないとは関係なく、仲良く過ごしていました。
(友好関係が築かれている時代に出会う→交友関係になる→日本とブリタニアの戦争起きる→支配国と属国という立ち位置に変化するが元々の交友関係があるので彼ら自身は”主従関係”という概念を二人の交友関係の間にはない、という認識で大丈夫ですかね?)
ーでは、ルルーシュとスザクの境遇の違いを教えて下さい!
ルルーシュはそもそもブリタニアにいたのですが、母親がテロリストに殺され、巻き込まれた妹も、ショックで体が不自由になります。ルルーシュは皇帝に犯人を探すよう直談判しますが、取り合ってもらえず。それどころか、外交の道具として妹と共に日本に送られます。
スザクと出会ってからは平和に過ごすのですが、突如ブリタニアが日本に侵攻。自身と妹がいるにも関わらず、日本を攻撃し、平穏な生活を奪ったブリタニアに対し、ルルーシュは復讐を誓う。
スザクはルルーシュと出会う以前の事は分かりませんが、ルルーシュと出会ってから、同様に仲良く平和な日々を過ごしていました。
日本とブリタニアの戦争が始まってから、親友であるルルーシュの母国と戦う事をやめて欲しいと、首相である父親に直談判しますが、取り合ってもらえず。スザクは父親を止めれば戦いが終わると信じていた為、父親を刺し殺してしまいます。
指揮官である首相を失った日本はあえなく敗戦。責任を感じたスザクは、ルールを守る事こそ平和につながると信じ、ブリタニア軍へ志願兵として入隊し、内側からブリタニアを変える事を決意します。
(す、スザク~!!!!!!!!!!そんな業がしんどいオブ・ザ・イヤーすぎませんかね……回り回って自分の責任ってめちゃくちゃ思い詰めるやつ…。ルルーシュはルルーシュで立場あるのに掛け合ってもらえないのしんどすぎませんかね…おい誰か話聞いてやれよ…皇子だぞ……)(というかテロリストガンガンいるのに日本に送り込むの友好関係とは言え危ないがすぎるのでは…しかも国いる間に侵攻とかえっしんど…辛っ…)
ールルーシュは自国への復讐をするのにスザクは自国を襲った側へ(という表現でいいんですかね)の従属をしているのとかこう………こう……えっ辛っ…スザクとルルーシュは革命家と兵士になるわけじゃないですか、もともと親友なわけでその辺のお互いについての立ち位置は認識してるんですか?……というよりそもそもそのあと会えてるんですか……?
2人の関係性のしんどさをお分かり頂けてなによりです(泣)。このしんどさも本作の売りの1つなんで…。
おっしゃる通り、ルルーシュはブリタニアに復讐し、スザクはブリタニアに従属する。
共に「世界を変えたい」という思いは同じなのですが、その価値観や考え方の違いから、期せずして敵同士となる訳です。
(報連相!!!!報連相できない関係になっていくのつらい!!!!表面上友達だし実際友達なのに相容れないのつらい…)
ただ会えちゃうんですよね~、敵同士である事を知らないまま。
ルルーシュもスザクも年齢は学生なのですが、スザクがルルーシュの通う学校に転校して来て同じクラスになります。
(な ぜ き ち ゃ っ た !!!!!)
戦いとは関係ないところで、楽しい時間を過ごしていくんですよ。生徒会とか、学園祭とか、体の不自由な妹も一緒に。
2人がお互いの存在を正しく認知するのは、物語がたいぶ進んでからになります。
最初に正体に気付くのはルルーシュの方で、スザクがルルーシュの正体に気付くのは更に後の話。
ルルーシュは「スザクがブリタニア軍の人間」である事は物語当初から知っていましたがスザクが戦っている事は、ブリタニア国内でも秘密にされていた事だったので(後述します)、スザクからの「ただの研究員」という説明を信じていました。
ルルーシュがギアスを得たり、反抗勢力を味方につけたりしているのと並行して、
スザクも、ブリタニア軍で着々と力をつけていきました。たまたまパイロットがいなかった最先端の超高性能ナイトメアフレーム「ランスロット」に乗る事になり、たまたまランスロットとの適合率がダントツに良かったから専属となります。
(白ベースでかっこいいですね!)
ランスロットを管理する部署が特殊だった為、スザクは専属になれましたが、「スザクがナイトメアフレーム乗って戦う」=「従属国の人間が第一線で活躍している」という事になる為、ブリタニア国内での非難を避け、その素性は国内でも秘密にされる事に。
そしてたまたま、ブリタニアの皇女様と仲良くなり、その皇女様の専属騎士になり…。
(突然の少女漫画感が出てきて思わずガタッとしました。ピンクの髪の可愛いレディですね!!!!)(半端な知識)
ルルーシュが着々と反抗勢力を蓄え、テロリストとしてブリタニアに名を轟かせていく一方で、スザクも、志願兵(作中では「名誉ブリタニア人」と言います)としては異例の出世を果たしてゆき、黒の騎士団とブリタニアとの戦いの第一線で活躍していく事になる訳です。
(知ってるけど知らない、視聴者だけが相互を見ていて「し、しんどー!!!いやどっちもあるけどしんどい!!!」てなるやつですね…?生きるも地獄死なすも地獄……
もともとスザクは日本人ですし、立ち位置的に表に出しにくそうってのもあるし…こう、国柄によってラベリングされるところって少なからず属国と支配国だとあると思うので、そこをとっぱらって親友な2人がどんどん過酷な道進む(体不自由な妹も巻き込まれていく)のしんどすぎません……?!)
ールルーシュは「皇子」という立場上どうやっても革命するときお前王族やんけ〜て言われちゃいそうですよね。匿名での指令の仕方で通じるあたり特殊能力(ギアス)を使っての支配だったんですか?それともカリスマ性があるらバリバリ信じてもらったのか……
いえす、いえす。
「お前王族やんけー」を防ぐために、ルルーシュは終始正体を隠して指示を出します。
その為に「ゼロ」という偽名を名乗り、その為に仮面を被ったんですよね。
またルルーシュはブリタニア人なので、反抗意識の強いレジスタンスの日本人集団を率いる為には、どの道姿を隠す必要がありました。
(そりゃ反抗したいのにそのトップがバリバリブリタニアの人だったら普通に反感買うよね…)
ギアスによるレジスタンスへの支配はありませんでした。
ルルーシュ(ゼロ)は、持ち前の頭脳とカリスマ性とギアスを使って、計算による「奇跡」を立て続けに起こして力を示し、レジスタンス集団(後の「黒の騎士団」)や他反抗勢力からの信頼を、バリバリ勝ち取ってゆきました。
ーレジスタンス側からしたら「お前の親父との決着に巻き込んでんじゃねえぞ!!!」ですもんね…そこはちゃんと線引きしつつ先導していくあたりお見事というか…。
逆にいうと使える資金とかも人質兼ねてたとは言え、大本が王族だから持っている部分もあるんですかね?能力使わずどうやって最初道を開いたのかとても気になるところです。
ルルーシュは日本で捨てられた形になってしまったので実は持っている資金はほとんどなかったんですよ。
学生をやれていたのも、別の貴族の後ろ盾あっての事だったので、彼単体としてはほぼ無力に近い存在でした。
ギアスを得るまでの彼は、学生で過ごしつつ、貴族相手に賭け事で小銭を稼ぐ程度の事しかしてないですね(笑)…あぁ、もしかしたらこの賭け事で得た貯金を資金にするつもりだったのかも。
ギアスを得た事で復讐計画を大幅に進められたとルルーシュは語っており、本格的な反逆は黒の騎士団を結成してからですね…。
結成後かなり大規模な反抗勢力を味方につけるのですが、主な資金源はそこからだと推測されます。
(ちゃんと後ろ盾あってよかったね…と思わず…みんなから速攻見限られてたら路頭に迷うってレベルじゃあない…)
ールルーシュ自身はじゃあ「好きにしろ」という立ち位置と扱いだけど、ほぼブリタニアには「いるけどいない」(末席)みたいなもんで大丈夫でしょうか?王族としては他の兄弟たちも「存在は把握してる」けどノータッチ、というぐらいでしょうか。
日本に送られた時には、ルルーシュの王位継承権は剥奪されていたので、「いるけどいない」という認識は間違っていないと思います。
またブリタニアが日本に侵攻してきた後で、王族としてのルルーシュとナナリーは公には死んだ事にされました。
なので兄弟達も「ルルーシュとナナリーが生きている」とは思ってなかったんですよ。
他の兄弟にとってルルーシュは間違いなく過去の存在でした。
ただ忘れてしまった人もいれば、日本に来て思いを馳せる人もいましたので、ルルーシュへの思いは、兄弟によってまちまちです。
逆にルルーシュにとっては、正体を推測されずに済んでいたので、
好都合だったのかもしれません。
(ルルーシュの心境立った時めちゃくちゃ辛い~~~!!!!!お前…まさか…生きて…?!って言われる上に「とっくに過去のもの」とされて自分がいなくても世界が回っていて、生きているのに「亡霊」みたいなもんじゃないですか…生きてるしお前らがそうやってご飯している時、寝ている時、健やかなるときも病めるときも必死こいていきてんじゃないか~~っていう……なにそれしんど……)
ールルーシュとしての一面と、革命家ゼロとしての一面での共通してるなーという部分など、所謂「キャラクター」として繋がっていると感じられる部分とかありますか?
ルルーシュとしては優等生として振舞いゼロの時はとにかく威厳たっぷりにかっこつけている。
不測の事態で取り乱して素が出そうになるといった事もまぁまぁありましたが、違いはちゃんと出せていたと思います。
ただ反乱分子を利用しているとはいえ、どうでもいいとは思ってないみたいで、随所に気遣いというか、死なせない努力みたいなのは見え隠れしますね。その辺りはルルーシュとしての優しさを感じました。
(人間を相手に人間を使って人間同士での戦いを「正義」として持っているのでその結果自分を追いかけてくる人たちと動かしていかなきゃいけない難しさありますよね。そのへんの苦悩もあったりしそうでルルーシュ業背負いすぎて10代に何させてんだって言い出したくなる(※年齢重ねるとやりがち))
ー逆にルルーシュ側はどうでしょう?兄弟たちに対しては思うところは憎悪がやっぱり大きいんでしょうか?
ルルーシュは母親の死の原因に皇族の誰かが関わっている事をつきとめてからは「敵は誰だ」といった疑いのマインドになります。しかし途中で味方になってくれる皇族も出てきたりしてそこは味方として受け入れます。
割と人を見る目はあるので、相手の性格やその時の状況によって敵か味方か区別していましたね。
(まさかのここで「テロリストの襲撃にあったように見せかけての暗殺」つらすぎませんか……敵は内側にいるやつ……誰が被害者で誰が加害者だ…辛い状態にありながらも自分を作っていく、それがきっとコードギアス反逆のルルーシュ…うわつらい)
作品を彩る音楽たち
ーコードギアスというと音楽も有名なイメージですが(今、デレステとコラボしてますよね!)好きな楽曲とかありますか?
(突然のアニメみてたらデレステのCM流れててその中に福山潤氏が出てきて挙げ句にコードギアスの楽曲してるから「なるほどわからんな」の図になりました。中居正広さんといいCM起用が本当にアイドルマスターシンデレラガールズ謎すぎる)(でもHOT LIMITやったりネタを全力でやっていくスタイル好きです)
コードギアスで好きな楽曲は1期の前期OP、FLOWの「COLORS」ですね。
イントロが壮大なのが良いですし、曲のノリも良い。歌詞も作品の内容とリンクするところがあり、なによりカラオケで歌ってて気持ちが良いです(笑)。
(この経緯なのかな?確かFLOWの周年記念で声優さんがGO!!!を歌うときに「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!!」って後ろで福山さん言ってますよね)*2
(曲あまり知らないのですが何となく00と曲がごっちゃになりがちで、うっかり「えっUVERworldコードギアスの歌歌ってないの?!と驚きました。ORANGE RANGEのとかSwish!のモザイクカケラはニコニコ育ちなもので手書き動画でいっぱい見かけてそれで知っています…笑)
劇中で使われるBGMも好きですね。1つに絞れないのが悔やまれますが。
ー作品とのリンクが多いんですね!作中のBGMといえば、挿入歌?特別ED?もありますよね!作品を彩る部分としてこの辺がいいぞ!とかありましたらぜひ教えて下さい。
「Masquerade」「Stories」はここぞという悲壮的なタイミングで、しんみりと差し込まれるので、聞くだけで涙がでます。
(マスカレードって「仮面舞踏会」「虚構」「仮装」ですよね。歌詞聞いてみたらめちゃくちゃラブソングっぽいかんじなのにそれでもマスカレードである意味を考えたら絶対しんどいやつだこれ…って顔してます。)
(こちらもお歌はHitomiさんなんですね。「あなたは」「私の」「ストーリーズ」ってこう誰かが誰かに託しているみたいで、なんかこう……えっつらっ…ってなりました、そうじゃないことを!!そうじゃないことを願っているからな!!!絶対だぞ!!!すごいしっとりした曲がギアスは流れているイメージが個人的にあって、「僕は、鳥になる」とかこう…シーンが漠然な記憶で申し訳ないんですが、キャラ心情に寄り添っているような歌詞って印象がありまして。宗教的な雰囲気というか…賛美歌とか鎮魂歌とか、そっちよりな曲が多いのかなって印象があります。)
BGMとは違いますが、accsesの「瞳ノ翼」は印象的ですね。当時特別枠として放送された1期の24話&25話(最終話)でOPとして使用されました。
激しさの中に作品のようなスタイリッシュさのある曲調で「盛り上がった戦いへの終止符」を気持ち良く盛り上げてくれました。
(なんかめっちゃ聞き覚えのある絶版関連の特撮でおなじみな、UTAGEでは最強の新人現る系な名前が見えた気がしました)
ーaccessってあれですか…?大丈夫ですか私の想像している彼らであっていますか?!OP?!OPなんですか?ちょっと今すごい唐突に聞き覚え有る名前で動揺してます(笑)
※accessの貴水博之さんは仮面ライダーエグゼイドで仮面ライダークロノス役をしています。そしてキャラソン(違う)もある。
たぶん想像されてるaccessで合ってると思います。
知る人ぞ知る「絶版おじさん」のaccessです(笑)「瞳ノ翼」めちゃくちゃかっこいいんでぜひ聞いてください。
(やっぱり愛称「絶版おじさん」の、自分のインスタでバリバリクロノスのフィギュアとの写真アップしまくってる仮面ライダーエグゼイド大好きでおなじみのaccessさんだった~~~!!!!!歌ってたことを今知って非常に困惑しています)
(こちらが話題の「瞳ノ翼」。AppleMusicでいそいそダウンロードしてみたところ、まずイントロがっかっこいい。その上でサビの翔び立つ~♪の部分の伸ばし方がとてもいいですね。歌詞タイムで調べたら「スペシャルOP」っていうことだったので、後ろで流れながらキャラクターがSE音流してバトルしあってる中で熱闘を繰り広げていてくれたら疾走感絶対あるし、端的に言って熱い。)
世界を生きるキャラクター
ー主人公であるルルーシュとスザクのお話が上がりましたが、その他まるマッコリさんの好きなキャラクターはいますか?キャラ単品でも、やり取りでも、ストーリー上でも!
みんなすき!これは大前提として…
異性として好きなのは
- ミレイ・アッシュフォード
- C.C.
…個人的な性癖です。見た目も好きだし、性格も好きだし、声の主も大好き。
(コードギアス 反逆のルルーシュ Sound Episode5表紙。左にいるのがミレイ)
ミレイはルルーシュの通う学校の生徒会長で、日常パート担当です。
ただ時々、人生観に響くような事をポロっと言い出すので、なかなか侮れません。
何より彼女の魅力はその元気の良さと華やかさにあると思います。
一緒にいる人に落ち込む時間を与えさせないような底抜けの明るさと頼りがいのある姿が彼女の魅力です。そこにちょっと影が見え隠れしているところもまた良き。私も元気づけられたい。
(確か副会長?書記?の杉山紀彰さんのキャラクターが彼女に片思いしてた記憶がある(漠然)書記くんといい会長といい平穏な幸せで日常を謳歌していてほしい)
そうそう、書記君に片思いされてた娘です。このあたりの恋模様も見どころですね…。
本筋ではないので、大きくは取り上げられないのですが、ミレイは時々「貴族の娘として生まれた宿命」を感じさせる場面があるので、それがなんともまた…という感じです。
(明るい人は絶対いろんなことを抱えながら生きていますよね。学校の生徒会長である上で、学校の名前が「アシュフォード学園」であるのは知っているので彼女の立ち位置もまた特殊でありしんどいのだろうなと推察します。そもそも学校関係者で生徒会長っていう段階で彼女の抱えている背景もまた、アニメ本編だけじゃなくてその外側(ドラマCDにしろ何にしろ)で描写できるぐらい結構しんどいものなんじゃ……?とか勝手に思いました。)
C.C.の魅力は自由奔放なところと纏うミステリアスさにあると思うんですよね。
我がままなんだけどどこか許せてしまう、ミステリアスなんだけどなんとか近づいてみたい、という思いにさせてくれるのが、彼女の魅力かなと。私も振り回されたい。
(左:C.C./右はルルーシュ)
あと、劇場版で意外に人の世話ができる事が判明したのも良きギャップでした。
CLAMP感が溢れすぎているデザインもGOOD。私も世話されたい。
(C.C.についてはコードギアスっていう作品を見たときに「この子ヒロイン?だよね?ゆかなさんだっけ?」みたいな感じで認識していました。いわゆるFateシリーズにおけるセイバーみたいな感じで「作品の顔」でもあるのかなあっていう印象です。名前からわかる「物語で重要な鍵」なかんじめっちゃしますよね!!猫っぽい表情もかわいい!)
男として憧れるのは
- 藤堂鏡志朗
渋い、とにかくかっこいいんですよ。武士道精神ムンムンなキャラです。
藤堂はレジスタンス側を代表する日本人で、後々黒の騎士団に加わります。
元は日本側の反抗勢力の主力で、「四聖剣」というチームを率いています。めちゃくちゃ強い人でブリタニア軍でも有名な人です。
何度か危ない場面もありましたが、大丈夫です、生きてます(ネタバレ)。
藤堂VSスザクは結構早い段階で見られますよ!かなり熱いです!!
スザクにとって藤堂は、ファーストでいうとこのランバ・ラル、SEEDでいうとこのアンドリュー・バルトフェルド、00でいうとこのグラハム・エーカーといった感じでしょうか。良き師であり敵という感じです。
(藤堂の画像を調べたらAmazonに参考になる画像がなかったです。悲しい。名前からして日本人だろうなっていうのが伝わってきます。そして生きてます、大事!!!!!さっくりうろ覚えな印象ですが目元キリッとしているところが成人日本人らしさというか、「この人…できる…!!」みたいな雰囲気が出ているなーって印象です。後チームの名前が四聖剣っていうことは他にも4人いるなってことが把握できました/笑)(そして立ち位置が全部「うわ~~~絶対勝ち目なさそうにみせてめちゃくちゃ導いてくれる人~~!!!」って頭抱えてました。そんなんめっちゃかっこいい枠じゃないですか…)
シナリオとして推せるのは
- シャーリー・フェネット
テレビ版の度重なる悲劇から劇場版の大躍進に全私が涙しました。彼女を好きになった暁には、テレビ版と劇場版を合わせてご覧ください。
(コードギアス反逆のルルーシュ sound Episode3より。左がシャーリー)
(しんどいパート代表の子だ~~!!!知ってる~~!!!!!!!(雑認識)ふわっとR2で見てえらいことになってて「なん…だと…」となっていたので、幸せになってほしい)
ーストーリーと個別についてまでありがとうございます!!そのへんを含めて「好きなエピソード」などはありますか?
全部好き!
なのは前提として…
印象深い話は一期だと「騎士」「ゼロ」二期だと「土の味」そしてなんと言っても「Re;」ですね。
(STAGE17「騎士」)
(17話「騎士」は服装から察するに日常パートが結構しっかり描かれている回かな??ゼロは名前からして絶対身バレする回だろうと踏んでいます。やだしんどい…。)
どれもルルーシュとスザクの関係性に強く関わる話で、このあたりは作品としては外せません。放送当時「ついにきたか!」という思いでいっぱいになりました。
ー土の味っていうのがどうしても気にならざるを得ないんですが(笑)コードギアスは2シーズンに分かれているお話だったと記憶しているのですが(間に確か00やってましたよね?)2つのシーズンをざっくりわけると先日言ってた「日本とブリタニア」が1期で2期は「ワールドワイド」ってかんじでいいでしょうか…?ストーリー的に1期の引きから2期への入りはそのまま地続きで(例えるなら●年後!!みたいなグレンラガンな飛び方ではない時系列?)しょうか?
1期と2期の解釈は、おっしゃっていた感じで割とあってます。
間に00もやってました。R2が終わってから00セカンドシーズンでしたね。
そして2期は1期から1年後のお話になります。
(間に挟まれると「マジか~~~!!!!この気持ちでどうやって2期を待ったら良いんだ~~!!!」ってなりそうだとは思うんですが、続編がちゃんときっちり作られていることが前提だったら「まだ…まだ待てる…」ってなるのかもしれませんねえ。そしてこの頃のロボットアニメだとマクロスFも近かったと思うので、何かとしみじみします)
コードギアスの展開について
ー映画のお話があったので、改めてコードギアスのルルーシュのお話でいくつかコードギアスは映画になっている印象があるんですが(主人公が違うのもありますよね)時系列としてはアニメ2シリーズ→映画で大丈夫ですか?
(亡国のアキトは入野自由くんが主役と聞いて「えっ小狼くんこちらでもお仕事を!!」って驚いた記憶があります。※CLAMP繋がり)
まず、『反逆のルルーシュ』の映画は全部で4本あるのですが、内3本(『Ⅰ興道』、『Ⅱ叛道』、『Ⅲ皇道』)は、テレビシリーズ1期と2期を再編集し、新規カットを加えた作品となっています。
(興道って言葉の意味があるのかなと思って調べたのですが出てこなかったので、造語なんでしょうか「興」は”面白く思うこと”(いわゆる興に乗る、とか)と”おこる””はじまる”(興行とか)という意味がありますね。「はじまりの道」とかそんなかんじの意味なのかな)
(こちらが2の叛道。ざっくりキービジュアル見たかんじだとこっちはブリタニア、スザクがメインなのかなって印象があります。私が知っているキャラ(ロロ、ジーノ(確か)アーニャ)がいるので、R2が入っているのかなって印象。それにしたって皇帝の圧が強い。叛道もまた造語かな。「叛」は離れるとか、裏切り、背くことっていうことの意味も含まれているので「誰から見た」ものなのかな、とか考えさせられます。反逆という漢字も変換してたら「叛逆」とも出ますしね。)
(3の皇道。これは単純に王道と同じような形で大丈夫でしょうかね。ルルーシュのお衣装チェンジしているの見ると2期後半感がありますね。3までがアニメと同じなのであれば(総集編?)序破急でいうところのラスト部分ですね!!)
大まかな流れは同じなのですが、細かいところでテレビシリーズと異なる点がいくつかあります。(先ほどのシャーリーがその内の一点)
で残りの1本、最近BDが発売された『復活のルルーシュ』が、この劇場版3部作の続きになります。
(復活のルルーシュ。なんかどうみてもスザク2Pキャラみたいな人いるけどつまりどういうことなの…あとセンターがC.C.になっているので彼女の物語でもあるのかなと推察しています(全然違ったら恥ずかしい)そしてこのポスター、どっかで見たな、と思ったらフォルトゥナの瞳を見に行ったときに偶然サイン入りポスター見かけてました。縁だなあ。)
(その時の画像)
なのでテレビシリーズ2期→映画というよりは、映画→映画という流れですね。
ーまだ初見とかうろ覚えの人にとっては映画から映画につないでいっても大丈夫、アニメだけ通ってきている人は1から総集編見たほうがわかりやすい(設定が微妙に変わってたりするから)ってかんじで大丈夫でしょうか?
そうですね。
アニメはアニメで素晴らしい最期を迎えているので、そこで完結しちゃっても大丈夫だと思います。
初見の方は映画から映画へ、アニメ鑑賞済みの人は1から総集編を見て、で大丈夫です。
アニメはアニメで通っており、劇場版は劇場版で通っているので、まったく違うわけではありませんが、通してみるならアニメか映画で統一した方が良いと思います。
できればアニメ完走→映画を1から、だと、キャラクターの心情により深みが増すかなと思います。アニメはアニメで、映画は映画でそれぞれ発見があるので、
どちらも見てくださいというのが、ファンとしての本音ですね(笑)。
(イメージとしては「漫画(原作)の遊戯王」→「劇場版遊戯王」か、「遊戯王DM」→「遊戯王GX」への道筋なのか、の違いの解釈になりました。同じキャラ、同じ生き方だけどほんの少しずつ違って変わっていく、みたいな)
ー反逆のルルーシュと言えばゲームに「LOST COLORS」というものが出ていますよね?あれはちょっと自分で調べたんですが、いわゆる遊戯王デュエルモンスターズシリーズでオリジナル主人公「コナミ君」としてシナリオを進めていく「タッグフォース」に近い形の認識で大丈夫でしょうか?
『LOST COLORS』は主人公がオリジナルキャラとして、1期のシナリオに巻き込まれるというのが大筋です。
(ライ君は主人公のデフォ名でした)
選択肢によって黒の騎士団に入ったり、ブリタニア軍に所属したり、遊ぶハードによっては学園生活をエンジョイし、ヒロインと恋愛したりできる夢のゲームです。
私も全てのルートをクリアしたわけではないのですが、フルボイスで、キャラクターがこちらに話しかけてくれる感じが、非常に楽しかったです。
(こちらも高評価なようでどこかで触れる機会があったらいいなぁと思います。キャラ別で生存ルートとかあってそのルートが納得できた場合(もちろん死んだとしても、それが意味あるものとしてしっかりと描かれていれば)、ある意味「救済」であったり、「こういう世界線があったかもしれない」という意味で幅が広がって面白いですよね)(いわゆる「公式同人」に近いかもしれませんが、私は結構こういうオリジナル主人公もの、好きだったりします)(だからみんなタッグフォースの未来組の話やってほしい。)
まだ見たことない人、うろ覚えの人、これから見ようとする人へ
ーお話いただきましてありがとうございました!!それでは、これまで「コードギアス」を知っているけれど知らない、なんとなく知っている、これから見ようかなといろんな考えの人がいると思う中で、まるマッコリさんの「ここが好き」っていう部分をぜひ語ってください!!!
現在「コードギアス」は、様々なメディアで展開されています。
外伝展開も多数存在しますが、私も全てを追っているわけではありません。
気になったものから見ていただいて、 楽しんでもらえればと思います。
困ったときは、 今回お話した『コードギアス 反逆のルルーシュ』の劇場版からお入りください。 一番コンパクトで、手がつけやすいかなと思いますので…。
きっかけは何でも構わないと思います。 ナイトメアフレームかっこいいとか、 キャラクターがかっこいい、またはかわいいとか、 声優さんが好きとか。 あぁ、プロデューサーさんももちろん歓迎!
いちファンとしては、「コードギアス」を手に取っていただけるだけで嬉しい限りです。 「コードギアス」を!よろしく!!お願いします!!!
お話を聞いた上で
コードギアス、思った以上に、しんどい作品すぎてめっちゃびっくりしました。いやしんどいのは知ってたし、ラストも知ってるんですけど(ふわっと見てたから)(逆に1期が疎い)「なんでこの人達こんな業を背負わされてんの?????????前世なにかしたの???子供にそんな業を背負わせてはいけない」みたいな目線で思いながら「つっらぁ……」となりました。
でもそれが美しくも儚く、その上で「土の味」を知った上で必死に這い上がろうとするがゆえの部分なのかなあとも感じます。土の味とかなかなか使わないだろうに……高校生のうちに土の味噛みしめるとかしんどい(しんどい)
自分の中で「すごい人気」だとこう…すごいなあ、となってしまって逆に手を出す機会を失ってしまうことが多くて(特に女性人気が圧倒的ぶち抜けていると別の方向でも話を聞くことが多いので、(いわゆる同人的な意味で)手を出すよりも前に聞き手に回ってしまうことが多いんです)そういう意味で10年以上タイムラグはあれど、非常に聞いてて興味深いところがたくさんありました。
とりあえず、瞳ノ翼はぜひ肉体での大乱闘敵白兵戦ではなく、ロボットアニメあるあるのめちゃくちゃ弾幕出てきたりバチバチガキィンガキィンやっていたらいいなあってなりました。それにしたって絶版おじさんこと貴水博之さんお歌がうまい(知ってた)
ルルーシュという少年~青年の過渡期にあるなかで、スレざるをえない中ででも一方で心は気高く、でも一方で「テロリスト(=人を殺めてでも叶えたい夢がある)」である姿というのは非常にアンビバレントで、いびつながらも、そのいびつさが美しいのかなと思います。積み重ねてきている方向が違うけれど積み重ねてきているがゆえの「別の正義」っていうのがすごく出ていて、スザクとルルーシュがお互いを「理解」しても、だからといって「和解」や「共存」していくことって非常に難しいのだろうなあ…とか。もちろんそれはたくさんのキャラクターたちにも言えることで、そんな話を一つひとつの話数を持っていくと感じられるんじゃないかなと感じました。
学校が”聖域”(=日常という”平穏”を意味しているとして)である中で、年相応である瞬間が彼らの中にもきっとあって、そんな平穏と、戦いの中に身を投じる中でのギャップを楽しめるっていうのも感じられて面白かったです。
後CLAMPの絵柄がスパイスになってはいるのも間違いないのですが、そこからしっかりと骨格を作っていってる、いわゆる「人間ドラマ」として描いているというのが面白いなと思います。結構アニメージュとか、雑誌とか読んでたときに耽美な雰囲気のメンズやかわいい女子が多いことからこう…それぞれのキャラクター人気とコンビ寄りになった絵柄になっていることが多かったので(ゆえに「ルルーシュめっちゃ脱いでるのとスザクとのセット人気が高い」って認識が結構ありました)(あとは女性陣だきまくら率が高いってのも印象的にある)、そういう部分以外でも彼らが人間として生きている分「息づいて」いるのかなあって今思います。確か猫飼っててその猫追いかけ回している回があったようななかったような???のふわっと印象なんですが、そのへんのドタバタコメディ部分も踏まえつつ、戦争、内乱、叛逆、諸々を少年少女がそんな多感な世代なのに背負って生きて戦っていくのってロマンであると同時に彼らの選択を感情移入し、その世界線に近い形で見るのか「ストーリーを俯瞰してここでお前その選択か~~!!といわゆる人生ゲーム的なかんじに見守るのか、人によって見方が特に大きく変わる作品なのかな、とも感じます。
10年経っても今なお愛されている理由をしれてとてもよかったなぁと思います。
とりあえず映画版をみてみよう…。まるマッコリさん、ありがとうございました!!
ご紹介いただきました
marumakkoriblog.hatenablog.com
なんと!ブログでご紹介いただきました!!
自分のブログが誰かに読まれていることでただでさえ恐縮なばかりなのに(むしろ壁打ちイエーイ!タイプ)それを結果として「やってよかった」と仰っていただけるのありがたい限りです。そしてこんなにもしっかりとお題を悩んでいただけたこともとても嬉しい心持ちです。
いろんなファンの方がいらっしゃる上で「自分ならではの楽しみ」「自分が他の人に何を言われてもここの!!ポイント!最高に好き!」っていうのとか、シーンって絶対千差万別にあると思うので、そのお話も含めて聞きたかったというのがあって、すごく文言を選んで語っていただけたんだなぁとお聞きして本当によかったという気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!!