柑橘パッショナート

インプットとアウトプットを繰り返すごちゃまぜスタイル

「はじまりのうた」でキーラ・ナイトレイの歌声を楽しむ

友人と「どうしても見たいのでついてきてくれ」と拝み倒して見てきた映画です。

見に行ったのが2015年2月21日なのに1年掛けて感想書くのもどうよ…とおもったんですが、せっかくなので(笑)

 

「ONCE ダブリンの街角で」を作ったジョン・カーニー氏による作品。

主演はパイレーツ・オブ・カリビアンで話題をさらったキーラ・ナイトレイです。

 

hajimarinouta.com

 

twitter.com

 

ONCEとはまた違った描写で、良い映画だったので感想まとめてみます。

 

ざっくり自分の感想はこんなかんじ。

 

 

で、この作品のシナリオは以下のとおり。

ミュージシャンのデイヴ(アダム・レヴィーン)と恋人のグレタ(キーラ・ナイトレイ)は、二人で作った曲が映画主題歌に抜擢されてメジャーデビューが決定。

初めて、ニューヨークにやってきた。今までとは違う、セレブのような生活。しかし、スターとして忙しくなるデイヴとすれ違いの日々が続くなか、彼の浮気が発覚。

夢のような状況から一転、行き場の無い孤独へと突き落とされてしまったグレタは行くあてのないまま街をさまよい、旧友であり、売れないミュージシャンのスティーヴ(ジェームズ・コーデン)の家へ転がり込む。

(公式サイトより引用)

 

まぁその通りなんですが、このデイヴに関してはさておくとして、主役のグレタがどんどんその恋路をふっきれて、笑顔になったり、服装が変わっていったり、スターとしての魅力を作り出していくのが印象的でした。

彼女が出会うのは昔ヒットをバンバンだした音楽プロデューサー(どう見てもホームレス)なんですが、視点の切り替えが非常に興味深かったです。

人によって見方/捉え方は違って、その人ごとに人生はあるのだという至極当たり前の話ですが思いました。

 

また、この作品においては「歌」がとても重要になってきます。(まぁ「はじまりのうた」っても言うぐらいですからね)

その中でアダム・レヴィーンキーラ・ナイトレイが同じ「LOST STARS」を歌うのが印象的でした。どちらの歌も繊細なんですが、全く印象が違う。

アダム・レヴィーンは2013年に「世界一セクシーな男」に選ばれた人で、初映画出演はこの作品。映画自体も2013年公開されているわけですが……色気すげえ!とびっくりしました。

髭がある/なしで人の印象は変わるんだなあと。

 

女性が化粧をして変わるのと同じように男もまた、いろんな経験をして変わっていくんだなーなんて。酸いも甘いも噛み分けながら進む彼らはまさに「BEGIN,AGAIN」でした。今一度、もう一歩。

 

恋愛映画に思われがちですが、この作品についてはそういうものじゃなかったです。

もう一人の主役であるダン(マーク・ラファロ)とグレタがじゃあ恋愛になるのかと言われたらそうではなくて。奥さんがいて、子どもがいて、同じように酸いも甘いも噛み分けながら這い上がろうとするダンに「そうなりえたかもしれない」ですが、彼女は言葉にしません。

プロデュースされていく構図はAKBとかモー娘。とかもちょっと思い出させました。人が尊敬と恋愛といろんな感情を織り交ぜた信頼を向ける様ってこういう顔をするんだ…なんても思いましたし。

エンディングも含めてふっと力が抜けました。音楽が頭から離れなくて、はじまりのうた、はじめの一歩、もう一度はじめる(BEGIN AGAIN)だな~なんて。

 

DVD/Blu-rayも出ていますし、公式サイトのPVはYoutubeにも上がっています。吹き替え版のダンの役者さんがフルハウスジェシーおいたんの堀内賢雄さんでびっくりしました(笑)

サントラも是非ともおすすめです。心が浄化される、そしてなんだか明るい気分になって明日から頑張ろう~ってなれる映画でした。

TOP