いもくりなんきん、という言葉がありますね。女性の好きなもの、秋の味覚の代表格です。
芋!うまい!
栗!うまい!
南京!うまい!!
ということで栗といえばなお店、「和栗や」さんに行ってきました。
※この記事は2015年10月2日に書いた記事を本ブログへ移動させているものになります。
和栗の専門店「和栗や」さんにお伺いしました。谷中銀座商店街は都内でも屈指の商店街ですね。
すぐ近くにかき氷で超有名な「ひみつ堂」さんや、サバサンドが食べられるカフェの「HAGI CAFE」があります。
こちらは茨城県岩間の栗のみを取り扱っている谷中銀座商店街の中でもテレビだのメディアに引っ張りだこなお店。栗の季節ですね!ということで今回はモンブランを楽しもうということでのんびり語っていきます。
外観
和風テイストがより顕著になっているお店です。
けれど渋さと明るさが一緒にあり、明るい印象。
ガラス張りになっているので陽の光が暖かい。
入り口前にはソフトクリームや焼き栗等が食べられる仕様となっています。
砂利のような中に入る道が少しあり(奥行きといえばいいのかな)、そんなところも含めて「和風」というのが一番ふさわしい気がします。
内観
待機列の椅子が少しあり、並ぶのが分かるかんじ。シーズンなら間違いなく並びそう。
お座敷タイプの長いテーブルと、一般的テーブル席が少し並ぶ、全体的にこじんまりとしたお店。
和洋が一緒の、それでも電気が暖かかったりとどちらかというと和よりなお店。
お店のお客さんの割合は10割女性。年齢層は平日だったこともありましたが年配の方が中心であったように思います。
芋・栗・南京ですから年齢なんて関係ありません。
女性はいつでも女性ということですね!お隣に座られたマダムとちょっとお話したり目があったりとほっこりとした気分になりました。サンキューマダム。
メニュー
メニューは総て写真がついているのでイメージしやすい形になっています。
季節限定のもの/定番商品のものなどがずらり。
夏季限定もあれば冬季限定もあるので、四季折々、その時時に楽しめるようです。
通年メニューとしては王道の「栗薫モンブラン(700円)」、「栗薫パフェ(800円)」など。
季節限定としては四季折々の「モンブラン」でしょうか。
丁度季節は秋。我々の行ったタイミングは「秋のモンブラン」ということで、「プレミアムHITOMARU(1200円)」がありました。
※また、此方のお店では「ドリンクのみ」「ケーキのみ」はできませんのでご注意ください。
「お店でしかモンブランが食べられない理由」は、香りづけになるお酒や香料を使用していないため、時間の経過で風味や味の劣化が免れず、そのため「一番美味しい時」を食べてもらうためにお持ち帰りもできないスタイルを取っているようです。
こちらのお店の商品のこだわり、素材についてのこだわりをホームページから垣間見ることができました。
ただ、商売や原価率を考えるその前に、飲食物を提供する上でのモラルを大切にしていきたい、できる限り出所のわかる物、生産者の顔が見える物、その作り手の思いも一緒にお届けしていきたい、それが和栗やの素材選びの基準です。
― 和栗やホームページ 「素材について」 より
ということで、私たちは今回
の3つをオーダー。
また、飲み物としては
「茶名人が自ら焙じた和栗やオリジナル焙じ茶」と「焙じ茶ラテ」を選びました。
実食
3つ並ぶと壮観ですね!
ということで早速一つ一ついただいたのでレポートしてみたいと思います。
「モンブランアイス」
<数量限定 1日15食! 日本一栗が濃厚な、究極の栗アイス>
北海道産生クリーム、岩手産低温殺菌牛乳、砂糖、シンプルな素材に和栗ペーストを約50%配合。
毎朝店内で作り立て、フレッシュ(非加熱)な状態でご提供いたします。― 和栗や ホームページより
ホームページに記載されておりましたが、1日15食限定のモンブランアイスです。
こちらの驚くべきところは 全 く と け な い こ と !!
アイスクリームって大本は液体であるので、やっぱり運ばれてきてからあっという間に溶けてしまうのですが、こちらの「モンブランアイス」は全く溶けない。
運ばれてきて写真撮ってても溶けないし、喋りながらゆっくり食べても全然溶けない。
その理由は説明にある通り、 和栗ペースト にあるのではないかと思います。
50%も配合していたら、やはり栗要素が強く、栗はもともと固形です。
形を保っているものですね。そりゃあ溶けませんよ……!
口に一口食べてみると、ふわーっと広がる和栗の味。
アイスクリームなのにほっくりとしています。クリームもつるっとしており、生クリームや牛乳でまろやかになっているけれども何よりも感じる和栗の味。
決して邪魔立てせず、「アイスクリーム」なんだけれども「和栗」であることのほうが強調されています。
「栗薫モンブラン」
通年メニューのこちらのお店の名物ともいえる「モンブラン」です。
「くり・かおり」モンブランと読みます。一般的なモンブランに使用されている香りづけのお酒、香料等は一切加えず、2種類の和栗ペーストで優しい味わいに仕上げたモンブランです。和栗本来の繊細な薫りを味わっていただく為に、ご注文をいただいてからお作りしています。
― 和栗や ホームページより
こちらのモンブランはクリームがちょっと「秋のモンブラン」に比べて甘い印象を受けました。
二つの栗のペーストが全く味が違い、上はつるっと食べられ、下は粒というか、クラッシュした栗感が強いので1段ごとに食べるのではなく、層をまとめて一口で食べることでまとまりが生まれて風味豊かで優しい味を演出されているのではないかと思いました。
「THE モンブラン」という言葉が似合いそう。
栗を食べているのももちろんなのですが、それ以上に「モンブランを食べている」と、この中の3種類の中では特に感じられました。
「プレミアムHITOMARU」
秋限定の1日20食のみの限定モンブランです!
秋といえば栗の収穫期!「人丸」は大変小ぶりで1個1個が小さく、その分味が凝縮されている栗だそうです。小ささからあまり市場にも出回っていないとか…。
※数量限定 1日20食
生産量が少なく、大変希少な品種「人丸」のみを贅沢に使用しました。
鮮やかな黄色、上品な薫り、栗本来のしっかりとした味わいは、数ある和栗の中でも特別な存在。雑味がなく、すっきりとした味わいです。― 和栗や ホームページより
味は、栗薫モンブランとはまた全く味が異なるものでした。
栗としての味が強く、中に入っているクリームは甘味がしないタイプ。
本当に栗そのもの、人丸そのものを食べているような味がしました。
そもそもの話マロンクリームの色がまるで違う。黄色い。なんか食べてて「ほくほくしてる感じがする…!!」という語彙力が0っぷりを発揮していました。
ほうじ茶 / 厳選 茎焙じ茶 セット価格¥280(税込)
茶名人・小室栄寿氏が自ら焙じた、和栗やオリジナル焙じ茶
名人自らが栽培した一番茶の茎部分を厳選し、晴れの日に少量づつ丁寧に焙煎。上品な香り、奥深い味わいは、輸入茶葉や番茶等で作られる一般的な焙じ茶とは一線を画す極上の味わいです。― 和栗や ホームページより
シンプルにさっぱりとしたほうじ茶です。飲みやすいのでモンブランとの組み合わせも絶品。アイスもホットも飲めますが季節が秋なのもあって俄然ホット。暖かくてゆっくり一息つける味です♪
ほうじ茶ラテもモンブラン都の相性が絶妙だそうですので、是非またいって試したい所。
この他にも「和栗パフェ」や「栗羊羹」、テイクアウト向きのマロンパイなども販売されているので何度も通っていろいろを試してみたい。そう思えるお店でした。
おすすめ:モンブランアイス(夏季限定)
秋ならではの栗を満喫するのもいいんですがやっぱり暑いとどうしてもアイスの「溶けない」のと「栗」の相性に走ってしまいそうになりますね(笑)
和栗パフェもそのうち食べにいきたいです。ごちそうさま!
☆和栗や
住所 東京都台東区谷中3丁目9番地14
アクセス方法:
東京メトロ千代田線線千駄木駅からの「徒歩」がおすすめ。千駄木駅から徒歩4分(320m)で到着です。
営業時間 11:00~19:00
定休日 毎週月曜日 ( 月曜日が祝日の場合、翌日に振替 )
電話番号・予約 03-5834-2243
カード 可
お店のHP http://waguriya.com/