みんなー、ネオロマンスにただいまー!\おかえり~!/
みんなー、ネオロマンスにおかえりー!\ただいまー!/
ということで、もう本当にいつぶりだろうと指折り数えたら超久しぶりすぎて自分でもめまいするレベルなのですが、作品オンリーイベントというものにどうしても行きたくなって友人と一緒に行ってきました。
「ネオロマンスにおける聖地」、パシフィコ横浜国立大ホール。行った回数を数えると自分が何も考えず散財しまくったジャンルの一つなので懐かしいやら遠い目をしてしまうやらな今日此の頃です。
特撮、偶像、映画、食べ物。色んなジャンルで色んな人とお友達になったりお知り合いになったりしてきましたが、今回はそんな自分が青春時代駆け巡ったジャンルの一つとしてイベントです。
「ネオロマンスって何ぞや」っていう人にもわかりやすく説明できるようにのんびりしながら語っていきたいと思います。ネオロマンスというかネオアンジェリークはいいぞ。いやでもやっぱりネオロマンスっていいよねっていうことで。
ネオロマンスとは?
ネオロマンスシリーズ(Neo Romance series)は、コーエーテクモゲームス(旧コーエー(光栄))のゲーム開発チームであるルビー・パーティーが開発した女性向け恋愛ゲーム(乙女ゲーム)群の総称。
1994年にアンジェリークシリーズを発売し、ゲーム業界初の「女性向け恋愛ゲーム」というジャンルを新規開拓した。当時は『信長の野望』や『三國志』といった堅苦しい印象をもつ光栄のイメージアップにも貢献した。
昔、まだゲームがいわゆる「家庭用ゲーム機(コンシューマ)」が中心だった頃、台頭したジャンルです。
最近ではもうめっきり主流になりましたね。いわゆる「乙女系」と言われる作品のなかの、コーエーテクモゲームス(昔は「コーエー」でした)の展開しているジャンルの一つ。
「コーエーっていうと歴史ゲー」と当時は言われており、そのイメージを一気に吹き飛ばし、当時あまり表に出にくかった女性ファンを獲得したとも言われています。当時を生きていたけれどハマりだしたのは私はジャンルが作られてすぐではないのでそのへんは先人たちにお伺いしたい所ですね。
ちなみに最初に作られた「アンジェリーク」は、数年前にリメイク作品「アンジェリーク ルトゥール」を作られています。
当時イラストを担当したのは、由羅カイリさんなのですがそれを引き継ぎ、ハチロクハチコさんが作り上げています。
キャラデザ出た時「誰だお前…」と再三言われましたが、私はもうなんかそれも受け止めて楽しめたのであんまり気になりませんでした(笑)リメイクでも完全コピーアンドペーストでシステム改善しておくれよ…と当時思った部分とか色々あったのにほぼ移植と変わらんやんけ!!ってなった作品も多いので(笑)そういう意味では「新しい試み」「時代に合わせた変化」を彼らなりに作ろうとしていたという意味ではポジティブに受け取ってました。
OPのポップで明るいかんじも好きです。*1ついにオリヴィエさまがひたすらにイケメンになってしまったと(いわゆる「オネエキャラ」でした)大騒ぎだったのは懐かしい思い出。
由羅カイリさんのキャラクターデザインについてはそれはそれとして大好きですし今でも愛しいキャラクターたちに彩りを作ってくださった方です。大好きです。
変化の風を与えてくれた方として、ハチロクハチコさんの「ルトゥール」という作品も受け止めながらやりました。システムが超優しくなってて「あっすごい!サクサクできる!!最初に迎えにこなくて女王になったのに今回ちゃんと告白されてる!」と思わせるあたりネオロマンスのゲームの難易度が高いことが、わかる。(金色のコルダの無印とか本当に誰も迎えに来なかったもんなぁ…。)遙かシリーズとネオアン、下天くらいしかちゃんと恋愛で終わらせられなかったのは懐かしい思い出。未だにゼフェル様迎えに来なかったというか着実にやっていけばちゃんと終わると信じていた頃の思い出は忘れられません。コルダなんで迎えに来てくれなかったんだ!!(笑)
と、まあそんなこんなで、展開をしてきているネオロマンスです。今回のイベントはネオアンジェリークのオンリーイベントなわけで、オンリーは実に十年ぶり。
ネオアンジェリークという作品について
最初に出たのはPS2ですが、PSPにも移植されています。Vita最初にフルボイスにもなったりしてます。
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キャストは「テニスの王子様」(菊丸英二)、「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」(城之内克也)で走り抜けてきている高橋広樹、「鋼の錬金術師」(ロイ・マスタング大佐)、「ジョジョの奇妙な冒険」(ナレーション)の大川透、「テニスの王子様」(桃城武)、「真・三國無双シリーズ」(趙雲)の小野坂昌也、「涼宮ハルヒの憂鬱」(古泉一樹)、「黒執事」(セバスチャン)の小野大輔をメインに据えた作品です。
ちなみにアニメ化もされていて、ヒロインのアンジェリークは「マクロスF」(シェリル・ノーム)などの遠藤綾さんが担当。
ちなみに木村良平くんや平川大輔さんを知ったのもこの作品がきっかけでした。
前述した「アンジェリーク」という作品に於ける概念的なものを引き継ぎ新たな世界観を持って作り上げている所謂「派生」でありながら、独立した作品として己の道を築き上げています。
そして10年という月日を経てここでまさかの新展開。オトメイトとのコラボとして新作が発売されました。その名も天使の涙。
絵柄もオトメイトの絵師さんのものに寄せられてます。
OPはこんな感じ。
新キャラクターのカミーユ*2で山下大輝くんが迎えられ、新展開です。よかったねえよかったねえ。
旧作品から2年後の世界で彩られるお話。そしてそこで生きているキャラの考えが伺えます。
派閥割れもありますが、元のキャラクターたちがこういう状況にあったらどうする?ということや、どういう道を選ぶのか、ということがわかります。個人的にルネ*3の話が好き。
ということで久々展開に合わせ、今回大陸祭典が行われることに。
かつて大陸祭典としてやったイベントには参加した記憶があるのですがここにきてまさかやってくれるとは思っていなかったので友人共々歓喜でした。
所謂声優イベントですが笑いありだいたいツッコミありのそんなイベントです。
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大陸祭典2の感想
フラワースタンドに愛がいっぱい
大陸祭典にはもともと大川透さんもご出演の予定でしたが、体調不良により今回降板されるということでとても残念です。
また、入野自由くん中村悠一さんがいらっしゃらなかったのも残念…久しぶりにファミリー全員揃うところ見たかった。
いらっしゃれなかった大川さんへのお花。このフラワースタンド見てたらなんだかとてもじんわり温かな気持ちになりました。
どれもこれも愛の込められたフラワースタンド、ファンの方も思い入れ強いに相違ない、となんだかほっとしました。大好きだ私もだ。
ちなみにフラワースタンドじゃないいお花もたくさんずらりと並んでいて、皆s何それぞれにそれぞれ思い思いの作品に対するキャストへの「ありがとう」がいっぱいあって、はああああ良いジャンルよなあああそういうところ好きだよ私。っていう。
いろんな思うこと
私ネオロマのイベントが人生の中で多分一番いっているイベントだと思うのですが、そのたびにネオロマの世界は独特だな、と改めて思います。他がいい/悪いとかじゃなくて、それぞれに個性が詰まっていて、ネオロマンスというジャンルもまた、個性が詰まったイベントなのであろうと感じます。
作品イベントで声優さんは登壇するし、彼らが言葉にするのは「キャラクター」の言葉であり、また同時に「彼ら自身」のものでもある。
10年前、凄く困惑していた木村良平さんは声優さんとしてスキルを磨かれ、本当に本当に楽しそうに笑っていました。キラキラした顔はお芝居をする人として、見ていて心地が良かったです。また、遠藤綾さんが「主人公=プレイヤー」として、傍に寄り添うように大切にアンジェに思い入れを持ってくれているのがとてもとても心から嬉しかったです。
- 天使の涙をベースにした世界観の朗読劇
- キャラクターソング
- 声優テーマトーク
- 天使の涙を振り返る
- ネオアンジェリークspecial時代の朗読劇
- 全力バラエティ朗読劇
- 愛のメッセージ(ときめかせる台詞みたいなもん)
ざっというとこんな感じ。
オープニングからクライマックスだった
昼の部始まりのOPが、あの、JOY TO THE WORLDでですね。
いわゆるネオアンジェリークアニメのOPなわけです。全私が歓喜。ひええええってなったのと同じくらい、あの、メンバーがみんな振り付けしてるわけですよ。彼らの普段の仕事内容ではないような「振り付け」「歌」の中なのでもうウワーーーーってなりました。尊い。
ちなみにこのブログでは度々話題になるジャニーズ界隈でいうとテゴマス(NEWSの手越祐也&増田貴久の派生ユニット)がED歌ってるアニメ作品です。よくもまあ仕事関わったなといまだに思う。とにかく振り付け付きで、それぞれのパート、いない大川さんの部分をお客さんに委ねながらしっかり作って行く様にぶわわわと鳥肌立ちながら見守り、テンション上がる。やばい。綾ちゃん振り付けてるやばい。
声優のコメディとシリアスの温度差を感じる朗読劇
改めて朗読劇では声優さんという本業の人たちが作品というものに対して解釈を深めながら「あいつならこんな顔で、こういう」というイマジネーションを発揮しながら作ってくれているのを感じました。
息づく、というのが相応しい。彼らならこんな顔をする、こんな呼吸をする、こんな風に言う、を積み重ねての台本にある言葉たちを紡いで行く。
機械人形という「人あらざる」存在であるジェイドが自分を大切にしてほしいという気持ちの向き合い方。ジェイド自身は人じゃないからこそ自分を使うべきだという考え。そのズレの悲しさ愛しさたるや。
小野坂さんのお芝居好きだなあとつくづく思います。O+Kで結構コエテクのことネタにしている方ではありますが、作品に対してこういうこと考えている、このキャラとしてどうあるのか、とかを持っているんだな、と。
また、テーマトークでは懐かしさがひたすら炸裂してました。
それぞれの悩みにそれぞれがいい案を出し、代表で選ばれた人がみんなの前で回答する方式。なんだろうこのグダグダ感。
悩みがないことが悩みとか
髪の毛切りたいけどどんぐらい?とか
ネオがつくかっこいいもの教えてとか
酒飲んでて寝るタイミング逃しちゃうとか
もうほんと人によって色々でした。
個人的に印象に残ったのはまた小野坂さんのお話であれですが10年前こうあの宙づりになったらいろんなことしてたネオロマイベで使用したあのトンファーどうしたらって話。まだ持ってたんだ…ていうね。
あとはなんかこううっかり私特撮も好きなんですがバラエティドラマの時にいつのまにか横浜ではなくシアターGロッソで僕と握手してた?*4という内容だったり。
レインお兄さんに\はーい/っていったり\がんばれー/っていうのこれ完全に特撮イベントだなってなんだかほっこりしたり。そこから反省会してる彼らが可愛かったり、小野坂さんと楠さんの悪党っぷり好きだし(最早素ではなかろうかってぐらいの小悪党でよかった)
夜の部の朗読劇ではロシュ(木村良平くん)がひたすらオーブハンターのレイン&ヒュウガに振り回されつつ最後にでてきたルネににこやかに火花をちらしている、どうして大人組がああなのに少年枠が余裕あるんだろうとかね、そういう意味でも面白かったです。
途中から本気で笑っている姿が印象的でした(笑)
「キャラクターソング」の在り方を考える
ネオロマンスって作中で歌うパターンと、ライブコーナーとして歌うパターンと2度あるんですが、今回はどちらも盛り込みながら、オープニングはネオアンジェリークのアニメで歌っていた曲をチョイスしているという「はーじまるぞー!」感が満載でした。
昼の部は前述したとおりですし、この流れでやってくんないかな~って友達と話してたSILENT DESTINYが流れてこっちでも死にそうになるという。
立ち位置がさあ!!!すでにさあ!!かっけえええってなるし、振付も有るし、ひえっ皆かっこいい…ってなるし、この曲何よりかっこいいんですよね!デスティニー!!!
しかも後ろでアニメの映像流れるしでもう震えましたよねそういうところ。本当そういうところ好きです。
キャラソンに関して言えばロシュとベルナール兄さんに関して「また君色フィルムと路地裏かなあ」(イベントで一時すごい勢いで聞いてた)と思ってたんですが ロシュは「Sunny Shiny Holiday」聞けました。
私、本当にロシュの中で群を抜くレベルで好きなので驚きましたし、イントロ流れた瞬間に「ひええええええ」っていう語彙力がかけらもない展開に。
しかも間奏中に本当に嬉しそうに穏やかに笑いながら良平くんが「この歌、ほんっとーにうたいたかった!」って朗らかに言っていて、その言葉聞けただけで今日これでよかったなあと思いました。
アレグレッシモも多分JOF*5ぶり?に聞けて本当に驚きました。
また、HAPPY DATEの僕の可愛い奥さんへのダイレクトアタック。
HAPPY DATEのどこかジャズっぽいかんじがウキウキしますよね。ベルナール兄さん素敵。
各位キャラソンもだしルネの愛メは聖地から愛を込められてるし、ああ、でも彼らの未来のこと考えると心痛い(クラヴィスさまたちを思い出しながら)しあれでそれ。
また、嬉しかったのはオーブハンター5のテーマを歌ってくれたことですかね。遠藤綾ちゃん歌パートもある、なんていうか「どういうこっちゃ」な曲で大好きなんですが、やるとは思わなんだ。好きです。しかも今回来られなかったニクスのカラーであるブルーのペンライトが揺れる会場にあったかさに泣きそうになりました。
遠藤綾ちゃんも歌うっていうのがポイント高いし、ひーってしみじみします。
愛のメッセージ
「何年たってもやるのめちゃくちゃ恥ずかしい」と言葉にしていましたが、それでもみなさんがプロだからカチッとしっかり締めてくれるのが良い。
誰もこれも「おっそろしいな!!」「リアルにいてたまるか!!」っていうのがあるんですが、それでも「ネオアンジェリーク」における、キャラクター同士の一緒に”幸せ”を掴み取った後なのでひたすら幸せで居てほしいんですよね。
愛のメッセージというのはファンに向けてであり、アンジェリークに向けてであり、いろんなものが積み重なっている姿だと思います。
役者さんの「こんな穏やかな顔で、こんな声音で、素敵に言うんだなあ」っていうのが聞けるのが私は好きです。 聞いているこっちは「ひええええ」って頭抱えたりフウウウウウってなったりするしであれなんですけれど。
また、最後のご挨拶の時に小野大輔さんがですね、昼と夜の間の時に回復祈願のファンによる大川さん宛てのフラスタを大川さんへ写真で送ったらしくカテコで「感謝します、マドモアゼル」っていってて、必ず戻ってきてくれることをお返事にもらったらしく、ほんとあの泣きそうになりました。
伝えたいことが山のようにある作品で、ずっとずっと高橋広樹さんが頑張ってきたのを知っているからこそ、また展開が続いてほしいな、と思うばかりです。
「バラエティCDとかでもいいから、続いて欲しい」という言葉にコーエーテクモゲームスさん聞いてる?!お願いしますっていう気持ちでいっぱいになったし、今回はフルメンバーではないからこそ何か動いてほしいし、何よりLA VIE EN ROSE聞けてないから!!!私入野自由くんと木村良平くんのあれ聞きたいから!!
そして最後に軌跡聞けたこと、とてもとても嬉しかった。
この曲は何がすごいってネオロマンス全曲の投票ランキングで1位を勝ち取った曲なんですよ。並み居る名曲たちを押しのけて選ばれた曲。それだけでもすごいんですが、作品に対して皆が本当に「嬉しい」「ありがとう」「すき」があるっていうのが伝わる曲でした。
素敵な空間、時間でした。楽しかったなあ。
ネオロマンスっていいなあ。そんなことをしみじみと思ってました。
ただいま、とおかえり
最初に口にしたのは中原茂さんと記憶していますが、それが内田さんになり、今回は高橋広樹さんが言葉にしました。ネオロマンスはいつでもいってきます、いってらっしゃいとおかえり、ただいま、ができる場所だと思います。
いろんなジャンルに出会って、触れて、経験してインプットして、そして戻ってきてやってみて、この世界にまた入り込んで気付ける何かがある。
作品イベントをするたびに、何か出会えるものがある。そう思いたいなって思いました。
満席になっていた客席の時代を知っていると、今の席の空き方に寂しさを感じる人もいると思います。何でいつもそんなにパシフィコ横浜国立大ホールというキャパが大きなところにこだわるんだっていう意見もわかります。
それでも、あの場所がアンジェリークの「聖地」だから、そこからのネオロマンスの「聖地」になってつながっているから多分アンジェリーク関連に関してはあそこから動かないのかなあ…ってちょっと思いました。
色々思いながら、またあの場所にきっと「ただいま~~伝えたい事がいっぱいあるよ~~」って戻るたびに、言うのだろうなって思います。
いやあ、しみじみしました。しみじみ、っていうのがふさわしいイベントでした。