毎月1日は映画の日!ということもあり、映画を見るように出来るだけ心がけているのですが、今回ちょうど1日は平日だったので「さてどうしたもんかな~~と考えておりました。
ら、結果。
「ちょうど“少年たち”やってるよ」と友達に教えてもらったので、それならやっぱり少年たち見るべきかなあという結論に。
基本私のスタンスとして「好き・嫌いはどちらでもいいけれど物事の感想というのは“見た上”で言うもの」であるべきだと思うんですね。ドラマにしても、映画にしても、マンガにしても、アニメにしても。
その上で自分が「どう思うか」っていうのは其々の主観に入ってくるので、自分がどう思うかの感受性からの派生としてブログを書きながらどうだったのかどうだったのかをあれやこれや~~ってやっています。
今回見た「少年たち」に関してもしかりで所感の「いいこと」「悪いこと」を孕みながら色々ああだったんじゃないかこうだったんじゃないかを述べていきたいと思います。
※盛大にネタバレしてます。
「少年たち」って何だろう
そもそも少年たちって何やねんって話なんですけれども。
“少年たち”とはジャニーズ事務所が1969年に初演で行われ、以降様々なジャニーズジュニアをメインにして繰り広げられているエンターテインメントショーの一つ。
「フォーリーブス・ヤング・サプライズ 少年たち ―小さな抵抗―」という曲をベースにして作られているといいます。フォーリーブスはジャニーズのあとにできたアイドルグループですね。
で、ここで作られた楽曲をベースにお芝居が組み立てられていると。
2010年ごろには私が応援しているA.B.C-Zも出演しています。「えびきす」時代と言われているわけですが、その頃の彼らのインタビューをインターネット記事から引っ張り出すことが色々できました。
合同けいこがなかなかできなかったというが、「台湾ではスカイプ(インターネットのテレビ電話)を使って、振り付けを打ち合わせしました。映像が悪かったり、ちょっと遅れたりしましたが」(藤ヶ谷太輔)とハイテク技術でピンチをカバー。初日に向けて、出演メンバー10人で円陣を組んで気合を注入していた。
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今のSnowManの前身である「Mis Snow Man」が出ていたりとか(そもそもMis Snow Manの名前の由来を見て「頭文字ジャニーズあるあるの世界だ…」とびっくりしました)色々「そうなんだ~が沢山です。
ちなみにこちらはもう廃盤になっているので世に出回っているものを回収するしか無いという難易度。
で、そのあとにA.B.C-Zはなんどかやっていて、映像で形になっているのは「少年たち Jail in the Sky」ですね。
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そして今、ジャニーズJr.の中心核にある「SnowMan」「SixTONES」をメインに据えたお芝居が公演されています。「少年たち そして、それから・・・」が昨年2018年の最新作でした。
A.B.C-ZとKis-My-Ft2が公演していた頃は「出演者全員で意見を出し合ってブラッシュアップし続けている」*1だの、「内容はメンバーたちで演出している」*2とか、いろんなコメントがされていました。
そのためグループの「ダンスが得意」な千賀くんと五関さんがダンス対決をしたりとか、ドラム演奏を玉森裕太さんがしたりとか。いろんな工夫が細部に至るまであったといいます。まぁここまで書いておいてアレですが私行ってないんですけども。
また、この少年たちの公演がキッカケでKis-My-Ft2がデビューに至ったという話*3もあるので、そのへんもコミコミで「若手の登竜門」的な扱いでもあるのかなって感じています。テニミュ的な…?
で、そんな「少年たち」がここにきて銀幕デビューを果たしました。
何度も何度も「登場人物が異なればメインの軸が同じでも、色々なことが異なってくる」の表現になるであろうなかで、映画にするということの意義を考えつつ…。配給会社が関西ジャニーズJrはじめ諸々の場所でよくジャニーズが主体となる作品を見かけている松竹だったのでなるほど、とも思いつつ。
その上で今回の【少年たち】はどんな話か、どうだったかという感想になります。
映画「少年たち」について
ホームページに記載されていたあらすじは次の通り。
2012年、とある少年刑務所。
ここは犯罪に手を染めた少年たちがそれぞれの事情を抱えて収監される場所。刑務所内にはいくつかの房がある。
赤房と青房の少年たちは互いをライバル視して喧嘩を繰り返し、黒房はそれを面白がって傍観している。
常に監視され抑圧された刑務所ではあるが、それでもシャバよりはましだ。
ある日、刑務所に一人の新入りがやってくる。身寄りのない彼は誰とも馴染もうとせず、いつも独りぼっちで日記を書いていた。
そんな頃、新しい看守長が赴任してくる。徹底的にお前たちを鍛えなおす、と高圧的に告げ、少年たちを暴力で支配し始める看守長。
以来、地獄のような日々が少年たちを待っていた。
新入りは、いじめを受けた自分を庇い、懲罰を受ける同じ雑居房の少年に心を寄せるようになっていく。
いつしか二人は親友になり、仲間も増え、夢を語るようになる彼ら。しかし、看守長の圧制はいよいよ厳しさを増し、我慢の限界にきていた少年たちは団結し、密かにある計画を練るが…。
キャストは新進気鋭のジャニーズJr.。
- SixTONES(ジェシー、京本大我、髙地優吾、松村北斗、森本慎太郎、田中 樹)
- Snow Man(岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、阿部亮平、宮舘涼太、佐久間大介)
- なにわ男子(西畑大吾)
- 関西ジャニーズJr.(向井康二、室龍太、正門良規、小島健)
- Travis Japan(宮近海斗)
その他、大西流星(なにわ男子) 嶋﨑斗亜(関西ジャニーズJr.) 中村嶺亜(7 MEN 侍)、川﨑皇輝(5忍者)などが「芝居」として参加。
HiHi Jets・美 少年・7 MEN 侍・5忍者・Jr.SP なにわ男子 関西ジャニーズJr.
などなど、ジャニーズのJrと言われる部類の人たちでも前線を疾走る子たちが出ています。
また、戸塚祥太(A.B.C-Z) 山下リオ 森口瑤子 伊武雅刀 横山裕(関ジャニ∞)も出演者の中に名前を連ねていました。
山下リオって名前を見て「あっコインロッカーベイビーズでアネモネやってた子だ」って思いました。世の中予想外なところでつながりができますね。
うっかり彼女のことも触れていたしって意味で振り返りつつ、髪の毛の長さや化粧の仕方で「違う人」に見えるから女性は本当に面白いなと。
ざっくりとした感想
「登場人物多すぎ問題」
仕方ないことなんですけどね。わかっていたことなのですが、「人数多すぎて君は誰だ問題が生まれる」という…。
私はジャニーズJrの子たちを全員言えるわけじゃないし、顔の区別・声の区別・名前の区別がつく人間が多分「ジャニーズ全く詳しくない」人と比べたらわかるけれども「彼らをメインで追いかけている」人と比べたら「その人すら言えないのかお前は」って言われそうなぐらいの知識です。所謂「名前は全員言える、でもじゃあ之誰だって言われてその名前の知識が一致するかと言われると不安」みたいなかんじですかね。
で、今回の本筋として重要人物としては「ジェシー」君と「京本大我」君が主体になります。
赤vs青に茶々を入れる黒。そんな三すくみの状態ではありますが、登場人物が多い中で「あっこの子の顔知ってるぞ」がちらほらいる中で映画として掘り下げていくのは結構難しいなあと。
でもこれって誰かが悪いわけじゃなくて「ターゲット層はどこか」っていう問題になるんですよね。
例えば仮面ライダーの平成ジェネレーションズとかいい例かなあって思います。
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私にとっては「うわ~~~この人とこの人とこの人が出ていてうわ~~~久しぶりにさ、さ、さ、さ、佐藤健~!!!!!!良太郎~~~~~!!!!!!」ってなるし熱いけれども、多分興味のない、このジャンルについて知らない人から見たら「なんか皆似たようなライダースーツ(※そもそもこのライダースーツという名前すら出てこない可能性のほうが大きい)がいて、みんなそれぞれ共闘したりなんかやってるけど、つまりどういうこと?人多すぎない??」ってなっちゃうというか。
そういう意味では「登場人物の顔も認識している、普段の彼らがどういう立ち位置にいるのかも知っている」ということが大きいんじゃないかなとおもいます。
最初のワンカメショーがすごかった
冒頭8分はぶっとおしワンカメショーになっており、その楽曲についてほぼ知らない人間なのですが(正直本当申し訳ない)、先日のミュージックステーション3時間スペシャル(2019年3月29日放送)で、SixTONESとSnowManが出ていたわけですがその内容がこの作品に沿っていて映画冒頭の流れが「こ、これ知ってるぞ!!!見たぞ!!」みたいな「進研ゼミでやったことある!」みたいな感情を抱いていました。カメラワークもそれっぽいかんじにしていたのが印象的で、冒頭イントロダクション的な感じで歌ったのでどういうこっちゃとはなりましたが、ダンスバトルあったりよくよく動いていたりと見ていて楽しかったです。
また、このワンカメショーが対比的にラストにもかかっていたので、「温度差すごい」っていう意味でも覚えているとはは~~~んってなります。
とりあえずこの作品のイントロダクションでJAPONICA STYLEでいいんだろうか!?って思ったけれどSixTONESの代表曲の一つとしてすごく頭に残るし彼らの声色にとてもあっているなって思います。
ダンスバージョンもあり*4そこで定点にすることでわかることが沢山あるので見ごたえがあるんですが、個人的にはお衣装が変わる前の和風~~!!なのが好きなんですけれども。バージョン違いもぜひ見る機会があったらいいなあ。
主題は何だろう
主題として何が伝えたかったのかって言うと「少年よ大志を抱け」なのかなって思ったのと「少年の日は戻らない」という…あの…スタンド・バイ・ミーでめちゃくちゃ言ってたあれかなって思いました。
同じ日を続けているようで、無作為に、ただダラダラと過ぎていく日々に享受するのではなく一日一日を必死に生きていけよ的なコンセプトなのかなあとも思ったり。
ただ、冒頭のあらすじに書いてあった「いつしか二人は親友に」というフレーズに「そこまで親しくなる過程がっつりじゃなかったね?!」って驚きました。もうちょい…もうちょい掘り下げて…ジュン(京本大我)とジョー(ジェシー)のやり取りがないと置いてけぼりくらうなっていうジレンマ。
赤房(SixSTONES)側の子たちが”何をしたのか””なぜ少年院にいるのか”という描写がある一方で「君はなぜここにいるんだ…」と森本慎太郎くんと田中樹くんの登場人物には首を傾げてしまったので(同じ”赤”だったから多分余計に)、そこらへんの詳細がほしかったかな。
大検の精神的に追い詰められて追い詰められて家族のこと、勉強のことで必死になってしんどくなったときにある瞬間にブチッときてしまった瞬間の描写の松村北斗くんの目がめちゃくちゃ虚ろだったかんじが非常に私は良いなと思いました。松村北斗くん、坂道のアポロンで出ていましたがその時の「もうちょっとこの人どんな人なのか知りたい」感より好きです。CV岡本信彦からCV斉藤壮馬になったかんじを受けました(?)
一方で青房(Snow Man)の子たちの人物像がコンパクトであったように思います。
岩本君の登場人物の子の家族環境が悪い(母親からのネグレクトを受けていた結果)中学の時に出会ったクロがジョーとつるんでいたのに距離を置かれた結果行き場を失い彼は暴力団関係で暴行を受け亡くなったという流れで逆恨みしているわけです。
そこの因縁がもっとがっつりがっつり書かれてても良かったかなと思うのですけれども(それこそジュンを通してクロを見ているとか有り得そうだなとか)(一方で人一人見捨てているのに、のうのうと生きていることが許せないというところももっと欲しかったかなと)。そこらへんの内情ぐちゃぐちゃ感について青房の彼の仲間たちは知っているのだろうかという疑問もあったりとか。
「弟」の流れに関しても結局消化不良で「そこもうちょい…もうちょいこう・・」って思ったんですが、あれは「弁護士先生がジョーと同じ先生」という認識でいいんでしょうか。そのへん私の読解力が足りなくてどういうこと?と首を傾げていたわけで。
また、川崎皇輝くんの素直なお父さん大好き感すごいいいんですが、彼がいることでおきる変化は何だろうとか、ここを親子の絆として描くならそこに繋げて何が起きるのだろうとか。
こう、見ながら考えていくと、
例え、父と志は違っても、それを乗り越えて、若者が未来を作るのだ。
親から子へ。子からまたその子へ血は流れ、永遠に続いていく。
それが本当の永遠の命だと、俺は信じる
って銀河鉄道999でハーロックが言っていたことなのかなあとか。あれもまた鉄の心臓を求めての少年が大人になる旅路でもあったなあとか。
横山裕くんの「徹底的に叩き直してやる」という高圧的なのは過去に自分が足を潰されたからという描写がありましたが、それなら杖ついててもいいかなとは思ったんですが(まぁそれやると相手に高圧感が出ないってのもわかるんですけど)、最初いたぶられていたの看守ってまったく気づかなくて(※途中で倒れた黒房の子かと…)「あっ、あーあなたでしたかー!」って途中で気づく有様だった。
黒房に関しては全員どこかちょっとつかめない部分が強くて(彼らの性格を知らないというのもある)、その中でけんたくんが医療監獄に入れられたあと息を引き取るまでの過程を考えていたら突然のHappyに「?!」ってなりました。めちゃくちゃ明るい曲で、いやこの曲とっても好きなんですけどどうしてそうなったって驚くしかない。
ここではじめて聞いたのですが「すっごいアニソンのEDぽくて好き」でした。可愛い曲だった。
しかしめちゃくちゃ光飛ばしてめちゃくちゃ天気がいい場所でめちゃくちゃ現代的私服で躍動している姿がこう…なんか……「現実(少年院)と理想(本当は自由だ!)の対比」にしてもそこに引きずられる鎖みたいなものにう~~~~ん???って首を傾げていました。死者の国的なレ・ミゼラブルの最後の民衆の歌的な…?と首かしげていました。
あとジュンとジュンの友達のハヤトくんの関係ですが、ハヤトくんは特捜9で井ノ原さんと共演されている宮近海斗くんだったので*5あ~!!存じ上げている~!!となっていました。あとえび座でも出ていらっしゃるので「あ~!」っていう現場が多いっていうのもあり、「顔は知ってるぞ!!!」「名前も知ってるぞ!!!」っていうあれそれ。
TravisJapanの子たちはとてもきれいに揃ったダンスを踊っていて、定点カメラで動画もあげてくれるのがダンスもの好きとしてはLock Lockがすごい好きでして。
倍速必死に踊ってるやつも見ましたが、彼らの「ダンスに特化している」ということを自負し、さらに続けていこうっていうスタイルと「揃っていることが最低限のライン」に入っていて、そこから何をするかと広げていくかんじが見ていてワクワクします。
ダンスしりとり→https://www.youtube.com/watch?v=_lo2E0ufBm0 とかも見てて楽しいなって思います。
メンバー全員の個性がどうこうというのはわからないのですが、切れのあるダンスと、ダンスがうまいからこその「これを見ろ」が明確なのは見ていて楽しいですし、全員力の抜き方が独特なのに揃う不思議がすごい。このへんも好きです→Travis Japan【ダンス動画】Happy Groovy (dance ver.) - YouTube
で、まぁ宮近くんが出ると聞いていたのも知っていたし謎の映画+実演っていうのをやるっていうので何故か宮近くんが一人で「夢のハリウッド」をやられるということを聞いていたからこそ。
「えっ作中で夢のハリウッドやるの?!!!!!!」って思ってまして。
こちら夢のハリウッド。ABC座でもお馴染みですね。
内容見ているうちに「ハヤトくんジュンとの夢を叶えるためにお店開いて夢のハリウッド一人で歌うのだろうか…」とか思ってたわけです。
そんなわけなかった。やらなかった(笑)何にしても特捜9でまた躍動している宮近くんのお芝居期待しています。頑張ってください。
てっきりプリズンホテルの支配人がハヤトなのかなとか思ったんですけれども、そこの料理長が彼という描写もないのでどうやらそうでもないらしい。
なんかこう…彼の…彼のなんとも言えぬ悲しさというか哀愁みたいなのはどこかで昇華されないのだろうか…悲しいがすぎる……。
子供らしさが死んだとき、その死体を大人と呼ぶ。
(When childhood dies, its corpses are called adults.)
ブライアン・オールディスの名言のひとつなのですが、この作品は「少年院」という「罪を犯したものが収容される狭い世界」のなかにいてその常識と自分のズレと葛藤しながら変わろうとする物語です。しかしまぁなんだ脱獄計画としては「利己的すぎるし自業自得だし、それなら最初からやらなきゃいいじゃない」という法を犯していない側の人間として思う次第ではあります。
その中で最も「ジョー」のために奔走したジュンが死ぬというセンセーショナルな出来事で幕を閉じる(→脱走計画はほぼ失敗)わけですが、それでも「新しい命」に会いに行くということは成功しています(嫁からすりゃ旦那お前~~~刑期伸びるよ~~!!ではあるけれど)、ここで伝えたかったことはなんだろうって考えます。
人が死ぬ。孤独な少年が友を得て、それでも志半ばで死ぬ。その死を受け止めて成長し、前に進み、変わっていこうとする。その「変化」なのかなあと。
ただ、それを言い出すと看守が目の前で「ジュン」が死ぬことによっていろんなことを多分考える(→ジョーを見送る時に「二度とお前の顔を見たくない」という言葉につながるのかな)けれど、じゃあケンタに関しては…?死に際見ていないけどさあ…そこは響かないのか…とかいろんなことを考えてしまう。
あと看守10年ちょいで見かけめっちゃ変わっててなんだなんだ推定年齢がいくつなのかさっぱりわからなくなってきたぞ?!とオロオロしてました。
また、お芝居に関して言うと養護施設の戸塚祥太さんの演じていた人(施設の職員でいいのかな)がそこまで親しみを覚えているのはなぜだろう(一緒に育ってきたからだろうとは思うけれど)、とか「言葉が少なさ過ぎてそこで完結される関係に見ている側が行間を読みながら探り探りしている状態」っていうのがなんか不思議で。けれど戸塚さんの淡々と文章を朗読するところと、そこに対しての表情を微妙に変えていく京本大我くんの流れが好きでした。もうちょっとここの関係もわかったらいいなぁ。施設を出た上なのか、それとも現在進行系で施設にいたからこそ彼が後見に立っているのかそうではないのか、とか。細やかな部分が分からなかったのが惜しいなあと。
このへんは書籍とかパンフレットを見れば解決するのかもしれないけれども、「映画一本を見て、どう表現するのか、どう解釈させるか」っていうのがあるといいな~~っていう風にも思うわけでして。登場人物がどうやっても多いので難しいのでしょうね。
最後のエンタメショーについて
突然のNever My Loveに流石に動揺しました(笑)
ジャニーさんNever My Love本当に心残りだったんだろうなって毎回思います。こういうのでひたすら流しているのを見ると…。
Never My Loveに関しての話に関してはA.B.C-Zの「ジャニーズ伝説」のときに色々調べてそうなのか~っていうことが多かったんですが、よもやこの「少年たち」で聞く日が来るとは思いませんでした。
▽再演のときの感想
で、Hi Hi Jetsや美 少年はじめ今回のメインになっている子達より下の世代の子たちが歌ったり踊ったり、様々なパフォーマンスを披露しているのを見れるわけなのですが「全体的に滝沢歌舞伎っぽさ満載」ってかんじで、滝沢さんとジャニーさんのやりたいこと詰め込みまくってるおもちゃ箱みたいですごかったです。
あと布使ってシルク・ド・ソレイユみたいなかんじでくるくる回っている子がいてその子が気になって仕方なかったです。体幹が!!すごい!!
加えて以前TAKAHIROさんが振り付けていたSHAKE*6で軽やかにバレエ要素盛り込んで踊っているジャニーズJr.の子がいて、その子の踊りがとてもきれいで目がいきました。軽やかで華やかであった…。
「ショウ」という形でジャニーズはこれからも色んな人にいろんな形で見てもらえるようにやっていくのだろうなあっていう印象です。そこに「かつていた人たち」が「自分たちの居た場所がこんなにも変わるのか」っていうワクワクと感動みたいなものを凝縮させているというか。てっきりあそこで空席と思わせておいてうっすらジュンが座っているのかと思ったけどそんなことはなかった(笑)
名前を知っている子は少ないのですが「この子~!!知ってる~!!」って子がちらほらいて(宝生永夢になんとなく似てるので覚えた金指一世くんとか実はこっそり応援しています)、そういう意味も含めて「新進気鋭の子たち」と「現状引っ張っている人たち」の融合感がありました。次代を似合うのは誰だ、みたいな要素も多分孕んでいるのかな……とか個人的には思ったりとか。
作品として面白い/面白くないという二分したときに自分がどちらと言われると「ジャニーズという世界のエンタメ」に慣れているかどうかでの受け入れ体制って変わってくると思うんですよね。これを映画として見るのかそれとも俳優(役者)たちを見るための「エンタメ」として見るか。ストーリーで見るのか、演出で見るのか、ダンスで見るのか歌で見るのか。その全部を含めて、私は「ジャニーズ」を一番冒頭に言ったとおり「ある程度の認識はしている」ぐらいの人間であることも含めて「はは~~はぁ~~そうくるか~~!」みたいな感じで鑑賞しました。
多分殆どわからないでいくと「なんで???」っていうのと「顔が覚えられない」っていうのと「展開がなるほどわからん」でオロオロするんじゃないかな、って印象です。
ただ、多分これは私が「少年たち」という世界を本当にミリシラレベルだからこその意見で、普段彼らを追い、もともとの「少年たち」を見ている人たちからしたら意見も分かれてくるのかなあ…と。そんなかんじです。
でも、何にしても皆がいろんな経験を経て、チャレンジするのはいいなあと思いました。赤vs青のシーンに関してはエイプリルフールネタとはいえ今話題の「EZ DO RAP」でヒプノシスマイク×キング・オブ・プリズムのキンプリとヒプマイコラボのアレを思い出しました。
バチバチしている感じはそれはそれで私大好きなので、見ていて楽しかったです。ゴリゴリ戦うのっていいよね!!
バトルと言えばスノストでDaybreakerもよくやっていたので(A.B.C-ZとKis-My-Ft2もよくやってたと聞く)、エンディングそっちで来るかと思ってました。違った(笑)
ということで、ざっくり映画感想でした~。
2019/04/02 追記
ブログ書き終わったところ、友達から連絡をもらいました。
医療監獄に送られたケンタですが実は息を引き取ったように見せかけて生きてるんですよ…ラストでタツヤ(向井康二)といっしょに仲良く奈良観光案内してるんすわ
な なんだって~~~~?!!!!!!!
もう会えない…みんなゴメンな…の流れは?!!!え?!!!なるほど?!!!!と、一人で大混乱させられています。なるほどこれがジャニーズ・エンタテイメント…(?)
調べてみたら本当に室くん死んでいなかった。生きてた…エンディングぼやーっと見てたから気づかなかった…マジか~~そうなのか~~~!!!
さらに友達に「あのラストの横山裕くん死んでるんじゃないの」と言われて「お父さんどんだけ業を背負ってるんだ…」とまがおになりました。その発想はなかった。
*1:デイリースポーツonlineにて“少年院を舞台にした物語だが、出演者が次々に意見を出し合うため、初日を目前にしても未完成。Kis―の藤ケ谷太輔(23)は「1秒ごとに変わるのでどんどん進化していってる」。10人全員そろって裸になってシャワーシーンも披露するなどファンサービスもたっぷりで、A.B.C―Zの河合郁人(22)は「アクロバットも体当たりで披露します」と意気込んだ。”と書かれている
*2:スポニチアーカイブ(ジャニーズJr歌劇 千秋楽には違うキャスト?(芸能) ― スポニチ Sponichi Annex 芸能 ジャニーズ10年)より、"大半の演出はメンバーたちに任されており、北山宏光(24)は2日の公開稽古で「毎日ストーリーが変わって、もしかしたら千秋楽にはキャストが代わっているかも(笑い)。今の僕たちが出せるものを出し切りたい」と気合を入れていた。"
*3:“天の声”で決定!「キスマイ」CDデビュー― スポニチ Sponichi Annex 芸能
*4:SixTONES【ダンス動画】JAPONICA STYLE (dance ver.) - YouTube