柑橘パッショナート

インプットとアウトプットを繰り返すごちゃまぜスタイル

ReVision of Senceのライヴに実際に行ってみた

「お前オシゴトガタリやってるくせに全然触れてなくない~~?」ってなるのは少々個人的にあれなので「よっしゃ~~機会があったらじゃなくて行ってみよ~」ということで、友人各位に「お話したなら率先して誘ってください」とお願いしてみた所、リビジョンのファンであるくいちさんから「この日にライヴあるけど来る?」って言われました。ということで、その感想録です。

 

 

ReVision of Senceについて

はじめまして!ではあるけれど、はじめまして、過ぎてもいない。

ファンではないけれど全く知らないわけではない。

そんな状態の私ですが、知ったきっかけはフォロワーさんにお話を聞いたところからです。

amanatsu0312.hateblo.jp

 大変熱く語っていただき、「世の中にはいろんなバンドがあって作っていらっしゃるのだなあ」という印象を持った上で(先日フェスにも出ていたことを偶然知った)、今回ツアーの一つにお伺いしました。

ライヴ会場

私の行くものは普段指定席系のホール、アリーナが多いのですが、こういったオールスタンディングと言われると「ロボット魂」でいつぞやにZepp Tokyoにいったなぁとか、声優さんグループのライヴでもあったなぁとかを思い出しました。

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今回のライヴ会場

で、今回の場所ですが「チェルシーホテル」さんで開催。

場所どこだろうと調べたら東急ハンズの真横のケバブ屋でした。あっ大変横通ってる場所じゃんと驚いた。

そしてお伺いしてみたら「渋谷はライヴ会場が多い」ということです。知らなかった。

 

ライヴコンセプトについて

今回のツアーの名前は「ReVision of Sence 今日もせっせとインディーズバンドのありえない挑戦」。

 

  • 激しい曲が多いのに・・・
     【モッシュ・ダイブNG】のワンマンライブもあるよ!
  • 友達全然いないのに・・・
     対バンやるよ!
  • バンドなのに・・・
     Vo.河井教馬(ずーまーさん) 握手会を開催!
  • インディーズなのに・・・
     東京・名古屋のZEPPでやるよ!
  • リビジョンなのに・・・
     ホールでも開催するよ!

 

どのへんが「無茶しやがって」なのかはインディーズをあまり通っていない人間としては「ほほー?」ってかんじなんですけど、とりあえず友だち全然いないのにっていうのがメンタル削られすぎてやめてさしあげろ!って思ったという(笑)

握手会についてバンドなのにってのは正直思いましたが(笑)でもないよりあるほうが楽しいのがコンセプトとしてあるのは面白い試みだなあってつくづく思います。

 

今回お伺いしたのは「モッシュダイブNGの公演」です。なにせ頭ふるの慣れてないというかびっくり初心者なので(笑)見守りに行った感じだったのでくいちさんのご協力を経て見てきたかんじです。

 

ライヴの様子感想

始まる前に影ナレがあり、第一声「声優イベントみたいだ!!」でした。正直本当すいませんでした。

また、あの……こう…先日0-8でボッコボコに試合で負けるという「甲子園なのかな??」って言われかねないような試合展開をしてて、凹んでいたさなかだったので2人でそんな話をしていたわけですが、影ナレのテンションが面白かったです。

「マナー違反やると東急ハンズさんに怒られます」などなど。あとは掛け声は「宿題やってない」等がありました(毎回変わるらしい)

 

友人に「普段どこで見てるんですか」って聞いてみたら「震源地(最前ドセン)」と答えられてめちゃくちゃ笑いました。ね、熱橙地帯じゃないですか~~ゴル裏震源地~~コルリの真横だ~~みたいな。

聞いたらお値段が前列だと違うそうです。整理番号的な意味ではやく入れる的なやつですかね。イメージ的にはディズニーランドのファストパス(有料)みたいな。

 

物販はタオマフをはじめとした色んなものが販売されていてホッケーのユニみたいなものもありました。

 

私「なんで92番なんですか?あの背番号はなんです??」

くいちさん「リビジョンは自称クズバンドなので9=ク 2=ズ で92です」

私「設定がアレすぎる」

 

セットリストについてはすでにアップされていたお方がいましたが、以前おすすめしてもらってた曲がいっぱいあって「あっこれわかるぞ!」がいっぱいでした。

また、事前に「リビジョン振り付け多いんですけど、まぁJリーグ屈指の振り付け多いレパートリー数を誇る清水サポなら大丈夫だと思います」って言われていたのですが、実際レパートリーが多い。振り付け自体はそんなに難しくなかったんですが(比較対象:清水エスパルスのチャントの数々)一曲一曲に振り付けがあるのいいな~って思いました。個人的に好きだなって思った振り付けは曲名思い出せないのですが「どっから見てもビバエスパルス……」っていうあれそれ。どうやってもシャペウラランジャ。

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ひとりですっごいデジャヴュってました……なんということでしょう。

 

他の曲も色々印象に残ったんですけど(ヲタ芸仕様のものとか)これがすごい頭に残りました。

後クラップが多いので自然と拍手しやすい。「クラップは頭の上」というので育ってきている(?)人間なので自然とやってたんですが、終わってから「サッカーファンクラップが安定の大きく鳴らせる説」とくいちさんに言われてやっぱあるよなあ~~ってなりました。ゴール裏の人拍手音大きいもんね…(例外なく大きい)

後不慣れの中で様子を見てたら「後ろサボらない~!!」って言われました。めっちゃ見えてる上にめっちゃ煽られる。どこからが後ろかわからないけどとりあえずもれなく楽しませてもらいました。

 

また、MCではずーまーさんが色々お話されていました。

  • 「うちの子は本物だけどオタクやってる事二番煎じ甚だしい」的なこと言ってきた他所の事務所の人間もいる
  • 曲が良くて数こなしてればそのうち売れるよって適当なことぬかすハコの責任者もいる
  • 本当に全力でくたばれって思う(口が悪い)(でもそりゃ思うよね……)
  • 自分たちは某バンドや某バンドや某バンドにはなれない(※メジャーで売れている皆さん)(リアルに名前あがって「おっ私でも知ってる人だ」ってなった)
  • でも綺麗事だけを歌うことはできない。もっとドロッとしたものがあるからそれを歌いたい
  • しんどいけど毎日生きてる、そのしんどいをぶちまけられる場所でありたい
  • 学生時代に誰も友だちがいなかった自分がこうやってひいひいしながらやっている。自分はバンドをそういう思い出やり続けている
  • 無料イベントもやった。ただで曲を聞ける方法も作った。沢山の人にたくさん聞いてほしくて少しでも知ってほしくて続けている。次はどうしたらいいんだ、と悩むこともある。それでも、自分は全部かけてこれを続けている。
  • モッシュしてこそリビジョンと言われてしまいがちだが、そんなことはない。色んなことを挑戦する。それだけじゃないってことをする。色んなやつがいろんな形で楽しんでもらえるように続けたい。

というお話をされていました。

後曲によって投げチューとかもしてました。すごい!ジャニーズで見た!!!(可愛いって思ってねえだろっていいながらやいのやいのしてるの面白かった)

 そして、お話の一つ一つに重みがあって、こう、なんだろう。

「今がいいなんて全然思ってない」「だから次にいくために必死こいてやっていく」「俺たちを馬鹿にした連中くたばれ」みたいな反骨精神とクズだけどだからなんだそれでもやることはあるんだやりたいんだっていうのが詰まっててもうなんか…うっ…ってなっていました。しんどい。そしてわかる。0-8で負けた人間にはこころが刺さる。

 

また、画面には歌詞が掲載されていたので何と歌っているかがわかるのが非常に優しい仕様。

とりあえず「ヨノナカカオ」と「今日もせっせとクソビッチ」はこころがしんどくなりました。ヨノナカカオは本当なんか…美人は得するというけれど美人になった瞬間手のひら返しされまくるような整形漫画とか見てると逆にその事実に対して「自分たちが評価されなかったのは結局顔のせいだったのか」っていう自分で自分の首締めるような様相にしんどい、皆それぞれそれぞれにいいところあるのになにこれ不条理~!!って思っている人としてグッサグッサ刺さりました。しんどい。

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また、「今日もせっせとクソビッチ」っていうのはタイトルからして「い、いいにくい声に出していいにくいぞこの曲名…!」って思う反面で、歌詞掘り下げて見て見るとインスタのキラキラ女子や匂わせ女子について色々横行している昨今(ジャンルがジャンルなのでよく話題になってくる)(昨年の某アイドルの未成年飲酒の方の相手の子のまとめ見たらああ…ああ…ってなった)で、その立ち位置にいる子たちの曲なのかなっていう部分があってこれも「ウッ…」となりました。曲がアップテンポでテンション高い系だからこそのギャップがひどい。しんどい。

 

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曲名からして、最近出た曲なのかなと思ったわけですが(今回のコンサートツアーの名前に似ていますよね)、そのとおりっぽい。

 

 また、いつもはアンコールは2曲ということでしたが今回は1曲。

「じっくり聞かせて、じっくり噛み締めて欲しい。そういう気分だ」ということでした。

披露された曲は「負け続けの日々」で、曲のタイトル言われて「おおお」となったし正直自分が一番聞きたかった曲なので反射的にガッツポーズしました。0-8の後に聞いてう゛っ……ってなったけど、それって選手が悪い監督が悪い誰が悪いってあら捜ししても仕方ないのと一緒に「どこかでなにかに当たらなくてはやってられない自分」もきっとあるんだろうなってお通夜状態のTLを見ながら思っていて、そのへんがうまく折り合いつけられないモヤモヤを抱えているんだろうな…っていうのを曲を聞いて改めて痛感した次第です。

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見える…見えるぞ…帰りのバスの中の状態が(見えない)

何にしても、この曲がすっごく好きで、サポ的に「うわ~~うわ~~…うわ~~!!(n回目)」ってなっていたからこそ、リビジョンの方々が「まだやる」「もっとやる」「できる」と足掻こうとしているところがどこかリンクして見えて「頑張れ」というべきなのか何というべきか言いようのない気持ちになりました。

 

「しんどくて、ドロッとしたもの」があって、そういう意味でとても土臭くて言葉もむちゃくちゃ悪いバンドであることは間違いないです。

くたばれとか世の中で使うことなんて早々ないし、あの、ライヴ中に率先して中指立てているのを見て「文化の違い」とはわかっていながらもやっぱり「ええ…(困惑)」ってなった部分があるのもまぁ事実です。別に100%いい子ちゃんなわけじゃないんですけどね(笑)

ただ、その一方で「そういうのもまた、認めて、全部ひっくるめてまとめて引きずって生きていくしかない」というしんどいものをわかって、受け止めて、引きずって自分も、ファンも、みんなも生きていくから、同じだからっていうのを言ってくれるのがすごくいいなと思いました。

まぁアンコールのときに謎の「今日のずーまー」ということでボーカルさんの本日のパフォーマンスで印象に残ったところを他メンバーが弄り倒すのがすごく不思議な光景でしたが(笑)

 

見に行ってよかったと思えるバンドでした。くいちさんお誘いありがとうございました!!

 

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話題の最前列

帰りにちらりと見てきた最前列が近すぎて動揺しかしなかったです(笑)

後バンドのメンバーさんのお一人が「すごく愛想の良い柴崎岳選手」とかそういう…こう…「なんかわかる」が詰まっていたのも面白かったです。あとFC会員の方は最後ハイタッチイベントがあるんですけどその様子についての説明が「実質フォトパルス」とか、お見送りに関して「シーチケ会員ができるあのガチャみたいなやつ」って言われて「ああ~~」ってずっとうなずき倒していました。最後くいちさんがフォトセッション…チェキ会?しているのを眺めつつ(楽しそうで良かった)、今回の感想は以上になります。

ZEPP、しっかり埋まってますます進んで行ってもらえたらいいよな~と願うばかりです。お疲れさまでした!

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