推しを!推したらしめる推しの良さをひたすら聞いていたい。それが「オシゴトガタリ」。気づけば29回目となります。あっという間ですね。
知ってる……?後1回で30回になるらしいですよ…30回については1年前に「30回いったら本にしたいね~~」といううっかり発言からです。
ページデザインとかも色々あるので難しいんですけれども、インターネットという世界の都合上、どうしてもブログというのはある日突然消えるのであの日あの時あの場所で*1あなたが思ったことを形にしていけたらいいなぁというほのかな願い。どういう基準でどういう形になるのか?ええ、まるで決まってません。
オシゴトガタリについて
- 「推し事」をテーマに色んな人にあなたの推しって何でしょう、とお伺いする企画です。
- このブログの管理人が、「推し(好き・応援・大切・考察対象等マルチな意味を指す)事」をしているフォロワーだったり名乗りを上げてくださった方に対してインタビューしています。
- 「無理しない」「楽しい!を人から教わる」ことを基準に行き当たりばったりで行っています。
- 1ミリも知らない(ミリしら)のものなら「そのもの」を教えてもらって知っているものなら「この人はこういうところが好きなんだな!」と感じる。
それができる場所。それが「オシゴトガタリ」です。
今回のお題は「三浦大知」くんについて。アーティストとしてバリバリ第一線でご活躍中ですね。私自身も大知くんのライヴにいったり様子を見たりすることを楽しんでいる人間なのでここは別の角度から楽しまれている方からお話をお聞きしたいということで、なつめさんにお話をお伺いいたしました。
なつめさんに関しては「大知くん楽しいな~!!!!!」ってなりたての頃にいっぱい色々教えていただきました。
当時は本当に有難うございました!!ということで「現場で見る三浦大知くんの良さ」「映像で見る楽しさ」「そもそも三浦大知くんというエンターテイナーを楽しんでいるなつめさんのお話」をお聞きしていきます!
- オシゴトガタリについて
- 三浦大知という人を知ったきっかけ
- 映像としての「三浦大知」の魅力
- 「音楽」「ダンス」そして「三浦大知」
- 「球体」という世界について
- ライヴならではの三浦大知という人の魅力
- これから三浦大知という人を知っていくあなたへ
- お話をお伺いして……
三浦大知という人を知ったきっかけ
ーこの度はご参加ありがとうございます、無理いってすみません……!早速ですが、なつめさんが三浦大知くんを知った切っ掛けについて教えて下さい!
大知くんのことを知ったのはFolderのデビューのときからです。
(大知くんといえばおなじみ「Folder」!めちゃくちゃ当時からお歌がお上手でびっくりします。でも面影があるのがいいですよね。そしてかわいい)
(調べてみたらDVD-BOXとかあったんですね……すごい…!)
小学4年生9歳であの歌唱力とダンス、しっかりした受け答えも含めてすごく衝撃的だったのは覚えています。
声変わりでお休みに入ったのも、ソロデビューしてFolder時の大地表記から本名の大知になったのも覚えてましたが、自分の感想としては「あ~あのFolderの子か~」くらいの感じでした。
(沖縄出身の方々が最前線でバリバリ話題を持って行った頃ですね!SPEEDもそうだったのを今知りました……でも確かにダンス綺麗でしたし言われてめちゃくちゃ納得してます。ポンキッキーズのイメージ確かに!過去のライヴで満島ひかりちゃんが登壇してポンキッキーズネタも披露していらっしゃいましたもんね……)
ーデビューの時から知ってるの羨ましいです!今映像見ても面影ありつつすごく丁寧なのがわかりますよね……親御さんしっかりしていらっしゃる……。
面影めっちゃありますよね。
ちょうど沖縄アクターズスクール出身の安室奈美恵さんやMAX、DA PUMP、SPEEDと同じ事務所の先輩たちが売れていた時代なのでFolderも話題性がありましたし、ポンキッキーズなどで活躍してたので記憶ははっきりあります。
大知(当時は大地)くんが声変わりでお休みに入り、女の子だけのFolder5にグループ名が変わったあとも彼女たちは活躍してましたので……
お休みの期間が終わり、ソロデビューしたときも偶然朝の情報番組か何か見てた記憶があります。
今まで「大地」くんだった名前の表記が「大知」になっていてあっ、こっちが本名なんだ~と思った記憶が。
それから三浦大知=Folderの子=歌とダンスが抜群に上手い、くらいの知識はあったものの特に接点がないままでしたが、2016年8月末に「仮面ライダーエグゼイドの主題歌に三浦大知」というニュースを見て、「えっ、そんなん絶対かっこいいじゃん!!!」となぜかニュースで沼に落ちました。
(みんな大好き私も大好きEXCITE!!!!!!!!!わかります!!!いいですよね!!!!!)
ーニュースは文字か映像だったか覚えていらっしゃいます?
エグゼイドの主題歌を歌うというニュースを初めて目にしたのは2016年8月30日のネットニュースです、はっきり覚えてます。
(この辺のニュースですかね……?)(ちょうど仮面ライダーエグゼイドの製作発表があったときですね!当時エグゼイドのLv1見て「大丈夫かこれ」「ついによくわかんない枠に…」と割とそっちにざわついていた思い出があります)
その瞬間「わっ、絶対かっこいい」「間違いなく推せる……」と。本当に不思議なくらい、その瞬間から大知くんの沼にハマりました。
ー実際のEXCITEを聞いてみていかがでしたか?
EXCITEを最初に聴いた印象は、メロディ、歌詞、アレンジのどれもめちゃくちゃかっこよくて一年間これがニチアサで流れるのがとても楽しみでした。
大知くんのファンはもっとR&B色の強いセクシーさのある曲などが好みという方も多いので、もっと前からファンをされてる方たちには若干異質というか違う路線のように感じた方もいらっしゃったかもしれないですが、私はまだファンになったばかりだったので違和感なく受け入れました。
(EXCITEはダンスも楽曲もパフォーマンスもお歌も作中に流れる主題歌としてもすごくかっこいいですよね……。イントロから「きた…きた…」ってソワソワします。私もEXCITEからなので、彼のイメージだと(RE)PLAYやEXCITEに盛り上がってしまうのですが、「攻めたなあ」とかいろんな感じ方がきっとあったのかな、となったのかな~なんて。セクシーな曲、そしてmusicやUのような可愛い感じの曲との幅がとても広い方なのでそういう意味では多面性がとっていろんな形として楽しめるのが良いですね)
Folderのときもそうだし、それまでも三浦大知という存在に触れる機会は何度かあったのにハマったのは随分あとだったので今となっては「何であの時私はもっと聴いたりしなかったんだろう」と悔やんだりはします。でもまぁ何かしらハマるタイミングみたいなのはあるんでしょうね……。
大知くんの素晴らしいところはファンの皆さん誰も古参とか新規とかにわかとかそういうことを気にしてなくて、Folder時代から応援してる人も最近ハマった人も本当に同じように「大知くん素敵だよね」と一緒に楽しんでいるところだと思います。
(外のもの、中のもの、お互いのものを否定せずそれもまた良いところとして楽しんでいる印象がすごくあります。だからこそたくさん色んな人に「どこか行けばいいの!?!!」ってなったときに教えていただいて(なつめさんには本当にその時お世話になりました)その空気感からずっと楽しい!!をもらえている気がします。いつも楽しいをありがとうございます!)
映像としての「三浦大知」の魅力
ズブズブ沼ってからはYouTubeでMVを見まくり、購入したライブのBlu-rayをヘビロテ、一気に彼の歌とダンスのかっこよさにハマりました。
ーYouTubeにMVもライヴ映像もあるのは大知くんの強みですね!
MVはフルサイズのものがあまり多くないのが少し残念なのですが、それでもどのMVも三浦大知の魅力が詰まっています。
大知くんの場合、ミュージックビデオと同時にコレオ(=振り付け)ビデオを作っている作品も結構あります。
そちらではミュージックビデオよりさらにダンスに重きを置いた映像作品になっています。
ライブもCOLORLESSツアーの「COLORLESS」、ONE ENDツアーの「飛行船」、FEVERツアーの「FEVER」など数曲ですが公式に公開されてるので、少しでも多くの人の目に届いて欲しいと思っています。
▽COLORLESS
(実際に音楽で聴くのと「見る」のとで全くインパクトが違いそうですね。飛行船だと「曲」と「映像」での解釈がまた大きく異なってきそうというか……同じCOLORLESSでもコレオ*2と実際のライヴ映像で印象も違うのがすごく伝わります。そして毎度思うんですが歌唱力おばけ……)
(ONE ENDの飛行船。此方は大知くんの「球体」から飛び出してのONE ENDだからこその魅力が詰まっているのかなぁと感じました。ライヴで見た時に「やるの!?!!!飛行船を!!!!!?」とすごく驚いた思い出があります。バリバリゴリゴリ踊りながらも、しなやかさと美しさがある踊りで見ているとき惹きつけられるものがありますね……飛行船も定点カメラで見る機会がもっと欲しいなあというのが一人のファンの無茶なお願いだったりします(笑))
(FEVERのときにすごく楽しそうに歌っていらっしゃいますよね!!!にっこにこ笑いながらにっこにこ踊っている姿に見ていて惹きつけられるものが沢山詰まっていて楽曲と、そしてダンサーとバンドと、ファンと「みんな」で作っているその瞬間が愛しくて楽しくてたまらないのではないかなぁと感じるばかりです。4年前から今日まで毎日毎日「ブラッシュアップ」して「進化」していく、けれど決して「懐かしい」とかそういうのではなくいつ見てもハッとするような新しさがあるのがとても三浦大知くんという人の良さなのかもしれませんね……改めて見て「ライヴに…ライヴにいかせて…」という気持ちになりました……)
ーなつめさんのおすすめの映像はありますか?
YouTubeだと「Right Now」のリハーサル動画は特に沼落ちしたころめちゃくちゃ見ました。
(定点のおかげでステップがすごくよく分かる……そして1:00ぐらいの振り付けがめちゃくちゃ好きです。きれいなのと勢いがあるのとの相乗効果isとてもいい……)
ーリハ動画!いいですよねリハ動画!!!私も大好きです……。大知くんをしったおかげで感じたご自身の変化などはありましたか?
それまで私にとって「ダンスの上手い人」はあくまで「ダンスの上手い人」でしかなく、かっこいいとかそういう感情までは繋がらなかったのですが、大知くんのダンスはかっこよくて、美しくて、こちらまでドキドキして、感動する、何度も見たいと思えるものでした。
ライブはもうどの時代のも、その時の三浦大知にしか表現できないものが表現されきっていて、選べないしどれもめちゃくちゃ見ています。
「球体」というアルバムは独演の映像も含めてまるっとすごい作品なので、一旦入り込むと抜け出せなくて繰り返し聴いて(観て)しまう作品です。
(「初めての三浦大知」で友人を引っ張っていったら【イメージと違いすぎてびっくりした】【でもこれはこれですごく好き…】と感じ入っていた印象があります。球体、考察するのもよし、フィーリングで聞くのもよし、さまざまな見方がある素敵なステージですよね。またやってほしい)
(映像も見てて楽しい。グラフィックがきれいなのと縦書きで螺旋を描くこの世界というのがまた…こう…わくわくしますね…)
「音楽」「ダンス」そして「三浦大知」
ー三浦大知くんというと先程も上がりましたEXCITEがやっぱり上がりやすいですが、それだけではないところも魅力ですよね!
本当に大知くんは曲に応じて多様な面を表現できる素晴らしいアーティストだと思います。
単純に歌がうまい、ダンスがうまいだけではなく彼の天性のセンスと培ってきた表現力の豊かさを感じます。
通常のソロ曲でもそうですが、他のアーティストの方とコラボした楽曲でもそれを感じることが多々あります。
たとえばSUGAR SHACKという日本の男性R&Bシンガーを集めた音楽プロジェクトではゴリゴリのR&Bシンガーになり、絢香さんとのコラボでは優しい癒しボイスになり、どんなコラボ相手でもどんな楽曲でもその世界にチューンすることができるけどでも三浦大知の存在感の芯はしっかりあって、だからこそ多くの方と共演しているのではないかと思います。
(初見「なんかとんでもないことになってる…?!」とすごく驚きました。宇多丸さんとの「No Limit」もすごいなあとめちゃくちゃ驚いたので、その中でR&Bを歌っている三浦大知くんというギャップというか……本当に多様性の塊ですよね。ニコニコ子供のように満島ひかりちゃんとジャカジャカジャンケン歌っていたとは思えない人で「へあ?!!!」とへんてこな声を出したのを先日のように思い出せます…)
(ハートアップに関してはなつめさんのご指摘通り、「えっこの曲とこの曲同じ人なの!?」ってすごく驚きます。Blizzard*3あたりと近かったので余計に「えっ…えっ…?!」と脳内で風邪を引くばかりでした(笑)「どういう曲なのか」「どういう印象なのか」「誰と歌うのか」でどういう風にでも作れるのかな……と驚くばかりです。それこそ久保田利伸さんのLA LA LA LOVE SONGも、オリジナルがとても良いからこそのリスペクトが凝縮されて作られている大知くんの謳い方がすごく素敵だなぁと思います。)
ー本人のお人柄の良さも出ているからなのかもしれませんね……聞くのがお上手と言うか、「お話」することも上手だけれど、一旦受け入れて、その上でゆっくりと読み解いてくれる姿が印象的です。ちなみになつめさんのおすすめ楽曲はありますか?(映像でも大丈夫です!)
わぁ……本当に難しい質問ですね。一応、YouTube公式(avex)にあるものの範囲内で選びました。
Good Sign
YouTubeに上がっている大知くんのミュージックビデオ(コレオビテオ)はフルサイズじゃないものが多いのでそこがちょっと残念ですが、この「Good Sign」は1台のカメラでワンカットで撮っていて、広い部屋の中をダンサーと巧みに向きと位置を変えながら踊っているのがめちゃくちゃおしゃれでかっこいいです。
(ハイタッチから長回しで一糸乱れぬ流れで踊りが揃っていて、その上でリズミカルで心が弾むような音楽との相性も非常によく、このカメラ回している人も絶対楽しいだろうなぁと(すごいスピードで皆さんが移動とかも含めて動かれるだろうから)見ごたえがある、単純に映像として「見て」も、音楽として「聞いて」も楽しいですよね!!個人的に1:45のところの足と手の揃い方がエグくてめちゃくちゃ好きです。セクシーでありながら「子供っぽい」「いたずらっ子」の笑い方がすごくギャップが良い。おしゃれで良いですよね………!!!)
Unlock
この楽曲はs**t kingzと踊っているミュージックビデオ*4とコレオビデオがそれぞれ存在しているのですが、さらにそれとは別にこの楽曲の振付をしたダンサーの菅原小春さんと二人で踊っているバージョンがあり、この楽曲も同じように1カメラのワンカットで撮っています。
正面も決まっておらず、カメラのレール以外何もない削ぎ落とされた世界で踊ってる二人の迫力に息を飲みます。
このようにワンカットで撮られている作品はいくつかあって、大抵の場合派手なセットや派手な演出もありません。「U」という楽曲のMVの場合は最初CG背景から始まりますが、すぐにクロマキーの布を自分で取り払いそのままダンスが続きます。
途中で雨(実際は雨じゃなく水ですが)が降る演出がありますが濡れたあとに失敗するとやり直しが大変なので失敗が許されない緊張感の中撮影したそうです。本人も「褒めて欲しい」とおっしゃってましたw
(Unlockはまさにシンプルな人対人だからこその良さが凝縮されていますね。白と黒で統一されていてどちらかというと白で、二人の目線や動きがガチャガチャしたお洋服やセットではないからこその映える感じがします……。個人的に1:30ぐらいの小春さんの動かない状態からくるりと動き回る流れがすごく好きなんですが、ダンス一つにしても「動く」「止める」の流れが美しくて一時停止ボタン押したっけ……?と思わずボタンチェックしてしまいます(笑))(その上でライヴ映像→https://www.youtube.com/watch?v=lHt7UcItnDgを見ると「なん……なんだと……?」となりますよね…あんなに動いているのにCD音源がすぎる…)
Look what You Did
ハウスとトロピカルを合わせたおしゃれなサウンドで刻むステップの緻密さ、消え失せた重力、もう意味がわかりません。
これはミュージックビデオなのでもちろん音源は別でリップシンクですが、ライブでもこれ歌いながらこの細かくて複雑なステップ踏んでるんで本当に意味がわからないです。
(ライヴで始めてみた時に「流石にこれリップシンクでしょ……」ってめちゃくちゃ驚いた思い出があります。……え?歌ってるの……?よく三浦大知くんは「どうしてそんな息切れせずに歌ってるんですか?」という問に「マイクを外してゼーゼーいってます」と言ってますが、正直この曲でゴリゴリ踊って(0:43あたりからの切り替わりから何事もなかったかのように歌をすっ……と入るのを毎回聞いて「ウソだろ」って顔してます。宇宙猫不可避)いるので、実は複数いるんじゃないかとか、本当に首を傾げます。最初ゆっくりだったのにだんだんステップが細かくなったり、フォーメーションがめちゃくちゃキレイに揃っていたりと三浦大知くんも勿論なのですが音もダンサーもカメラも全部が「カチッ」とはまったからこその楽曲だなとも思います。そして気づけばループしているというトラップ。おしゃれな楽曲で、「難しいことを何もなかったかのようにさらっとこなす」というのが本当にびっくりします。整っている……美しい)
Right Now
なぜかMVが2つに分かれているのですが
www.youtube.com
(part.1)
(part.2)
もうね、三浦大知のダンスは何にも属さない三浦大知というジャンルだと思います。
セクシーでかっこよくて繊細で……このミュージックビデオ好きすぎます(全部好き)
(Right Nowはライヴの鉄板曲の一つという認識なんですが(ファン人気も高そうなイメージ)(私も好きです)2:29のくだりの足のステップがすごい好きなんですが!!!こう、狭いところから開けた所での違いや近距離での見せ方、遠距離での見せ方がよくわかった作りをされていますよね!!!そこから女の人との絡みも含めて「きれいだなー!!!」と!セクシーなんだけど決していやらしさは感じないというか……こう……ニュアンスが難しいんですが…。この上でダンスがキビキビ動きながらなのがいいというか。昼/夜でのメリハリもぱきっとしていて、Part2の0:48の大知くんからダンサーさんに派生する流れがめっちゃ好きです……曲もテンション上がるし踊りも楽しいし「三浦大知」を凝縮しまくっている楽曲としてワクワクしますね!!!!!)
Yours
挙げる数が多くなったのでやめておこうかとも思ったのですが、やっぱり今訊かれているからには「Yours」は外せませんでした。
このコロナ禍で大知くんとUTAさんというトラックメイカーの方で作った楽曲です。
この困難な時代に「これは人生」という歌詞から始まるこの歌は「俺の物語」「何をどうするか選び続けたい」と力強く続いていきます。サウンドのかっこよさと歌詞の持つパワー、そして廃墟の中でひとり踊るこのコレオビデオの説得力よ……
(大知くんのお誕生日にて発表されたコレオビデオ。その破壊力にファンの方々が騒然とされていました。そして見た私も「なん……えっおしゃれ~~いやでもおしゃれだけではないな!?」という気持ちに。ここ最近の中では「最新曲」ということもあり、ちょうど音楽番組でもたくさん出る機会があって映像の違いを見ていてステージなのか、はたまたMVなのかでも差はあるんですが、「今」だからこそ作れるものも詰まっていると思います。音楽番組ではダンサーさんたちも一緒に踊られているのですが、一人だからこその目が完全に「三浦大知」という人物にいってしまうというか。感情を爆発させて踊りに全部込めている形なのがすごく伝わってきます。勿論コレオビデオだから、っていってしまえばかんたんなんでしょうが……。音と、歌と、本人と、それぞれの見せるところを詰まった曲だからこその考えさせられる部分がたくさんありました。「俺の物語」そして「君の物語」なんですよね。とてもいい)
「球体」という世界について
ーなつめさんは三浦大知くんという人の様々な視点で楽しまれているかと思いますが、EXCITEから一般知名度をあげていった後、「球体」という形でご自身の道をさらに切り開かれた大知くんご自身の企画についてはどういう印象をお持ちでしょうか?
それまでの大知くんのイメージからも、いわゆる世間受けするJ-POPからも離れた作品を「EXCITE」のヒットなどで露出も増えた言わば一番の“推し時”に発表するのはすごいと思いました。
アルバム発売前に「独演」という形で公演が行われたのですが、それもほとんど前情報がないままで、公演を観た私も衝撃を受けました。
大知くんが「球体」を発表したのがこの時期だったのがどういう理由だったのかは分かりませんが、とにかく大きな決断だったのではないかとは思います。
しかし、大知くんが「一生続くプロジェクト」と言っていたように大知くんの大事にしている「芯」のようなもののひとつなんだろうと思いました。
大知くんがNao'ymtさんに依頼して全曲作ってもらっているのですが、Nao'ymtさんの作る作品への大知くんの敬愛と、Nao'ymtさんがその表現を大知くんに委ねられるということ、そしてその時期に発表するというファンへの信頼、事務所やレーベルがこの時期のリリースを許すという大知くんへの信頼……すべての人がリスペクトし合ってるからこそ成立した作品のリリースだったと思います。
以前に大知くんはインタビューで「流行りたくない」ということを話されていて、長く歌い続けたいということをよく話しているのですが、これはその一過性で消費されてしまうものではなく歌い続ける、踊り続けるという宣言でもあるのかなぁと思いました。
(スマホだと縦固定を外して横向きにするかPCモードにすると映像が流れます)
(”流行”ではなく、”自分”があるからこその自分の生き方で切り開いていく。まさに球体そのもののご自身が訴えたかったものを研ぎ澄ませている感じがしますね。「万人受け」という形のJ-popではないからこそいわゆる「こういうのもやるの?」「えっ…(困惑)」というのもあったかと思います。それも理解した上でやっていくというのはなかなかできないことですよね。「踊り続ける」という宣言と聞いてなるほど確かに…とうなずきました。ライブレポを書かれている方のを読んだり自分なりに考えたりもしたのですが、大知くんならではの世界観で「自分で作っていくこと」ということも含めての世界がまた一つ見られたような気がしました)
ライヴならではの三浦大知という人の魅力
ー三浦大知くんというとライヴも見どころの一つですよね!!
はい、ぜひ興味のある人は一度ライブに行って欲しいです!すごい2時間を体験すると思います。
ちなみに10/10にオンラインライブ(収録)がありました!
(当日じゃなくてアーカイブで見たんですがやっぱり三浦大知くんは「歌」「ダンス」それぞれを踏まえて見ることでの聴き応え/見応えのある人だなぁと感じました。プロフェッショナル……)
ー三浦大知くんというと、パフォーマンスのときと、MCされているときのギャップが激しいと言うか……こう、普段はふわっとした感じがしますよね…!(かわいい)
パフォーマンスはバキバキに踊ってるけど喋ると腰が低くて優しくてニコニコしてて……みたいな印象は私も同じですね。
寡黙なのかは分からないけど、言葉にはすごく重みを感じていて発するのに慎重な部分はあるのかも。
だからブログも言葉を考えてしまって苦手だっておっしゃってました。
人の話を丁寧に聞いて、真摯に答えるところが本当に素敵です。共演者とのトークやファンからの言葉にお返事するときも、上辺だけのありきたりな言葉じゃなく「普段からこういうことを本心で思ってないと出てこない言葉だよなぁ」と思うことが幾度もありました。
プライベートは知る由もないですが、でもおしゃべりは好きなんじゃないかなぁとは思いますよ。大知くんって基本どんな人相手でも礼儀正しくて謙虚で気遣いの人なんですが、一方で人の懐に入るのがうまいと言うのでしょうか……妙に距離感が近い瞬間があるような気がしてて、それが周りの方々に愛される理由なんじゃないかと思います。
(当たり前といえば当たり前なのかもしれないのですが、三浦大知くんのライヴにいらっしゃるゲストの方、バンドの方、ダンサーの方それぞれが「三浦大知くん」という人が本当に好きなんだろうなぁというのを見ていてとても伝わってくる気がします。どんな人なのか、というのは一つ、またはそれ以上のフィルター越しか、仕事をされているときの大知くんでしか汲み取ることは出来ないのですが、その随所に「丁寧」という言葉が本当にフィットすると言うか。口が達者ではないのかもしれない、けれど穏やかに聞いて、そしてインプットとアウトプットをしっかりしていかれる方なのだろうなぁ…と思っていたのでなつめさんのお話に「なるほどな~!!」とすごく頷かせていただきました。)
これから三浦大知という人を知っていくあなたへ
―三浦大知くんといえばニューバランスのアンバサダーを今年も勤めていらっしゃいますね!!
ニューバランスさんはいつも大知くんのビジュアルを最高にかっこよく撮影されてるのでもう感謝しかないです!
毎シーズン新しいスタイリングが出るたびにかっこ良さにやられています。
あとニューバランスさんは大知くんを単なる商品を着るマネキンとして、あるいは有名人だから起用という感じではなく、大知くんのアーティストとしてのスタンスとか彼の発するものに共感して起用されているんじゃないかな、と感じています。
とにかくファンとしてはありがとうございます!!!しかないです。
(昨年のお写真もすごく良かったのですが、何よりも大知くんが撮影のときに動いているときの映像を流されていて「彼らしさ」が凝縮されていましたね……!すごく相性がよくてニコニコしてしまいました…良い…)(そしてその上でのインタビューも凄く良かったですね。「今」を見据えている彼だからこその良さというか)
ーということで色々お話をお伺いしてきましたが、最後に、なつめさんの「なんとなくしか知らないけど、ちょっと気になるな~」という方への後押しというか「こんな風に自分は楽しんでるよ!」を教えていただけますか!
大知くんがライブのときによく「好きなように楽しんで」っておっしゃるんですが、まさにそれだと思います。
テレビ出演だけ追っかけるとか、曲だけ聴いてるとか、ライブは行くけど普段はそんなに聴いてないとか、いろんな応援の形があっていいと思うしファンの多くもそう思ってるんじゃないかなぁと思います。
大知くんの「好きなように楽しんで」の教えのお陰か、これをしなきゃファンじゃないみたいな感覚があまりない界隈だと思うので、自分が楽しめる範囲で無理せず取捨選択するのがいいんじゃないかなぁと。
大知くんが他のアーティストさんとコラボするときなどに「三浦大知という遊び場で楽しんでもらえたら」とよくおっしゃってるんですけど、ファンもそれでいいんじゃないかなと思います。
別に公園行ったからってすべての遊具で遊ばなきゃいけないルールないじゃないですか。
ひたすらブランコ漕いでる子もいればサッカーしてる子もいるし、全遊具遊び倒してる子もいれば公園の片隅でゲームしてる子もいるし、
だから「ちょっと興味ある」くらいの方もとっつきやすいところから入っていただければ……
答えになってなくてすみません!
でも「気になるところから」ぜひ足突っ込んでみて欲しいです。
ダンスならYouTubeとか、歌声ならCDやサブスクで聴きまくるとか、タイアップから覗いてみるとか、ライブ体感してみたい人はとりあえず1本ライブの円盤買ってみてくださいw
お話をお伺いして……
三浦大知くんという人について改めて教わっていくと、自分とはまったく違う見方や同時に「ここいいよね」「わかる~~!!」が詰まっているなぁと感じました。
その上で「それぞれが」「それぞれに」「推したいこと」を推しているなというか。当たり前に千差万別なだけに其々の雰囲気を聞くことがとても楽しい世界だなぁとも感じます。
自分が彼を知ったきっかけは完全にエグゼイドなんですが、実際に超英雄祭にいって「なんだこれ……なんだこれ!?!」とかなり衝撃を受けて何なら一番印象に残ったのが三浦大知くんだったなぐらいにスポーーーーンとうっかりFCにはいって(ほぼ終わった直後に入りました)「えーライヴあるのか!!!いきたい!!」とのっかってのっかって入っていった盛大なる新規であるにわかなんですけれども(笑)、それらを全部踏襲しても大知くんの良いところって「歌」「人柄」「ダンス」「パフォーマンス」それぞれ沢山あげていったとしても最終的に融合して「三浦大知そのもの」という概念的な答えになっています。
幕張のライヴ「COLORLESS」でのウキウキした表情がすごく印象的でした。
それぞれのライヴでそれぞれの「印象」っていうのは違って当たり前にあるのですが、ここ数年間行かせていただいて、毎回新しい発見をいただけているなぁとしみじみしております。EXCITEのときにグリーンとピンクのライトを必須にしている三浦大知くんそういうところ好き。ONE ENDのときの演出でさらっとエグゼイド出てきたところも好き(笑)
改めてなつめさんから「ここがポイント!」「ここも見て!」というのを教わりながら、意識してライヴの映像や細かいシーンを見ていった時に感じたのは、宇多丸さんが以前ライヴにいらっしゃったときに大知くんという存在について、どういう人なのか、っていうのをお話していったことがあります。今も大知くんのMVにはコメント欄では色んな意見もあるのですが、自分自身は「それもいい」「これもいい」のタイプなのもあって「勝つ」は「己に」にかかるのかなと思っています。
自分を信じ続けていけば、自分を磨き続けていけば己に克つ。己がまたさらに良くなっていく。
勿論私は三浦大知くんではないので、そのへんは大知くん自身に「どう思いますか!」って聞かないとわからないんですが、私自身がいくつかのライヴやMV、トークなどを見たときの印象は非常に謙虚で真面目で驕らず粛々とやっているお人という印象です。
「流行」にはならないというなつめさんが上げた三浦大知という人。その三浦大知くんが一気に世間に認められた「仮面ライダーエグゼイド」の曲。一躍インターネットも、そして実際のリアルの世界も、この曲から一気に広まっていったように感じます。私はLife is beautifulも好きです。
三浦大知くんが作っていく音楽はこれからどういうものになるのか、また、描いていくものはどんなものになるのか。
キレキレのダンスが次は「どんな曲を踊るの?」だし、いろんな方とのコラボをして、今までにはない印象の大知くんがまた見れるというのも確信があります。
それこそドリカムの「未来予想図II」みたいに、人の曲を歌ったらきっとまた違う印象になるのでしょう。オリジナル曲をリスペクトし、オリジナル曲をもう一度聞き直して「ああ、オリジナルもいいなぁ」となれるような謳い方をされている印象がとてもあります。宇多田ヒカルさんのFirst Loveもそのひとつでしたね。
人の歌、そしてご自身の歌。ご自身の見せたいもの、たくさんの音楽が溢れかえっている今だからこそ「三浦大知」という人が作っていきたいものがある中で、「次はどんなものだろう」というワクワクがたくさん詰まっているのは嬉しいですよね。
なんと!!!!!11月には!!!!新しいCDが出ます!!!!!!!!!!
大知くんの作品は常にBlu-rayやDVDがついてくるので、それこそサブスクで聞いた人が「実際に映像もみたいなあ」というきっかけになるんじゃないですかね…今からとても楽しみです。
表題曲「Antelope」の雰囲気が個人的にとっっっっっっっっっても好きで。素敵で色と色が重なり合う瞬間の雰囲気が見てて柔らかく、それでいて新しい次のステップが見える感じがしてワクワクします。
とてもシンプルな作りであるのに引き込まれていく強さ。求心力みたいなものが感じられる作品でラストの踊りもいわずともがな~!って感じでした。
また、つい最近パラスポーツショートアニメ車いすバスケットボール編のテーマソングにも選ばれました。
いろんな形で、いろんなタイプで、そして「色んな所からきて、好きに楽しんで欲しい」というように、応援スタイルも見方も楽しみ方も其々でいい、みんな違ってみんないいよというようなスタンスであくまでも「ナチュラル」な姿で新鮮味を与えてくれる三浦大知くんという人の面白さ、そしてどんどん「自分のスタイル」としての楽しみ方を確立させてくれるところに尊敬の念を抱かずにはいられません。
どんな形でも良い。
どんな姿でもいい。
あなたなりの「楽しみ(推しごと)をしてもらえたら」
そんな三浦大知くんだからこそ、ファンの方の楽しみ方もそれぞれで「あなたの楽しみ方もいいね!」「私の楽しみ方はね…」みたいなのが行き来しあっているのかなぁというのが、ふわっとしながらも楽しんでいるファンの一人としての意見です。
なつめさん、素敵なおはなしありがとうございました!これからもどうぞ仲良くしてください(私信です)(笑)
▽オシゴトガタリを参加してくださる方も常時募集中です。ご興味ある方、お気軽にお声がけください!