柑橘パッショナート

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official髭男dismホールコンサート「Hall Travelers」に行ってきました

昨年末、紅白歌合戦を見ながら「いいなぁ髭男のライヴ行きたいなあ。何かしらの機会探してみよう」という話をTwitterでぼやいていたときのことでした。

「甘夏さん、髭男のライヴ行きません?」とお誘いをいただきまして。よもや行けると1ミクロンたりとも思っていなかったのでめちゃくちゃ驚きながら、誘っていただいたご縁を大切に行くいくと二つ返事だったわけです。

そんなこんなで、年明け一発目、よもやライヴ初めが髭男になるとは思っていないまま、official髭男dismのライヴに行ってきました。

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Hall Travelersへいきました

※セトリネタバレしています。

 

 

 

場所が見覚えがありすぎる

今回のホールツアーである「Hall Travelers」、年明け一発目ということでどんなふうになるんだろう、どんなグループでどんなふうにライヴをやるんだろうという思いだったんですが、友人に場所を聞いたら「パシフィコ横浜国立大ホールなんですけど」と言われまして。

 

せ、聖地~~!!!!!!!!!!それってもしかしなくてもネオロマンサーおなじみ聖地じゃないですか~!!!!!!!*1見覚えがありすぎる名前でめちゃくちゃびっくりしました。

今回一緒に行った友人も「聖地!聖地じゃないか!」ということで、聖地でライヴをするというのに何だか不思議な気分で楽しみにしていた次第です。

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ぱ、パシフィコ横浜~!!!!!!!

 

代理入場のシステムがしっかりしている

official髭男dismのライヴにはじめてお伺いしたのですが、今回は「紙チケット」での入場で、しかも友人の代理(2人とも)だったこともあり本人確認の「代理」であることの連絡がすごくしっかりしていました。

チケットに名前が印字されていたこともあり、もともとの持ち主である二人の身分証明証(確認書類)を頂いて足を運びました。(今回の場合は運転免許証のコピー)

で、それを特別対応窓口にお伺いして「この人の代理できました」という旨を連絡、書類にその方々のお名前が控えられ、当事者(私と友人の代表一人)が「友人代理」ということで住所と名前と電話番号を明記した上でチケットに「済」のはんこを押してもらいました。

もともとデジタルチケットである場合はリセールシステムがあるので、できるだけ紙ではなくデジタルチケット(通称デジチケ)で行ってほしいんだろうなっていう印象です。でもデジチケだろうと何であろうとしっかり全員に対して本人確認しているのが非常に好感度が高かったです。ここまで徹しているのならいっそ清々しい。

 

で、そんなこんなで入場をしていくのですがスタッフさんが手際がとても良い。会場の中は物販やFC入会など諸々がありました。ブースで分かれている配置を見慣れているんで(ネオロマのせい)「わ~こんなかんじか~!」とかキョロキョロ楽しませてもらいました。

 

ライヴの感想「めっちゃ歌うまい」

ライヴが始まるまでは洋楽がひたすら流れていて「あーこの曲いいよね」って和気あいあいと話していました。客層は男女、老若男女とわずいろんな方がいらっしゃる印象で、賑やかな雰囲気。キッズもいっぱいいていいねえってほんわかしていました。

 

幕が上がると髭男のみなさんがずらり。確かギターの方が嵐のコピーバンドしてたって聞いたことがあったので「あの人か!」と見ながら楽しませてもらいました。

で、最初の印象は「みんなめちゃくちゃ歌がうまい」でした。本当に語彙力がかけらもない感想で申し訳ない。

もともと自分自身が髭男の歌をすっごい知っているのかって聞かれたらそんなことはなくて、有名な曲ばかりなのですが、それでも引き込まれる歌唱力と「この人達歌が好きなんだなあ」っていうのが伝わるのが楽しかったです。

お客さんの雰囲気も最初は「聞く」ということが中心だったなかで、途中で「盛り上げていくぞ~!!!!!!」という流れになった瞬間の一体感といったらなかったです。身振り手振りがある曲やコール・アンド・レスポンスがある曲もあって、初見のワタシでもめちゃくちゃ乗れました。どちらかというと「宿命」「Pretender」のイメージが強かったのですが、ゴリゴリの曲もめちゃくちゃかっこよくて、しかもお歌がうまい(n回目)。

「FIRE GROUND」かっこよすぎてしびれました。何だあれ。

 

FIRE GROUND

FIRE GROUND

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また、度は道連れ→ブラザーズの流れがめちゃくちゃ良くて、あっちもこっちもシュガーレスの頭から離れない感じがすごかったです。手振り身振りが多いからっていうのもしかりなのですが「体で覚えていくスタイル…!」っていうのもそうだし、韻を踏みながらも歌っているのすごい良かったです。「一番印象に残った曲何?」って考えた時にブラザーズのインパクトをあげるぐらいにはすごいインパクトでした。

 

ブラザーズ

ブラザーズ

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MCは「普通のお兄さんたち」感がとても良い

あれだけガシガシ歌っているなかで、ガシガシ演奏しているなかで、MCが始まったら全力普通のお兄さんたちでした。

パシフィコ横浜」「パシフィコ」「勇者ヨシヒコで仏がヨシヒコ呼ぶ時にあったね!」っていうお話をされていたり、今日今5000人ぐらい入るんだけどみんなどこから来たの?という点呼をとったりしているのが印象的。

最初ちゃんと「秋田」とか「青森」とか単語を聞き取っていたのですが、流石に5000人のお客さんがわーっと話している中だったので、聞き取れなくなって最終的に「えーーーまじでーーーすげーー!!!!!!俺いったことなーい!!」とまるっと投げているの面白かったです。それよくいろんな現場で見るやつだ!拾わなくても…無理に拾わなくても良いんだよ…!!!(笑)

また、台湾からのファンの方がいらっしゃっていて、台湾で髭男がいけるか、というお話をしていました。発音で「髭」という扱いはとても丁寧に言うかんじらしいので、中国語でバンド名いってみたところ「それは猿って意味だから違う」って言われたお話もしていました。official猿男dism、全く印象が変わってしまう。

何にしても、海外公演もやれたらいいねえってお話していて、実際海外でやってみたらどんなふうになるのかなぁって聞いてて感じました。聞いてて楽しいし、馴染む曲が多いからこそ音楽は万人に受けるし、ぜひやってみてほしいですね。

後はメンバーのお父様が横浜の大学にでていらっしゃっていて「俺達が島根大学目指すようなもんじゃん?」みたいな(横浜=都会って意味で)お話をされているのも印象的でした。島根から東京に出て4年、島根の誇りとまで言われるようになった彼らですが本当に島根という地元のことが好きなんだなーってつくづく感じます。

島根と言えば昔水木しげるロードいきたさにお伺いしたことがあるんですが、本当にごはんも美味しいし面白いところでした。またじっくりゆっくりしに行ってみたい。

 

ラストからのアンコールがすごい

あのそもそも歌詞の中で「横浜ーーーーーーー!!!」って場所のことを言ってくれるのってライヴならではだと思うんですよ。そしてそれがとても聞いてて楽しい。そう、ここは横浜!そしてここは一体感がある!そういうの聞けたのがすごくよかったです。

からの、Pretender→ラストソングの最後の最後の流れがめちゃくちゃかっこよくて。

Pretender、すごく売れた曲ですけど何よりも思うのは歌詞が失恋とわかっていてもどうしようもなくても憧れて大切で「別の世界線だったら」っていう願い方がグサグサ刺さります。違う人生になるって分かっていてもそうだったらよかったのになぁって発想めちゃくちゃわかる…えっ辛い…でも好き…そういうのいいですよねめっちゃ分かる。 

Pretender

Pretender

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 からのラストソングってすごい惹きつけるものがあるなあと思います。

これが最後の曲ですって言われた時に「え~~~~」ってつい言ってしまいがちだけど、その歌詞とメロディが凄く良くて。

このライヴはそもそも「Traveler」というアルバムを引っさげてきたものだと思うのですが、その中に入っているこの曲がすごいいいなぁと思います。ファン目線であり同時にライヴでの表現者でも有る彼らの曲でも有る。

 

ラストソング

ラストソング

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 「必ずまた、ライヴでお会いしましょう」という言葉がすごくこの曲が終わりになるにつれてボーカルのさとっちゃんさん(藤原聡さん)がおっしゃっているのを見てグサグサっと刺さります。いろんな音楽番組を通じて出会う、でもその上で「色んな人」を通じて、さらにそこから「ファンの人」がくるライヴで、ここで会おうっていうのがすごいいいな~~~って思いました。熱い。めっちゃ感慨深い曲だけど染み込んでくる曲でした。

 

からのアンコールで「宿命」が最後の最後に引っ張って来られたとき、色んなものがリンクして、彼らも、自分たちもつながっていく「宿命」のなかにあるのかなぁと感じました。

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「宿命」は私自身が彼らを知ったきっかけの曲でもあるので、イントロ入ってきた瞬間に本当にいっぱい聞いていたからこそ「うおおおお来た~!」っていうのと同時に「届け」っていうフレーズの部分に「届いた!」っていいたくなりました。

もちろんこれは高校野球の曲でも有るわけですが、なんというか、たくさんの「心を込めて、誰かに向けているメッセージ性」みたいなものがあって、きれいじゃなくてもいいし泥臭くてもいいからそれをつなげていくことっていうことがヒリヒリとしていても美しく見えてくるっていうか。まぁ私がこういう青臭さがむき出しになっているものがめちゃくちゃ好きなんですけど、聞いててうっかり泣きそうになりました。それぐらいいい曲でした。改めて「めっちゃいい曲じゃないの…」ってなるという。ちょろい。

 

宿命

宿命

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 宿命、私が推しているグループ(A.B.C-Z)がちょうど音楽番組に出るときに(Mステだったと思う)はじめて聞いて「すごい好き……」ってなったんですけど、改めてご縁に感謝だなって感じました。後日上記グループのメンバーである河合郁人さんが髭男さんに声かけてもらった(見てる、といった内容だったかな。うろ覚えで申し訳ない)お話をされていて、そうやって縁って繋がっていくんだろうな~という…こう、なんか、とても、感慨深い気持ちです。

振り返りながら

楽しかった!!!!!!!!!!!!いやなんというかすごい楽しかった。

それに尽きました。

知らないものがたくさんあって、それでも触れていく中で「楽しい」って思えるものがいっぱいあって、たくさんの「出会い」がある場所でした。ある意味で新ジャンルの開拓で、でもどこか「懐かしさ」と「こういうメロディ好き!」が詰まっていて。しかもお歌も音楽もとても楽しそうに彼らはやっているから釣られるように笑顔になっていける。そんなグループだなあって感じます。

新しく出会った曲の中で「115万キロのフィルム」とかめちゃくちゃいい曲で王道なラブソングからしっとりしたもの、ガシガシしたもの(頭ふりたい)本当にたくさんのジャンルがあるバンドで見ていて、そして聞いていて楽しかったです。

今日からはじまるドラマも髭男の曲ですね!こちらも聞けるのとても楽しみです。

【メーカー特典あり】 I LOVE...(オリジナル・ステッカー付き)

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ということで、素敵な2020ライヴ初めでした!!!

*1:ネオロマンスというゲームジャンルではパシフィコ横浜は「聖地」という愛称だったりします。これには諸々のお話があるので今回は省略。

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