再三番組のコマーシャル、宣伝にて木村拓哉さんを見る機会が増えたのと、映画館に足を運ぶたびに無限の住人の予告をやっていたことがあり、「ああやるんだったなあ」と思っていたのですが、あいにく私は三池監督との相性があんまり良くないらしくて「うーん、でもなあ」と見る前からちょっと構えていたのですが。
まぁこのブログでおなじみV6井ノ原快彦さんのNHK帯番組「あさイチ」のプレミアムトーク*1で木村拓哉さんが生番組のなかでいらっしゃったのを録画していたというのもありますし、その中で昨今の……というか、昨年のいろんな騒動*2があったのも含めて、「井ノ原君大丈夫かなあ、大変だなあ」と朝、井ノ原君のことを考えていました。
まぁ超余計なお世話ですけど。
事務所の先輩にお話をひもとくの、絶対大変だもの。いや、井ノ原さんはそんな私の心配なんて全然必要なく、するすると聞いてしまうぐらい努力されているし、キャスターとしてもインタビュアーとしても「すごいな」と思うんですけど。
そしてやっぱりすごかったわけですけど(有働由美子さんが安定すぎて笑った)とりあえずひよっこゲストから竹内涼真くんが来た日にひたすら私は顔を覆って「世の中に神は存在する…NHKにいる…」*3ってなるわけですけど。もうこれこの前の帝一でも同じこと言った気がする!(笑)よろしくおねがいしますわ。ほんとに。
まぁその日のあさイチで三浦大知君がゲストに来ているのを見て「か、仮面ライダーエグゼイド!!!!」ってなったのは私だけではあるまいて。EXCITEはいい曲だぞ…みんなよろしくな…
ということで突然の三浦くんPRですけど私三浦君あんま知らなくてですね(ごめん)エグゼイドでいつも聞いている割にあれで本当申し訳ない。先日、といっても3カ月くらい前にA.B.C-Zがミュージックステーションに出たときに三浦君というかエグゼイド出て1人で「ヤッターー!」と喜んでて(好きなものと好きなものが出るとチョロく喜ぶ輩)そこで改めて三浦君見てたら、A.B.C-Z河合郁人くんが彼のことを好きだということが発覚しました。
まぁあれです、私はあいにくとチョロいファンなので(2度目)さらにいえばえびさんたちがエグゼイド来ちゃったおかげで ノーコンクリアポーズ してくれまして。
ノーコンクリアポーズってなんぞや?というえびさんファンにわかりやすく言うと変身した後に言う「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」って決め台詞で言うポーズ*4です。
割とまじめにこれ見て特オタかつサッカーファンかつキスマイ好きの友人と「ありがとおおおございまーーーす!」と騒ぎ散らかす始末。そんなもんです。
まぁそんな河合さんが何かっていうと、河合さん超強火の木村拓哉さんファンじゃないですか。SMAPのこと大好きなうちの会社の先輩もA.B.C-Z知らなくても河合郁人は知っている有様なわけでして。
「ああ、あの、強火木村担の人でしょ?」と言われる始末です。マジかよ先輩。よくご存じで。すごいぞ先輩よろしくお願いします(?)
ちなみにそのことつぶやいたら三浦くんファンの方と木村さんファンの方に見つかったらしくてじんわりRTされてました。
今日三浦大知くんがいて、木村拓哉くんが居て、ひたすら一番嬉しいの間違いなくA.B.C-Z河合郁人くんだと思うんだけど イエーー河合くん見てるーー?!! #あさイチ
— せつな「球際!!!!!」 (@magic_rhapsody) 2017年4月21日
「絶対この人見てるだろ」と思ってたら、その日に河合君がアシスタント回のラジオ*5で木村さん本人が来た。
そのラジオ回について聞いていると、ああ大ファンの人、尊敬している(それこそ心酔レベル)人を前にして、ちゃんとお仕事できる河合さんすごいなあ、切り替えてるんだなあと思いました。アシスタントとして河合さんが頑張ってお話引き出そうとしているのを見て、さらにとっつーこと戸塚祥太くんが「イッチー(市原隼人君)出るし楽しみ」っていうのを雑誌で拝読して、「そうよなあ、やっぱり市原隼人いいよなあ。リリイシュシュもよかったしぼくたちと駐在さんの700日戦争も好きだしなあ」とウンウンうなずき、その上で「うん、やっぱり見に行った上で評価しないとねえ」という結論で見に行ってくることに決めました。
というか、「はよ映画の感想書けよ」って話ですよね!!!
すいません!!!(笑)
ということで、見てきました。
「無限の住人」について
無限の住人は沙村広明が93年から2012年まで月刊アフタヌーンで連載していた漫画が原作。
ちなみに調べてみたら2008年にアニメになり、2016年に舞台になっていました。
なおアニメ、舞台だとこのブログでは本当大変いつもヴァイスクロイツはじめネタにさせてもらってます、90年代の男性声優つったらこの人マストだろ、な関智一氏。なんてたって今スネ夫ですからね。月日というのは不思議です。アニメの評価はいまいちらしいんですが見てないのでちょっと気になります。
こちらが映画の公式サイト。
あらすじ
伝説の人斬り・万次は、妹の命を奪われて生きる意味を見失った時、謎の老婆によって無理やり永遠の命を与えられ、死にたくても死ねない「無限の体」になってしまう。
そんな永遠の時間を孤独に生き続けるだけの日々を送っていた万次の前に、剣客集団・逸刀流に両親を殺された少女・浅野凛が現われ、仇討ちの助っ人を依頼する。凛の姿に亡き妹の面影を重ねた万次は、用心棒として凛を守ることを決意し、凄絶な戦いに身を投じていく。
(公式サイトより引用)
登場人物
伝説の人斬り 万次に木村拓哉。
彼女の相棒となる浅野凛は杉咲花。「湯を沸かすほどの熱い愛」で日本アカデミー賞の助演女優賞を獲得されたことは記憶に新しいですね。
また、彼女にとっての敵討ちである逸刀流投手である男 天津影久に仮面ライダーフォーゼをはじめ今となっては人気俳優ですね。あまちゃんの種市先輩やストロボエッジ等青春ものから多種多様に動かれています。今度BLEACHの黒崎一護を演じられます、福士蒼汰。
また、万次たちの前に出てくる謎の男・尸良(しら)には市原隼人。
このほか戸田恵梨香、栗山千明、海老蔵などいろいろです。ほんと登場人物あげていけばきりがない。
スタッフ
メガホンを取るのは土竜の唄などの三池崇史。脚本はMW、MARS等を書かれた大石哲也氏。
感想
PG12というだけあってそれなりにグロテスクなシーンは多いです。腕飛ぶし。血しぶきぶしゃーだし。
ただまぁ思っていた以上にがつがつ死にまくるよって程ではなかったです。
ストーリーとしては出会いから天津との最終決戦までやるので尺の長さが見合っていない印象です。登場人物が多すぎて「お、おう、おまえは誰だ…?」と首をかしげてしまうのと、キャラクターの感情の動きがあまりにも速すぎてこちらが見ていて追いつかないというか「え、そんなチョロいのでいいのか、私の財布のひものごとく緩くないか」とびっくりしました。
万次が引き受けるのも急だし、凛が天津の仕掛けた女(戸田恵梨香)に対して殺されないのも急だし、きっともっとなんか描写として原作では盛り込んできたであろうところはカットされるけれど登場人物としては残っているからかな、非常に急ピッチに物事が作られている印象でした。
ただ、一方で良かった部分を挙げろと言われると福士君の芝居が非常に良かったし、キャラクターとして一貫して悪というか「己の義」を貫いている登場人物として好感が持てました。いや、やっていることはえぐいんですけどね。
またげすな役所ながら存在感を見せた市原隼人は後半からの出番とはいえ、もう少し彼の出番も見たかったかなと思わなくもないぐらい、いい具合に悪でした。
外道vsげすvs不老不死っていう三つどもえ感が良かったですね。女のあり方という意味では栗山千明の子も何かあるのかな、と思ったものの特に何もなくそこはちょっと残念。てっきり栗山千明、戸田恵梨香、杉咲花の3人の女性像から垣間見る姿とか見られるのかなと思ってました。
それにしたってこの作品 名前が難しい…(笑)逸刀流も最初「一刀流」と音が同じなので「一本じゃないやん…」とか思ってました・笑
登場人物が非常に多いので「え、おまえ、え?何でおまえそんな凛に惚れたの?え?なんで肩入れした?そもそもなんで目をふさいでくれた耳を閉じてくれた?え?いいやつなの??」っていうのも不思議だし「なんで凛はこの人んところにわざわざ出向いたん?え?なんかあんの?」と首をかしげてしまったのがちょっと残念。最初の人十本刀みたいなもんらしくてびっくりした。
そういう意味では登場人物が多い分だけ1人1人の認識が分散されてしまったのが残念。不死の男との戦いとかも、そこもっと詳しく!ってなるし、そもそも婆何者…え、結局虫何だったんだろうとかそういう、考えるな感じろ パートがちょっと個人的には残念です。
ただなあ、三池さん特有の殺陣わんさかシーンはやっぱり武器が特徴的なので見ていてわくわくしました。天津の武器が重たいからこそ、振り回して動いていく時の走り出しとかそういうところにはこだわりがあるだろうし、隠し武器についてもおもしろい武器いっぱいだなーとか。
大量の人間を使っての万次の殺陣はこう「ああああー無双乱舞ってるー!!」っていうわくわく感がありました。凛が全くけがしていない&誰も斬りつけていない+誰からも斬りつけていない違和感はあれど、あれです。無双でいうところの”護衛してxxへいけ”って戦国無双でよく見たミッションみたいなもんだなと自分の中で納得させました。戦国無双はいいぞ。
個人的にはもっとストーリーに盛り込みがほしかったかなあと思いつつ、俳優陣のがんばりが見えたなあって話でした。市原隼人のいやなやつ感と福士くんの綺麗に貫くかんじの対比感が印象的。
木村さんの芝居については万次という人間柄「何をやっても木村拓哉」と批判されてしまいがちですが、あれでよかったと思います。
むしろああいう役だから木村さんが選ばれたんじゃないかと。まぁそれはそれで、っていうかんじかな。
エンタメ映画というよりも、原作を踏まえた上で「実写するならこうなるよ」っていうタイプの作りでした。初見する前にある程度読み込んでおいた方がいいと思います。もしくはプログラムは先に読んでしまった方がいいかもしれませんね。
三池さんとの相性が自分はあまり良くないので仕方ないかな〜と自分の中で思いつつ、あの、今度三池さんの映画といえばジョジョ四部が待っているわけで…私五部が一番好きですが楽しみにしているので、どうなるんかそわそわしています。
小松菜奈ちゃんの由花子さん個人的にはあってると思うしアンジェロどうすんだろーとか伊勢谷さんもいいなあと思うんですがねえ。アンジェロまでかな、やるの。吉良の名前がないので二章以降かなあとか。いろいろな意味でソワソワです。
ということで感想でした!