柑橘パッショナート

インプットとアウトプットを繰り返すごちゃまぜスタイル

江古田のガールズ「解散」を見てきました

久しぶりにジャニーズに関係ないお芝居を見に行くぞ~ということで友人に誘われて行ってきました。劇団さんのお芝居はちょっと久しぶりなのと、あまり見に行かないのでそわそわとしながらいってみたわけです。

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今回お伺いしたのは「江古田のガールズ*1」さん。演目は「解散」。場所は新宿サンモールスタジオ。

なにげにサンモールスタジオに足を運ぶのはマーリープロジェクトさんの旗揚げ公演「golem、胎児、形なきもの」ぶり。なにげにあれ御笠ノさんが演出だったなと思い出しました。宮下雄也くんがゲスト出演だったのでホイホイいって、あーーーなんだこの気持ちはなんだーーろーーーおーー!!と谷川俊太郎の目に見えぬエネルギーで布団がっしがっし叩きたい気持ちになったわけですが。まぁそんなこともありましたね。思い出はおいておくとして。

せっかくですしのんびり感想を書きたいと思います。

 

あらすじ

ある小劇団の、初日の幕が下りた夜。

初日乾杯を前に、誰もいなくなった舞台上で制作と劇団員たちが揉めている。

「怪我の様子はどうだ」

どうやら先程の本番中、主演の客演俳優が大怪我をしたらしいのだ。

明日も本番があるというのに、どうすればいいのか。

俺たちにお金なんかない。だから、公演中止にすることは出来ない……。

と、そこへ客演女優のマネージャーがやって来る。

「ちょっと今、お話いいかな」

この言葉を皮切りに、その夜、小劇団の制作と劇団員たちが悪夢に飲み込まれて行く。

彼らを待ち受けるのは「劇団解散」か、それとも……。

退館時間まで、残り一時間半である。

(公式サイトより引用)

題材としては劇中劇があってその劇の初日公演が終わってからのお話です。

キャストは白チームと黒チームで分かれており、日替わりキャストもいる様子。

今回は黒チームでの観劇を致しました。

 

キャスト・スタッフ

共通のメインがカトウクリス、織田圭祐で、

黒チームは

風間悠介(アクロスエンタテインメント)

川崎清美(TEAM花時。)

近藤久彌
佐藤千夏
高木祐星
中川むっく(東京サギまがい)
真下玲奈
真寿美
松田文香
美村伊吹

とのこと。

この他共通キャストとして

シゲキマナミ
シマザキタツヒコ
花衣未菜
平川千晶
藤本直人
前原一友
町田敬介
丸山夏歩
湯浅くらら

など。敬称略ですすいません。

スタッフは下記の通り。

 

脚本そして演出:山崎洋平

振付:椎田香王子 

照明:南 香織(LICHT-ER) 

照明操作:Nope(劇団スカブラボー) 

音響:工藤尚輝 

小道具:定塚由里香

演出補:熊野利哉 

演出助手:犬養真奈 

演出部:平野ぷりん

舞台監督・宣伝美術:織田圭祐

宣伝写真:大石隼人 

フライヤーモデル:カトウクリス 

WEB:小林タクシー(ZOKKY)


制作:中宮智彩 伊藤彩奈(MICOSHI COMPLEX)

プロデューサー:山口ちはる

 

「風間悠介さんって風間俊介くんみたいなお名前だな」って真っ先に思ってすいませんでした。事務所見たら声優さん?なのかな。大変ドラクエがお好きな人のようで「ああ…新作楽しいよね…」と同じく勇者やってる身として不思議な親近感を抱いていました(?)

 

 誰が何の役をされているのかきちんと把握していないゆるふわ感で大変申し訳無いけど城戸さんなのはわかりました。なるほどあなたが。

 

感想として

満員御礼!「解散」inサンモールスタジオ 公演写真公開!

どんなのかは上記リンクから飛んでもらえると助かります。

冒頭からして「すごく…パロってます…」でした。突然のライオンキング。なんでそうなったライオンキング。最前列/二列目の人たちの参加型タイプのお芝居での劇中劇らしく、最前の人たちはウォーターガンを使ってゾンビを打ち倒すバイオハザードやってました。どういうこっちゃ。

基本私はお芝居において大体ストーリーとお芝居ぐらいしかわからないタイプの人間なんですが(具体的な技術とかそのへんは全力素人なので触らないほうが無難なのではないかと思っている)。

メインのたちばなくんがひたすらショー・マスト・ゴー・オンの中で振り回され続けていて、挙句に涙ふいとけよって言いたくなる不運っぷりに同情したいけど、彼の性格柄全部「大丈夫です」って引き受けた結果大惨事になっているんだろうなというものを感じました。

全体的なお話として感じたのは「小劇場あるある」なのかな…?と思ったり。

役者間の問題、やめるときの線引、こういうことが本当はしたかった、アンケートの実情、制作の判断力。エトセトラエトセトラ。どういうものが正しくて、どういうものが間違っているのか、このまま舞台を続けるのか、明日は幕が上がるのか、とか。

いろんなものが絡み合ってて、袋小路だなあという印象です。それでいいのか悪いのかなんて分かるかってブチギレださないかと思ったんですが、最後まで結局抱えているのは本人の責任感からなのか何なのか。

この舞台に対して面白いなと思ったのは「共感できる人間がいなかった」ということかな。私はお芝居について詳しい人間ではないので、どっちかっていうと人が右往左往してオロオロしているのを見ていたかんじなのですが、どいつもこいつも私欲の塊だし、役者さんがお芝居しながらその役柄をコミカルに演じているのが印象的でした。

シーンごとのライトの当て方も「小劇場」ものとして使っているので、ちゃんと拘ってるんだろうな~と知識がないなりに感じていたり。

時事ネタはアドリブなのかな。真横で乃木坂のお芝居がやっていたお話とかもやっていたりとネタに事欠かなかった気がします。

見た印象は、江古田のガールズの「解散」、いいところを言えば多分小劇団をたくさん見ている人にとってはあるあるがいっぱいなところ、くだらなさすぎて笑えるところ、真面目に不真面目が詰まっているところ、パロディがいっぱいなところ、かな。

江古田のガールズさんたちの作品を見るのが初めてなので普段どういうものを作っているのかわからない方々がこういう作品を編み出していて、観客を沸かせているのは非常に興味深いです。後床のものたちを清掃細々しているのが印象的でした。赤い髪のひがさん(俳優名がわからない)(申し訳ない)が非常に役者陣の中では印象的。

なんというかすごいいろんなことがガンガン起こりすぎてて全く分かっていない立ち位置の私からすれば「えっちょっと待って今どういう状況でどうしたらいいの」っていうその場に居る人間を俯瞰しながらオロオロ右往左往している彼らとともにオロオロしているかんじ(笑)

お芝居の中ではその赤髪のひがさんvs城戸さんの彼らが台詞がないところでのガンの飛ばし合いしているところが印象的でした。オフザボールでの動きってついつい見ちゃいやすいんですが、コミカルで非常に楽しい。

後はなぎささん(客演女優さん)の体つきが大変お美しくてガン見しそうになってすいませんすいません。大変お美しいです(真顔)

マイナスというか、気になったところは、登場人物一人一人のキャラクター設定というかはとてもいいんですけど次から次へと弾丸打ち込まれてくるから今!!ちょっと!!把握するのに!!忙しいから!!待って!!みたいなかんじ(笑)

後は「小劇場あるある」がわからないのが残念だったなと。多くの人が笑っていたので、多分楽しいのだろうけれど、ちょっと身内ぽくなって疎外感みたいな寂しさを感じちゃったのが残念。

…単に私が慣れていないってのもあるだろうなと思います。

あとは人が恥かくのがどうも苦手で笑えないっていうのが私の中であるからかな、たちばなさんのシーンで思わず目を背けてしまったというか。いいんですよ人がのたうち回るのとかゲスいことを押しがやるのとか非常に好きなんですけど、こう、理不尽!とか恥をかく!というのがどうにも慣れない性分でして(笑)ちょっとまえにネットで話題になった「共感覚」みたいなものなのかもしれませんね。

 

なんか終わってみて「最終的に何一つ解決になってないけど大丈夫?」と思いつつ、終わり方で何を感じるかってそうか、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の終わり方と同じ感じのコメディとして見ればいいのかということ。なんだ、うん、たちばなくんは強く生きてください。

アンコールで女優陣が浴衣着てるのを見て夏やな~~~かわいいな~って思いつつその隣の公園でまさに盆踊り祭りやっててタイムリーだなとほっこりしましたとさ。

 

ということで感想にもなり得ぬ感想で大丈夫かな……と思いつつそんなかんじで締めたいと思います。

 

あ、一番ツッコミポイントは前説・後説で山寺宏一氏の名前が普通に出てきたこととうっかり声が似てて「!?」って思ったことでした(笑)

「なん…だと…」と普通にびっくりしました。スパイク・スピーゲルじゃん。加持リョウジじゃん。とか思って本当すまなかった。そうだねライオンキングっていうか夢の国に彼は必至だね…。

 

ということで、かいさーん!

 

追記

つらつら好き勝手に感想をこのブログに落として「備忘録だから!」とか思ってたら俳優さんはじめスタッフさんにおそらく見つかってしまった様子で。あ、なんか本当すいません(土下座)ってかんじなんですけれども。

 勇 者 仲 間 !!!に嬉しくなったので宣伝しておこう。

 

 私やってるのは3DSのほうなんですけど、PS4のグラフィックの綺麗さに負けて正直PS4も欲しい。

あなたも私も勇者になろうぜ……人生ハードゲームだけど…(笑)

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