A.B.C-Z戸塚祥太さんが「ダ・ヴィンチ」で連載していたエッセイ「ジョーダンバットが鳴っている」のまとめた書籍が先日3月31日に上梓されました。
ということで、連載当時を知らない私が、この一冊を読んだ上での感想をだらだらと語っていきます。
本当はダ・ヴィンチの内容と連動しているのでそちらも語ろうと思ったのですが長すぎたので、ちょっと記事を分けることにしました。
何がいいたいかっていうと、長いってことです。いつものこと?知ってた。
「ジョーダンバットが鳴っている」
前述致しました、A.B.C-Z戸塚祥太氏の連載エッセイを一冊にまとめたもの。
A5判304ページと、なかなかに厚みがある一冊。
この本はどんな本?
ジャニーズ入所時のエピソードや、家族や友人の話、幼少期や中学時代の思い出、出演した映画や舞台、ライブの裏話、大好きな作家・伊坂幸太郎さんとの出会いと秘められた交流など、自らの青春と読んできた本のリンクを探るエッセイ集。
作家との対談や書店員体験ルポ、A.B.C-Zメンバーのインタビュー、未公開写真も収録。
パラパラめくっている中で「エッセイ」といいつつ「写真集」という要素も一概に否定はできず、けれどかといって「文字が少ないか」といえばそういうわけでもない。なので「フォトエッセイ」と称するのが一番適しています。
「ジョーダンバット」とはなにか。
その答えは伊坂幸太郎著「重力ピエロ」にあります。
ちなみに重力ピエロは映画にもなっていて、加瀬亮氏と岡田将生氏が出ています。
全然関係ないけれど友人に「だからバイバイ、ブラックバード主演だったんだね」と笑顔で言われました。節子それ岡田将生とちゃう、高良健吾や。
そして城田優氏といえばタキシード仮面様で何よりテニミュなわけですが。先日青木君の一件*2と同じタイミングでテニミュドリライゲスト発表されたのですが。
<回替わりゲスト>
■5月5日(土・祝)12:00公演
荒木宏文さん(青学2代目 乾 貞治役)
小谷嘉一さん(青学2代目 河村 隆役)■5月5日(土・祝)17:00公演
鈴木裕樹さん(青学2代目 大石秀一郎役)
足立 理さん(青学2代目 菊丸英二役)■5月6日(日)12:00公演
土井一海さん(2ndシーズン 比嘉 木手永四郎役)
荒牧慶彦さん(2ndシーズン 比嘉 甲斐裕次郎役)■5月19日(土)12:00公演
加藤和樹さん(1stシーズン 氷帝 跡部景吾役)
斎藤 工さん(1stシーズン 氷帝 忍足侑士役)
河合龍之介さん(1stシーズン 氷帝 日吉 若役)■5月19日(土)17:00公演
南 圭介さん(青学3代目 手塚国光役)
滝口幸広さん(青学3代目 大石秀一郎役)■5月20日(日)12:00公演
八神 蓮さん(1stシーズン 立海 幸村精市役)
兼崎健太郎さん(1stシーズン 立海 真田弦一郎役)
中河内雅貴さん(1stシーズン 立海 仁王雅治役)■5月20日(日)17:00公演
阪本奨悟さん(青学4代目 越前リョーマ役)
平田裕一郎さん(青学4代目 海堂 薫役)(公式サイトより引用)
かとべ*3来るんかーいとか、えええちょっとまって斎藤工来るのどういうこっちゃ…とか南の圭ちゃん先日*4ぶり!!とか。
色んな気持ちがこう…もう…ありがとうな…ってなっている。流石にがうちさんとか兼ちゃんとか八神くんとか頭を抱えるしかない。
どうして私はそこにいないんだ……となりつつも、当時の一緒にいったり、見たり、楽しんでいた友達たちが「テニミュが!!!古参ホイホイしおってからに!!!今の子達もみたいから一緒に見てくるわ!!」と次々と原点回帰のごとく戻っていっている様は非常に見ていて面白かったです。生きて帰ってこいよ…と手を振る反面「あいつら絶対再燃してえらいこっちゃってなる予感しかしない」としみじみしています。頑張れ。
「テニスの王子様ミュージカル」ドリームライブ、5月5日17時神戸公演にゲスト出演致します!エージと一緒です。十数年ぶり、伝説の黄金。もはや都市伝説。是非。https://t.co/cJCA5jbpc9
— 鈴木裕樹 (@zukky1003) 2018年4月7日
羨ましい!!!!!妬ましい!!楽しんで!エンジョーイ!
あっすでに話が脱線したので戻しますけれど。
「ジョーダンバット」とは重力ピエロの中で重要な役割を持つもので、その存在を使用している戸塚さんについてはいわずともがな伊坂幸太郎氏のファンなわけです。
読者としての認知度は高く伊坂幸太郎ファンの方からもちょいちょい話題になっている様子。
『ダ・ヴィンチ』2016年1月号、戸塚祥太さんの連載エッセイ「ジョーダンバットが鳴っている」は2015年の総括的な内容。伊坂さんの話題も多めです(笑)。昨年の伊坂さんとの対談は緊張で聞きたい事の半分も言えなかったとか。そうなのか、「すごい読み込んでいるなー」という印象でしたが…。
— 伊坂幸太郎トピックス (@isaka_topics) 2015年12月5日
この記事を読んでいる人が私のフォロワーさんでないとしたら、
でしょうが(3に関しては本当に申し訳ない)、そういう人にとって「戸塚さんという人はどんな人なの?」って伝えようとするのは難しいところです。
既に友達に「テニミュと岡田将生の印象しか残ってないぞ」とこの記事の下書きを見せた段階で言われました。
ごめんな……ここから挽回していくから…
\はりきってこー!切り替え切り替え―/
それぐらい複雑な、なんだ、洋菓子の組み立てかなってぐらい何層にもなっているお人だなと。
とりあえず私の好きな伊坂幸太郎作品は「ゴールデンスランバー」と「死神の精度」と「残り全部バケーション」です。あのオムニバス感が好き。話を最後までそらし続けているとかいってはいけない。「世界観が繋がっている」という群像劇としても楽しいのがまたいいなと。そういうのって「バッカーノ!」と「デュラララ」の関係と近いというか。TYPE-MOON作品同士のリンクみたいなのがあったりするの楽しかったりしますよね。
「芸能人」のコラム本について
この「ジョーダンバットが鳴っている」の近しいものでいえば、V6井ノ原快彦氏の日経BPで連載していた「アイドル武者修行」とかが該当するのではないかと。
- 作者: 井ノ原快彦,日経エンタテインメント!
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2008/10/02
- メディア: 単行本
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「イノなき*5」で更新していたものよりも大分「外に向けて発信」するために書いているので、そういった意味でも「掲載紙面によってエッセイというものでも色は変わる」ということが如実に出ているのではないでしょうか。
「イノなき」はどちらかというと同じくV6の長野博君に寄る「クル日もグルメ」が近いかな。V6・トニセンというカテゴリで見たら近しいけれどキャラクター性質は全く違うのでふたりとも面白いです。
食べることは生きること。
そんな長野くんは「長野なっとくめし*6」を以前刊行しています。
これがまぁきれいなんですよねお写真。素材どこで仕入れなきゃいけないのかっていうのとか割とあるけれど(笑)でも見てても楽しいし読んでて「ちょっと料理するか!」って気持ちにさせてくれます。出来ているとは言わない。
また、「美味博愛*7」も過去にだしています。
ジャニーズ事務所という在籍している人間が多い、しかも片っ端から「アイドル」というカテゴライズされている人々の中でも筆頭に挙げられる「食べ物キャラクター」の中で、食べ歩きガイドをだしたのは流石に「ですよねえ!!」ってなったのを覚えています。
間違えてAmazonと本屋で2冊買ってしまった私の話はそこまでだ。
「全部三ツ星! V6長野博の食べ歩きガイド 美味博愛 (BIMI HAKUAI)」 (TOKYO NEWS MOOK 337号)
- 作者: 長野博
- 出版社/メーカー: 東京ニュース通信社
- 発売日: 2013/02/26
- メディア: ムック
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このへんを読み解いていくと「食べ物!!!イエス!!!」ってかんじが見えて面白い。内々にあるものが確実に伝わってくるのが「長野君ぶれない」っていう答えになる。
レシピブックで言えばOne Dishを連載している坂本昌行さんもだしていますね。
こちらは長野くんに比べて割と手を出しやすいというか…ナポリタンをよく作らせてもらってます。掘り下げていくと改めて、トニセン全員本を出しているのか…としみじみしています。
出版社が扶桑社(坂本くん) 、東京ニュース通信社・マガジンハウス・M.Co.(長野くん)、角川書店・日経BP社(井ノ原くん)とバラバラなああたりも面白い。そのへんは「同じ事務所、同じグループだろうと“魅せたいもの”は適材適所にある」のかな。
エッセイといえば日経エンタテインメント!で連載していたEndless SHOCKでもおなじみ、KinKi Kidsの堂本光一さんのコラムエッセイが非常に以前から気になっていて、どこかのタイミングで読んでみたいところ。
だしているものがF1の本だったり色々あるのですが、気になるのは「エンターテイナーの条件*8」です。
エンタテイナーの条件<カバーA> [初版限定特典]特製フォトカード3枚付き
- 作者: 堂本光一
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2016/02/09
- メディア: 単行本
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「エンターテインメント」 という言葉はジャニーズ事務所、というかジャニー喜多川氏の掲げている重要なキーワードだと感じておりますが、そのなかでKinKi Kidsというユニットを組み、帝国劇場でEndless SHOCKを上演し続ける座長として、またアーティストとして、どういったものを感じているのか、考えているのか、非常に興味深いです。
写真が多ければいいのか、それとも文面が多いほうがいいのか。
「芸能人だから」「ファンだから」というターゲット層はそれぞれに分散されておりますが、そういう意味で写真・記事内容・書き下ろしがあるのではないかと。
「ダ・ヴィンチ」という雑誌で連載されること
「ジョーダンバットが鳴っている」は、なぜダ・ヴィンチで連載されたのか。
「ダ・ヴィンチ」はサブカルチャーから文芸までマルチに展開しているインドア派に向けた「かゆいところに手が届く系雑誌」として個人的にはよく読まさせていただいているだけあって、実に、まぁ一言で言うと「似て異なるジャンルの人が好む」部類の書体、テーマ性を持った雑誌ではないでしょうか。
記憶に残っているのは2016年3月号で2.5次元舞台の特集組んだりしていました*9。
こちらに関して言えばまぁ2.5次元が行ける友人が多いので探し回っているTwitterフォロワーさんも多くいました。
また、個人的には「なんで岡田准一×前野智昭という対談をしないんだよお~~~~」って図書館戦争で駄々をこねたり(笑)アンケートに送ったりしていたわけですが(W堂上教官という意味でですね)、非常に細やかに「マルチメディアコンテンツ」として展開している様についても触れていたりと大変興味深かったりします。
「an・an」が以前「おそ松さん」を表紙で飾ったのと同じくダ・ヴィンチでもおそ松さんのキャストが表紙を飾ったこともありました。声優さんの需要ってここまで伸びているんだなぁと声グラとかばっかり読んでいた人間としてはちょっと感慨深いものを感じます。
ダ・ヴィンチで調べたら今号より新しい連載をはじめるFC東京魂でお馴染みのFC東京サポの土屋礼央さんが本を刊行していました。
FC東京のために200兆円で味スタを満員にしてみた (ダ・ヴィンチBOOKS)
- 作者: 土屋礼央
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2015/02/13
- メディア: 単行本
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「5000兆円欲しい」のコラがめちゃくちゃ流行ってある程度広がりをみせた昨今ですが、そういう意味でも先駆けてるなと笑いつつ。200兆円あったら私も自分のチームに何ができるか奔走するだろうな~~と。
1年じゃなくて3年契約ぐらい考えて選手層とか、後スタジアムの補強とか…そういうの……。
私が石油王だったらA.B.C-Zにアリーナコンサートやってもらうように支援しよ…(真顔)みたいな、そういうことって割とアイドルファンだけじゃなくても、色んなジャンルで共通しているのでしょうね。分かる。
どういう記事なのか気になったら「200兆円の素晴らしき妄想! FC東京サポーター土屋礼央の味スタ満員計画!? | ダ・ヴィンチニュース」に概要が書いてあって“この人の考えるサッカーって楽しいぞ、FC東京っていいぞ!を詰め込んだ”一冊に感じました。Jリーグっていいなあ。
と、いうことで、ダ・ヴィンチという雑誌は、いわゆるアイドル誌*10とはまたジャンルの違うものではないかな…?と考えています。
実際「ダ・ヴィンチでジャニーズが連載するとは思っていなかった」という方や「ダ・ヴィンチという雑誌を初めて知った」という方々がインターネット上、特にTwitterをベースで検索したら結構いて、ああ、そうなんだなあと私は新鮮でした。
アイドル誌といわれるものの連載も、それはそれで私は好きなんですけれど、今回の抑えているポイントとして発信するターゲット層はどこなのだろうかと考えると「ファン」のほかに、「文芸を好きな人」「サブカル好き」等に該当するのではないかと。
そういう意味で、今作で触れていて思ったのは、「an・an*11」でやってた「オカダのはなし」とかが分かりやすいかもしれませんね。
こちらはV6岡田准一氏のコラム。タイトルが「オカダ」なあたりは彼の愛称に「オカダ」がやっぱりあることが大きいのでしょうね。三宅健さんのこだわり≪オカダ≫。
ところでこの本について私はAmazonで頼んでいたことをすっかり忘れ、間違えて2冊購入し、「図書館戦争の頃の岡田くん好き~」と言っていた二次元沼からこんにちはしていた友人に差し上げたことがある。結果、「岡田くんが思っていた人とギャップありすぎてなんというか…あれね…カチッっとしてるね…」と言われたことは忘れていない。「カチッとしている」という単語を聞いて長谷川健太の指導のイメージが先行するからやっぱり私はサッカーが好きなのでは無いかと。カチッと、キチッと。
この「オカダのはなし」は岡田さんの少し堅物感をだした表現などが印象的です。どんな風に物事を捉えて、今どんな風に仕事に打ち込んでいて、どんな人と接して、どんなことを学んだのか。そんな話がセンテンスとしていくつかに分けられて紹介されています。
「頑張れば、きっと誰かが見てくれる」。
そう自分に言い聞かせて、日々を乗り切った10代。本を読みあさり、人生の指針を求めた20代前半。やがて格闘技に出合い、肩の力が抜けていった30代…。
V6として俳優として、躍進し続ける岡田准一の初エッセイ。
雑誌『anan』に9年間綴った人気連載が、満を持してついに書籍化。
もともと考えることが好きだった岡田准一が自ら問い、気づき得たさまざまな事柄は、一般社会に生きる私たちにとっても共感するポイント満載。ピンチの乗り切り方、苦手克服法、気持ちよく毎日を過ごすヒントがつまっています。
「オカダくんも頑張っているのだから、私も(僕も)頑張れる!」
女子も男子も老いも若きも、読んで元気になること必至。
(出版社内容情報より引用)
V6というグループの変遷を見ていくと岡田准一というひとの視点から「こうだった」「ああだった」というものを綴っていくのは非常に読んでいて楽しいです。
「考えるのが好き」こと通称「ニーチェ期」と称されていますが、絶賛厨二病では…?と一部サブカルファンの友人に突っ込まれていたのはここだけの話。やめて影羅様呼んでないから許してあげて*12。そこらへんも含めての「いま」なのでしょう。
帯でも言ってたんですが「岡田准一」といつ人物像が組み立てられたさまを見ている、23の頃から32という10年(実際は9年)の連載を経ていったものとか、まあ、良いことも、悪いことも(どちらかというと私は読んでいて「すごく伏線だらけ!!」といろんなことに対して思いました)
また、23の頃の自分を「可愛らしい」と言えるというのはすごいなとしみじみと。私などこのブログの初期の頃の記事ですら、あまりにもテンションかけ離れすぎて「お前ブログ書くの向いてないよ」と思いましたもん(笑)
その辺も含めてどんなことを見て、きいて感じて、があるのは面白いです。こちらも写真が多くてテイストとしては近いかな。
同書はファンの「書籍化を」という声に応じての書籍化につながったという話を聞きました。真偽はさておくとして、「声」があったという事実は確かで、週刊少年ジャンプと同じく*13影響があるんだろうな~って出版業界の各社Twitter見ながら考察していたりします。
なお、現在an・anで「オカダのジショ*14」を連載中。
是非この「オカダのジショ」も何周かした結果キーワードが溜まって字引みたいな形で書籍化してもらえたら私はとても嬉しいです。
パラパラめくっていってキーワードで面白いのがあったらそこにマーカーをひく、みたいなことが私は辞書があるとやるのが好きなんですが(なので古本屋に売れない・笑)
類語辞典や表現の本でも結構しっかりしたものがあるのでマガジンハウスは是非ご検討頂けたら嬉しいです。装丁考えるのが絶対楽しいよね。
- 作者: アンジェラ・アッカーマン,ベッカ・パグリッシ,Angela Ackerman,Becca Puglisi,小山健,飯間浩明,滝本杏奈
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2015/12/25
- メディア: 単行本
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個人的に好きなのはフィルムアート社のこのシリーズ。
場面設定類語とか性格とかもいろいろバリエーションがあって面白いです。
話が逸れましたが「ジョーダンバットが鳴っている」は「オカダのはなし」と同じく、ファンのアンケートの声が非常に大きかったということを戸塚さん本人、またダ・ヴィンチでも示唆されていました。
PR TIMES*15から出た発売のプレスリリースについては、「書籍化希望が殺到した話題作がついに刊行! 戸塚祥太(A.B.C-Z)著『ジョーダンバットが鳴っている』3月31日(土)発売!」と書かれている。また、ダ・ヴィンチの再びの連載についても戸塚さん、そして編集部の人々から「書籍化希望の声が非常に大きかった*16」ということを口にしていました。
3000円は適正価格?
今作の「ジョーダンバットが鳴っている」は定価3000円というなかなかに強気なお値段です。
結果、知人から「初見としては高い」ということを言われました。
だよね、わかる。私もちょっと「攻めた価格だな」とちょっとびっくりしました。
しかしながら、ページ数を見てみると結構厚みがあるので、じゃあ他はどうなんだろう?と気になり他のフォトエッセイの価格を調べてみました。
- 岡田准一著「オカダのはなし」(A5判/155p/税別1600円)
- 石田ゆり子著「Lily ――日々のカケラ――」( A5判/160p/税別1800円)
- 岡崎慎司著「鈍足バンザイ! 僕は足が遅かったからこそ、今がある。」(B6判/261p/税別1300円)
- 有働由美子著「ウドウロク」(B6判/222p/税別1300円)
- 堺雅人著「文・堺雅人2 すこやかな日々」(四六判/ 312p/税別1400円)
- 杏著「杏のふむふむ」(四六判/240p/税別1300円)
突然の岡ちゃん。そして有働由美子さん。好みが出すぎである。文庫じゃなくて最初に出たもので統一して調べてみました。
まぁとりあえずざっと手持ちにあったのがこのへんなのですが、それも踏まえてもページ数を考えたら「そんなもんだよね」ってかんじがします。
ページ数・サイズの違いはあれど、価格設定としては大体2000円いかないくらいがベース。これだけ見るとちょっとオタが書く見えますが、
戸塚さんの「ジョーダンバットが鳴っている」はA5判/304ページ。
ページデザインの問題もあるのでしょうが、ページ数に対しての価格を比較したら「そりゃ3000円するよね、倍だもん」となりました。
装丁がこのデザインな以上、妥当であろうと感じるので、私はページのデザインが好きです。
なので、中身との折り合いをつけ、「この価格で、この内容なら妥当」と思えたら手にとってもらいたいですよね。
過去の連載を読んでいなかった新規ファンの私にとって見れば情報が色々湧き上がってくるのと、後掲載内容に井ノ原くんの記事があって嬉しかったこと、後彼の書き下ろし自叙伝のような私小説が入っているのが非常に興味深かったので、価格については「妥当価格と分かっていても、値段は高いと感じる。しかし、買わなきゃよかったとは思わない」という結論です。
まぁファンだから当たり前だろうとは思うのですが、定価で買いたいと思うことって出版業界や、また「支払う側」にとってもとても大切なことだと思うので個人的には買えて良かったと思います。だって「中古で買って良かった~こんなもんか~」「定価以下で手に入れたけど、めちゃくちゃおもしろかった!きちんとプラスにしたかった!」ってなるのかではまた”購入した側”である自分にとって時間や金銭面のことも踏まえてどう見るのか、って大事なことではないでしょうか。
願わくば其の人にとっての「この価格に対して見合った価値だった」であることを。
読み進めた中で感じたこと
帯を書いていたのは作家の阿部和重氏、伊坂幸太郎氏、放送作家の鶴間政行氏。
伊坂幸太郎氏以外は存じ上げなかったのでさらりと調べてみました。
テレビアニメ版「カードキャプターさくら」のファンを公言し、『ニッポニアニッポン』では同作品の主人公の名前をもじった「本木桜」を、またテレビアニメ「おジャ魔女どれみ」のヒロインの一人・瀬川おんぷをもじった「瀬川文緒」を登場させている。
阿部和重氏がカードキャプターさくらの大ファンだったりおジャ魔女どれみのおんぷちゃん派だったり、涼宮ハルヒの憂鬱の二次創作を書いていたりと(そしてタイトルが割とあれでそれ)ツッコミ要素しかない。どういうことだこの人。
「あ~~~なるほどね~~ハッハァン??」と同類の予感を察知したわけです。とりあえずアニメ版のCCさくらだけなのかコミックスも含むのかついでにクリアカード編はどうなのかとか色々聞いてみたいところだけど私はそもそもレイアース派だったというあれでそれ。
鶴間政行氏については調べていったら笑っていいとも!の構成作家さんだったらしい。
さっくりと帯を見て思わったのは「伊坂幸太郎氏のさらりとしたやりとり」が一番印象的だったこと。帯に何を書くかって個性が出るじゃないですか。
その中で「自分の本を取り上げてもらったこと」「戸塚さんとお話できたこと」を挙げている。
僕の本を取り上げてもらえて、
ありがたいです。
これをきっかけに、
戸塚さんとお話できて
うれしかったです。
(帯に掲載された伊坂幸太郎氏のコメント)
どこか他人行儀で、けれど「友情出演」でバイバイ、ブラックバードに戸塚さんが伊坂さん経緯であったことや、帯に掲載させてもらえることっていうのは関係性として「マイナスではない」のではないかな。
そこらへんの関係性とか、伊坂さんの性格とか私は知りませんが、「嫌な感じはしない」というように受け取りました。そうであったらいいな。
で、章の構成は全部で5つ。過去に連載していたものたち、伊坂幸太郎氏との対談、阿部和重氏との対談、書店員を実際にやったことへのレポート、戸塚祥太氏自身の選択した本にまつわる話、A.B.C-Zメンバーへのインタビュー、最後に彼の小説「光」。
その最初のエッセイ「ジョーダンバットが鳴っている」の部分では、多分既に読んだ人にとってみたら文字を追う作業性の感覚が強いかもしれないけれど、私にとっては全てが新鮮でした。
勿論「それだけ」を掲載するのではなく、プラスアルファで「当時の自分が書いた記事を書籍化するにあたり、読み直した彼の振り返ったコメント」も書かれているのが面白いのですが。
”戸塚祥太”という人について、私はよくよく、「この人、本当にのらりくらりとした、蜃気楼みたいな要素がある人だな」と印象づけています。
芸能人、そして「アイドル(偶像)」である中で「いないけどいる」「いるけど、いない」を成立させているわけですし、A.B.C-Zは距離が近いようなグループでもあるので(現場率No1ジャニーズグループとも言われているらしい)(聞いて「なんてグループを好きになってしまったんだ……大変だぞこれは」と思ったのが昨年の出来事)、そういう意味でも「近くて遠い」「遠くて近い」「いないけれど、いる」を噛み合わせた存在。
大宮コンサートで友人に「戸塚さんは王道乙女ゲーのセンターっぽい」と言われて「わ、わかる~~」ってなった乙女ゲー好きとしては正統派にうなずいているわけです。
でも正統派ってなんだろうと考えると、彼自身の「中身」に触れようとすると、わかりそうで、分からない。
ただわかるのは、BUMP OF CHICKENが好きでゆずが好きでBeatlesが好きで伊坂幸太郎が好きで映画が好きで本が好きで漢字がちょっと大分疎くて、好きなものに対して真っ向に向かってしまうど直球型だと言うこと。バンプに関してはまじで わかる それな というオタク感丸出しの同意しかできなくなるのであれですが(笑)
この本を通じて知る、「家族のこと」とか、後は先輩のことというのは非常に面白い。私が大好きなV6井ノ原快彦さんのこともありました。
多方面的に「井ノ原くん」のことを戸塚さんは言葉にしていてくれて、そこで知ることができる先輩/後輩のコミュニケーションとか。
ジャニーズは基本縦社会です。言うなれば体育会系。
以前滝沢秀明君が「君」と「さん」を使い分けているのが非常に興味深く、以前事務所の方が「君=さん」、「さん=様」のようなものだとお話しされていました。
その辺含めると「すば」と呼び、懐いている橋本良亮⇔渋谷すばるという関係は非常に面白いです。「先輩」「後輩」だけど「友達」だからの距離感0なんでしょう。多分。
井ノ原君は言わずともがな「あさイチ」で、「V6」で、「ポンキッキーズ」の司会も担った方です。
カウントダウンの司会も、紅白の司会も、「司会業」の印象が強くともアイドルです。彼の経ている人生の中で戸塚祥太という後輩とのコミュニケーションは我々ファンからすると「年の離れた弟」と「後輩」の混雑感があり、井ノ原君と戸塚さん、それぞれに違う顔をひょっこりと出すのです。
ところで私さっきから君やらさんやら分散しすぎてますけど、特に深い意味はないです。
みんなくんちゃん漫画界*17のようにしっかり決まってないので気楽に変わってるなと笑ってください。
君は花になれ
家族との関係。事務所に入った経緯から始まる「ジョーダンバットが鳴っている」ですが、そこから触れる彼のルーツみたいなものは読み進めていくうちに「家族が好き」ということを言葉にしているところと共通している気がします。
あの事務所のあるあるネタの一つに「女家族が勝手に送った」がありますが、≪不良(ヤンキー)か陰キャしかいないよ≫なんて揶揄されていたりします。
その実は事務所に属している人、周りの人にしかわからず画面の向こう、舞台の上という隔たりを持った私にはわかりかねますが、戸塚さんのお話を聞いているとあながち0ではないのかもなあと読み進めて感じました。
窓ガラス割るってそんな人平成のご時世でマジで居たんだ……とそこまで荒れた環境で過ごしたことがない人間だったので個人的に衝撃でした。尾崎豊の世界…とびっくりです。
何にしてもヤンキーだろうと陰気なキャラクターな人だろうと、所属する人たちが「成り行き」だとしても、それが「良い」のか「悪い」のかは私にはわかりかねますけれど、悪い、よりは、笑い、に代えてもらえたら嬉しいですね。
実像がどうであれ「仕事」として(「習い事」感覚から始める人も多いと言いますが)人を笑顔にする、自分も笑顔を振りまいている。自分がすることで誰かが幸福感を噛み締められる、というのは素晴らしいことだし、誇れる仕事だと言っていいし、自信持っていて欲しい限り。
華々しいだけが世界の中心ではなく、たくさんのヒト・モノ・コトが彼らという「花」を作る「額縁」になるのでしょう。
「花と額縁」*18として、表現の世界として相乗効果を持ってくれたらうれしいです。
テレビ、ラジオ、雑誌、インターネット。いろんなところに色んな人が居て、その補助をしている。one for all,all for one,ってそういうことなのではないでしょうか。そしてそのことをよくよく感じる限り。
「花と額縁」は「ボールルームにようこそ」というアニメ&コミックスで知りましたが至言のひとつ。
ボールルームにようこそ、そういえばダ・ヴィンチで松坂桃李くんが選ぶ一冊*19でした。
松坂桃李「他人に見せることで昇華する感情をきちんと受け止めること。それがリョウを演じるなかで、大切にしていた心情でした」 https://t.co/l2pxDx3viI #松坂桃李(@MToriofficial)
— ダ・ヴィンチニュース (@d_davinci) 2018年3月6日
ちなみにボールルームへようこそについて、割と前々から彼は「好き!」と口にしていて、調べてみると結構色んな所で主張しています。2015年の段階でLINEブログにも答えています。
富士田多々良の漲る熱量とダンスシーンの躍動感溢れる画!
社交ダンスの知識が無くても、ページをめくるごとに世界観に引きずり込まれます。(同上リンク先から)
彼に関しては「遊戯王デュエルリンクスユーザーなの?やばいな始まったな?え?おやすみはヒカルの碁のアニメみてる??顔がいいジャンプ読者(2000年代)かよ……仲間じゃん…漫画の好み一緒疑惑…」と思ったのは内緒。
遊戯王に関しては笑いが止まらなくなって記事にしました。
漫画の趣味一緒すぎるから多分ライジングインパクトとかみえるひととかシャーマンキングの話通用する気がする。
「ボールルームにようこそ」はアニメの11話までを先日一気に見て「お兄ちゃん脱糞してしまえ」とか「真子ちゃんがんばれえええ」と友達と実況しながら見てましたが、とても動きがしなやかで、いわゆる「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」という番組内企画の「ウリナリ芸能人社交ダンス部」を見てきた人間としては懐かしさとあー、ああー!となったもんです。多分世代によって認識の違いがあるでしょう。社交ダンスと言えば有名所で言うと役所広司さんの「シャル・ウィ・ダンス」とかね。ありますしね。
ボールルームへようこそは、「社交ダンス」だけど社交ダンス部と同じく「競技」としての社交ダンスがテーマになっている青春ものです。
ボールルームへようこそ(1) (講談社コミックス月刊マガジン)
- 作者: 竹内友
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/05/17
- メディア: コミック
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で、A.B.C-Z社交ダンス挑戦しないの??(見たいだけ。そしてすぐ影響される)(どっかでやってたら教えてほしい。探すから)
いやでも、実際のところ塚田さんチャチャチャ*20とかマンボとかめっちゃ似合いそうだし、五関さん誰かと「ペア」になったらとても見えるものがまた増えるのでは???振り付けステップのポジティブ要素として自分の知識の中に盛り込めるのではとか、燕尾服のカチッとしたダンス用のカズレーザーぽくない*21お衣装着ている橋本くんとかね。いいよね。スローフォックストロットめっちゃ似合いそうじゃない??
タップもいいけれど社交ダンスならではの動きも素敵だと思います、河合さんと戸塚さんタンゴやワルツ似合いそう。戸塚さんクイックステップでも良さそう。
と、まあなんか話が広げ出したらきりがなさそうなのでこの辺で。
ちなみに早々に脱線しますけれど、松坂桃李君がオススメしたのとあと私の友達が「甘夏さんの120%好みだと思う。アニメでもいいと思う。見ろ」と推奨してくださったので見たのですが「あーーアアーー努力は嘘つかないやつー!頑張る人が報われる勝利ー!!いいぞいいぞー!!」と案の定ヒャッホウしているわけです。
高校生編はまだ見てないからちょっと待ってクラスメイトの前の赤い子どう見てもデレフラグ立ってる。あとユニゾンの曲めちゃくちゃ好き。
BGMどれも良かったからサントラが普通に欲しい。
家族の話でお兄様とのお話を読んだ上で「ジョーダンバットが鳴っている」という名前のルーツのこと、「重力ピエロ」に触れたときの彼のことというのは自己投影を読みながらしていったのだろうなということです。重ね合わせながらの感情移入。そりゃ泣くわ……。
お兄様が持っているものに対して背負っているものについて彼が考えている部分のことというのは重要な彼のパーツの一つでしょう。
家族のなかに「人と違う部分」があるものを持つ人がいる、ということは周りの家族にとって経験値になっているというか、ほんのちょっとだけ「人に優しい」ってなったり、ほんのちょっとだけ「人の痛みに敏感」だったりするケースが多いと感じます。あくまでも持論ですけれど、彼もこらえているお兄様を見た上で、感じるものはきっと多かったことだろうなあと。
そうであってほしいし、文面で読み解く限りでは「そうだと思いたい」です。
彼の選ぶ世界の話
基本的に「小説」「映画」「ミュージカル」さまざまなものがありますが、彼のチョイスする作品を通して彼の人物像を見ることが出来たり趣味趣向を知るという意味で重要なパーツを持ちます。
本、映画、舞台というのは「好み」が明確になるもの。戸塚さんの選ぶものは結構バラバラだけど「きっかけ」というのがそれぞれにあるのでしょう。
「三月のライオン」とリンクさせた戸塚さんの記事「17.一歩踏み込む」を読んでいて「でしょうね!」って興味を持つきっかけに笑いました。
映画は見に行ったのだろうか、とか色々思わなくもないのですが、フューチャリングから興味を持つのとてもあるあるすぎて赤べこ状態にコクコクうなずいてしまう辺り、非常に「人間味」があるというか、近い存在ですよね。
「いないけれど」「いる」、でも「いるけれど」「いない」を何度もこの本を掘り下げていくと感じます。
その勢いでテイルズ・オブ・ジアビス*22とかもやっているのだろうか。とか。
なにせBUMPがっつり絡んでるからね、とか。
藤原基央さんが作ったTOAの曲もあるから関心はあるように見えるのですが実際どうなのだろうか。
知っている方がいたら是非教えてください。ちなみに私はTOAの曲ならどっちかっていうとEDのsupernovaが好きです。V6じゃないです。V6のも好きだけど。
なんというか「BUMP OF CHICKEN」というバンドとの関係性を考えると、あの人達も新しいことを色々試していて、掘り下げていくととっても面白いんですよね。
初音ミクとのコラボして作られた「ray」とか見ていると「こんな風にチャレンジしていくよ」っていうことをひしひしと感じます。
「ボーカロイド(VOCALOID)」という機械、システムに息を吹き込み、そこに「いる」ように動かすというのはとても美しいですね。だんだん馴染んでいくさまがすごく美しい。
そして、こういった試みは”届いた側”にも楽しく受け取れるし目から鱗だったりするわけで。つまりrayはいいぞ。
割とアニメやコミックスといった作品についてポジティブに受け止めているあたり「アルエ*23」とかから見ているとぶれなくて私はBUMP好きです。
でも、だからといって、「好きなものが重なっていた」としても、全てが同じ人間ではないから「私が得意としない作品をこの人は好きなのか~~」ってなるところも沢山あっていいはずです。
以前ラ・ラ・ランド5回見たというお話を戸塚さんはしていたあたりが分かりやすい。「一度見ればいいや」と思ったものが、相手にはとってはドハマリしたという類もある。多分私がめっちゃくちゃ好き~!な作品に対して彼からしたら「そりゃあいまいち…」っていう風に思うものがあるのではないでしょうか。それこそ「価値観」ですよね。
好き嫌いは人にあって当然なので、何にせよ「触れる機会」があるのっていうのは素晴らしいことです。
この本では「ダ・ヴィンチ」という雑誌ならではの「本の紹介」「本を知る」「本に興味を持つ」(または「作品」かな)ということを大きく関わっていて、戸塚さんから発信される者たちを受け取って「それなら読んでみようかな」っていう機会を与えてもらった気がします。
取り敢えず私は「キャプテンサンダーボルト」がとても読みたいです。対談で「男子が好きな小説」と称される部分も含めて関心が強い。
同書については、阿部和重×伊坂幸太郎共作なのは名前だけ知っていたぐらいなのですが、主人公たちの名前が相葉と井ノ原でめちゃくちゃ笑いました。読みたいぞ。
触れた上で「私には合わなかったな」と思うのもよし、解釈した中で「戸塚さんとは違うポイントを感じた」となるのもよし。
そういう感想を言い合うことが、作者って求めているんではないかと自分なりの持論だったりします。 勿論商業として小説や映画を世の中にだしている以上、「売れる」「完成している」ということは重要キーワードなのでしょうが。
以前A.B.C-Zの「A.B.C-Z LOVE」「雪が降る」を書いている山元祐介さんと少しだけTwitterでやりとりをさせていただいたのですが(どういう経緯なのかは分からないですが、弊ブログ記事を読んでもらえたらしい)、そのときに仰っていた言葉が心に残っています。
曲作って世に出て、はい終わりじゃ寂しいですからね。
— 山元祐介 (@yamagen3) 2017年12月14日
何年たっても作品を好きだと言ってくれる人がいる、というのはきっとクリエイターである人にとっては嬉しくも有りプレッシャーでしょう。だっていつまでもこの作品を越えられない、とかね、周りの雑音だってあるでしょうし。
それでも入り口はどこにしても、開いている門戸をくぐって「知った」きっかけから、どんどん世界をつなげて広げていく、結果として過去のものを知られるっていうのはハッピーですよね。
ゴーカイジャーから入った人が、過去の作品が登場したから、そこから過去作に触れていく。
シンゴジラを見た人が、過去のゴジラはどうだったかと見ていく。
仮面ライダーフォーゼを見た人が、過去の作品を見ていく。
「最新作が売れてなんぼ」という言葉も正論ではありますが、持続して色んな人が「知っていくチャンスがあって、過去のものを知っていく」というのもなんというかハマっていく楽しみではないでしょうか。
結局化石掘りと一緒なのかなと。作品から別の人の作品へ。たどっていくたびに色んなまた新しい出会いがあるというのは非常に嬉しい楽しい。
《遊戯王調べる→高橋和希神がジョジョに影響受けていることを知る→ジョジョ読む→エジプト共通してるやん(3部)→エジプト神話と歴史に走る》
こんなかんじ。さかのぼりはじめるオタクあるある~~~知ってる~~~それよくやる~~聖闘士星矢いったらそれまで文系だったのに天文学と神話に走った友達いた~~~。とか。そういうやつ。
だから、今回のこのご縁を私は「作家に触れる」「新しい世界を知る」という意味でポジティブに、楽しく受け取れたと考えております。
センキューとっつー!(?)
悔恨を超えろ
戸塚さんのお話で私は彼が「Mステ事件」と呼ぶ一件の出来事を未だに口にだされることが実は結構「なんでや…なんでや工藤…!!」ってなるんですけれども、また、同じくコンサートで声がでなかったこと、ハグのこと、色んな出来事に対しての彼の言葉を見ていて、反省はしてもいい、後悔をしてはいけない。そんな風につい口にしてしまいそうになります。
この言葉は、色んな作品で言われる言葉です。ここであえて言うなら「宮本武蔵」がいいかな。
我、事において後悔せず。
反省するのみ
戸塚さん「バガボンド」 読んで!!っていわなくても多分あの人読んでる気がする。SLAM DUNKの井上雄彦先生だしね!
起きたことはそのまま。仕方ないっていうか「その時正しいと思ったからやった」ことで、そのことをいつまでも引きずらないでほしいというのが本音です。
切り替え切り替え~こっからこっから~挽回するよー!って言うじゃないですか。
過ぎたことは過ぎたこと。
そして失敗は成功のもとなんてもいいますし、次気をつければいいんじゃないかな。だから何度も掘り起こさなくてもいいんではないかな、とも。
勿論そこから彼が学べたことがあったことは件の記事を読んでいてわかっています。
ただ、そのことを2018年の今になっても引っ張り出されると「私は今の!その一件から数年…こんなに元気になった戸塚祥太の姿が!ってなってる戸塚祥太其の人を見たいんじゃ~~~~」ってなるわけです。
まぁ自分もファンサもらったときのことを今でも昨日の日のように覚えていてあの時はああだったね…(合掌)ってなったりもするけれども!!(笑)
あのときのイベントの彼らはこうだったね~と話して古参ぶってはいけないなって思いながら、それでもどこか思い出語りをしてしまうのもあるけれど!!それでも受け止めたいのは「今」だよねって話。まぁ私A.B.C-Zに関しては多分永遠の新規って言われ続ける立ち位置だと思いますし、「せやな!」って感じなのですが。ただまぁ、常にいいところを見ていきたいし、「前」を見せていってもらえたら、と願います。
私はなんかこう、そんなかんじに思うので、先日の雑誌で「ハグしたこと*24」について反省、後悔として触れられるのは、そのハグされた方にも、ハグを見ていた他のファンにも、そして戸塚さん自身にとってもポジティブな答えを見出せないのではないかなあ。とか。
「この時こうだったね、ああだったね、だから今こういう風にしているよ」ってポジティブに昇華していってもらいたいなぁと願います。
もちろん、「それが彼のスタンスだから」と言ってしまえばそれもそうなのかな、とも思わなくもないのですが(笑)
全員が全員同じ考えではない、育ってきた環境が違うから好き嫌いが否めない、価値観が否めないのと同様で物事を受け取っていかに見るかは其の人次第です。
そういう意味で、どう彼がこれから言葉を紡ぐのか、そのうえで「自分」がどう受け取るのか…ということを考えていける素材として受け取れたらとも。せっかくファンやってるならどうせなら楽しくいきたいよね。
かっこよくきめたいよねーぇー!!(燭台切光忠っぽいかんじで)ってことで。
まぁある程度ケ・セラ・セラとかLet it beの感覚でもいいのではないかと。BEATLESも言ってるし、そうよねってくらいで。思考停止しちゃうと問題だけど(笑)
人間は考える葦であるからこそ、己のなすがままに、という言葉もあながち間違いじゃない。過去の自分を反省して受け止めて咀嚼して、そして今の自分がこーこーにいーるよーたしかーにかーんじるよーってBUMP OF CHICKENの「カルマ」になればいいんじゃないですかね。僕らは一つになる。
つまり、過去は必要なもので今の自分を構成するものではあるけれど、そこに縛られたら前に一歩進めないよねっていう。そんなかんじ。
明るく伝えたいのかテンションダダ低いのかよくわからない記事になってしまった(笑)
お写真の話
過去の「ジョーダンバットが鳴っている」のお写真を拝見していないので同じ写真なのかな?と思いつつみているのですが、ダ・ヴィンチの撮り方が私は好きです。
雰囲気を残しつつ、キラキラだけではなく、どこか引き出される様々な表情から伝わってくる《なにか》は多分アイドルの「戸塚祥太」、随筆家の「戸塚祥太」、タレントの「戸塚祥太」さまざまな顔を孕んだ結果なのでしょうけれど。
それぞれの記事に対してそれぞれの印象になる写真になっているのは素敵ですよね。
雨だったり、本と一緒だったり。今回の本にくっついてきたはがき?の雨のやつが好きです。
メンバーという一人ひとり
今作では、戸塚祥太氏から各自メンバーに本を一冊ずつプレゼンテーションし、その本をなぜ選んだのか、またそれを読んだ感想、印象をおそらくは編集(ライター?)にインタビューされているメンバー一人ひとりが読み取れます。
取り敢えず言いたいのは橋本くんは「さあ読み直そう(笑)」でした。
説明受けてからその後読まれたのかどうなのかとても気になります。各自それぞれが「筆者から見たメンバー」として渡された一書から彼の真意を考えて「何を伝えたいか」を向き合っていくのではないかというように受け取りました。
私は橋本くんのことが非常に好きですが流されやすい、自分というものを持つにあたっての確固たるロールモデルがいないのかなと。そのうえで、戸塚さんが彼に求める言葉は「君は君だよ」(こう書くと凄くSMAPの名曲っぽい)なわけで。
あれですよウルトラマンゼロの「しっかりしろ!今はお前がウルトラマンだろ!」って言葉を思い出すわけですが(ウルトラマンゼロはいいぞ)。
それと同じで「お前が新たなロールモデルになっちゃえばいいんだよ!」って、戸塚さんは言っているのかなっていうのが二人を間接的に文字に起こされて読んだ私の印象です。この「お前が新たなロールモデルに」というのは、彼の「誰かをマネしても誰も嬉しくない。見たいのは戸塚祥太自身である」という、先に記した一件でのマネージャーさんの言葉からの彼なりの答えに行き着いているのかなと。
自由って難しいわけで。自由というのは責任が伴います。
そうじゃない、誰かが言っていた、なら、「お前がこう言葉にしていたのに失敗したじゃないか!」って言える。でもそれが出来ない。自己判断。自己責任が伴ってくる。
戸塚さんはその自由を踏まえた上で橋本くんの背中を押そうとしているのかとも感じるし、一方で橋本くんは「自由にやるために戸塚さんが言葉を噤んではほしくない」という風に考えています。これはこの一書だけではなく、いろんなところで彼らが「一人」のときのインタビューで言葉にしているキーワードです。
よーーーし、一発掴み合いぐらいまでいっちゃってもいいからディスカッションしよっか!!!!!という無責任なことを真っ先に思ったわけですが(ごめん)
橋本くんは割と言葉を飲み込んでしまう傾向にある人です。メンバー5人になったとき、彼の立ち位置(後々センターになった、いわゆる追加メンバーである事実/といってももう今年A.B.C-Zになって10周年なんだから、堂々としていいんじゃね?というのが個人的見解。世の中そう簡単にはうまくいかないのだろうけれどもね)を鑑みるに、四人に否定されることが怖い。ということを、言葉にしていたことがあります。
でも飲み込んじゃうと意味がないわけで。それはボールルームへようこその真子ちゃん*25じゃん…ってなってしまうわけで。
何にしても、「会話を交わす」「己の考えを相手に伝える」ということは、続けていってもらいたいなあ。という意味で、戸塚さんが本を選んだこと、彼が言いたかったこと、其の上で橋本君が汲み取ったことが興味深かったです。
あと蜜蜂と遠雷に関してはプロってどういうことなのか、「初」だからどうこうじゃなくて「表現する人間として立たされること」を目の当たりにしたのだな…と朗読劇が好きで、橋本くんに朗読劇をしてほしくて、この朗読劇が決まったときに「世の中見てる人は見ているのでは!?もしかしてこのブログ誰かに見られてる?!イエーーー見てるーーー!?!」なんて歓喜に涌いた人間としては(笑)ポジティブに、朗読劇を嫌いにはなっていないように受け取れてよかったなと。引き出してくれたインタビュアーさんに感謝するばかり。
河合郁人さんが渡された一冊から読み解いたものが非常に面白い。
彼はあくまでも、どこまでも「偶像」としての立ち位置としての部分を意識していると思います。方向転換をしたこともあるのでしょう。
過去のギラギラしていた、どこか一匹狼な雰囲気もあった(by当時のファンである友人)上で、「バラエティ」等で対応している姿を見ているのでそのギャップすごいなと感じますが、実際昨年の横浜アリーナでのコンサートでいきいきと楽しそうにしている彼に対して「アイドルとしてギラつかせたら輝きを本当に放つ人なのだな」という印象を持ちました。
其の上で「A.B.C-Zの中でも一番アイドルしている」というのは、元々彼がアイドルが好きというのもあるのでしょうが、彼なりの折り合わせて自分を向上させるために紡いでいったもの、人生のなかで作り上げた結果なのではないか、というのが持論です。
河合さんに渡された本で河合さんが気づいたことで一番いいと感じたのは「千差万別」ということ。ファンという大きなくくりが合っても、そこにいる人達の度合いはそれぞれ違って、求める声、向ける視線、訴えてくる感情は其々に違っているということ。
当たり前だけど気づきにくいことを踏まえて、戸塚さんがこの本を選んだ経緯を読みながら「そうだな~~」ってしみじみしていました。
例えばファンだよと名乗っていてもCD全形態買うタイプの人もいるし1枚だけの人もいるし、雑誌を必ず買うコアな人もいれば、ゆるりと好きな人もいる。でも”ファンに優劣はない”という言葉もある。そりゃそうだ。
でも一方で「自分はこんなにお金をかけているのに」という葛藤が生じる人もいる。折り合いの付け方が難しいし、其のへんは一つのジャンルだけではなく全てに共通すると思う。サッカーで言うなら「現地組(※スタジアムに足を運んでる人)」と「テレビ観戦」の人とそれぞれいる。現地にいくけど自由席、テレビ観戦だけど個人スポンサーだったら…?って話にもなるわけですしね。むずい。
だからそれを「演者」「表現する側」「好意を向けられる側」として河合さんが気づいたって言葉にしているのは、なかなかに「ない」ことだよなあと。
過去の河合さんはギラギラしていたかもしれない。
でも、今の河合さんの、横浜アリーナで見た遠くのファンに向けて目をキラキラして手を振っている姿は過去にはできなかった河合さんで。そうやって色んな選択肢を選んで進んでいく。其の姿を”とつふみ”としてゴールデンコンビ(この言い方毎回聞くたびにすごく…テニスの王子様です…ってなるのである。)として認識される戸塚さんが取り捨て選択をした彼を見ながら、彼に言葉を選び、「グループ」として背負う彼の荷物をちったぁ寄越せと分けてもらう。
そういうのって、進んでいくのって、いいなあ、って月次な言葉ですが、「いいなあ」「かっこいいじゃん」っていう言葉を紡ぎたくなりました。
塚ちゃんに関しては、塚田さんが戸塚さんにおすすめを先にしていた本が「出たー!!」ってなりました。
過去に錦戸くんが出たやつですね。どうもそれ実写版だとうちのユニフォーム出てるやつです*26!!!って思ったり(笑)
逆に戸塚さんから塚田さんにおすすめされた本についてはタイトルだけ聞いたことがあったのですがそうか…それがテーマか…となりました。団体競技としての代表格の一つですね。
また「アウトプット」と「インプット」をしていくことについて彼を踏まえて見ていると感じることが沢山あります。そして彼の言葉一つ一つから、戸塚さんとの距離感、感じ方で知られるものが盛り沢山になっている印象です。
沢山の「すてきなこと」に出会うことでインプットしていく。でも情報過多になるからこそのアウトプットも必要のなるわけで。今の「SASUKE」に出たり「アウトデラックス」に出て茶の間に先陣きって「この人は知っているぞ」ってなっていく塚田さんが「自分」を持つことの難しさについて触れているのは小説や、また、「誰もがやっぱり抱える問題」でもあるのかなと思います。一般人ですらいわゆる「量産型」と言われてしまう「個」というものを喪失しつつも「個性を弊社は求めています」と言われると「個性ってなんだよお……」と四苦八苦する世の中ですし。
それが如実に自分の「仕事」「生きること」に必要になる彼らはもっと大変に違いない。
戸塚さんと塚田さんの関係というのはいつ見ても不思議で、「とっつー!!」ってなついてるのにレスポンスあるとスンッ……となるかんじが。なんだこれおもしろ光景かな??ってなるわけですが。
塚田さんの怪我した福岡公演のときに「僕と塚田のパスワード」ってテレワンいったり、なんやかんやこう…彼らの二人の距離感が面白くて、ついつい見ちゃいます。戸塚田。面白い。
五関さんは「あーっあーっ!それかーー!アアー!読みかけー!!!/(^o^)\」と自分が読みかけだったので軽いネタバレをダイレクトアタック!(笑)はやく続き読まなくてはと思わせてくれました。
戸塚さんが受ける彼への印象が≒その作品のキーワードを持った登場人物。いわゆる世界と世界をまたぐ存在なわけで。
なるほど、映画を見た上で「彼」のイメージが固まっていたけれど、五関さんを見ていたら雰囲気なるほどなーってなったわけで。そういう意味でこの一書を選び、五関さんからキーワードを引き出し、自分というものがどういう存在でどういう風に物事を捉えて考えているのかを語らせたというのは良いですね。ちょっと俯瞰している。けれど「熱い気持ちが0ではない人」なのだと思わせる。
とにかく早く読まなくてはって気持ちにさせられました…(笑)
総評
大体の内容は前述してしまったのですが、「ファンだから面白い」部分と、「知らなかったからこそ楽しい」が詰め込んである一書でした。
どの章も非常に興味深かったですし、小説「光」に関しては私小説のようであり、それでいて全くの別人のようであり。
こういう「オタク」という趣味をしていると、いわゆる二次元では「自己投影するとか(笑)」とネタにされやすいんですが、私は自己投影させることって別に悪いことではないと考えています。その世界に引きずり込み、「登場人物の視線」に近しいものを見る。
勿論右往左往している世界の住民を上から見下ろす観測者あるいは神のような立ち位置でもいいし、登場人物の視線にたつことで、その世界で躍動する彼らとともに待ち受ける展開に一喜一憂するのだっていい。
そのへんの楽しみ方は、いわゆるミステリー小説を「推理しながら読む」のか「キャラクターたちと一緒に考えていく」のか、「流れを追っていって”あーそうなのかー”と展開に納得する」のか、ぜんぜん違うし、自分にとっての”楽しい”が発見できればそれでよかろうなのだーではないかと。
だから、今作「光」に関しても、”筆者はどのように考えてこの小説を書いたのか答えなさい”っていうセンター試験があったとしても、正解は戸塚祥太其の人しか知らないわけです。というかそれでしかるべきです。筆者の気持ちを答えろなんて、そんなの筆者にしかわからないのだから答えはないのです。
だから私は50人しか入らないような小規模の劇場でステージにあるという「ぼく」に対して、はたしてどの視点で戸塚さんが見ているのだろうと考えることが「楽しい」です。こうだろうか、それともこっちだろうか、みたいな。勿論そこに答えなんてないのですけれどね!
また、章ごと、閑話休題のマークが非常にこだわりを感じます。
Font Awesome*27とかシルエットAC*28かな…?!とかしげしげ見つめていました。多分違うと思うのですが、色んな所からその話に適していたアイコンをチョイスしているのが面白いです。
また、おそらくは添削や細かい表現は編集部または校閲あたりがやってくれているのでしょうが(校閲ガールはいいぞ…)本来の彼の伝えたかった言葉からニュアンスを汲み取り表現されているのだとしたら、やっぱり編集の人たちってすごい!
*1:ジョーダンバットが鳴っている 戸塚 祥太:文芸書 | KADOKAWA
*2:お察しいただきたい。そして私は青木くんは鎧武でも世話になっていたので割とダメージがでかい
*3:加藤和樹による跡部景吾のこと。転じて、加藤和樹氏のことを指すパターンもある。
*5:同じく井ノ原君がネット連載していた一冊。
*6:レシピ本。買ったはいいけど私は活用できていない。でも対談が面白いしコラムも参考になる。
*7:完全グルメ・食べ歩き本。参考にしているファン多数。私もいくつか行ったことが有るお店があって「わ、わ、わかる~~」となりました。でも正直絶対長野君もっと隠し玉もってるだろ!と。みんなに紹介しても大丈夫なお店をたくさん上げられていて面白かったです。
*9:2.5次元特集の『ダ・ヴィンチ』3月号、3日でアマゾン売り切れ! | ダ・ヴィンチニュース
*10:ムックテイストのものから、ペラっとしたものまで最近はさまざまですが
*11:言わずとしれた女性向け雑誌
*12:影羅様とは、「昔、妹が二重人格だった」というもののコピペ。影羅 - アニヲタWiki(仮) エターナルフォースブリザード相手は死ぬとちょっと似ている
*13:少年ジャンプは基本アンケート至上主義。声出せやオラァ!!っていうのはバクマン。でも言っている
*14:2015年1月〜隔週で連載しているコーナー。”オカダのジショ”とはその名前のとおり五十音順に岡田氏がキーワードを考えて語るもの。親友である高橋一生くんのこと、V6のこと、芝居のこと、趣味のことなど、その単語は「えっそれをチョイスするんですか岡田さん」ってものもある。彼のセンスが出ますね
*15:リリースを配信する会社。広告代理店という認識
*16:”書籍化については、連載時から熱望の声が多数寄せられていた。”(戸塚祥太(A.B.C-Z)著『ジョーダンバットが鳴っている』の書籍化決定! 期間限定で『ダ・ヴィンチ』での連載も再開 | ダ・ヴィンチニュース)
*17:さくらももこの提唱する世界。「おそ松くん」「ちびまる子ちゃん」「忍者ハットリくん」など、君とかちゃんとかがつく世界の人たちを指す。(コジコジ参照)ところで、これは姫ちゃんのリボンは該当するんだろうか?
*18:花となるべき“絵”の周りを、その絵にふさわしい額縁が飾ることで初めて“芸術”として完成する。どちらが欠けても「作品」として成立しないということを表した言葉
*19:2018年4月号「ダ・ヴィンチ」より「あの人と本の話」
*20:ラテン系ダンス
*21:「蜜蜂と遠雷」の東京公演にてのお衣装。自分でカズレーザーのよう、ツイッターとかに書かれる〜とか言ってた
*22:テイルズ・オブ・ジ・アビスとはナムコ(現:バンダイナムコゲームス)から2005年12月15日に発売されたPlayStation 2用RPG。生れた意味を知るRPG。3DSに移植もされています
*23:綾波レイを考えて作られた曲として有名。R.A=アルエ
*24:2017年コンサートでの出来事
*25:お兄ちゃんとカップル(ダンスのペア)組んでたけど自己主張できなくて、合わせて、そしてうまくいかず解消したりとかのエピソードがある。是非見てくれ
*26:ドラマの一瞬の風になれでお兄ちゃんやってた錦戸亮くんはエスパルスの所属選手になっていた。公式小説設定はジュビロだったから流石に地味にお隣さんサポから未だにあれ謎だわって言われる。大丈夫私も謎だ。
*27:フリーで使用可能のフォント。このブログも対応しています
*28:商用可能のフリーイラストサイト