\ゴーストバスターズ!/という響きは流石に知っていますがぶっちゃけ前作、前前作といった歴代ゴーストバスターズシリーズを見たことがない人間ではありますがこのたびロードショーとなったので「よおっしこれを機会に見てみよう」ということで、ゴーストバスターズ見に行ってきました。
ちなみに私の前知識はざっくりと「お化け退治物語」「白い風船?みたいなもちもちしたやつが巨大化してそれを倒す」”「ゴーストバスターズ!!」って歌”ってぐらい。
あらすじ
アメリカ・ニューヨーク。コロンビア大学の素粒子物理学者のエリン・ギルバートは、心霊現象を科学的に証明する研究を重ねていたが、研究費を打ち切られ、大学をクビになってしまう。エリンは自らの知識と技術力を生かすため、幽霊退治の専門会社「ゴーストバスターズ」を立ち上げるが……。
(ゴーストバスターズ : 作品情報 - 映画.com から引用)
スタッフ・キャスト
スタッフ
監督 ポール・フェイグ
製作総指揮 ポール・フェイグ ジェシー・ヘンダーソン
キャスト
クリステン・ウィグ(エリン・ギルバート)
メリッサ・マッカーシー(アビー・イェーツ)
ケイト・マッキノン(ジリアン・ホルツマン)
レスリー・ジョーンズ(パティ・トラン)
クリス・ヘムズワース(ケヴィン)
ざっくり感想
ゴーストバスターズ見てきた。まっったく頭を使わなくても観れる作品だった。あとシンゴジラ見たあとだとお、おうアメリカそれ使うんか…となりましたとさ笑
— せつな (@magic_rhapsody) 2016年9月1日
現代物としての小ネタがいっぱい
主演のクリステン・ウィグは前に日本でも別の方向で話題になったオデッセイに出ていましたね。実質主人公はクリステン・ウィグとメリッサ・マッカーシーの二人だと思います。
そもそも事の発端は「おばけなんてないさ!おばけなんてうそさ!」といって過去にお化けを信じて本を出したエリンのもとに「お化けが出たなんとかしてくれ」という依頼が来たことからなわけですが。
面白かった点でいうと現代への踏襲がとてもありました。元の作品でもそうなのかな?ファンタジー要素を組み込みながらあくまでもストーリーは現代であることへの強調が随所に見かけました。
例えば上記の本を買ったよって言われて「なんで!?どこで?!初版は燃やしたはずだけど!?」ってエリンが言えば「Amazonで。電子書籍でもあったよ」と言う。
実際調べてみたらふつーにAmazonで売ってる。「あんのかよ!!w」と思わずツッコミを入れたくなるところ面白かったです。
共同著書なのに片方がマイペースに「うるせえ知ったこっちゃねえ!!」といって売るあたり著作権ってどこなの・・とかね。そういうのに煩いアメリカがそれをやるっていうのがまた。
また、エリンがアビーに詰め寄るときに「終身雇用の時に私の名前グーグルで検索したらこの本が出てくるの!!やめてよ!!」ってブチギレるところがあるんですがナチュラルにグーグル出てくるし怒るポイントそこかよとか(共著なんだから金よこせってのはいいんだとか)思ったり。
また、前作では恐らくなかったであろうシーンとしてYoutubeに投稿して全世界に発信しているところとかね。エリンがクビになるのがネット配信からなのでSNS炎上と同じようにひっかけてるんだろうかとか。炎上すると危ないのは世界共通ですね。くわばらくわばら。
ストーリーはアメリカ映画らしいアメリカ映画
問題がおきて爪弾き者たちが励んで解決する流れは本当にわかりやすく「アメリカ映画」だなあと思いました。周りに理解されずともやってやんぜ!っていう気概が見れるあたりがいい。
また、何も考えずに見ててポジティブになれたり、笑ったりするという意味ではコメディ要素がしっかり詰まっていました。ケヴィンがあほのこだけどあほのこなりにやっぱりチームには必要!っていうのはチームのマスコットとしての存在感があっていい(まぁでもリアルに考えたら普通にクビにしとけ…とは思うけど)
基本的にゴーストバスターズは理論上で科学者として物事を解決しようとしているところが面白いなあと思いました。非科学的な、実証されにくいものに対して科学の発明を持って解決しようとする、なんだかドラえもんテイストですね。
ゴーストが動きまわる時に歩いてくる姿は平成狸合戦ぽんぽこの百鬼夜行を思い出しました。それにしたってなぜアメリカの幽霊たちはサイケデリックなグリーンをしているのだろう。そして目立ちたがりやなのだろう。
この辺日本のうらめしや~なものとの違いがあって面白いですよね(笑)
好きなシーンは巨大化する前に一瞬だけアニメになってゴーストバスターズのロゴが動くところ。あれとても可愛らしかったです。
必殺武器についてはシンゴジラ見た後だと「かの国は本当さああああだからさあああ!気軽にそれ使うのダメって言ってんでしょ!!」という気分になるというかお国柄というか考え方の違いが結構出てて、「あっ・・・あーーーそういう・・・はい・・・最強のカードねえ…」みたいな複雑な気分になりましたが。うんまぁ「アメリカ映画」だし。とかそういうことで、「そういうもんだ」と割りきって見たほうが良いと思います。認識の違いなんだろうなあ、と。日本じゃ多分それはやれないw
まぁストーリーとしては根本的に最初のゴーストたち片付けられてなくね?とかツッコミどころはいっぱいありますが「うるせえ何にしたってでっかい敵倒したから大丈夫!」なかんじが嫌いじゃない。開き直ってる感じこれはこれで。
終わり方を見ると「ああこれはまだ続くことを念頭に入れて作られたんだろうなあ」という印象。ゴーストバスターズ2作る気まんまんだろうなwと思いました。
後中華料理屋ネタでちょいちょいサイドに「服装」とか見覚えある漢字が並んでいたりとコネタが満載でした。
「過去作品を知らなくても楽しかった」ので、過去のやつも見てみたいところ。過去のやつ知ってたら多分大分オマージュというか踏襲しているところがいっぱいあったのだろうと思うシーンがありました(見てないけど「そうだろうな」と思えたから、きっとたくさんあるに違いない)