柑橘パッショナート

インプットとアウトプットを繰り返すごちゃまぜスタイル

お腹が空く、美味しい作品を5つ紹介させてくれ

小説を読む機会が以前より減少傾向にあるのですが、もともと私は食いしん坊部類にカテゴライズされる人間なので(最早ブログで隠す気ない)、「私が読んでお腹がすいたわ~」な本を並べてみようと思います。

コミックスもアニメーションも小説もエッセイもいろいろあるのですが、なんだったら料理本を読んで「美味しそう ~完~」ってなるのも結構あって「作らんのかーーーい!」っていう笑いネタもあったりするんですけれど。

とにかく、読んでいて面白かったものをまとめておこうと思います。

ドラマになったやつ、映画になったやつ、いろいろあると思うのですが、「私が!好き!」を伝えられたらそれでいいかなって!(趣味)

1.【映画】シェフ 三ツ星フードトラック始めました

 

シェフ 三ツ星フードトラック始めました (字幕版)

 

映画館で、たしか「はじまりのうた」とかそのへんを見に行った際にこの映画の予告を見て「あっ好き」と思いそのまま友達と前売り券を購入しみにいった覚えがあります。

主演・監督・脚本・製作ぜんぶまとめてジョン・ファヴローがやっています。強い。

www.youtube.com

 

《ストーリー》

ロサンゼルスにある一流レストランの<総料理長>カール・キャスパーは、メニューにあれこれと口出しするオーナーと対立し、突然店を辞めてしまう。

次の仕事を探さなければならない時にマイアミに行った彼は、絶品のキューバサンドイッチと出逢う。

その美味しさで人々に喜んでもらう為に、移動販売を始めることに。譲り受けたボロボロのフードトラックを改装し、マイアミニュー・オリンズ~オースティン~ロサンゼルスまで究極のキューバサンドイッチを作り、売る旅がスタートした―。

 このね!!キューバサンドイッチがめっちゃ美味しそうなんですよ。

http://chef-movie.jp/post/108000002054/コウケンテツ監修-フードトラックel-jefe特製-キューバサンドイッチ-レシピ

chef-movie.jp

 

見てこれめっちゃ美味しそうやろ…次回うまいもん研究会で「やりませんか」とプレゼンしたい作品すぎる。「実際にみんなでやってみよう」ができる友人がいるありがたさプライスレス。

作品としては「ヒューマンコメディ」っていう部類でいいと思います。単純に「ごはん映画」として料理を作っていく様ももちろん美味しそうだし、その一方でカールとパーシー(息子)のコミュニケーションも好き。

パーシーが食べていたグリルドチーズサンドは私の好きなA.B.C-Z橋本良亮くんが突如として有料会員が限定で閲覧できるブログで「ちょーうまい」といって作っていて*1しかも雑誌でもこの映画を見たとお話されていて友人に「ちょっとおおおおお橋本くんが!!グリルドチーズサンド食べておる!!!!仲間では?!これは仲間では?!いいよね!」ってめっちゃテンション高くいった結果「はいはい」と生暖かく言われました。解せぬ。

cinema.ne.jp

映画で出てきたグリルドチーズサンドを作られた方が実際こちらにもいらっしゃって、見ているだけでお腹がすいたという。

定期的に見直して、元気になって「美味しいものを食べようぜ!」っていいたくなる映画なので見たことない人みてほしい。

 

2.【マンガ】王様の耳はオコノミミ

王様の耳はオコノミミ 1巻 (デジタル版ガンガンコミックス)

 

 

 ちょっと懐かしいマンガですがガンガンで連載していた当時「この漫画面白いぞ……!!」となって買っていたので紹介したいです。

当時料理漫画が少しブームを迎えていて(焼きたて!!ジャぱん、とか)いたので、グルメ漫画として台頭してきたものの一つでした。

お好み焼きの声が聞こえる耳、その名もオコノミミ! オコノミミの持ち主、虎ノ宮貴一が全国屈指の米どころ、新潟で日本一のお好み焼き作りに挑戦!!

説明が公式サイト雑すぎませんか・・・・!!!(笑)

「キイチ」という少年が新潟という全力米どころ!白米is正義!の新潟の中で「お好み焼きもいいぞ~~」とどんどこ躍進していく話です。キイチくんはお好み焼きを焼くときに「お好み焼きの声」を聞くことができる特殊能力者です。ちょっと何言ってるかわからないだろう。

でもご飯作っていてふわっとしているお好み焼きがどれも美味しそうで見ててワクワクしていたのです。美味しそうに漫画を描かれるな~っていうイメージ。

作者の夏海ケイさんは後に「うみねこのなく頃に」のコミックスも手がけています。

私はこの人の描くなっぴーが凄い好きでした。

 

何がいいって地方のお好み焼きで「これいれるの?!!!」ってぶっ飛んでいるのとかもありつつベースは「お好み焼き」として全方位美味しそうなこと。良いよね、ご飯いいよね。

 

3.【小説】 ビストロ・パ・マルシリーズ

タルト・タタンの夢 〈ビストロ・パ・マル〉 (創元推理文庫)

近藤史恵さんの小説。「ビストロ・パ・マル」 でおきる人と人とのちょっとした謎をとく物語。

推理ものとしては「人間模様」をご飯から紐解いているようなレストランでの出来事なのですが、これの描写に出てくるご飯がどれもこれも美味しそうで困る。全力食べたい。お腹空いたぞ……と頭を抱えたくなる。

シェフが作るものがどれも品が良さそうで、また、登場人物がみんなどこかしら「わ、わかる…いらっしゃるよね……そういうお人…」と真顔になってしまうような心のほんのすこし見える陰りを持っている人とか。そのへんもでも「接客業」としての部分の描写がしっかりされているのが興味深いです。

なお、今調べていたらコミカライズもされていました。

 

 しらなかった……(笑)サンデーでやっていたのですね。ちょっと買ってみようかな。

試し読みしたら可愛らしいタッチで、入りやすい雰囲気でした。

csbs.shogakukan.co.jp

さすが小学館。公式配信してるあたりありがたい。

小説も3作品出ていて、私が一番好きだったのは「ヴァン・ショーをあなたに」でした。

 

個人的にはドラマになってもよさそうな作品だと思っているんですけど、深夜ドラマとかでやってくれないかな~~!

 

4.【小説】みをつくし料理帖

 

大坂に生まれた天涯孤独な少女・澪(みお)が、料理の腕だけを頼りに江戸に行き、艱難(かんなん)辛苦を乗り越えながら、やがて一流の女料理人になるまでの波乱万丈の物語。

人気時代小説「みをつくし料理帖」。

時代小説の料理ものというと池波正太郎がやっぱり思いつきやすいのですが(あの人はどっちかっていうと「料理がすき」「食べるのが好き」な人だけど)、この時代のお料理について掘り下げていろんなことを考えているのが伝わってきます。

江戸時代の料理作品だと「武士の献立」とかもそうですね。あれもよかった。

澪がいろんな人達と交流していく中で文字で踊る料理たちが美味しそうなことこのうえない。読みながら「どういう料理……ええ…美味しいじゃん絶対」とか思ったのは言うまでもない。

最近ドラマにもなりました。黒木華さんと聞いて「ですよね~~~分かる~~~」ってめっちゃ頭をブンブンうなずいた記憶があります。丁寧に作られていたドラマでまたやってほしいなって思えた作品。NHKよくわかってる。

みをつくし料理帖 DVD-BOX

みをつくし料理帖 DVD-BOX

 

 またポニーキャニオンか!!!(笑)ただのポニーキャニオンの使者みたいになってる。笑った。

 

5.【小説】風のベーコンサンド

風のベーコンサンド 高原カフェ日誌 (文春文庫 し 34-19)

 

風のベーコンサンド 高原カフェ日誌 (文春文庫 し 34-19)

風のベーコンサンド 高原カフェ日誌 (文春文庫 し 34-19)

 

東京の出版社をやめ、百合が原高原にカフェを開業した奈穂。
かつてペンションブームに沸いたが、今はやや寂びれ気味の高原にやってきたのは、離婚を承諾しないモラハラの夫に耐えかね、自分の生活を変えるためだった。
そんな背水の陣ではじめた奈穂のカフェには、さまざまな人が訪れる──。
離れた娘を思う父、農家の嫁に疲れた女性、昔の恋に思いを残した経済アドバイザー……。
「ひよこ牧場」のバターやソーセージ、「あおぞらベーカリー」の天然酵母のパンや地元の有機野菜など、滋味溢れる食材で作られた美味しいご飯は、そんな人々に、悩みや痛みに立ち向かう力を与えれくれる。
奈穂のご飯が奇跡を起こす6つの物語。

 

この小説読み終わったときに「心しんどい」がほんのちょこっとだけ浮上して「すごいお茶したい」「誰か誰も知らないところに行きて~~~ダッシュして美味しいもの食べて何も考えずリフレッシュして~~【求】時間とお金」みたいな感情だったのが(笑)優しい気持ちになりました。

小説だけ読んでいるとPascoのCMでやってる深津絵里さんみたいな雰囲気を感じます。

www.youtube.com

描写がどれもこれも美味しそうで読んでいて「カフェは、カフェは近くにないんか…!!」とグーグルマップでとりあえず高原の近くを探し出す始末。まず高原が近くにない。

ところでPascoの「みんなの願いを叶えます」というものがとても良かったのでみてほしい。面白かった。

www.youtube.com

マキ先生よかったね!

 

 

外伝:過去に紹介したことあるもの

もう前に紹介したじゃん!!!!!っていうのは該当するのはちょっとあれかなということでさっくり説明だけ。見てほしいよ~~が詰まってます。ただの趣味です。

【ドラマ】ごちそうさん

連続テレビ小説 ごちそうさん 完全版 ブルーレイBOX1 [Blu-ray]

 

前に「好きな朝ドラあります?」と聞かれて「ごちそうさんが好きです!!!!!!!!!!」と言った記憶があるのですが、「ごはんもの」というコンセプトの中では圧倒的に好きなドラマです。

料理をする姿も好きなのですが、なによりいいな~って思うのは杏ちゃんの食べっぷり。そして「食べることは生きること」ということ。食べ物に対しての拒否と、それでも食べなくてはというジレンマと。

 もともとヒロインは洋食屋さんの娘さんなので、このドラマめっちゃ美味しそうなものばっかり出てくる。「なんだこれ…なんだこれ美味しいに決まってる……」って思ってたらNHKがちゃんと本を出してくれて、作れないのに買いに走った思い出。

NHK連続テレビ小説 ごちそうさん レシピブック

NHK連続テレビ小説 ごちそうさん レシピブック

 

 50ボイス*2で、ごちそうさんのスタッフがどういうことを考えてこの作品を作りたいっていうのを言っていたのが興味深かったです。

良い現場で作品を作っているんだろうな~っていうのが伝わってきた思い出があります。

ちなみにドラマの中で菅田将暉くんが出るたびに「フィリップ…フィリップじゃないか…うっうっ」となり、和田くんが出るたびに「ラッキー千石さん……!」ってなる忙しい民でした(笑)

キムラ緑子さんのイケズが小気味がよく、ヒロインが真っ直ぐであればあるほどとばっちりくらうのが朝ドラあるあるの中で「よくいったぞ!!」っていう部分もあったりそうじゃなかったりもあったり。また、高畑充希ちゃんの妹ちゃんも可愛かった。

なおムロツヨシさんはムロツヨシさんです(笑)

 

【漫画】将棋めし

将棋めし 3 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

将棋めし 3 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

将棋めし 3 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

 

 松本渚先生による漫画。2017年にはドラマにもなりました。円盤まだっすか。何なら2期まだですか。

棋士たちのお昼/夕飯にフィーチャーしつつ、ヒロイン「なゆた」を主軸に彼らが成長したり悩んだり、将棋をする物語。将棋のシーン真面目に将棋が詳しくないのですが、ご飯に対してのなゆたの意欲がよく、それを踏まえた上で読んでいると「腹が減っては戦は出来ぬ」の言葉をそのまま体現されているのがよくわかります。

テンポもよく、イラストも可愛く、男性も女性も手に取りやすい漫画だと思います。

ドラマだと!!!内田理央上遠野太洸稲葉友という「どこの仮面ライダードライブだよ」とびっくりするぐらいのトリオで作られています。稲葉くんの黒瀬びっくりするぐらいハマっていて「わ、わかりみが深い…」とめちゃくちゃ笑いました。好き。

 ドラマで使われたお店いくつかいった記録もすでにしてあるのでよければ↓

ちなみに松本先生、フリーアイコンも配布されていらっしゃるのでよければ「Twitterでアイコン困ってる~~」というお人、お借りするのもありだと思います。

amanatsu0312.hateblo.jp

 

 

以上、「これをみてほしい最近のものたち」でした。

昨今ご飯物に関しては「孤独のグルメ」を封切りにいろんな形で色んな人達が表現していますね。

「食べる人」も描かれれば「作る人」ベースのものもあったり。それぞれがそれぞれどんなものを描くかって人によって違うから楽しい。

 

これからもいろんなものが読めたらいいなあと思うばかり。

小説だったら「和菓子のアン」も面白かったし漫画だったらはしゃさんの「さめない街の喫茶店」も良かった。今気になる作品は「サウダーデ」です。懐かしくて読み直したいのといえば「デリシャス!」もだし、あえてのわかったさんこまったさんシリーズ実践したいしで、いろんなことがやりたくて仕方ない。

 

 そのうち第二弾やれたらやりたいな~~~~。

今回は「特に!!これは!!私!!好き!!」っていうものだったんですけれど、そうじゃないやつもいろいろ「読んでえええええええ見てええええええええ悪いことはいわないから~~~!!」ってなるものが多いので伝えていきたいところ。

池波正太郎さんのエッセイとか、後この紹介本とかレシピブックとかやべーよ!!って話したいんだけどいい出したらキリがないので、とりあえず今回はこんなかんじで。

*1:2017年の3月のことでした

*2:NHKでやってる連ドラとか、大河のまえに50人に話を聞く番組

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