本日、NHKの朝の番組「あさイチ」の司会をしていた有働由美子アナウンサーと井ノ原快彦さん、柳澤秀夫さんが卒業されました。
朝の情報番組として毎朝ドタバタしながらしつつ朝ドラ―の私はあさイチの「同じタイミングで見ていて、同じような感想を持ってくれる」三人に「わ、わ、わ、わかる~~~」ってってなって、それがとても好きだったからこそ少し寂しさと切なさを抱いているわけです。それは私が「井ノ原さんのファン」だからというだけではなくて、おなじみになっていたからなのかなって思います。
ということで、今日はそんな「あさイチ」が引き継がれていくことを踏まえつつ、あさイチの思い出を語り、そんでもって4月からの新メンバーに期待をはせる話を書きたいと思います。
ちなみに今回のタイトルの「終わりは始まりなわけである」は、いつだったかヨージローが歌ってる*1曲なんですが、いい曲なので良ければ聞いてほしい。調べたらインディーズ時代のものだからiTunesに入っていないらしい。めっちゃいい曲なのに何だと…。
良ければ聞いてほしい。
あさイチってそもそもどんな番組だった?
あさイチとは・・・
お得な情報のスーパーマーケットです!!
タイトルの“イチ”は、テレビを見てくださる方々が“一番欲しい”情報がつまった、“市場”のような活気ある番組にしたいという願いです。
社会問題、政治の話題から、エンターテインメント、生活実用情報まで、主婦の皆さんが一番気になるテーマを毎日ピックアップ。
それをニュースとはひと味違う視点で、掘り下げていきます。さらに番組では生放送中にメール・FAXを大募集!皆様の質問に対して「オーダーメイドの解決策」を提案していきます。
目指すのは、テレビを見てくださる皆さんにもっとも近い番組です。
(公式ホームページ*2より)
始まったのは2010年。丁度朝の連続テレビ小説との時間帯が変わるタイミングでの開始でした。
当時の朝ドラは「ゲゲゲの女房」。
朝ドラと連動して見る「あさイチ」の楽しさ
私が好きな朝ドラベスト5上げろと言われたら速攻挙げるレベルには好きな、松下奈緒さん主演の「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみ水木しげるさんの奥様を主人公にした朝のドラマでした。ちなみに私は松下奈緒さんは草なぎ剛さんが主演していた「恋におちたら〜僕の成功の秘密〜」が好きです。ちなみにCrystal Kayの「恋におちたら」もピアノで弾かれていて「素敵だなあ」と思ってきた記憶があります。
そして彼女の出た作品は大体彼女がピアノを弾いてくれる(笑)
「ゲゲゲの女房」がはじまりで私は朝の連続テレビ小説にドはまりして(それまでなんとなく、の世界だった)、それこそ若手俳優の窪田正孝君(当時20前後じゃなかった?)とか「おいおいテニミュでおなじみ斎藤工じゃないか」とざわざわした斎藤工さんが出ていて、向井理さんと松下奈緒さんの「実際のイメージ」と「作品のやりとり」にほわっとしていたのにあさイチプレミアムトークで盛大に「そんなことはなかったぞ」というのが見られたのが新鮮でした。
ゲゲゲの女房はいきものがかりの代表格たる曲「ありがとう」を起用されたこともあり話題になりました。当時マジですごい勢いで色んな他局がテーマ番組として乗るっきゃないこのビッグウェーブに*3ってなっていたのを覚えています。
あさイチのコーナーでは毎週金曜日に「プレミアムコーナー」があったんですが、朝ドラを追っているともれなくその話になります。
朝ドラや大河等を中心に様々な番組に関連している人たちが呼ばれてきます。これから上映される映画のキャストも呼ばれたりしましたね。
ここで引き出される話が私はいつ見てもとても好きです。
その最たる分かりやすい例が「ヒメアノ~ル」のときの森田剛さんですか。
彼に関して言えば、同じV6のメンバーながら話を聞くときの井ノ原さんの姿勢はちゃんと「インタビュアー」側の人間であったと思います。勿論ファンとして求める部分は「V6としての普段のやり取りをしている彼ら」の部分も嘘ではないのですけれど。
”ヒメアノ~ル”という作品は非常に好みが割れるというか、まぁ直視できない人がいても仕方ないという作品です。
当時の私の感想。長くない?って思ったけどここ最近のブログ記事見たらそうでもなかった。通常運転です。
後は朝ドラとの連動という意味で悠太郎さん(ごちそうさん・東出昌大さん)がゲストに来た時。
朝ドラからの流れでいつも井ノ原さんは「西門オオオオ!」と連呼していたわけですけれど(笑)わかる、いいたいことは分かるぞって思っていました。
「桐島、部活やめるってよ」で話題を集め、「あまちゃん」で大吉っつぁんの若かりし頃を有村架純ちゃんと演じているシーンを引っ張り出したり、普段の彼が「どんな人」なのかを触れているのは興味ぶかかったです。
また、「ごちそうさん」に関して言えば主題歌を歌っているゆずがゲストにきて、しれっと何事もなかったかのようにあさイチジャックしていたのは未だに記憶に残っています。
また、キムラ緑子さんがゲストの時は正直あのときのキムラ緑子さん潔すぎるいけずキャラだったので(お姉ちゃん怖い!と思いつつ楽しんでいた)印象的でしたし、そういう意味でも見ごたえがありました。あの人グレーテルのかまどでかまどやねんで…とかね。
其々が其々「どんな風にお互いを見ているのか」「どんな風に考えているのか」「この人実はこんな人」っていうのがあって、それを見られるのが毎回毎回楽しみでした。
朝ドラ受けでいえばやなぎさんが「なんでそうなの?」っていう乙女心ガン無視したセリフにばっさり有働アナが「そういうもんなんです!」って言っているところとかね。ちょっとしたバトルも含めて楽しかった記憶があります。
記憶にあるといえば、ディーン・フジオカさんが来たときの五代友厚氏フィーバー(「あさが来た」)に対してのコメントとか。普段どんなことをしているのか、とかね。限りなくファンに近い目線で、楽しくお話されていた記憶がありますし、インタビューをされる側もするすると言葉を導いていくのは素敵なことだと思います。
五代様はかっこよかったからしょうがない。そして八代目こと桐山照史君が来たときも「後輩です」って言いつつもちゃんとお話を聞いていたのが印象的でした。
私はその当時桐山くんのことを微塵も知らなくて(本当ごめんね)、「ああ、八代目の子だ!」っていうのと「八代目ジャニーズだったんかい…」っていう気持ちがありました。本当ごめん。でもまぁ「知らない」から「知る」ことが出来て、調べていったら八代目のグループはやれカウントダウンであれでそれ*4があったわけで……改めて超新鮮でした。まさに「知らない世界を知る」きっかけをもらった気がします。
正直私は西畑大吾くんと桐山照史くんを知ったのは朝の連続テレビ小説によってなので、(それぞれ「あさが来た」と「ごちそうさん」でしたね。西畑くんは何なら2回出ていた)そういう意味でも、終わってからの「あの子僕の後輩なんですよ~」ってにこにこしながらいう井ノ原さんを見るのが好きでした。でも其の上での「あさイチ」で桐山くんが来たときのインタビューは当時桐山くんに対して印象がほぼ0に近かった私にとって「関西ジャニーズ」というものを知る切っ掛けになった(当時、”少年倶楽部に出てる人が現在のジャニーズジュニア全部”だと思ってた。いない子はみんな所属していない風間くん系だと思ってた(ごめん))ので、すごく新鮮でした。
また、「マッサン」のヒロイン&主役であるシャロやんことシャーロット・ケイト・フォックスさんと玉山鉄二さんがきて、お話をされているとき本当にエリーさんとマッサンのようで、それでいて撮影現場がいかにハードで、かつ朗らかなやり取りをされていたかがわかって、聞いていてとても楽しかったです。
嬉々としてドッキリ仕掛けられていたこととか、天海祐希さんとのインタビューとかも忘れられません。
そして麦の唄も超好き。中島みゆきはいいぞ。
実はシャロやんの「ゴンドラの唄」が好きでうっかり購入していたなど。
マッサン、本当マッサンが「あんたって人は…」ってかんじですごい好きだったんですよね。いい朝ドラだった。
朝ドラばっかやないかい!!(笑)
でもそれぐらい「視聴者と同じ目線」で「感じる」ことがいっぱいあって、そのうえで「聞きたいことを引き出してくれる」存在だったんだと思います。
まぁ何より、いいたいのは。
まさかの竹内涼真くんがゲストに来るという私の2016年ひたすら来いよーお願いしますよ―って願ってたことが早々に叶っちゃったことと、そこから井ノ原君がしれっと仮面ライダードライブの話を上げたこと。もうあれは何より嬉しかったしびっくりしたし「時代が私に追いついた(※単純に彼が頑張っただけの話)」って思ったしひえええって思ったしそこから「アラン様と進兄さん共演してるよ!!」って興奮している井ノ原さんが完全にとんだ私らだし、何なら ゴースト→ドライブ→鎧武 ってしれっと仮面ライダーの単語あげているのめっちゃくちゃ笑いましたありがとう。有働さん苦笑いしてたのごめんね!!(笑)
「ひよっこ」という作品がすごく好きだったからほっこり楽しませてもらえたし、本人たちのインタビューも面白かったんですよ…もう本当それなーーがいっぱい。
軍師官兵衛のときの岡田さんの質問も、あまちゃんのときの秋元康(完全に狙っている)、クドカンも楽しかった。わくわくすることがいっぱいありました。 相葉ちゃんや二宮くんが紅白の司会のときも印象的でしたし…ゲストが来るたびにいきいきしている彼らが大好きです。
いつの回だったか忘れてしまいましたが、すごく真剣にみんなで本当に朝ドラ見てるんだなあっていうのをゲストがツッコミ入れている話があって、何ならスタッフに「静かにして!!!今見てるから!!」っていう茶の間全開な話をしていたりしたわけですが。
そこで分かるのはスタッフと出演者の関係がとてもポジティブにフラットな関係なのかなと思います。
番組改編期の年度はじめではきっとスタッフさんが毎年入れ替わっていたと思いますし「当時いたけれど、今はもう違う部署になっている」っていうスタッフさんとか、ご結婚されたりとか生活スタイルが変わられた方もいるでしょう。(2018/03/30のあさイチであった「引き継ぎ」みたいにね)
だけどその「引き継がれた側」は今までを経て、其の上で新しいものを作っていくのだろうなっていう気持ちでいっぱいなんですよね。そういう「ポジティブ」がいっぱい詰まっているなと思います。
「受け継がれる」もの
引き継ぎ、という言葉は不思議です。ある意味で「バトン」なわけです。
でも、此方としてはいつまでも走り続けている彼らを見ていたい気持ちも嘘じゃない。
”惜しまれながらやめていくぐらいがちょうどいい”という表現もあって、アレッこれこの前の三浦大知くんのインタビューから通じて自分が思った「それでも続けてほしいと思う部分と、折り合いをつけながら表現をさらに加速度をあげて表現していく姿を見られる」というあれそれを考えたのとかぶっている。
なんだろう、残念です。本当に惜しい。
でもそれぐらい「好き」が詰まっていて、次の人達もとても荷が重たくて、しんどい、やだーって言葉をしていたけれど、私は博多華丸・大吉さんたちに期待もしています。
不思議だなと自分で思うのですが、近しいものは何だろうと思ったら、そう、あさイチは「壮大な特撮の世界」と一緒なんだろうなって思います。長く続いているけれど、はじまりがあれば終わりがあって、バトンタッチが合って。それでも道は続いていくのは、ある意味で「スーパーヒーロータイム」で彼らがやってきたことと一緒なんですよね。レンジャーものが最後にハイタッチ!して次の物語がはじまるのと同じように、毎年終わりの時期になると「なんで@@終わってしまうん;;」っていいながら次の情報にわくわくしたりするんですよね。それと同じ感覚です。
エグゼイドが終わってしまう寂しさとビルドが始まる楽しみさ。それこそ夏映画*5を見て、新しいライダーがきてわくわくする気持ちと寂しい気持ちの同居ですよ。
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キュウレンジャーが終わってしまう寂しさと、ルパパトがはじまるわくわくさ。
まだ見ぬ新しいものと、今まで好きで追いかけてみたものが終わることの喪失感。それぞれが二律背反であるのだろうなと思います。
なんだぁ!それってつまり、一緒じゃん。と私は妙に納得しました(笑)
そしてそれは彼らと一緒に迎えて、見送り続けた「朝の連続テレビ小説」とも同じだと思います。
始まりは何かの終わりの始まりであり、終わりはまた何かの始まりである。
あさイチはこれからも続いていくし、彼らの人生もまた続いていく。私に彩りを与えてくれる形で。
前とは違うかもしれないけれど、それでも「見てみないと分からない」「一緒に育っていくことで変わっていくことがある」だろうと思います。それは出会いであり、四月というシーズンにはぴったりなのかなーなんて。
四月からも彼らの言う通り「楽しんでくれよな」っていう言葉を受け取って、楽しみたいところです。
三人共お疲れ様でした。素敵な時間をありがとうございました。
あさイチが大好きだ!!!何なら手紙3回ほど読んでくれてありがとう!!!忘れません!!
うっかり有働さんに泣かされました。初期のラブセンのお衣装が(クリスマスだったかな、黒いドレスだったんですけど)どう見ても紅白のときの有働さんのお衣装みたい&自分が井ノ原さんのファン→結果:ヒロインネームを由美子にしていた頃があったなんていうのは今だからいう笑い話だ!!(笑)
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実はうっかり買ったのは内緒だ!!出来てないけど!!(笑)
後柳澤さんがうっかりステラ*6読んじゃって朝ドラの展開わかっちゃってうっかりネタバレしそうになったのに井ノ原さんに「やめてくださいネタバレ!!!」って言われてたのめっちゃ笑った思い出もあります。ネタバレ、だめ、絶対!!(笑)
何にしても、ますますのそれぞれの活躍を心より楽しみにしています。