柑橘パッショナート

インプットとアウトプットを繰り返すごちゃまぜスタイル

2022年2月1日 A.B.C-Z10周年への感謝の気持つらつら

 A.B.C-Zが本日2月1日、デビュー10周年を迎えました。誠におめでとうございます。

 まず第一に今日まで五人それぞれが色々なことを考えて紆余曲折しながら、一歩一歩踏みしめて、芸能界の大海原を渡ってきているんだなぁということにファンとして感慨深く、感謝申し上げたい所存です。

 ちょうど5周年を迎えていた2017年の2月1日はハイタッチイベントがあり、その時にハイタッチしたことが「初めてのA.B.C-Zの現場」になったのですが、あのベルサール高田馬場の寒さといつまでも進まない長蛇の列に「初めてであれはやっぱり大変だったのでは」と振り返りながら思い出すばかりです。当時から今日までA.B.C-Zのファンを自分がやっているとは思っていなかったし、彼らのこれからもまた楽しく見ていたいなぁと改めて気を引き締めなおしたいところです。

 世間では「私はこれでファンになりました」という沼落ち記事というものがありますが、正直5周年の頃に書いたものを見直しては頭を抱えてしまうので(笑)粛々と自分なりのお祝いの言葉と、5人それぞれに向けたメッセージ、そしてアルバムについてを記しておこうと思います。

 最新アルバムおめでとうございます!!!!!!!ということでA.B.C-Zを代表する楽曲の一つ「Vanilla」を貼り付けておきます。

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A.B.C-Zというグループに「今」思うこと

 決して順風満帆な道筋ではなかったことでしょう。なにせ「DVDデビュー」という聞いたことがない形でのデビューをした人たちです。当時からファンをしている友人から聞いても「メールがきて、いきなりデビューなの知った」ということで、やっぱり少し特殊な立ち位置だったのだなぁと思います。私が知った頃にはすでに彼らはCDを発売し、シングルを出し、アルバムを出し、いろいろな形を発展させていた状態だったのですが、DVDから始めていたということを考えると「見て楽しい」アイドルという立ち位置は現状のジャニーズ伝説といったABC座を続けていることにもつながっているのではないでしょうか。

 日生劇場というまっすぐ正面から見据えることが出来るステージに立っている彼らやホールで動いている彼らを見ていると「ステージ」という形でのまっすぐ正面で見た時どんなふうに動いているのか、まとまっているのを見られるというのは幸運だなと常々感じます。アリーナ、ドーム、ホール、武道館等それぞれに長所があると思いますが、アリーナコンサートでの「できることが増えて、やってみたいことをあれこれやっている、アリーナだから出来ること」をやっている彼らを見るのが好きです。(といってもアリーナクラスで見たの55やLBT横浜追加ぐらいなのですが…/幕張は扱いは「ホール」なのかなという印象なので割愛)だからこそ、どっちもやればいいね、やれたらいいね、とは今も思います。いつかはドームに立ちたい。

 「自分達のファンがバカにされないために、ドームに行きたい」「ひとつの形だから」と戸塚さんが言葉にしていたことがありました。

 A.B.C-Zというグループは他のグループに比べて決して優等生だったり順当な道だったり華々しいか、と言われればそんなことはないです。これは彼ら本人たちも自覚していて、度々口にしています。「優等生」とはなにか、と聞かれれば、それこそ売上の問題だとかファンの絶対数とか、現場がめちゃくちゃ多いとか、色んな所があるでしょう。でもその上で、まっすぐ受け止めて、自分たちに出来ることをやっているグループであるように見えます。

 どのグループもそれぞれに魅力があって、それぞれが違ってそれぞれが良い――という金子みすゞさん精神であってほしいから、自分たちを卑下する必要もないし、他のチームを見上げる必要もない……とは私は思います。自分の敵は自分のみ。だから「勝ち」「負け」というより「克つ」というスタイルを進んでいって欲しいですね。

 キラキラしていると思うし、ワクワクをたくさんもらっているし、私は彼らのことが大好きだからこそ、そういったプラスの言葉が少しでも挙がっているという「形」として残っていたら良い、と思い記しています。

 意識することが悪いことではないので、その上で「自分が何をしていけるのか」をファンの一人として向き合っていけたらいいなと思います。その上で「ドームに行きたい」と彼らが口にするのであれば、私は彼らが目指す先を見られたら、とてもいいなあ。彼らが口にし続ける限り、いろいろなものが後ろに見えたり悩んだりするかもしれないけれど「5年以内に」と言ってくれた言葉を信じて「いきたいね」と願います。

 人というのは変わらずにはいられないもので、それはファンとか、世の中の状況とかもしかりで、また当人たちもそうでしょう。過去よりは大人になったし、見えるものも変わってきた。その上で、変わっていく彼らを自分も変化していく中で見られたら良いな。そう願います。変わらずにはいられないけれど、あえて「変わらないようにしているものもある」という中での二律背反をもって進んでいく。停滞はしないで一歩一歩、歩いていく姿が見られていることへの有難うが伝えられたら。

 常に思うのは「あの頃の彼らは素敵で、その上で、今もすごく素敵だよ」ということ。

 当時と今と、いろいろな環境や状況は違うけれど、今も昔もそれぞれの形を「経験していない時間分」も吸収しながら見ていけたらいいなと考え続けています。デビュー初期や、デビュー前のジュニアの頃は様々な知識や映像を通してしか知らない部分があり、それは当時一緒に歩いていた人たちの伝聞等で知っていくことぐらいしかできないです。

 好きになるというのは何かしら「タイミング」があり、その「縁」があったからこそのもので、自分が好きになったタイミングを「もっと早く知っておけばよかったなあ」と惜しむよりはこのタイミングの彼らも最高だった!その上で!私が知った彼らも最高だ、そして未来も、これからもどう築いていくのかわからないから最高だ。……と、なれたらいいな。

メンバー一人ずつに思うこと

 メンバー一人一人の考えについては10周年前夜に突如として動画がアップされ、とても驚くと共に月日にも感慨深くなりました。

youtu.be

 「諦めない」「誰かと比べる必要はない」ということを前の方で書いていたのですが、前日になったタイミングで「10周年前夜」という形でYoutubeに、Twitterにあげてくれたのは有り難いですし嬉しいですね。

 

 この動画でも取り上げられていましたが、他のグループのようにセールスランキングを塗り替えて知名度も爆速急上昇という形ではなく、その方に対してそれぞれに思うところもあったことが明言されています。その悔しかった気持ち、「他のようにならない(なれない)自分達」への恥ずかしい気持ち(これは「土曜日のエウレカ」にて河合さんが挙げていたお話ですね。詳細は*1)、細やかな感情を隠さないことに彼ららしさも感じました。私は前を進んでいる彼らの揃ったパフォーマンスが好きなので、考えのかけらを聞いたり見たりしながら、その上での「今、前を向いてる」「誰一人として俯いていない」「10年先、20年先、30年先でセンターでキラキラすることが自分(橋本良亮)の使命」と言ってくれたことがすごく、とても、ひたすら心を打ちました。

五関晃一さんという人

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10周年を迎えた上で思う五関さんのこと

 五関くんに関しては本当にこの1,2年でより印象がどんどん変わったというか、変わったなぁと感じる部分が沢山あります。それこそ面白い発言もたくさん表でするようになったし、その「サラッとしている面白い発言」が色んな人達との相乗効果で益々面白くなっているというのは感じます。eGGでのレギュラー決定が自信につながったのかなとも思うし、過去に「6:4で演出(裏方)」というようなことを何かの雑誌で話していて衝撃を受けたのが嘘のように感じます。

 沢山のジュニアを引き連れてのダンスは勿論、ご自身が切り開いていく新しい道筋というのは誰かと被る云々ではなく五関くんの作り方でやっているのは非常に興味深いです。

 ダンスのターンの綺麗さ、細やかな部分の「つい見てしまう」要素を持ちながらアクロバットを続けている姿に年齢を感じさせなさもあります。【飛び続ける(アクロバットをし続ける)ことの大変さ】というのはV6の人たちがよくよく口にしていますし(実際彼らがA.B.C-Zに対して「身体は大事にしろ」と言っているお話はよく聞きます)、と同時に「アクロバットをいつまで続ける?」というA.B.C-Zが”アクロバットグループ”である上で欠かせないポイントに対して、非常にシビアなお話を塚田さんとラジオでしていたこともあります。

 このグループの名前が「アクロバットボーイズクラブ」である以上、続けていくのか、はたまた異なる長所をさらに伸ばしていくのか――等いろんな考える部分がでてくるとは思いますが、真っ向から向き合う姿が好きです。

 今回のソロ曲はeGGのご縁からのDAIGOさんによるものですね。初見の印象が「オトメイトのOPで見たことが有る!!!!」「乙女ゲーのキャラソンっぽい!!」というものだったんですが(Mr.Dreamも当時私は同じように感じていた)そういう意味で演出でどんなふうにも変わる、フルで聞いてみたい曲でもあります。

 最近は愛犬のティーさんについてのお話も聞きますし、日常の流れのお話をさらにさらに聞きながら「あの五関くんが!?」」の驚きと楽しみをまた感じたいものです。あらためて、デビュー10周年誠におめでとうございます。デビューが決まった時、たくさんのスタッフさんや関係者、先輩の皆皆さんから祝われたというお話を聞いてしみじみしました。裏方に愛される、なんていうお話はよく聴きますが、彼の魅力がまたたくさんの人に伝わったら良いなと願うばかりです。自らの道を自らの手で、どのように進んでいくのか、今後も楽しみです。

 ハマりたてぐらいの頃に「五関さんは脱がない上での色気みたいなのがあるんだよなあ」と話していたことを覚えているのですが、さらりとした身のこなしや、ふふっと何気なく笑っているところも含めて、色気みたいなものが深みを増していて、ふとした拍子に人を惹きつけるものを醸し出すなぁと「今」の五関さんに思います。

 

▽当時の感想(平成29年)

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 五関さんにまつわるお芝居は「奇子」が特に印象的でした。ジャニーズ事務所という枠組みでありつつ仄暗い空気感のある手塚治虫のあの重たい雰囲気を座長として作り上げていたので本当に見ごたえがあったので、正直再演してもらえたらーーと今でも思います。一期一会の良さ、舞台ならではのヒリヒリとした感情みたいなものも印象的でした。

▽当時の感想

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 基本的にあの舞台はアドリブをほぼ消しているダーティーな原作の雰囲気を押し出していたものなので”和気藹々とする空気感”ではなかったことも含めて、そういったものに五関さんが挑戦しているというのは面白かったです。2.5次元舞台を手掛けている中屋敷さんだからこそのポイントも多かったように感じます。

 だからこそ、今回の「行先不明」がどのような舞台になるのか今から楽しみです。「ブラックorホワイト?」の佐藤アツヒロさんと演出家さんとのコンビでの形で進められるということもあって、ストレートにコミカルに描いていく姿が見られそうで楽しみにしています。

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 友人と「行こうよ~」と気軽に見に行った結果、よもやよもやでこんなふうにご縁が繋がるというのは思っていませんでした(笑)

戸塚祥太さんという人

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戸塚祥太さんという繊細でエネルギッシュなお人

 見た時の美丈夫、美男子、いわゆる少女漫画の相手キャラよりも当て馬に使われる立ち位置のいいやつみたいな「手が届かない花」みたいな雰囲気のお人だなと感じた当時の印象から、早5年。書籍を通して彼の見ている世界、見たい世界、言葉にしているものを少しずつお裾分けしてもらってきました。ファンに真摯に、メンバーに真摯に。後輩に真摯に。

 たくさんの後輩に慕われているお兄さんなところと、自分というスタイルを崩さない真っ直ぐさに芸能人やアイドルとして求められる要素のジレンマも表面に見せることはなく。自らを飾り立てるというよりもナチュラルに、それでいて揺るがすことのない芯を持った人ですね。

 メンバーカラーがミントグリーンから白になってしまって(55のミントグリーンTシャツなんだったん……になってしまうので、もう2色あってもよくね?と私は思ってます)、それについて「申し訳ない!!!!!」と素直に謝ってる戸塚さんに戸塚さんだなあ、と思うし、自分達のファンに対しての「Youたちが格好いい」という言葉をまっすぐ届けてくれますね。半脅しでお前たちわかってるか!!と言われてA.B.C-Zのファンではない友人にめちゃくちゃ言われてるじゃん……としみじみ言われたのもなんだかくすぐったいやら「そういうお人なんだよ…」なところもありつつ。格好いいのは間違いなく当人たちだよとも思ったりもします。すごいのは本人たちで、ファンは「好きになっただけ」といえばそれはそうなのですが、「ありがとうね」と言ってくれる戸塚さんには此方こそいつもありがとうね!と言いたくなります。

 諸先輩たちからいろいろなものを受け継いで、同期たちと同じように歩き、それでいて後進に道として「一つの形」を見せている戸塚さんですね。その上でファンへ愛を唱え続けている彼が今回のご自身のソロ曲で再び真っ直ぐにラブソングを投げてくるのも意外といえば意外で、「そうだよね」といえば「そうだよね」の納得がありました。戸塚祥太ってこういう人なイメージ、というものを投げてきてくれて、タイトルとのギャップ含めて楽しませてもらえているぶん、フル尺で聞くことと、これを「ライヴコンサート」という形になったときにどう変わるのか、どう演出していくのか楽しみです。

塚田僚一さんという人

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元気印でいながら、ふとした時の真面目さがクセになる塚田さん

 「SASUKE」に事務所で出るきっかけを切り開いた塚田さんですが、「塚っちゃん」とファン以外の人に名前をあげられている姿を見てニコニコします。アウトデラックスの番組終了が決まったときも、一つ一つを丁寧にブログにあげていて、仕事に対して真摯なんだなぁとつくづく思うばかりです。

 最初の頃の「突き抜けて明るい二次元みたいな人」という印象から、パブリックイメージを守りつつ、アクロバットに関する向き合いを人一倍されているお人ですね。アクロバットはどうしても怪我と隣合わせだからこそ、ふっとしたときに大怪我に繋がりかねません。その怖さを向き合いながら、己の身体と付き合いながら大事に大事に築いているところがあります。

 明るく、楽しく、にこにこの裏側にメンバーとの関係とか(よく出る「無視事件」とか)いろいろなものが絡んでくるんでしょうが、それを加味した上でもファンの前で楽しそうに笑って、大きく手をふって「ばいばーーーーい!」と声をあげる塚田さんのお姿を見られると「ライヴだなぁ」としみじみと感じます。

 「塚リカちゃん」や「チートおばさん」といった塚田さんのオリジナルキャラクターもさることながら、自分自身を「魅せる」という意味でも今年は沢山塚田さんが塚田さんとしてかっこいいところを見られたら良いな、とも思います。

 テレビの向こうの「キャラクター」としての空気感と、ライヴの時の雰囲気、そしてトークしている時のぽわぽわとしているというか「それはそれ、これはこれ」のバッサリしている時のメリハリなど含めて、角度を変えるごとに雰囲気も変わる塚田さんにこれからもたくさんの魅力を見せてもらえたら幸いです。

 今回のソロ曲で「!?」と驚きもしたものの、色んなものを含めて盛り込んで彼の中で築き上げていったのかな――とも思うし、私は塚田さんが塚田さんとして格好いいところも見たいからこそ、今回のSJGがどんなふうに歌詞も含めて包み込んでいってくれるのか、どういう楽曲としてファンにラッピングして届けてくれるのか、楽しみにしたいところです。

河合郁人さんという人

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バラエティにMCに今本当に忙しい河合さん

 最初の頃は「よく喋る人だなあ」という印象でしたが蓋を開けたら踊る時の見ててはっきりと分かるアイドル性だとか、その独自路線の笑い方とか、トークのときにふとでる考えとか、ぽろぽろとこぼれ落ちるように見えてくるものが増えてきました。

 自分が一緒にあれこれ楽しむときにそばにいる友人が河合さんのファンだからこそ必然的に見る機会も多くて、結果的に「こうなのかな」「ああなのかな」という考えが一番膨らんだり、増えたりしたお人でもあります。

 ここ1,2年は特に忙しさが倍増したなぁと思います。テレビでほとんど見ないことはないし、何気なく見ていた番組であの独特の笑いや反応を見ることも多いです。ジュニアである人たちの番組で、河合くんの名前が後輩たちから出ることも多いですし、お世話になった先輩としてあげてくれるのは単純に嬉しいな、とも感じます。番組に居続ける立ち位置になって、司会ではないしパフォーマンスをするというのもまた違う今の役回りですが、後輩の子たちとのコミュニケーションを取っている姿は「彼らだから」出来る図でもあるので、常に新鮮さがあります。自分から「おじさん」とお話することも度々ありますし、フレッシュジュニアの子達からすれば本当に年上も年上であること間違いないのですが、私はそんな河合くんが生き生きしているのを見るのが好きなので、10周年を迎えたからこそ、さらにアイドルとして、タレントの部分だけではなくもっともっと発信されていったら良いなぁと感じます。

 それこそ、Vanillaが出たころのゴリゴリにかっこいい河合くんを知っている人たちから「今の河合くんのVanillaもとってもいいね!!!!!」となってもらえたらいいなと思いますし(時代の違いはあっても「あの頃もいい、今もいい、であったらいい」と思うので…)そのきっかけが沢山沢山あったら良いですよね。

 アイドル、タレント、コメンテーター、司会、様々な形で自分のキャラクターを確立していく河合さんですが話題になった「モノマネ」からさらに自分のいく道、やれることが増えていったらいいなぁ。モノマネの人、と言われることも多いでしょうし、まず「名前を知っている」「顔を知っている」の第一歩のラインを飛び越えられるようになったのってやっぱりすごいな~~と常々感心するばかりだからこそ、そのワンランク上の「それだけじゃないよね」がまた増えていったら…いいなぁ…とひっそり思っています。

 土曜日のエウレカ、川島さんということもあるのでしょうが、普段聞けない内容をぽろぽろとお話されていたこともすごく印象に残りました。

橋本良亮くんという人

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センターとして光を放つ橋本くん

 このブログで橋本くんに関してはさんざん触れているし、その時時に感じること感じたこと所感諸々全部ひっくるめて綴ってきているのですが……(笑)

 はじめて彼を知った23歳から、気づけば彼は28歳になられていました。歳男の鳥の帽子をかぶっていたときは「ジャニーズは相変わらず毎年歳男やってるんだな~」とぼやっと見ていたのを覚えています(笑)

 彼の入所してすぐくらいからファンをしている友人からお話を聞いていると「あんなに小さかったのに大人になってねえ」みたいな形でしみじみしたお話が返ってくるのでそうやって、いろんな形でみんなから見られている人なのでしょう。

 リードボーカルでありセンターという責任を有する立ち位置で、いろんなことを試行錯誤しながら「どういうキャラクターで自分はやっていくのだろう」と模索しながら進まれていったように感じます。お芝居面でいえば「良い子はみんなご褒美がもらえる」というような”なるほど、わからん”となるような、視点を変えることでどういうふうにも見える舞台を堤真一氏と築いたり、一方で「ゴリゴリにかっこいいアイドルらしい曲」を求めてA.B.C-Zに提案したり、それこそコロナの影響がなければライヴの演出もされるはずだった、という旨のインタビューも読ませていただきました。

 ステージでたくさんのスポットライトを浴びて、これでもかと自信を持っているように笑っている橋本くんが好きです。と、同時にMCで「実はしっかりしていそうでそんなことはなかった」の末っ子っぷりを発揮していたり、ぽんこつさを醸し出している可愛さが溢れているところも好きです。変わってないなあというところと明らかにおとなになったなぁ、見えるものが増えたんだろうなぁという部分もいっぱいあります。どうしても「A.B.C-Zのファン」であり「橋本くんのファン」でもあるので、含有している部分がバランスとして”どこ”を見るのかと言われれば偏りが激しいのですが……。

 以前「日本語がうまくなりたい*2」「相手にうまく伝えたい*3」というジレンマをはらんでいるお話をしていたことがあります。

 一つ一つを「聞く」姿勢を持っている人なのだろう、とこの数年間彼を見ていて感じていて、その上で相手に対して「(この人は)そうなんだね」といえる柔らかさがあります。それが近年のお仕事の形でもよく出てきている気がして、一つ一つのお仕事に向き合っている姿を聞けるのが本当に楽しみです。

 朗読劇を数回彼は出演されましたが、初めて朗読劇に挑戦する時、台本が本当にあがってきていない状態の中で、「まあ、朗読劇だし」という言葉を発されて(正しくはブログですが)そのときに友人が「朗読劇ってな!!!!!!!!!!大変なんだからな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と怒り狂ったのを覚えています。友人が声優ファンも兼ねていたこともあって文章だけとはいえ「朗読劇=ただなぞればいい、ただそれっぽくいえばいい、金のかからない・時間のかからない舞台」というように捉えられたかのような心持ちになったというのは分からなくもないですし、実際そういったように解釈されがちですもんね……。橋本くんの真意は当時も今もわかりませんが、朗読劇がストレートプレイやミュージカルと比べて安易かと聞かれれば、そんなことは決してないですし、一つ一つの演出やキャラクターの考え、”声”との向き合い、ニュアンスの違い――……と色んなものが組み合わさって、めちゃくちゃカロリー消費されるものです。演じる側も、観劇側も疲れる度合いはストレートプレイやミュージカルのそれと差はないでしょう。それぞれにベクトルが違う表現の「お芝居」「舞台」であることは明確です。

 前述したとおり、あの言葉に橋本くんがどんなニュアンスを当時持っていたのかは、当人じゃないので文章とか、言葉とかから探ることしかできません。所詮「解釈は解釈」にすぎず、受け取り手の考えであり、「作者の人そこまで考えていないよ」ケースも諸々ありますしね。当時、ゲネのご挨拶のときにメンバーカラーの真っ赤な衣装であることに対して自らお話されていましたし、元々このお芝居自体が急遽決定したものでもあったことはインタビューなどからもうかがえます。

 ただ、私自身が題材になった作品が「好きな原作」ということもあったので、突貫だろうと突如決まろうと、楽しみにしていた分、「そうか……そうか…」となったのを覚えています(笑)それを踏まえた上で、たくさんの朗読劇にこの数年間で触れて、「ただ読めばいいわけではない」ということを明確にMCの中で言ってくれて*4朗読劇が好きな人間として嬉しかったとともに「あの橋本くんがそう言ってくれるの、嬉しい」と噛み締めたのを覚えています。この辺は本当に特にわかりやすく「変わった」というべきなのか、言葉を選ぶことが上手になられたというべきなのか「見えるものの変化がゆえ(実体験がゆえ)」なのかな、とも感じます。

 一方、ABChanZooなどでたまにポロッと出るきつい言葉には相変わらず私は凹んだりもします(笑)それはテレビ側が求めている生意気な最年少像なのか、それとも彼自身のものなのかはわからないので一概には言えないのですが……どちらにしても……こう、…人を傷つける言葉は…ないといいな…とは、「アイドル」というよりも、同じ人間として願ったりもします。あくまでこのへんは自分の育ってきた環境とか培ってきた人間性における部分なので難しいなとも思いますが。

 人にふっとしたときに躊躇わずに手を差し出せるのが橋本君の長所です。人に優しくすることってやっぱり難しいことで、そこに自分の感情や気分というものも上乗せされるものなので「ダイレクトに人にやさしく向き合える」橋本くんってすごいなぁとつくづく感じます。それはファンであろうと、そうではなかろうと。彼の彼らしいところであり、そういうところが好きな部分でもあります。きっとこれは変わらないところでもあるのだろうなあ。その柔らかな優しさを見ているからこそ、前述したきつい言葉がもったいないな、って話に戻っちゃうんですが(笑)

 にこやかにファンサービスやパフォーマンスをするときも、芸能人として喜怒哀楽をするところも、気をつけていようと素に千葉のヤンキーが出るところも、人に優しいところも、全部含めて橋本くんです。十人十色、人間なんて良いところもあれば悪いところもあるので「それをひっくるめて」でしょう。仕事上でしか彼のことを知りませんが、それらを含めて私は彼のことを好きだし応援できたらいいなとつらつら思います。

 アイドルとして進んでいく先がどんなものなのか。10周年という節目のなかで、どんなワクワクを私に与えてくれるのか――本当に楽しみです。

 

 びっくりするぐらい書くことがいつもと変わらないので「どうしたもんかなぁ」と思うのですが、せっかくなのでつらつらと思いの丈を綴っています。

 こんなご時世です。いつ現場と呼ばれるコンサートや舞台が無くなるかもわかりません。そんな非常に危ういラインの上を走り、10周年という形でワクワクを配ってくれることが嬉しいからこそ、五人、そしてスタッフ、ファンそれぞれが気をつけ合いながら楽しみあえたら良いな――なんて願っています。

ベストアルバム感想あれこれ

 今回の「初のベストアルバム」については、個人的に「1stアルバムはあれはベストアルバムでは…ないんですかね…?!」とちょっと驚いたのですが(デビュー前のものもがっつり入っていたので、てっきりベストアルバムの区分なのかなと思いこんでいました)今回シングルカットされたものたちがぎゅっと詰まっていることに時代の流れというか「たくさんのものを世の中に送り出してくれたんだ」と感慨深くもあります。

 

 それはそれとして、今回のベストアルバムはたくさんの形で形態が用意されていて、「これシングルカットじゃないんだ?!」と思う火花アディクションが入っていたりと衝撃が諸々たくさんありました。

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 今回は形態が複数種類あるので楽しめる内容も目白押し。肖像画をテーマに作られたパッケージを見ているとA.B.Cで培ってきたものが橋本くんが入ることで額縁だけだったものが絵になって完成した、と話す戸塚さんの言葉を思い出しますね。

 今回のベストアルバムはシングルとDVDで発売されたものをベースに構成されています。個人的にはアルバムリード曲もあってよかったんじゃないか……?!とアルバムリード曲で好きなものがたくさんあるので思うところなのですが、それはさておくとして。

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 クロスフェードも各位3タイプ用意してくれています。動画で彼らがどんなパフォーマンスをしているのか、様子を公式でアップロードしてくれているのは有り難いですね。

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 つなぎ合わせてつながっていくことで「時代の変遷」と同時に「彼らの進んでいく姿」が見られるというのは面白いですよね。完全オリジナル新作のアルバムでもそうですが、今回は周年ベストだからこそ「聞いたことがある」をつなげてつなげていくというのは何やら感慨深さを感じます。

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 映像で言うなればファン投票で選ばれた楽曲もしかりで。Lily-Whiteもう5年前なのか、とかえっこの曲そんなに前?!となるものも沢山あります。きっとデビューしてからずっと歩んできたファンの人達はもっといろいろなことを感じるだろう、とも思います。あのときこの場所にいたな、あの時こんなことがあったな、彼らと一緒に歩いてきた日々が自分の中でも歴史になっている、というのは筆舌に尽くし難いものがあることでしょう。

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 「俺達とみんなでA.B.C-Z」と彼らは掛け声でいいます。そのたびに「私はA.B.C-Zなのか……?!」という衝撃を受けつつ(笑)”一緒に作りたいんだよ””みんな(ファン)がいることでA.B.C-Zが成立する”ということを言い続けていることが彼ららしさなのだと思います。

 どのグループもそれぞれで掛け声が違っていて、みんな違ってみんないい。今回のベストアルバムの60秒スポットで「俺達とみんなで」という言葉を使うことについて改めて考えさせられました。

 さて、本作の楽曲に関しては各自ソロ曲とともに新録された「Vanilla」、そして清塚信也氏が手がけられた「Begin again」が特記すべき2つでしょうか。Vanillaに関してはジャニーズJr時代の頃からの楽曲で多くの人に愛されている楽曲です。歌うキーが変わったり、雰囲気を当時の橋本くんがティーンズだった頃から一気に大人っぽくしてみたり――と様々な「印象の変化」が感じられました。あの頃の、背伸びをした大人を歌うA.B.C-Zと、今だからできるA.B.C-Zと、どちらも私は素敵だとやはり思います。

 清塚信也さんの「Begin again」に関してはファンに向けた真っ直ぐなラブソングでした。周年といわれるとちょうど2017年の5周年のときにメンバー全員で作った曲が「ドキナツ2017」だったので「周年の楽曲って…こう…over*5みたいなかんじになるのかと……!?」と驚いていたのものですからまっすぐ正統派にきたことに何だか逆に驚きました(笑)

 ライナーノーツのごとく、丁寧に清塚さんからの解説があり、清塚さんというと”三浦大知くんの熱烈なファン”という印象があったので「こんなふうな喋りなのか……」としみじみしました。大知くんのことを本当に好きなんだろうな~というように感じる機会が多かったものですから…。

 一緒にパフォーマンスしているときにすごく楽しそうに大知くんを見ているお人な印象だっただけに今回A.B.C-Zの楽曲を提供され、一つひとつをすごく真摯に考えられていることがラジオで伝えてもらえて、本当に興味深かったです。披露してくれる機会が早くあるといいなあと願っています。

 

ということで…

 10周年あらためておめでとうございます!!!!!

 ファンになって5周年、丸っと経って、ここからはデビューしてからの「知らなかった頃」よりも「知っている時間」のほうが長くなっていく、ということに少し不思議な気持ちでもあります。

 デビューより前から好きな人たち、一人ひとりのA.B.C-Zになる前から好きな人たち、最近好きになった人たち、いろんな人たちがそれぞれのいろんなタイミングで彼らのことを気にかけて、好きになっていっているのだと思います。

 彼らの築いてきた日々が、どんな形でまた花開いていくのか、と同時に「過去の彼らも素敵で、今もとっても素敵。そして未来も素敵であろうことが楽しみ」そんなワクワクとキラキラを与え続けてくれる彼等をこれからも見ていけたら良いな、なにが始まるかな、なにが起こるかなと期待していきたいです。

 10周年のこのタイミングでコロナ禍という逆風もありますが、乗り越えていってほしいですし、私は私なりの彼、そして彼らへの楽しみ方で見ていきたいです。一歩ずつ進んでいく彼らの日々に恥じない日々を自らもまた充実させていきたいですね。楽しんで、笑って、そしてエンタメを享受していく日々が続いていけますように。

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ハッピー・アニバーサリー!!!

 「ドームに立ちたい」というお話が「ドームにいくじゃん?」という話になって*6、それが年数で「いつまでにしたい」*7、という言葉に変わっていて、遠くて難しいとかいろんな声もきっとあるなかで「目指すことは変わらない」ということが嬉しいです。「目指したい」「連れて行ってあげたい」という言葉を本人たちが言い続けてくれることに私はそんな彼らがどんなコンサートにして東京ドームに立つのだろうと、見てみたいなあと思うことができています。

 「10周年は一つの通過点」とお話しされているけれど、まずは「今日まで居続けてくれたこと」へのたくさんの感謝を伝えたいですね。その上で、明日からのまた未来への彼らへの躍進を一人のファンとして見ていけたら、なんてしみじみ感じています。

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10周年のお祝いケーキも食べました

 改めて今日という日に感謝を。ケーキは理由づけて自分が食べたかったところのものを買いました。パティスリーアサコイワヤナギのケーキ、美味しかったです(笑)これはまた後日感想記しておきます。ちなみにVeuve Cliequotのこの東京ドームのケースはオーダーして作ってもらいました。めちゃくちゃ飲みやすくて0時0分に乾杯して飲みました。うまい!うまい!!

 

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10周年おめでとうございます!!

 10周年のお祝いは毎度おなじみ伊於さんに描いてもらいました。今年もライヴいこうな!という私信を記しつつ改めて御礼申し上げます。ちなみにブログにアップしているものと、Twitterにあげているものは表情をちょっとずつ変えてもらっています。個別の画像は、お花の背景をpixivなどでフリー素材配布されているものを探し、私が編集しました。

 絵の方向性を指定するときにお祝いっぽいかんじで~といったら全くジャケット見ていないのにムンウォっぽいイメージ絵もらって驚きました。ひとしきり笑った後に、さすがに被るから避けようとしたら今回のベストアルバムっぽい案を頂いて「実は見ているのでは!?」と非常に笑いました。

 無理難題を毎回言ってしまって本当に申し訳ない限り……。A.B.C-Zを実際に見て印象も色々変わってきている中で、今まで自分が見てきた視点と異なるお話を聞かせてもらったりと大変いつも目から鱗になってます。有難うございます。

 

 ちょうどニュースで戸塚さんと塚田さんが新型コロナウイルスに羅患されたというお話を聞きました。*8タイミングがタイミングなので悔しさやいろいろな気持ちが交錯されているんじゃないかな、という気持ちと同時に、現在誰がなってもおかしくないほどの感染状況だからこそ気を落とさないでほしいですし、自分自身もまた気をつけなければならないなと気を引き締める次第です。

 10周年、おめでとうございます。そしてありがとうございますと「これからもよろしくお願い申し上げます」を重ねていけたら。そんなふうに願います。

*1:SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ | TOKYO FM

*2:24歳のお誕生日の目標でした

*3:最終的に相手にうまく伝えられないから弁護士がほしい!みたいなことも言っていました

*4:NBFツアー名古屋にて

*5:V6の楽曲

*6:NBF東京にて

*7:2022年のテレビ雑誌参照

*8:弊社所属タレント戸塚祥太・塚田僚一(A.B.C-Z)新型コロナウイルス感染に関するご報告 | ジャニーズ事務所 | Johnny & Associates

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