見ていなかった・見たかった映画を見るぞおっしゃー!ということでひたすら映画三昧を続けております。4月7日に公開された上で行くいく詐欺になっていたゴーストインザシェルを見てきました。
先月の今夜はJ's倶楽部*1で戸塚祥太さんが「見てきた~」って行っているのを聞いて「超!絶!羨ましい!」と思ってました。封切り直後の初週にいくあたり興行収入ちゃんと考えているのか、それとも見たいからネタバレ予防も兼ねてなのかわからないですが、興行収入大事ということを映画好きの友人に再三言われました。
(黒バスクラスタよ…映画は初動…初動が最重要…初日と翌日、つまり最初の土日の動員数で、翌週の各映画館のキャパや上映回数が決まるのじゃ…キャパが広いスクリーンを抑えると、1回の上映につきより多くの人が見れる…つまり興収が伸びやすくなる…興収が良ければ…あとは分かるな?)
— 下水🍆 (@gesui_do) 2017年3月17日
それが此方。黒バス映画を結果として付き合っていってきて面白かったよ~ってなったので気になる人は黒バス記事見てほしいし何ならまだやってるところではやっているので見ていただきたい。黒子のバスケの映画興味ある人は見てね!!ぶっちゃけ原作ふわっとしか知らない(キセキの世代なんとなく分かる)ぐらいでも十分楽しいと思うよ!
ということで、みんな大好き攻殻機動隊なんですが私も大好きです。でも多分私より私の父親が攻殻機動隊が大好きなので、その影響も強いです。
なぜ私の父のほうが私の友達と攻殻機動隊で盛り上がっているのか、珍しく買い物一緒に行ったらお店のお姉さんと攻殻機動隊でなんでか私そっちのけで盛り上がるとか。
ちょっとまるで意味がわからんぞ。*2
GHOST IN THE SHELLも見たい見たいと思ってたんですがまぁ父を差し置いて先に行くのもなあとか考えてたんですけど。
やっべえ終わるわ。これはあかんわ。ということで見に行ってきました。「見てきました」と報告したら全然関係ない皆さんに「吹き替え?!吹き替え?!」とか「どうだった!!」とか言われまくりました。今まで好きなのなんで黙ってたの。そういうの先に言ってくれ。語りたいじゃん。
GHOST IN THE SHELLについて
原作は同名の作品から。95年公開作品です。
映画は基盤に同作品をあげつつ、いろんなシーンを彷彿と思い出させるものがちらほらと。
脳とわずかな記憶を残して全身が機械化された、公安9課最強の捜査官・少佐は、全世界を揺るがすサイバーテロ事件を発端に記憶が呼び覚まされるが、そこには驚くべき過去が隠されていた。
(映画.comより引用)
見ている側にとって見れば「草薙 素子」という女は既に知識として知っているわけですよ。だって素子は素子だから。作品展開を知らない人でも「草薙素子」は知っている。これはよくある話です。それぐらい少なからず攻殻機動隊っていろんな作品に影響を与えているから。
その中で、今回の「GHOST IN THE SHELL」ではあくまでも「少佐」という肩書を貫いていました。世界観が非常に独特なサイバーパンク感があるので大丈夫かなと思ったんですが近未来ものの金字塔として、ふさわしいグラフィックであったと思います。
後監督のいっそ日本人がドン引きするレベルの日本、原作へのリスペクトが覗えました。セリフ一つ一つもそう。動き一つ一つもそう。多分この人本当にいっそのことオタクだなっていうぐらいのファンだなと思いました(笑)
スカーレット・ヨハンソンが「少佐」を演じましたが、。これについては意見が色々出ていますが、「スカヨハの顔をこの素子はしている」っていう、のが特徴なので、そんなもんだろと思いました。確かなんかの雑誌で「顔を作るときに過去のハリウッド女優から使うケースもありえるんじゃない?」みたいなこともいってたので……。個人的には「これはこれ」でありかなと思います。ボディスーツは「まるで全裸のよう」という描写の割にはつるん、としすぎているような気もしたけれども。
「原作の世界観を借りた上で、完全に再現するのではなく、その上で、組み立てていく二次創作」として思えば、全くこれはこれで楽しめました。
というか超お金をかけた作品として、ガッツリ動くしガッツリ喋るしがっつりバトルするし。ハリウッドだからこそここまでやれるものも絶対あったと思うし。これはこれで、という言葉を何回も使っていますがありだと思います。
何より吹替版が原作からのアニメ声優たちを起用しているところもこだわりが見えますしね。バトーかっこ良いなあっていうのとトグサくんが私はとても人間味あふれていて大好きなんですが、今作イケメンになっとるがな……とびっくりした。山寺宏一さんの声で聞きたいので吹替版もやっぱりいきたい。
どっちかっていうと「日本の原作を踏まえた上で、派生したよ!ここまでやったよ!たーのしー!」っていうのがうかがい知れたというか、人間描写としてはかけている時間の違いとか、いろんな差異があるから当然日本版のほうが好きって言う風になってしまうのだけれど、リスペクトをしていたり、こう表現してみたいっていうのがいっぱいあって、私はもう一度大画面で見ておきたいなあと思いました。