片っ端から「推し事」という自分の楽しいを教えてくれや~~!!と叫び散らかし声をかけまくっている昨今です。
「楽しい」「好き」「ワクワク」をひたすら語ってもらう企画もとりあえず3回目にこぎつけることができました。ありがてえありがてえ。このブログは皆さんの優しさで支えられています。
「オシゴトガタリ」とは、このブログの管理人が、「推し(好き・応援・大切・考察対象等マルチな意味を指す)事」をしているフォロワーだったり、友達だったり、名乗りを上げてくださった方に対してインタビューする企画です。
「無理しない」「楽しい!を人から教わる」ことを基準に行き当たりばったりで行っています。
1ミリも知らない(ミリしら)のものなら「そのもの」を教えてもらって
知っているものなら「この人はこういうところが好きなんだな!」と感じる。
それができる場所。それが「オシゴトガタリ」です。
今回お願いしたのはフォロワーさんのしずくさん。
今回のイメージ画像はしずくさんに頼んで「ホシの子メーカー」さんで作っていただきました。このホシの子メーカーさんはれぬ/Lenu(@Caphricina02)さんによるものです。雰囲気が!とても!かっこかわいい!!
しずくさんはいつも私がネオロマンス楽しいぜ~~ってノリになったら「よっしゃ遙かなる時空の中での記事書こう!!」といい具合に背中を押してくれるお方です。有難うございます。
で、そんなしずくさんですが最近楽しまれている推しは「宝塚歌劇団」ということで…アレッ宝塚お好きだったんですか?!!と全く知らなかったのもあってじゃあその魅力をいかんなく話していただいて「ヨッ!イイヨイイヨ!!」っていう合いの手を入れていきたいと思います。
二次元から宝塚歌劇団への第一歩
―今回はご了承頂いて本当に本当に有難うございます!多少知ってるけどほとんどミリシラだから嬉しいです。
ひたすら推しのことをお話したら甘夏さんが綺麗にまとめてくださるやつ!!と聞いて好きなもの多すぎて悩みました(笑)
普段は逆転裁判とか遙かなる時空の中でとか…後は熱いの!っていったら声優の高橋直純さんとか宝塚、ってあげたら甘夏さんに「それだ」っていってもらいました。
―直純さんがお好きなのは知っていたのですが宝塚は正直イメージなくて…!どんな感じでハマっていったんですか?
ええと、はまって半年ぐらいですかね。すごい勢いの若葉マークですが大丈夫ですかね?(笑)
―みんなすぐそれ言いますけど若葉マークでも何でも今、自分が楽しい!ってのを伝えてもらうっていう企画だからいいんです!!!「私より詳しい人がいるしなあ」は禁止ワードで!(笑)
禁止ワード(笑)
ハマった切掛はですね、「天は赤い河のほとり」って漫画があるんですけど、それが宝塚で舞台化されるってなって観に行ったのが最初ですね!
篠原千絵による日本の漫画作品。
みごと高校入試に合格した夕梨(ゆうり)は、ずっと好きだった氷室君とファーストキス までして、嬉しいことばかり。
でもそんなある日、彼女の目の前でコップの中の水が勝手 にわきあがるという奇妙な出来事が!!
さらに、水槽の中から手が出てきたり風呂の中に引 き込まれそうになったりと、おかしな事は続く。
初めは錯覚だと思っていたのだが、しだ いに怖くなっていく夕梨。そしてある日、氷室君とのデートの途中で、夕梨は水たまりから出てきた手に捕まって、水の中に消えてしまう。
やっとの思いで水から逃れた夕梨だが、 辺りにはさっきまでとは全く別の風景が広がっていた。なんとそこは古代ヒッタイト帝国 で…!
ちなみに天は赤い河のほとり(以下、天赤)、試し読みとかも出来るのでお気軽にこっちもぜひ。
―この作品は何組がされたんですか?
「宙組」ですね!その時宙組20周年で、天赤も連載開始から20周年みたいな感じでした。
(当時のホームページです)
(当時の映像)
ちなみに二次元が原作の作品だと、逆転裁判*1、銀河英雄伝説*2、逆転検事*3もそうですね。
(逆転裁判の宝塚Ver)
もともと逆裁シリーズが好きだったのもあって、逆転検事は観に行ってたんですけど、宝塚にハマってから調べ直したら宙組だったことに勝手に運命を感じました。
違いについて分かりやすく極論言っちゃうと、「人が違う」っていうのもあると思うんですけど、組ごとにカラーも違うそうです。
―見に行かれての感想をお願いします!
なんと言っても2次元の世界の再現度(メイク)の高さにまずは驚きました。何だこれ!!と。
天赤の音楽は外部の方でゲームミュージックを手掛けている方だったので、音楽も物凄く魅力的で二次元感が増したというか……自分の脳内イメージとして確立されたものが具現化して今眼の前に動いて、話して、存在している!っていう意味で「物語に浸れる」って思えました。
確か楽曲は下村陽子先生だったと思いますが、この作品の原作が古代オリエントなので、世界観がぴたっとはまっていて、プロローグから一人でめちゃくちゃテンション上がったのを今でも強く覚えてます。
―宝塚の特徴である「女性が男性を演じる」ということについての違和感などは?
男役さんは全く違和感がなかったです。所作とかも細かいところまで男性です。
男役10年と言うそうですが、自然な動作で男役になるのにそれぐらい時間がかかるんだなぁと思いました。
子供の頃から宝塚作品見てると理想の男性像が宝塚の男役さんになってしまいそうで、将来大変なことになりそうだなとも思いました(笑)
―ちなみに宝塚って、組分けはいくつあるんです?
今あるのは花、月、雪、星、宙の五組と専科です。
宝塚の公式ホームページに各組の特徴が書いてありますので参考に是非!
専科
特定の組に所属せず、各組の舞台に特別出演して舞台を引き締めるスペシャリスト集団。優れた芸の手本として、後輩の育成にも尽力する宝塚の宝箱的存在。
花組
1921年に発足した最も歴史のある組のひとつ。日本初のレビュー『モン・パリ』を初演。組名そのものの華やかさに、実力を兼ね備えた組として人気を博している。
月組
1921年に花組と同時発足。『パリゼット』『花詩集』や、『ベルサイユのばら』『風と共に去りぬ』などの大作を初演。時代を映し出すように、常に新しく個性的な魅力を発揮してきた。
雪組
1924年、旧宝塚大劇場の誕生とともに新設。心の機微を描く日本物に定評があり『忠臣蔵』『るろうに剣心』など多彩な作品を上演。また1996年には『エリザベート』を初演し成功に導いた。
星組
東京宝塚劇場の開場にそなえ1933年に新設。2008年『THE SCARLET PIMPERNEL』を初演。組の名前に違わず、ゴージャスで存在感のあるスターを数多く輩出している。
宙組
5番目の組として1998年に誕生。東京での通年公演を実現した。発足時より現代的でフレッシュなイメージがあり、迫力のあるコーラスも魅力のひとつ。大作『ファントム』を初演。
後、其々にカラーが違うのが特徴です。
(メンバーカラーみたいな…?/発想がジャニオタ)
花組と月組は創設時からあって、花組は正統派男役 芝居の月組みたいに言われてるみたいです。花組は「ダンスの花組」とかっていうのもどこかで見かけたのですが、なにが公式なのか不勉強でよく分からず……。
―芝居は月組、ということは月組はお芝居だけなんですか?こう…宝塚というとレビュウのイメージがあるのですが
どこの組みも歌もレビュウもやってますね!
形としては「ミュージカル刀剣乱舞(刀ミュ)」が近いと思います。
(最近何かと聞く機会が増えた刀剣乱舞のミュージカル「刀ミュ」、これとは別にお芝居をする形の「刀ステ」もある)
基本的に二部制が基本で、一部が芝居で二部がレビュウ(ショー)でフィナーレ!って流れです。
(A.B.C-Zがやってる「ABC座」とか、ジャニーズJrの子たちがやっている「少年たち」もその部類ですね!)
ただ、これも物によって違います。
エリザベートとかファントムとかの長いお芝居は二部ともお芝居で最後にフィナーレが入る感じです。
―エリザベート、よく聞きます!帝国劇場でやっているものとは違うんですか?
大元の原作がウィーンのものであるという点は一緒だと思います。
宝塚だと「エリザベート -愛と死の輪舞-」というタイトルで公演しています。
オーストリー=ハンガリー帝国皇妃エリザベートが殺害されてから100年あまり経ったにもかかわらず、煉獄の裁判所では暗殺犯ルイジ・ルキーニへの尋問が続いていた。ルキーニは、エリザベートは死と恋仲だった、彼女自身が死を望んでいたと主張。それを証明するためエリザベートと同時代に生きた人々を霊廟から呼び起こす。最後に黄泉の帝王トート(死)が現れ、エリザベートを愛していたと告白する。
時は1853年に遡る。バイエルンの王女として自由を謳歌していたエリザベートは、ある時綱渡りに挑戦しようとして落下し、意識不明の重体に陥る。冥界へ迷い込んだエリザベートの生命力溢れる眼差しに一目で惹きつけられたトートは、彼女の望むままその命を返してやる。そしてエリザベートの愛を得るまで、どこまでも彼女を追い続けることを決意するのだった。
その頃ウィーンの宮廷では若き皇帝フランツ・ヨーゼフが母親である皇太后ゾフィーの助言と指示のもと、広大な国を治めていた。
ゾフィーはフランツと彼のいとこにあたるヘレネとの見合いを計画するが、フランツが見初めたのはヘレネの妹エリザベートであった。
1854年、二人の結婚式が執り行われるが、まだ幼さの残る新皇后に周囲からは呆れと不満の声が上がる。そんな周囲の思惑をよそに、幸せに満ちた表情でワルツを踊る二人。そこへトートが現れ、“最後のダンスは俺のものだ”とエリザベートに語り掛ける。
トートとエリザベート、果たして二人の愛と死の輪舞の行き着く先は……。
(想像以上にすごいファンタジックで驚いたのと城田優さんがトートをやった記憶しかなかった+「私だけに」という曲だけ先行して知っていたのでそんな内容なのかと驚いた)
後は最近だと動画配信もしているので、気軽に見れるのが特徴です。
これも各組で演る人が違うことで、まったく解釈が異なってくると想うので、違いを楽しむという意味でも楽しめます。
昨年は月組が演じていらっしゃいました。
東宝のエリザベートは「エリザベート」が主人公で、内容はウィーン版に忠実だそうです。
宝塚のエリザベートは主人公が死(トート)になっていて、大まかな流れは同じですが、すみれコードというものが宝塚にはあって、細かなところがちょこちょこと変えてあるのが違いになります。
エリザベートは曲で言えば「私だけに(Ich gehor nur mir)」は特に有名ではないかと。
itunesで探すとたくさん出てきますので聴き比べてみると其々の解釈が違って楽しいです。
(私の好きな女優さん、新妻聖子さんも歌ってました)
―”すみれコード”とは…?
宝塚歌劇団の理念の「清く、正しく、美しく」にそぐわない、劇団の品格を損なったり観客の夢を壊すような内容の演出を行わないし、求めないという暗黙の規範だそうです。
演者(宝塚の皆さん)も、観客も、それってどうなの?という質問をしない/させないというかんじでしょうか。例えば、本名・年齢・給料などの現実的内容ですね。退団されてから発表される方もいらっしゃいます、宝塚にいる間は伏せていらっしゃるのが基本です。
―ファントムとはその名前の通り「オペラ座の怪人」で合っていますか?
そうです、あの「オペラ座の怪人」の宝塚バージョンですね。
ただ、宝塚のファントムは「宝塚版」というよりも、脚本家、作曲、作詞家が世間でいうところの「オペラ座の怪人」と全く別の方が作られています。
原作は同じガストン・ルルーの「オペラ座の怪人」なのですが、劇団四季が公演している「オペラ座の怪人」は「アンドリュー・ロイド・ウェバー」脚本作曲で、宝塚が公演している「ファントム」はアーサー・コピットが脚本になります。
アンドリュー・ロイド・ウェバーの「オペラ座の怪人」は続編で「ラブ・ネバー・ダイ」も作られていますね。
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(これは原作の翻訳版)
―「戦国時代」という原点があって戦国無双と戦国BASARAがあるようなもんですかね…?
いいんですかねその例えで(笑)
大元(原作)が一緒でも、作る人によって全く違うものになるというか、解釈がことなるというか。だからこそ、曲も同じ曲ではなく「ファントム」と「オペラ座の怪人」で歌っているものも違います。
(映画になったほうは多分「オペラ座の怪人」のほう)
ちなみにファントムは2018年では雪組が演じていらっしゃいました。
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(オペラ座の怪人を知ったキッカケが金田一少年の事件簿の「オペラ座館殺人事件」だったのでどうやるんだろう…という単純にめちゃくちゃ興味があります)
(おかげでファントムの口上、「私はオペラ座の怪人、思いの外に醜いだろう? この禍々しき怪物は地獄の業火に焼かれながら、それでも天国に憧れる」っていうのだけ何故かスルスル言えるというあれでそれ。ファントムでは使うのだろうか……という素朴な疑問)
―今ざっくり組の違いとかを教わったわけですが、しずくさんはどこの組推しとかあるんですか?
母と母娘の二人で天赤を観にはじめて大劇場に行きまして……そのあとライブ中継を見てはまったかんじなんですけれども、母は真風涼帆さんが推しです。
真風さんというと天赤にもでていらっしゃる方です。甘夏さん是非覚えて帰ってください(笑)
で、私は2番手の芹香斗亜さんと桜木みなとさん*4のファンになっていました。
(今ざっくりページ見たら、花組のお芝居の「MY HERO」がめちゃくちゃ面白そうで気になった次第)
舞台は20世紀末のロサンゼルス。伝説的な特撮ドラマのヒーロー「MASK☆J」のスーツアクターとして活躍した父の背中を見て芸能界を志したノアは、下積み生活を経てトップ俳優の座に上り詰める。しかしいつしか己を見失っていったノアは、放蕩生活の末にスキャンダルをおこし、事務所を解雇されてしまうのだった。そんな彼がようやく手にした仕事は、顔出し禁止のスーツアクターとして、かつて父が務めた「MASK☆J」を演じるというものであった……。
HEROが教えてくれる“勇気”“諦めない心”、そして“愛”をテーマに、過去の栄光にしがみつき前に進めずにいた若者が、ハンデを乗り越え懸命に生きる女性との交流を経て、人生に再チャレンジする姿を描き出します。
(スーツアクターとても良い…見たい…)
組箱推しでいうと宙組ですね!!
あとは、雪組のトップコンビの望海風斗さんと真彩希帆さんも大好きです。
キッカケが宙組で、とどめをさされたというか、「イラッシャイ!!」って突き落とされたのが雪組だったので…(笑)
―”トップコンビ”っていうのは娘役トップと男役トップの認識で大丈夫ですか?
そうですそうです。トップスターとトップ娘役さんでトップコンビ。
宙組のライブ中継でトップスターの真風涼帆さんのMCの時の困った微笑みに「可愛い」って度肝を抜かれまして……。
NHKのBSで宝塚の放送してると聞いてすぐのタイミングで放送していたのが雪組の「ひかりふる路〜革命家マクシミリアン・ロベスピエール〜」でした。
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(「ベルサイユのばら」でも出てくるロベスピエールだってー?!!!)
(※ロベスピエール出てくる回)
で、この作品を夜遅くにリアルタイムで見て、あまりの歌唱力の過ごさと、二部のショーの華やかさに圧倒されました。とんでもない世界があるぞ……と沼の底へと突き落とされていきました(笑)
天赤は真風涼帆さんとトップ娘役の星風まどかさんのトップ就任大劇場お披露目公演で、ひかりふる路も雪組のトップコンビの就任大劇場お披露目公演だったので、ちょうどのタイミングっていうのもありました。ちょろい!っても思いますがやっぱりこういうタイミングって絶対あるな~っても感じますね。
―ロベスピエールの作品はベルばらとはちょっと違うんですか?
ベルばらを!見てません!!すいません!!(笑)
でも多分違うと思います、分かりやすく言うとオスカル様は出ていません。視点的にはロベスピエール側の目線ですね。
(ベルばら2014年宙組編)
結構宝塚作品って原作との違いがあるんですけれど、例えば天赤は漫画28巻をぎゅっと縮めて、漫画の主人公はユーリなのを、宝塚なのでカイルが主人公に直されています。
(原作ドラマCD参照/左がユーリ)
主人公を女性から男性視点で変えることで、天赤の場合は世界観がより分かりやすくなったというか「この時彼はこういう風に考えているんだろうなあ」っていうのが伝わりました。
あと、原作好きからすると、絶対に入らないであろうエピソードをちまっと入れてくれてたり、舞台では進行上触れられなかったキャラクター同士の相関を演じる方がこっそり取り入れて下さっていて個人的に胸熱でした。
「そこで!!そう入れてくれるか~!!」みたいな。みなさんが其々原作読み解いて解釈を持ってくれているであろうことがすごく嬉しかったです。
―今のところの「好きな作品」と言われたらどれを上げますか?
先日観た雪組のファントムも追加で……!(笑)
(天赤ダイジェスト映像あって胸熱でした)(やはり宝塚は華々しい…かっこいい…)
―ちなみに再演とかは結構されるんですか?
再演はない訳では無いけど、多くもないといった勝手な印象です。
特に原作があるものだと、大人の事情もあるでしょうし、なかなか難しいものもあるんじゃないかなと。後は同じ組じゃなくて別の組の方でやられている印象もあります。再演っていうか、演目同じだけど演る人違う、みたいな感じですかね。
―宝塚歌劇団のいいところ、特色とかあったら是非教えてください!
女性が男性役をやるからこその「女性にとっての理想の男性像を演じている」ことこそが魅力的なのかな?と思いました。いい意味での「非現実」がそこにあるというか。
男役の方は「格好良い男性」、娘役の方は「綺麗にみえる女性」の仕草や体の動かし方、所作ですかね、そこをきちんと抑えて動かれるので、「女性の理想が詰まった」世界がそこにはある気がします。
―宝塚の演目の特徴とかありますか?
宝塚は二次元も多いですが海外ミュージカル(有名所だと、エリザベート、ウエストサイドストーリーとか)もよくやられてます。
先程名前を上げたファントムも海外ミュージカルですしもちろんオリジナル作品も数多いです。
今東京宝塚劇場でやってる星組の「霧深きエルベのほとり」は菊田一夫先生が書かれた脚本ですし(これは再演になりますが)二次元だと、花組が予定してる「花より男子」が最新になるかと。
(まっ…まーちにあーいのうったーなーがーれーはーじめたらー?!!!!)(※嵐「WISH」)
―花より男子ってあの?!!マーキノッ(CV小栗旬)のあれですか?!!嵐の松本潤くんの?!
そうです(笑)あれです。ドラマの。
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(原作コミックス。台湾とかでも実写になったし、日本では井上真央さん主演のドラマになったり、その前に内田有紀さんが演じられたりもしています。 )
つい最近続編をKing&Princeの平野紫耀さんが主演でドラマやっていましたね。
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今度やるんです。どこで?宝塚で。
(タカラジェンヌさんが「マーキノっ」って小栗旬さんのあれやるの…?!)※あれは小栗さんの解釈だからやるとは言っていない
―なんかこう…耽美な雰囲気を持っている印象が宝塚にあったんですけど…予想外すぎてビックリしました…。
二次元の可視化、三次元に持ってくると言う意味では2.5次元でも宝塚はあるとは思うのですが、「2.5次元」とはまたちょっと類が異なっている印象があります。
多分、そこで長いこと積み上げてきた歴史とか技術で「宝塚」というジャンルに類してくるというか、宝塚そのもので一つの「文化」なんじゃないかなと感じます。
2.5次元が悪いのではなく、それもまた一つの文化として今後確立されていくのかな~なんて思っていますね!
だからこそ甘夏さんみたいに「宝塚で花男?!」って思う人がいるのもそうだろうなあってなります(笑)先行してるイメージってやっぱりありますし…。
前に「はいからさんが通る」をやった花組の二番手さんが再び主演でやるので今からいろんな人がワクワクしてますね。ビジュアル楽しみです……。
(はいからさんが通る、花組って言われて何だかとっても納得してしまうのは作品の傾向が大正ロマンな感じだからでしょうか…)
宝塚の独特システムのお話
―それぞれの組のトップの方は定期的に変わるかんじですか?何年かに一度トップの方が退団されるイメージですが…?
何年とか決まってる訳では無いみたいなんですけど、だいたい2~3年ぐらいで退団される方が多いみたいです。
先日次の公演での退団の発表をされた星組のトップスターの紅ゆずるさんはトップ就任の時から「5回で退団する」って決めていたみたいです。
~退団を決意したきっかけ~
「タカラヅカが大好きで、いつまでもいたい場所だからこそ、トップお披露目公演が終わってすぐに、大劇場5作品で退団することを決めて、そこまでに全力を出し切ろうと思いました。」
(天海祐希さんとか宝塚への退団が早かった印象だったのですが、人によってぜんぜん違うのですね)
―宝塚の方は退団される時大きな催しをやっている印象ですがそのへんについても教えてください!
サヨナラショーのことですかね?
トップスター、トップ娘役さんだと千秋楽のあとに数十分ほどのショーがあるみたいです。
あとはディナーショーとかもあるみたいですが。もちろんまだ行ったことはありません(笑)
今度月組の二番手の美弥るりかさんもサヨナラショーをされるみたいです。
娘役さんはミュージック・サロンというそうです。其々名称が違って面白いですね
(ディナーショーと聞いて思わず「タッキーだ!!!」ってなってしまった…/滝沢秀明さんディナーショーやってる印象)
先程お話した紅ゆずるさんもディナーショーが発表されています。
―宝塚はファンクラブが公式と私設とあると聞いたことがあるのですが、そのへんはなにが違うんですか?
宝塚公式のは「宝塚友の会」ですね。
ファンクラブは非公式のタカラジェンヌさん一人一人につく個別のものみたいです。
先日、専科の轟悠さんのバウホール公演に奇跡的にチケットが取れて行ったのですが、ファンクラブの方々を見かけて「この方々が噂のファンクラブ……!」ってなりました。
(宝塚を退団された方が他のお芝居に来られる時にチケットそちらから取られた方とかが入られているのがファンクラブ…?って印象でした。いろんなことしてるんですねえ)
―ふむふむ、宝塚友の会はチケットを取るため的なものもあるんですかね?
友の会は基本チケットを取るためっていうのが主ですね。
(ジャニーズと一緒だ!)(でも取れないときも多いのわかる!)
公式ショップで提示するとCD、DVD、BDが5%オフなったり、宝塚大劇場の方だとレストランの食事が一部割引になったりします。
(レストラン割引羨ましい…!)
私設の方は宝塚時代から出来てると思いますよ。多分有名なのが紫吹淳さんのマネージャーさんとかでしょうか?宝塚時代のファンクラブの人が退団後もそのままマネージャーになられたとかで有名ですね。
(すごい逸話である……つーこさん(ジャニーズで有名なお方)のような方が宝塚にもいるんだなあ)
―学校があると聞いたことがあります!
宝塚音楽学校のことですね!
私も不勉強なのですが、宝歌劇団団員養成所でもあって、二年(予科、本科)と学んで卒業すると宝塚歌劇団に所属出来る。
所属後は、全員で大劇場のひとつの公演に参加するそうです。(初舞台)そこで、口上とラインダンスがあるみたいです。
2019年は四月の宙組のオーシャンズ11で105期生の初舞台になるそうですよ。
私も初めて観るので楽しみです。
初舞台を踏んだ後に組み分けをされるそうなのですが、正式配属前の段階を「組まわり」と呼ぶとかで。昔は組を回ってたからそう呼ぶとか。組替えはしょっちゅうではないみたいですけど、ちょこちょことあるみたいですね。
(なるほどグリフィンドールいった次にスリザリンを経験!的な感覚でいいのでしょうか ※突然のハリーポッター)(昔「学校へ行こう!」で宝塚を目指されている子の特集があったような…)
宝塚が見たい!編
―宝塚見ようと思って調べてみたんですけど、結構映像作品あるんですね!
円盤はブルーレイだとスターアングルというものがついてきます。
版籍の関係で出すことができない演目もあるらしいので、そういう意味でも舞台は一期一会なんだなあと痛感します。
また、映像についても一部録りなおしとか歌がスキャットに入れ替えとかもあります。
―“スターアングル”とは?
トップスターとトップ娘役、二番手さんを場面ごとにひたすらにドアップでカメラが抜き続けるボーナストラック的な感じです。
(ジャニーズで言う「マルチアングル」みたいなもんですね!)
番手がついてなくても歌劇団に所属している方はみなさん「スター」なんだと思います。
だから、一番手の方を「トップスター」と呼ぶのかな?と個人的に考えています。なんてたってみんな一人一人きらきら輝いてますし!
―ちなみに宝塚のチケット取ろうとしたら順番としてはどこが速いんですか?
基本は友の会⇒プレイガイド⇒一般販売になります。
後援や協賛などの企業やクレジットカード会社の先行や、旅行会社の申し込みなどはそれとは全く別の時間軸で動いてますね。
後、注意すべき事項としては公式側からもアナウンスもないので、個人で確認していないと申込期間逃したりします。
公式がアナウンスするのはあくまでも公式が関与してるものだけっていうのが今のところの印象ですね。情報を制したものの勝ちみたいな。
(突然の情報戦…!!)
―お芝居のスパンとしてはどんな感じなのでしょうか?
基本的に、兵庫の宝塚市の宝塚大劇場が本拠地ですので、そちらで1ヶ月近く公演を行って二週間くらい間を空けてから東京宝塚歌劇で公演していますね。
こちらの東京の千秋楽はライブ中継されます。宝塚大劇場で公演していた組が東京に移るとその週の終わりに次の組の公演が始まります。なので概ねですが常時宝塚と東京で合わせて二組が公演しています。
その間に公演がない組は、組を2つもしくは3つに別れて地方(全国ツアー)を回ったりします。全国ツアー組と、大阪の梅田芸術劇場とか、宝塚大劇場にバウホールという小ホールみたいな劇場があるので(若手が主演で主に公演を行ったりするそうです)バウ公演と全国ツアー組と分かれたり。
あと年に一回博多座で公演を行う組があるそうで、今年は宙組が公演中です。
―これからしずくさんが楽しみにしてるぜ~!!って作品あったら教えてください!
まだハマりたてなのもあって、あれこれ観てみたいのでどれも楽しみなのですが、やはり推しの組の宙組の「群盗」、「黒い瞳」、次の大劇場公演の「オーシャンズ11」ですね。
あとは雪組が東急シアターオーブで公演する「20世紀号に乗って」も今からワクワクしています。
(想像してたよりずっとコメディっぽさそうな作品でびっくりしました)
―これから宝塚に行ってみたい!世界に興味あるって人に一言お願いします!
気になった演目のものを観に行くのが一番入りやすいかと思います。
特に自分のように原作を知っている作品から行くと話の流れも分かりますし、雰囲気も溶け込みやすいかもしれません。
意外と宝塚好きな方って周囲にいると思うので、声を上げて「この公演気になるんだけど…」と声を上げてみるとあれこれと教えて頂けると思います。
私もはじめは全然わからなくてTwitterで騒いでいたらフォロワーさんが丁寧に教えて下さいました。知り合いにも実は宝塚好きな人がいて、あれこれと世話を焼いてくれてその人の繋がりでチケットを譲って頂けたりしました。
チケットが取れなくても、宝塚歌劇の公演でしたらライブ中継があるのでそれを観に行くのも大まかな雰囲気を味わうのにもいいと思います。
思いの外、宝塚はずっと身近な世界なんだなあとハマっている人が周りにいることでより感じました(笑)
初心者の知りたがりやのおたくに優しい仕様なので、知識集める型のオタクに優しいとか親和性が高いと何かで目にしましたが確かにその通りだなと思います。用語辞典はお世話になりっぱなしですし、本当に間口が広いので、まずはちょっと覗いてみて、そこから…っていうのでいいと思います。コメディから正統派まで、幅広く用意されているのですってんころりん待ったなしでした。
お話を聞いてみての雑感
ぶっちゃけ花より男子は予想外すぎてびっくりしました。ここで話が上がってくるとは思わなかった。
正直今回お話聞いてて一番変な声が出た気がします(笑)百年先も愛を誓うよじゃないですか…(※嵐「ONE LOVE」より)
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で、宝塚歌劇団の印象なのですが、以前宝塚歌劇団の近くにちょっと用事があって行ったことがあるのですが、まぁ道に迷って頭抱えてた時に見知らぬおそらく男役らしきお方(髪の毛すごい華やかな色だった)が「大丈夫ですか?」と声をかけていただいて、道を教えてくださったことがありまして。いい人だなあ…頑張って欲しいなあ…という漠然すぎるイメージがあったんですが…こう、文化としてそういうものが「ある」ということは知りつつも知らない世界としてそうなんだなあといろいろ感じさせてもらいました。
後、多分宝塚をベースにしてジャニーズ関連の舞台構成ってされているのかなっていう個人的印象を受けました。2部がショウタイムになっているのって多分それ?ですよね??違うのかな。テニミュとかブリミュとかでもそういうのがあったし、「ミュージカル」という立ち位置からいろんなスタンスを経てこの形を確立し、それがまた他の文化に影響をもたらしているというのは非常に面白い傾向だと思いました。
自分の知っている宝塚と言うと「宝塚歌劇団=ベルサイユのばら」っていうのが一辺倒にあって、まぁ私がベルばら愛読者っていうのもあるんですけれども。
宝塚歌劇団の男役の方というと、ざっくりイメージで「オスカル様みたいなかんじ」っていうのが(男装の麗人って言えばいいのかなあ)(なお上の画像はアンドレである)(もうちょいなんかなかったんだろうか…)あって、だからこそ今回お話聞いて其々に当たり前ながらいろんなお考えがあって、またいろんな世界があるのだなと。
後何年前からもずっと思ってるんですけど、「サクラ大戦」はモデルどう見てもやっぱり宝塚歌劇団だからいつか何かのご縁でやってほしいなあと思っていたりします。雰囲気的にも似合うなと。難しいのかな。まぁご本人たちもお芝居されてるしなあ…奏組は2.5でもやっているしなあ、という悩み。何にしても新作こちらも楽しみです。
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また、オーシャンズ11をやっていることは存じ上げていたのですが(小池先生が後に香取慎吾さん主演でやられたというのも聞いていましたし、山本耕史くんと観月ありささんが出ていて「い、いきたい!!!」って心から思った思い出があります。)
退団された方のお芝居を見ることはいくつかあったのですが、「宝塚歌劇団」のお芝居というものに触れる機会が「戦国BASARA」「逆転裁判」で興味を持って映像を見たっきりなので(こういう解釈なんだな~で終わってしまったのでちゃんとステージで見てみたい)、折角だからチケット持って劇場で見てみたいなあ……なんて想う次第です。
後うっかり「最近宝塚に興味あるんですよね」といったら知り合いにやっぱり宝塚お好きな方がいてCD貸してくれました。
Disney Songs by TAKARAZUKA(DVD付)
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誰がどなたかを存じ上げていないのですが、「He lives in you」の”聞け!”て言い方がめちゃくちゃかっこいい。この曲は音月桂さん・柚希礼音さんのお二方なのですが、お顔がわからないながらも、曲がすごい耳に残っているのとディズニーの曲を自分のものにして「自分ならこう表現する!」っていうのがしっかり出されているのが「か、かっけ~~~!!!!」っていう一言に尽きました。びっくりした。
また、自分がV6のファンでもあるのですが「You'll Be in My Heart」の北翔海莉さんの歌い方がすっごいよくて。穏やかというか、歌い聞かせていくかんじが、原曲の坂本昌行さん(マーサといったほうがいいのだろうかこの場合)*5との違いというか、どちらも知っているからこその「こう表現するんだ」っていうのが見えて男性声での坂本さんの違いと、女性ながらの「男役」でいらっしゃる北翔海莉さんの目指す先が違うからこその良さというか。まぁそれ言うとカバーなら個人的に「いいな~」って思ったのだと同曲なら関智一さんのも大好きなんですが、本当にみんな違ってみんな良くて、それをまざまざ見せつけられたと言うか…いやぁかっこよかった(語彙力0)
あとふと思い出したのですが、私がすごい好きな楽曲を作られる人でフランク・ワイルドホーンという方がいるのですが(「ジキル&ハイド」とか「DEATH NOTE」とか「スカーレット・ピンパーネル」を手がけています)、確か奥様が現在は元タカラジェンヌの和央ようかさんだったのを記憶しています。
何ならワイルドホーンフレンズ公演で奥様と共演されているの見た記憶がある。そして友人が「デレデレやないかい」って笑っていたのを思いました。わかる。ニッコニコだった。
ちなみに「和央ようかさんが奥様ですよね」とふとしずくさんに振ってみた所、
「和央ようかさん!宙組のトップスターだった方ですね!宝塚のファントムの初演の時のエリック役ですね。(ファントムは今回で4回目の再演)(初演のクリスティーヌも先程の花總まりさんです)」と教えていただきました。手厚い!!!(笑)
和央ようかさんCD出されていた。かっこよい…。とても格好いい…。白がお似合いですね。
花總さんはそれこそお名前本当に東宝関連でよくお見かけします。『1789 -バスティーユの恋人たち-』とか出ていらっしゃったはず…!(曖昧な記憶で申し訳ないのですが)
後2017年の大河ドラマの「おんな城主直虎」にも出ていましたね。調べて「そうなのか!!」ってなったので(見ていた組でした)俳優さんとしての新しい道を切り開かれながらお芝居されているんだろうなあって感じました。レディ・ベスが個人的にはちょっと気になります。
あと和央ようかさんつながりでふとワイルドホーンの楽曲を今一度紐解いてみようとしたわけですが。
▽ワイルドホーン作品感想
作曲作品にこんなものが。
ひかりふる路(みち) 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜 - 宝塚歌劇団雪組上演
さ、さっき話で聞いたやつ~~!!!!!!!!
こんなところでまた接点がひとつ生まれて…こう…そんなこと言われたら見たくなるじゃないですか…。
とりあえず聞いてみた感想「自由であるために~の歌めっちゃかっこよくない?!!!後俺たちのすることを歴史に刻みつけろ(でいいのかな?)って曲めっちゃワイルドホーン…わかる…好き…」っていう….
こう、ワイルドホーンの楽曲って何がいいってovertureとかもそうなんですけども、アンサンブルの方の使い方がすっごい好きででして。
ちなみにこれはDEATH NOTE初演のやつ。唯月ふうかちゃん歌うまいな~ってしみじみした思い出。後圧倒的な存在感を魅せる濱田めぐみさん。歌がね、うまい(知ってた)
個人的に好きなのは「正義はどこだ?(Where Is the Justice?)」なんですけれども。法と正義は別だといい、誰かのために誰かを葬るキラ(月)のその矛盾が人間くささMAXで曲調ととても似合っていて…いいんですよ…後濱田めぐみ(レム)さんの「愚かな愛(When Love Comes)」はすごい力がいるのと共に、英語版も日本語版もそれこそ韓国語版もいろいろ聞いてみてそれぞれ解釈が違ってすっごい好きなのでとりあえずなんだ、聞いて。ってかんじ。
ゲネプロもついでにおいておきます。見てほしい。
歌だけでいうならコンサートも…いいぞ…私はいけなかったけどな!!!!!行きたかった!!!
ライブ音源を未だに作業用BGMとして聞いているのですがとても好き…。
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なんかそういう意味でも…レムの曲とか宝塚の方々だとどう解釈するんだろうって興味もありますが、先程の「すみれコード」的には多分難しいのだろうなあとちょっと残念に思いつつ、でもそれが多分「宝塚」だからこそなのだろうとも解釈しました。「政治的なもの」「宗教的なもの」「性的な描写」のライン引きというのは難しいと思うけれど、その線引について、ふと確か先日「コインロッカーベイビーズ*6」のお芝居を見た時に「宝塚ではやれないものをやろうとした結果こうなった」というものを記事で拝読したことを思い出しました。
――木村さんは宝塚歌劇団の演出家ですが、今回はなぜ『コインロッカー・ベイビーズ』に関わることになったのでしょうか?
頼まれて書いたわけではなかったんです。
自分は宝塚をすごく愛していて「清く、正しく、美しく」という教えのもとに頑張っているのですが、「宝塚では絶対にできないような脚本を書けるんだろうか」という思いがあり、一番遠い題材を考えたときに、この作品が浮かびました。
(中略)
いろいろな伝手を使いまして、5年前、村上先生の手元に脚本と企画書が届きました。それから10日も経たないうちに、ぜひやってほしいという話が来まして、びっくりしましたね。「条件もそちらの思うように」というお話でした。
(宝塚の演出家・木村信司が、若手ジャニーズとつくる音楽劇『コインロッカー・ベイビーズ』にかける思い (1) 宝塚とジャニーズの共通点 | マイナビニュース より引用)
お芝居を見た上で思うのは「そりゃこれ宝塚歌劇団でやったら観客の人も演者の人も抵抗あるだろうな」っていう…(笑)コインロッカー・ベイビーズは衝動的な部分が結構あるのと「なるほど、うん、うん、わからん!けど!勢いがある!!」(自分の読解力の問題だと思う)「なんかいろいろ押さえつけられているけれどそんなの関係ないオレは今!!生きている!!!誰になんと言われようと生きる!!」みたいな、そういう感じだったので(これも自分の解釈であっているのか実に不安)いろいろ多分「最近の宝塚はなんでもありなんだなあ」と思う一方で(花男とか、戦国BASARAのお話を聞いていると)、多分ここは境界線上のあちら側なのかな?って思ったりもするわけです。
だからこそ、そういう意味で「どこまではやって、どこまではやれないのだろう?」っていう興味もあるし、それを自分の中で「多分…ここまでは多分いいのかな…?」って思うのは、宝塚の世界を見たらなんとなくでもつかめるのかな、って印象です。
宝塚の世界って奥が深いなあってしみじみします。
後ここで木村さんが宝塚とジャニーズの共通点についてあげられていて、そういう意味でも宝塚が好きな人がジャニーズを好きというパターンの人、また逆もしかりで同じように情熱を注いでステージに立つ(舞台にしろ、映像にしろ、何にしろ)人たちの姿を追う上で同じ部分は沢山あるのだなあと。
そういえば、「ポーの一族」を宝塚がやるよ!って聞いた時にざわついていたにも関わらずご挨拶されている姿を見てまわりのファンの人達が「あっこりゃうまくいくわ」とお話されていたのをSNSで見て「すごいなあ宝塚」って思った次第です。
もちろん最終的に可視化が苦手な人はいるとは思いますし、それはそれで「見ない」という選択肢で良いと思うなかで、こうやって作品に触れる機会があるっていうのは自分としては世界が広がったので面白くて良いな、と。
ということで、思った以上に私の好きな世界と好きなものが繋がっていたので、こういうことがあると先程の話じゃないけど 「え~~めっちゃ行きたい~~!!人生で一度は経験したい~!!」ってなるわけです。
ということで、しずくさんお答えいただきまして有難うございました!!めちゃくちゃ分かりやすく、そして頸を突っ込む私にもとても優しく教えていただきまして嬉しかったかつ、ずっと楽しかったです!