「味の履歴書を辿ろう」で一人では行く機会が少ないところを主向こうの結果だったんですが、天ぷらの中清さんに振られてそれなら「じゃあ普段いかないところ!!行けないところチャレンジ!!!」ということで駒形どぜうに行ってきました。
これまでの流れで「飯、飯、いっこ挟んで飯!」ってかんじなんですがまぁ実際そんなかんじでご飯食べてご飯食べてお茶してまたご飯食べて散歩してみたいなことをリピートしている状態です(笑)
◇これまでの流れ
こちらも「味の履歴書」にて”浅草で味わう江戸庶民の味、どぜうなべ/駒形どぜう(浅草) ”としてご紹介されている江戸時代の庶民の味として親しまれている泥鰌鍋のお店。
それでは早速感想も含めていっていきましょう。
「泥鰌鍋」について
江戸時代は親しまれていた「どぜう鍋」。今では高級食品の仲間入りをしてしまいましたが、そのほろっとした食感が特徴で、食べられるお店も限られている中で今も確立している「駒形どぜう」さんへいってきました。
1800年から続く江戸の香りを残したこちらのお店は江戸が東京になってもなお続き、古き良き町浅草として愛され続けています。
そんな200年以上続くお店。
駒形どぜうさん
「暖簾をくぐればそこは江戸時代」といいたくなるようなお店の外観。
お店は地下、1階そして2階となっています。1階はお座敷仕様で、2回はテーブル席。
今回はテーブル席でお伺いしました。
「お歌はご遠慮ください」という言葉をみてふふっとなってしまいました。
いつの時代もお酒を飲んで上機嫌になった結果歌ってしまう、っていうのは変わらないのかもしれませんね。
お品書き
お品書きは蛇腹仕様なのでばっと広げると見ごたえがある形。裏面にも色々書いてありますがとりあえずご飯シリーズはこちら。
達筆!!!また、こちらのお店はくじらも食べられるのが特徴なのでちょっとくじらもそそられたのですが、今回はおとなしく「どぜう鍋」に!!
どぜう鍋
ぐつぐつとすでに煮込まれたどじょうに、薬味であるねぎをのせ、お出汁(醤油?)を足しながらしんなりするぐらいまでなったら一緒につまむ!!というスタンス。
隣のおじさまがたもおじいちゃまがたもわさわさネギを足しながらぐつぐつドジョウと一緒に食べていきました。
なので我々も早速チャレンジ!
しんなりして食べるのですがドジョウがほろほろ~っとあっという間にとけていく。
そしてこちらのお店のはあまりくさみが強くないのでぱくぱくいける。
また、三人中一人が「今回どじょう初なんだけど大丈夫かな?!」という状態だったんですがどうやら大丈夫だった様子。何でも初挑戦のときってドキドキしますよね。
しみしみになるドジョウと一緒にネギをつまめば「これは酒が…酒が進むやつだ…」と頭を抱えたくなる味わいに。
蒲焼き
「どじょうが…蒲焼……!?」と思いながらもじゃあ折角なのでと食べてみたのですが印象としては「うなぎのタレってうまいよね」理論なかんじで、うなぎより骨がない感じがします。思っているようにもサクサクパクパク食べられる形。小型サイズっていうのも大きいかも。
江戸風卵焼き
「江戸風」という単語に「どう違うんだ…?」となった結果「頼むっきゃ無いよね!」という二つ返事。皆そういうところだ。好きです。
ということで早速実食。少し甘め…?ほんのりとした甘さと大根おろしとの相性が良い。しかもしっかりちゃんと厚みがあって美味しい。美味しい。
茶碗蒸し
「15分ほどお時間いただきますが…」とおっしゃられたのですが「どうぞどうぞ」とお待ちして、でてきたのですが。
めっちゃ熱い。想像以上に熱い。「今まで蒸してたぜ」ってぐらいには熱かった。
その分ほくほくほろほろで、口に入れてみるとつるん、としている茶碗蒸し独特のあののどごしの良さ。中にはエビ、百合根などが入っていてシャキシャキだったりほろほろだったりぷるぷるだったり様々な食感が楽しめるという豪華仕様。
雰囲気も良くて、賑やかで、かつお酒を飲むのもよしご飯を食べるのもよしという空気感を楽しむのにも十分なお店でした。
長く愛されているのには理由がある。そう裏付けたくなるような店「駒形どぜう」さん。
渋谷にもあるけれど本店にいけたことをラッキー!!って思っています。
こうやっていろんなお店を知る機会がどんどん増えていくのがありがたいものです。
次はどこにいこうかな~なんて皆と話して「ここ誰誰が紹介していた」でもいいし「自分はここが気になる」でもいい。「知る」きっかけをもらえることがいつも本当に嬉しいな、なんて思うばかりです。
お店情報
駒形どぜう浅草本店
東京都台東区駒形1-7-12
営業時間 11時〜21時(ラストオーダー)
年中無休(大晦日と元日は休業)
お席
【1F】入れ込み座敷
【2F】大広間
【BF】椅子席