Vファーレン長崎が昇格を決めました
心から敬意をもって、おめでとうございます!!
たまにはサッカー関連の記事も書きたいなと思ってたわけですが、今年の今日ここ一番!の試合だったと思います。ちなみにダゾーンパイセンで見ていたわけですが相変わらずくるくるしていてスタバで「ぐぬぬ」ってなっていました。
ちなみに帰ろうとしたら近くの席で同じようにPCで試合を見ているお兄さんを目撃しておそらく長崎サポで声をかければよかったなととんでもなく後悔しています。昨年スカパーを見ていた多分山形のサポのお兄さんに遭遇したのを思い出します。案外そこらじゅうにサポーターというのは紛れ込んでいるのかもしれない。
ということで、Vファーレン長崎というチームについてちょっと思うところをつらつらと語りたいと思います。
といっても私はJリーグが好きつってもあくまでも「清水エスパルス」のサポーターで、他所のサポーターだから長崎がどんなチームでどんなところで、どんな風に苦労していったかは、あくまでもドメサカブログとか、Twitterのフォロワーさんの盛り上がりとかを見ての間接的なことしか知らないわけですが。ちなみに私の初恋的王子様サッカー選手佐藤由紀彦のイメージが今もあります、長崎。尊い。
でもやっぱりこの熱量を誰かに伝えたいし、何だったら「知らない人は知ってほしいし、ドラマはやっぱりここにあるよ」っていう意味でJリーグの良さを語りたいなって思ってパソコンにカタカタ打ち込んでいます。
なんか問題あったら消しますが、「またなんかゆるサポが騒いでるわ」ぐらいの感じで許して欲しいです。
”最強の新参者”
「最強の新参者」と名づけられたのは長崎というチームがJ2に昇格を決めた後、1年でJ1昇格プレーオフに参加したことから付けられています。
「サッカーなんてよく知らない」「興味ない」「たかがスポーツ」
いろんな声を聞きます。興味ない人にとってはたかが球蹴りだし、ゴール入っただけでなんでそんなに盛り上がるの?って思われることでしょう。
私はずっとサッカーと寄り添って…といってもゆるゆるのファンをやってきた身ですけれど、それでもサッカーが好きで、一つのチームのサポーターをしています。
「おらがまちのチーム」という、地域密着型のチームが日本には多いです。大きいチームは多分浦和レッズ、鹿島アントラーズあたりが上げられると思いますが、彼らのサポーターにもやっぱり「地元のチームだから」っていう人たちが絶対的に居ます。
J1とJ2の違いって何?って言われると「ディビジョン」が違うわけです。じゃあこのディビジョンとはなんぞやってなるわけですが。
「戦うチームが違う」これが一番大きいです。野球で言うとセ・リーグ/パ・リーグかもしれないけれど、彼らは「リーグが違う」ことが前提です。
J1・J2については「どっちが上」「どっちが下」っていうことが明確なわけです。その下にJ3とか、地域リーグとかがあるわけですが……。だからわかりやすく言うと、J2で優勝したとしても、J1の19位なわけで、次の年はもっと上の連中とやり合わなきゃいけないわけです。
それでも「行きたい」って気持ちがあるんです。何故か。それは彼らがプロでありサッカーが好きで、誰よりもうまくなりたいって思う人達だからだと思います。
そんな長崎が、J2昇格1年めで「J1への昇格をかけた試合に出られる権利」をもぎ取りました。ゆえに「最強の新参者」。
プレーオフっていうのは1位/2位が「自動昇格」(何もしなくても上へいける)のに対して、3~6位によるトーナメント戦です。だから皆必死。プレーオフ圏内に滑り込めれば、まだ6位でもチャンスがある。逆に1位・2位に入らないと下からの下克上をされる可能性もある。天国か地獄。そんな響きがまさに似合うのがJ1昇格プレーオフだと思います。2018年にはそのシステムが変わるわけですが……毎年昇格争いが激動と化していて、J2が熱い!!って言われているのは、そんなドラマチックさがあるからだと思います。
長崎は初めてのプレーオフの舞台で夢は叶いませんでした。勝者がいれば敗者がいる。当然だけど、勝負の世界って苦しい当たり前の中で闘い続けているんですよね。
それから、はや数年。2015年。「最強の新参者」は再び「プレーオフ」への参加権を得ます。
再びの戦いの渦の中へ。
勿論ここに至るまでに1年間総力を上げて皆戦い抜いたことでしょう。けが人もでりゃあ出場停止とかもあったでしょう。ここ一番の試合のときに!っていうときとか、よくある話です。バーだのポストだのに嫌われたり逆に助けてもらったりもすることでしょう*1。そういう激動の中で、再びの舞台にたちました。
この時の夢も叶いませんでした。けれど、彼らは今も戦い抜き、そして2017年、ついに自動昇格の2位となったわけです。
残り1試合で2位確定って本当なんていうかファンはほっとするよね……うち2位確定しなかったからさ…。*2
自動昇格決定の2位、本当におめでとう!!
再び「最強の新参者」としてJ1という大海原へと漕ぎ出した長崎のチーム、サポーターにお祝い申し上げます。
しかもゴール決めたのが最古参・前田選手っていうのが凄い。ロマンがそこにあった。ドラマがそこにあったと思う。すごいなあ。やっぱりサッカーっていいなあ。現場行きたいなあ(言い方がちょっとあれでそれ)。声帯炎で声だすの禁止されているせいでスタジアムいけないまま今シーズンが終わりそうです……やだよおおお神戸いきたいよおお新潟との試合みたいよおおおおお!!!
高田社長がすごい
「ジャパネットたかた」の高田さんが現在V・ファーレン長崎の社長を務めています。
長崎はその前の社長で色々問題があったらしく、その中で就任された高田社長。プラスかマイナスかで聞いたらマイナスからのスタートであったかと思います。
それでも1年でここまでこぎつけたチーム、そこに彼の尽力があったことは言わずともがなでしょう。言うても詳しくない組みなのでまとめを見て「出来たお人だなあ」と感慨深い気持ちになっています。
高田社長のインタビューを読んでいると、この人の「地域に長崎というチームがある」ということを誇りに持ってもらいたい、色んな人に「おらが町のチーム」として長崎を広めたいという気持ちが見えて、とても謙虚で真っ直ぐなお方だなあと感じます。
いい社長さんだなあ、しかも経営者としてこういうことをしたいっていうのを明確にプランニングしてるから、すごいな!って言わざるを得ない。
「もう明日からは切り替えましょう。次の試合、そしてJ1でどのようなクラブにしていくか。夢はどんどん階段を登って、前へ前へ進んでいきますよ! 長崎の夢実現のため、頑張っていく決意を伝えたいと思います」
(上記リンク先より引用)
「ハワイ旅行に選手を連れて行く!」という公約も実現してくださるそうです。良かったね!
ゼイワンの意味がわかる・・・?!
— Jリーグ (@J_League) 2017年11月11日
高田社長から選手・スタッフ・サポーターへ向けた熱い熱いコメントをたっぷりノーカットでお届け😄#ゼイワン昇格 @A_TAKATA @v_varenstaff #Vファーレン長崎 #vvaren#Jリーグ #jleague pic.twitter.com/S6ZI5u2A9V
「ビハーレン長崎、ゼイワン昇格」って言ってると先日大いにTwitterで話題になりましたが、本当高田社長のキャラクターが確立されていて、かつ皆から「社長!」って愛されているのが素敵でいいなと思いました。
高田社長、ジャパネット時代を彷彿とさせる高い声「長崎という地、平和を語れるクラブ。世界に平和を伝える役割を。お願い。帰りは大変混雑しますので家に帰るまで気を付けて。カマタマーレ讃岐にも御礼申し上げます」#vvaren
— のほほん蹴球見聞録 (@nohohon_kenbun) 2017年11月11日
この相手サポーターに対してもきっちりと敬意を示している所、きちんと自分たちが「チャレンジャー」である気持ちを持っている所。素敵です。
先程スタジアムから自宅へ戻りました。沢山のおめでとうの言葉にただただ感謝です。Vファーレン長崎がJ1に昇格出来たのは関係各位のこれまでの努力の賜物です。本当にご支援有難うございます。スポーツの力は凄いですね。
— 高田 明 (@A_TAKATA) 2017年11月11日
改めてジャパネットたかたってすごい会社なんだなと色々調べていたら出てきました。社員さんの起用についてとかも含めてね。すごいなあ。友だちが佐世保の出身なんですがジャパネットのことめっちゃ褒めてたもんな~~~。
ヴィヴィくんがぐうかわすぎる
V・ファーレン長崎のマスコットで「あざとい」に定評があるのがヴィヴィ君。
その可愛さたるやサッカーのマスコットファンの人たちが軒並みやられている様子を度々拝見していました。
高木監督とヴィヴィくん!
— こや (@koya57) 2017年11月11日
仲良しすぎ⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄ pic.twitter.com/62Stq0kYCW
2位昇格に伴った祝っている図。可愛すぎか。なんだこの可愛さ。
気になる方はTwitterとかGoogleで「ヴィヴィ君 かわいい」を調べてみてください。「あざとい」でも可。本当かわいい……かわいい……って震えます。
おめでとうと一緒に、自分たちも負けないぞ、という気持ち
Jリーグのいいところ、というか私がJリーグというものが好きである理由にサポーターの人たちとのやり取りを見ていて思うところがあります。
勿論万人がいい人じゃないだろうし、「そんなん一部だけだろ!!実在してんのかよ!!」ってぐらいひどい人もいます。それは自分のチーム、相手チーム、どこでだろうと存在していて、そういう人たちに頭を抱えている人がいっぱいいるのも事実です。自浄したくても出来ないというしがらみとか葛藤とか、平穏な人が被害被るとか結構あったりします。怖い思いして「もうスタジアムなんかいかんわバーカバーカ!」ってなることもあると思います。難しいよね、こういう問題。
でも、そんないろんな思いが交錯する中で、今回見てて「いいなあ」って思ったのは、先程の高田社長のご挨拶もそうなんだけど、声優・田村ゆかりさんのお話。
もう何度もこのブログにて触れているわけですが彼女は立派なアビスパ福岡サポなわけで。
そんなサポーターである彼女にとってアビスパの昇格は絶対!!って目指すべき場所なわけです。そりゃそうだ、上で戦いたいもん。私だってJ2落ちたくないもん。石にかじりついてでもうちのチームにはJ1に居てほしいもん。
田村ゆかりのおしゃぶり乙女症候群 ゲスト松田力
— ピロヤスと同い年(35) (@Freddy0730) 2017年11月11日
はい…長崎に先を越されたって事でね…
文化放送のスタジオを借りてお送りしているんだけども…毎回この説明してるね、私(笑)
後はプレーオフ勝ちあがるしかないからね…というわけで今日のゲストは力です。
ファンの方のツイートより。リアルタイムでその情報を見ているゆかり姫ぶれない。だがそれがいい。
で、まぁ何がいいなって思ったかって言うと。
Jのこういう所が好き。長崎さんおめでとう。うちも諦めとらんよ!もっかいシャーレを受け取ろう! RT @panda__a 2015年プレーオフで長崎サポさんが掲げてくれた「行っちゃえJ1」の言葉を今日は返そうそして「ちょっとだけ待ってろ!」と付け加えよう #avispa #アビスパ
— 田村ゆかり@11/15ミニアルバム発売♡ (@yukari_tamura) 2017年11月11日
こういうところね!!!!!こういう所めっちゃ好き!!!わかる!!
昨年自分たちも昇格争いをしてきた中で、岡山のサポーターや徳島のサポーターさん、後群馬のサポーターさんに帰り道に「昇格してください二度と帰ってこないで!!><」って言われたり、徳島の見知らぬおばちゃんに「あらぁ良かったわねえ」って言われたり、飲み屋で徳島の兄ちゃんに「エスパルスも優勝おめでとう!!」って言われたり(※優勝してません)。
岡山の人に帰り道気をつけてね、って声をかけて「アイスタ来てみたかったんです」ってほっこり返されたり。そんないろんなことがあって、色んな人達を見て、そして色んなことを感じる1年でした。そこまでいっぱい赴いたわけではないしコアサポというには「は?おまえ舐めてんじゃねーぞ」って言われそうなゆる~く自分のできる範囲のたのしー!でいたい民なのであれなんですけど。
サポーター同士の、J2からJ1に上がったときの「さっさと行っちまえー!」「待ってろよー!」「うっせー待ってるからな!」「返ってくるなよ!」煽り合いみたいなのっていうのがあって、それがすごく見てて「いいなあ」って思うんですよね。生ぬるいっていう言葉もあるの知っているんですけれど、私は好きです。
口汚い煽りあいを肯定する人もいるでしょうが、私はそういうのより応援していたいなあっていう派。
まぁ「おっま!!それは!!ちょっと!!!」とかもあるけれど。でも、なんかこう、煽って炎上するのよりも自分の好きを伝えていたいというかね。そんなかんじ。
基本脳天気なのんびりサポだからかもしれないですけど、気楽にいって楽しんで、勝って嬉しくて負けて悔しい、ぐらいでいいなと思った。だって「楽しいから」応援するわけだし。「好きだから」応援するわけだしね。
そういうやつが一人いてもいいかなって思う。自己肯定だってわかってるけれどね。
そんなことを思いながら、我々もJ1に残りたいなと心から思うわけです。
改めてV・ファーレン長崎さん、J1昇格おめでとうございます。
11/11はJ2昇格を決めた日でもあり、かつJ1昇格を決めた日でもあるとお聞きしました。めでたい。というか記念日すぎる。ポッキー&プリッツの日としてグリコ様*3への感謝を述べていたわけですが同日の11月11日は「サッカーの日」でもあるわけで、そういう意味でも、記念日として感慨深いことでしょう。
湘南ベルマーレさんも昇格おめでとうございます。湘南の暴れん坊*4と戦えるように頑張ります。
まぁ何が言いたいかって言うと、私らも残ろうな!!!
残留して来年もJ1で試合しような!!!って気持ちを高めている次第です。
しかしこのブログ、サッカーブログとして最初始めたような気がしないでもないんですけど、一体全体何人の人がそれを覚えていることだろう……(笑)