柑橘パッショナート

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「帝一の國」を見てきました/若手俳優大集結!素直に笑えるいい映画でした

 菅田将暉主演「帝一の國」を映画の日にともなって友人と一緒に行ってきました。

菅田将暉野村周平竹内涼真間宮祥太朗/志尊淳/千葉雄大 がメインに出ているわけですが。

最初にこのキャストが発表されたときに「えっすごい。なにこの東映祭り。実質ニチアサ*1じゃん」と衝撃を受けました。エグゼイドも楽しいです。終盤に向けて今アツすぎてテンションフルスロットルです。皆見てくれ。キュウレンジャーもいいぞいいぞメタ発言も含めて楽しいぞ!

ということで

菅田将暉仮面ライダーW

竹内涼真仮面ライダードライブ

千葉雄大ゴセイジャー

志尊淳←トッキ映画の内容も面白そう(というか実際この作者さんの2.5次元舞台が好きな友人がいるので気になってた)!というぐらいの感覚で、帝一見てきました。っていうかこの時気づけばよかったけど改めて特撮組が多い=朝ドラ組が多いという事実。

連続テレビ小説はいいぞ。楽しいぞ! ひよっこもよろしくね!!

 

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というか調べてたら野村周平くん、PEACEMAKERの鈴だったんですね。ウィキペディアみて「そうなの!?」とめちゃくちゃびっくりしました。

 

 

 

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原作について

帝一の國』は、古屋兎丸氏による日本の漫画。

がっつり少年漫画なんですが、ジャンプなので明るいと思うじゃないですか。どちらかというと、ブラックユーモア的な漫画。

ライチ☆光クラブ等を手がける古屋さんの漫画なので非常に個性的な絵柄が特徴的です。 

www.cmoa.jp

 

試し読みも出来ますが原作はこちらからどうぞ。舞台化もされています。木村了くんが主演ですね。

キャスト/スタッフ

メガホンを取るのは永井聡。「ジャッジ!」なのを手がけている方なのですが、この方元々はCM製作のほうを手がけているお方でして。

その中でも有名なのは此方。

www.youtube.com

\How are you?/ \ふぁいん!せんきゅー!!!/

 

ちなみにこれの就職氷河期CMでは竹内涼真くんが出ていますね。

 

www.youtube.com

 

「あいつらインターン組だぁ……」っていってるのが竹内くん。本当にデビューしたての頃。こっちは永井さんが手がけているわけではないのですが、日清のこういうCMシリーズすごい好きなので笑っています。

 

永井さんのCMだと別に竹内くんだけではなくて、ソフトバンクモバイルのCMで野村周平くんが出ていますし、ご縁みたいなものを感じますね。今回のものは完全にオーディションだった?と雑誌に書いてあったのをパラ読みしたのですが(確か書いてあった気がする/違ったら申し訳ない)、そういう意味でも不思議とイメージとしてハマった人たちがかっちりと演じているのは良かったなと。

 

永井さんの作品で直近だとSUNTORYの南アルプスの天然水で宇多田ヒカルを起用したもの。

 

www.youtube.com

話題作をたくさん手がけている凄い人だなと思います。

ちなみにそんな永井さんが手がける「ジャッジ!」は彼のCMディレクターとしての経験が生きた作品だと思うのでこっちもぜひ見てもらいたい。私は友人とすこぶる笑って楽しんだ映画でした。

 

脚本はいずみ吉紘。ドラマ脚本をすごく手がけています。

直近だと「仰げば尊し」が有名ですが、2015年色んな意味で話題になった「デスノート」もこの方が手がけています。

後は「ROOKIES」「ムコ殿」等、色々あげられます。懐かしい。そういえばROOKIESは仮面ライダー電王でおなじみ佐藤健くんが居ましたね。しみじみしています。 

音楽は渡邊崇。昨年話題になった「湯を沸かすほどの熱い愛」(宮沢りえ主演)の音楽も手がけています。個人的には石井裕也監督(「舟を編む」、「バンクーバーの朝日」など)とのお仕事をされているイメージだったのですが調べてみると色んな作品を手がけていらっしゃいました。

 

主演は先程も書きましたが仮面ライダーWで主演だった菅田将暉*2溺れるナイフのギラギラ感が個人的には大好きです。民王もいい役どころでしたね。後は「ごちそうさん」の息子役も良かった。

続けてちはやふるの太一や、こちらも朝ドラ「梅ちゃん先生」で純朴な男の子佐藤光男役を演じた野村周平*3。色んな役がやれる印象です。前述しましたが鈴を彼がやっていたことに一番本当に衝撃を受けています。そうだったの…!

さらに弊ブログでは大変いつも話題に出させてもらっている竹内涼真仮面ライダードライブ、下町ロケット青空エールを経て、これから朝ドラ「ひよっこ*4」に出演が決まっています。噂では相手役らしいですけどマジか、マジなのか。もうあの1年2ヶ月前から再三言っていますが、竹内くんが朝ドラに出る→あさイチに出る→井ノ原快彦(推し)とプレミアムトークしてくれるという「推し&推しが見られる幸せ」を密かにどころか大々的に楽しみにし続けているわけでですね。

 

 

最初に言ってるのいつだろうって思ったんですが、よもや叶いそうになるのがこんなに早くなるとは思いませんでした。

取り敢えずひよっこから派生して、そのうち鶴瓶の家族に乾杯も出てほしいなあとか願うばかりです。何にしてもひよっこめっちゃうれしいです。いやなんていうかひよっこ本編超面白いんですよ是非見てもらいたんですよ。これで竹内くんやぱるるをキッカケに皆が見てくれたらいいなあと心から思います。うん。話逸れてる。

 

さらにD-BOYSでおなじみ志尊淳*5テニミュ界隈にいる友達がざわざわしていましたが私にとってはトッキュウジャーのイメージが強いです。しかしあれですね 可愛いですよねこの人。大丈夫皆思ってる。ちなみにテニミュでは「おい菊丸、もっと飛んでみそ!」とぱっぴーさん*6がいっていたことでおなじみ向日岳人を演じていました。

 

さらにゴセイジャーや「殿、利息でござる!」をはじめ、色んな作品に出ていますね。個人的にはアオハライド黒崎くんの言いなりになんてならない等恋愛ドラマの二番手になる印象が強いです、「可愛いといえばこの人」、千葉雄大。つい先日引退を発表された高木万平高木心平兄弟と一緒に「桜蘭高校ホスト部」でハニー先輩を演じられていました。

 

間宮祥太朗*7については友人曰く「銀河英雄伝説」がやはり抑えるべきポイントだそうで。いろんなところに出ていますが個人的にあまり詳しくなかったので知る機会を得られて嬉しいです。ライチ☆光クラブのほうでもお芝居をされているので、古屋さんの独特な世界観には馴染みがある(かもしれない)

 

さらにヒロインには「可愛いつったら今この子だろ」と私が個人的に推している永野芽郁ちゃん*8

俺物語!!」や「ひるなかの流星」ではヒロインを努めております。なお、るろうに剣心では燕ちゃんです。大事なことなので二度いっておきます燕ちゃんです。三条燕です。弥彦の嫁になるあの子です。

 

更に半沢直樹、朝ドラ「花子とアン」で嘉納伝助を演じた吉田鋼太郎が出ています。

お分かりいただけるだろうか…非常に濃い。そして書き出してみたら大分説明が偏っている(知ってた)

 

内容について

www.youtube.com

 

 全国屈指のエリートたちが集まる超名門・海帝高校。政財界に強力なコネを持つこの学校で生徒会長を務めた者には、将来の内閣入りが確約されるという。主席入学を果たした1年生の赤場帝一は、総理大臣になって自分の国をつくるという夢を叶えるための第一歩として、生徒会長の座を狙っていた。2年後の生徒会長選挙で優位に立つべく誰よりも早く行動を開始した帝一は、想像を絶する命がけの権力闘争の中へ身を投じていく。

(映画.comより引用)

 

赤場帝一という男の夢が「総理大臣」であり、その総理大臣に最も近いルートを辿ろうとするための一つの足がかりとして、第一ステップとしての「生徒会選挙」を特にスポットを当てた内容。

 

感想

まず全く意識せずに素直に見てたんですけど鈴木勝大くん*9がいたことにびっくりした。

「あれ……絶対この子見たことある……えっ…待って…?」ってなってたんですけど帰ってから調べてみたらゴーバスターズでおなじみ鈴木くんじゃないですか。

終わりのセラフ仮面ライダー鎧武やってた佐野岳と一緒に舞台やってた鈴木くんじゃないですか……( ゚д゚)と驚きました。

いやとってもコマがいい役どころで、いい役してて見てて印象に残ってたのでびっくりしました。

 

 

まぁまず、ほんとに全力で「よく笑った」作品だったと思います。

帝一という男の子がまずどうして此処に至るのか、という流れのピアノゴーン、からの頭のぶつける角度から、とてもカットカットのふふ、となるものが多くて楽しい。

大鷹弾は「少女漫画の相手役(だったかな)みたいな男だな」という説明に吹き出しましたが、本当にその通りの爽やかで「正義」「爽やか」を嫌味なくやる、~だぜ★って語尾にほしが付きそうな男の子で、これをやるの大変だろうなあと思ったんですが思った以上にすんなりしすぎてて違和感消失。とてもいい役だったと思います。

また何より志尊淳が可愛い。ひたすら可愛い光明。「よろしくにゃーん」というシーンすら可愛い。露骨に耽美系を狙っているはずの発言なので違和感なく楽しい。

 

好きなシーンは数多くあれど、大鷹弾と友人になっていく赤場帝一の関係も良かったですし、どんなものでも利用してやる、という心意気をもった帝一のゲスさ用意周到さ。けれど精神的にブレブレで「アアアアア!」と頭を抱えてしまったりのたうち回ったりする温度差みたいなのが非常に楽しいです。

また、東郷菊馬の「こいつが出てきた瞬間に何か起きる」というトリッキーな役どころもとてもよかったです。野村周平なのを忘れるくらい腹が立つ。いい小悪党っぷりでいいですね。

 

おそらくは漫画だともっと登場人物も多くて、もっと彼らが各位にかかえているものがあって、見ているものも違うと思うんですよ。

その上で、スポットを「赤場帝一」にだけ当てた上で「氷室ローランド」「森園億人」の対決、そして「大鷹弾」「東郷菊馬」に終始させたところが良いなと思います。広げようと思えば光明だってもっと広げられたし美々子と帝一のロマンスだってやろうと思えば出来た。

けれど、「赤場帝一がどうして自分の國がほしいのか」ということ。なぜここまで必死になるのかということを2時間30分の映画の中でまとめるのでれば実に良い出来だったと思いますし、コンパクトに、あの世界観とあり方を描写できていたと思います。

改めて菅田将暉君はカメレオン俳優でその作品作品を見るたびに印象が変わるお人だと思います。全員が全員、年代も近く、お互いに魂を削り合って「負けてなるものか」と良い作品を作り上げているのが伝わってくる良い作品でした。

自殺未遂シーンからのマットには流石に笑いましたし、随所に散りばめられた伏線も非常に良かった。お父さんがラストに持ってるあれって途中の氷室先輩たちのあれで使った光明のアレだよね…?!とかね。

 

どのシーンが一番残ってるかって弾vs帝一のラストシーンがやっぱりすっごく好きなんですけれど、コマが氷室との決別をした上でのシーンも良かった。

この映画の特徴として光の演出がとてもきれいなところがあげられると思います。

帝一が朗々とカメラが回っている中で朗々と話をするシーン、大鷹弾が光に包まれながら笑っているシーン、テロップつきの手話で伝える光明のシーン。それぞれで撮り方演出加工の違いみたいなのが出ていて非常に面白かったです。

そういう意味でも同じ作品、同じ内容の筈なのに劇画タッチだったりコメディ部分が強かったり、かと思ったら素直にバトルしていたり。

「ふんどし太鼓」が話題になりがちですが、ストーリーとして、演技として内容として十分に勝負できるいい映画だったと思います。私はもう一度見たい。

 

俳優さんに関して言えばおそらく彼らは同年代の俳優としてお互いを意識せざるを得ない状況だし、その上でこの作品で同じ釜の飯を食うことで見えてくる俳優としてのあり方とか、考え方とか、いろんなものを見させてもらえる絶好の機会だったんだろうなと思います。

帝一はセリフ量もキャラクターも難しいと思うしオーバーにやりすぎてもあれかもしれないし、そもそも靴舐めたりワンって言ったり色々本当やらなきゃいけない菅田将暉くん半端ねえなって思うし、光明の絶対的信頼を向けている関係もそうだし、大鷹弾の嫌味のない爽やかさも「うわっまぶし!」ってなるのもそうだし、森園先輩の穏やかたおやか雰囲気も当然難しいし。氷室先輩はあの難しい役所、非現実感の中のリアルで大変よかったと思う。おそらくは尺の長さや分散しないようにと登場人物や展開、焦点に当てるところも限って作っているのだろうけれど、そこも含めてもまとまりがよかった。

お互いにお互いを見て、スキルを盗んで、お互いに高めあって、より良い芝居を自分の中で取り込んでまた放出していく。作品がより良いものになっていく、それってすごい良いことだと感じ入ります。

だってあんな……あんなマイムマイムのシーンなんて人生でそうやることないだろ……!!(笑)「どういうことだってばよ…」をリアルに行く辺り本当流石だと思いました。\まいむまいむまいむまいむれっさんそ!!/

シュール過ぎて面白くて大分笑ってました。死ぬかと思った。

 

また、永野芽郁ちゃんの可愛さ半端ない。エンディング本当可愛い。何だこの子可愛い。からのキックの男前感いいぞいいぞ。

オムニバスの番外編も含めてDVDにまとめて出たらこれは円盤買いたくなる、明るくなれる映画でした。GWに明るい気持ちになりたい方にはおすすめしたい、そんな映画でした。

特撮上がり?朝ドラいっぱい?ふんどし太鼓?それより何より作品として本当に面白かった!!ってなってにっこりする映画です。

永井監督の映画、まだ見ていないものもいくつかあるので是非見てみようと思います。それぐらい面白かった!

 

スピンオフの話

映画では語りきれなかったいわゆる【スピンオフ」。

普段の彼らがどんなふうに語り、どんなふうなやり取りでどんな性格をしているのか、学校ではなく「喫茶店」という場所で見られる作品です。

見ているとキャラがやっぱり濃い。びっくりするぐらい濃い。なんだこれってぐらい濃い。

そして安定の志尊淳のかわいさに「なんだこれ……」と打ち震えたのは言うまでもなかった。

 

番宣あちこちに出てた感想

言ってもそんなに見ていたわけではないのですが、「キスマイブサイク」と「VS嵐」を見た感想です。

VS嵐」では竹内涼真君が元ヴェルディユースだったことを取り上げられており、相模原時代の写真まで出てきました。

また、志尊淳君が「きみはペット」の2代目モモ(先代は松潤)として取り上げられていて天然というかネジ外れているぞ!?大丈夫か?!っていう流れから宮崎歩さんの甥っ子ということが分かり、嵐的にはハダシの未来(昔コカコーラのCMに起用されていましたね)を作ってもらっていたこともあり掌クルーっとしていたのが印象的。

加えて千葉雄大くんが盛大にジジイと弄られてました。元祖「あざとい」俳優さんとして今こうして立っているというだけでゴセイジャーのころの滑舌の悪さから人はこんなに変わるんだぞ…と目の当たりにした気がしました。千葉くん本当頑張ったんだなあ……(しみじみ)とゴセイジャーの第一話見た時「やっべえのが来たぞ」とザワザワしたのを思い出しました。

それと、さんざんライダーやらレンジャー、いわゆる「特撮作品」に出ている人が大分ためか野村周平くんに「なんなん、そんな偉いんか」と喧嘩売られるシーンがありました。出てないからね野村くん…どんまいどんまい。それに対して竹内くんがクソ真面目に「やっぱお母さん受けとか…」っていっているのがシュールだったし止める菅田将暉くんが印象的。

 

キスマイブサイクについては友人の横尾担兼特撮ファンの友人が「推しと推しが共存している尊い」とゴロゴロのたうち回っていたし、竹内涼真オンステージときめき無双がやばいっていう印象です。何あの人やばい(大事なことなので二度言いました)

 

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