「人のお金で肉を食べる」
この響きがとても良い響きで大好きです。幸福指数が足りない時は肉もしくは甘いもんに限るってぇもんだ!!!って相場が決まってる。
…なんていうお話はさておくとして、「美味しいもの」が大好きで、折角特集で取り上げられているものなら行かない手はないぜ!!なのが「うまいもん研究会」と呼ばれる食道楽組なのですが、今回は毎回乗っかってくださるお友達が誕生日を迎えました。
めでたい。超めでたい。友達の誕生日is大事な日!!
ということで、「いつも付き合ってもらってるし好きなことをさせてあげたい」「よっしゃ何を食べたいか教えておくれよ!!」と無理強いし、お願いし聞いてみたところ、「みんなでシャンパンが飲みたい」ということでした。(メンバー全員成人済み)
ということで、友人各位と「どうするね」と相談してみたところ其々で調べてみました。シャンパンが飲めるところ。
結果として「ユーゴ・デノワイエ恵比寿さんはどうだろうか」ということに。
ということで、今回も皆でやいのやいのと元気よく行ってきました。
- ユーゴ・デノワイエ恵比寿さんを知ったきっかけ
- ユーゴ・デノワイエさんに行ってきました
- シャンパンを飲んだぞ!
- シャルキュトリーの盛り合わせ
- 「牛のタルタル」を食べてみよう!
- 【ちょっと質問】肉には赤ワインじゃなきゃだめなんですかね?
- 【ちょっと雑談】酵母が糖分をとって作る食べ物
- 【さらに雑談】世の中うっかりさん多すぎ問題
- メイン料理を食べてみよう!
- デザートも誕生日だしね!!!!!
- ハッピバースデー!!!
- お店情報
ユーゴ・デノワイエ恵比寿さんを知ったきっかけ
このユーゴ・デノワイエさん、Hanako1110号で長野博さん表紙になっていたところなんですよね。
このときのタイトルが「僕も! 私も! おしゃれ食いしんぼう。」だったんですけど「あなたと同レベルなんて到底無理ですよう」っていうふうに思ってました(笑)
ちなみにこれ焦点が長野くんではなくお料理にピントあってるのがすごいそれっぽい感じで好きです。そういうところすごい好き。
ということで、ユーゴ・デノワイエで何を食べようかな~と皆でメニューを見ながらウキウキワクワクしていました。
ユーゴ・デノワイエさんに行ってきました
ホームページがコチラ。おしゃれすぎる。
1階はカウンターで2階はテーブルでのんびりといただける仕様になっています。我々は2Fでランチ!
2Fはパリの雰囲気漂うお洒落なメインダイニング。本場フランスで経験を重ねたシェフが作る多彩なアラカルトを目や舌で楽しんだ後、極上の肉はもちろんステーキで。お食事とワインとのマリアージュも存分にご堪能ください。
(公式ホームページより)
ユーゴ・デノワイエさんのお店予約をランチでお願いするとコース料理になっているのが特徴。プリフィクススタイルのランチメニューになっています。
予約はできない形のサラダランチプレートとかもリーズナブルにやっていらっしゃる様子。
まぁでも今回はもともと何度もいいますが「誕生日だしね」「お祝いしなくちゃね」という流れだったので贅沢をつくし(笑)(※普段こんなことはしない)選びました。
【Casual Lunch】メニュー
~Entree~
下記よりお好きな前菜を1品チョイスください・ロースハム サラダ仕立て
・パテ・ド・カンパーニュ サラダ仕立て
・レバーパテ サラダ仕立て
・ポロネギのテリーヌ ビネグレットとトリュフの香り
・シャルキュトリー盛合わせ サラダ仕立て(+¥500)
・最高級豚”梅山豚”のミキュイ 旬野菜と共に(+¥800)
~Plat~
下記よりお好きなメインディッシュを1品チョイスください・最高級豚”梅山豚”のコルドンブルー ~フランス風カツレツ~
・HUGO厳選牛の煮込み
・HUGO厳選肉のハンバーグ
・最高級豚”梅山豚”のステーキ(+¥300)
・HUGO厳選牛の煮込みと稀少部位の食べ比べ(+1100)
・HUGO厳選牛のステーキ 200g (+¥2000)
~Petit Dessert~
ダークチェリーのタルト ヨーグルトのアイスを添えて
~Cafe~
コーヒーまたは紅茶
(メニューから)
「シャルキュトリー盛り合わせは前にかかれているお肉類の前菜を楽しめるものになっております」というスタッフさんの説明で「じゃあそれで」の全員一致。びっくりした。全員ためらい0だった。
メイン料理は其々の食べたいものを食べたいようにチョイス。結果皆選択肢がバラバラで非常に個性が出て楽しかったです(笑)
シャンパンを飲んだぞ!
ということで皆でグラスを傾けることに。一番の目的なので前もってお願いをしておりました。一杯いくらとか考えちゃいけない。お祝いだから…(近づいてくる支払いの音に目を背ける図)
コチラのシャンパン、ソムリエの方曰く「ずっと泡が出ている」ということで、実際ずっと喋っていてもポコポコしている。
香りが良くて飲みやすくてのどごしも炭酸独特のオッフ…感があまりなく、スッ…としていました。
炭酸に関してはちゃんと「長時間」できるように、砂糖と酵母を入れて炭酸を出すようにしているという突然の化学みたいなお話だ……!!ってなんか聞いてて感動しました。世の中のソムリエは化学にも精通しなくちゃいけないのか大変だなあとも思ったり。
シャンパンの説明聞いて一言が「三ツ矢サイダーとかにも是非見習ってほしいよねすぐ炭酸消えちゃうから(´・ω・`)」だったんですけど、それについての友人各位のフォローが100点満点でした。「あれは炭酸ガスだから!!(笑)」「でも美味しいよね!!」有難うそして感覚がびっくり庶民で申し訳ない。三ツ矢サイダー美味しいよね。
とても飲みやすくウェルカムドリンクのような感覚で皆で乾杯をしてニコニコしていたわけですが、今回のゲストである友人も非常に満足しておかわりしていました。良いとおもう。とても良いと思う。
シャルキュトリーの盛り合わせ
一番左のパテはレバーもちょっと入ってるテリーヌ、真ん中がレバーパテ、右がロースハム、そしてサラダ。
発覚したのが今回のゲスト、実は「私レバー苦手なんだけども」っていう話だったんですけど、実際口にしたら「えっテリーヌ美味い……待てよ…待て待て…ということは……?えっレバーめっちゃ美味いじゃん…」ということで、余裕で完食。
それについて後々聞いたら「高いお店のちゃんとしたものなら全然余裕で食べられてかつなんならめちゃくちゃ楽しめる」って話でした。
レバーは好みが出るので難しいよね。わかる。
実食した結果、4人中4人が全員「これがめっちゃ美味しかった」と言ったテリーヌ。
ボロネギ(リーキ)が入っているものなんですが、香りもよいし味も良い。
非常に食べやすかったです。サラダとの組み合わせが非常によく、ほろっとした食感とシャキシャキサラダでもりもり美味しくいただきました。
こちらレバーペースト。スライスして暖められたパンと一緒に美味しく。カリッとしたパンにムースかってぐらいペーストになっているのですが臭みがまじ0。どこいった臭みってぐらい。
ぺろりと食べきってしまうぐらいには美味しかったです。
友人曰く「レバー苦手って言わなくて良かった~~~めっちゃ美味しかった~~」ということなので本当に良かった良かった。
こちらはロースハム。名前の通り「ロースハム」。香りが良くて、オリーブと組み合わせて食べたら最of高。こちらも野菜をまきまきして食べると香りが更に引き立ち、お肉と野菜バランス良い~~ってなります。語彙力なんてもんはない。
「牛のタルタル」を食べてみよう!
そういえば先日長野くんが「フランスのお肉と日本のお肉ではちょっと違う」というお話をしていたとかで、ほんならじゃあお店の目玉商品の一つでも有る「牛のタルタル」を食べてみようぜと実際に何がどう違うのか試してみることに。
お店の人いわく「混ざってなさすぎもだめ、混ぜすぎだと粘り気が出ちゃうからだめ」ということで非常に見極めが難しい。
「よっしゃ任せよう」と完全に四人で見守る体制になりました。手早く混ぜていただき、そして出していただいたものがコチラ。
どうです、色鮮やかでしょう!!!!
なんかこう…あれです…何かを思い出すなと思ってたんですけど、「マグロのたたき……」でした。肉だけど肉じゃなかった!!!(笑)
節子それ魚やってノリなんですが、こう、見かけ的に。SNS映えする見かけだな~って思う一方でふと「これマグロとかで見たことがあるようなないような…まぁいっかー美味しそうだー!!」って結論でした。
で、実際に食べてみると、ユッケとはまた違った食べごたえ。すごい細かく切ってあるけどめちゃくちゃミンチかっていうと私の知っているミンチとは違う感じもしました。
お店の人いわく「お店でその場で細切りなので」ということで、そりゃ違ってしかりだという認識に。
【ちょっと質問】肉には赤ワインじゃなきゃだめなんですかね?
このへんで飲み物が切れたので友人とそれぞれ「赤ワイン」「白ワイン2種類」をそれぞれチョイス。
赤ワインのじーっとりしみこんでいく甘さと、グラスをくるくる回すことでの香りの違いが顕著でびっくりしました。良い香りだ~~!
白ワインは辛口すっきりタイプ(私)とそれとは違うもの(友人)で飲み比べたら「あっぜんぜん違う」ってびっくりしました。
ここから、ずっと気になっていたことを知りたいっていう流れから友人が質問をすることになりました。
「お肉料理を食べる時ってやっぱり赤ワインがいいんですか?なんだか白がそういうときって頼みにくくて…」
以前お仕事関連でご一緒した人に赤ワインをめちゃくちゃオススメされて「でも自分赤ワインだとめちゃ酔うんだよね」っていう話(後好みが単純に白が好きっていうのもある)から、ソムリエの人に聞いてみました。
「あっそんなこと全然ナイです。発想的にスルーしちゃって大丈夫です」
あっさり言われて流石に「なん…だと…」ってなったんですけれども、別に赤ワインを否定するわけでもなく教えてくれました。さすがのソムリエ。
「お肉ってレモンかけるじゃないですか。あの感覚で白ワインって思えばわかりやすいと思います。合わないわけがないんですよ。むしろソムリエとしては”この料理に合う白ワインを教えて”って言ってくれたほうが”よっしゃ~探しがいがあるぜ~”って燃えますよね」ってことで。
「だから固定概念じゃないですけど絶対肉料理に赤、魚料理に白という発想は年齢層が上の、以前の概念だと思ってくださればいいです。そういったものに対してベストな組み合わせをおすすめするのが僕たちのしごとです」というお話でした。別にいいらしい。赤でもいいし、白でもいい。シャンパンだっていい。これを「飲みたい」から、もしくは「この料理に組み合わせて美味しいもの」を教えてほしいから、教えてもらうためにソムリエの方々がいるのだと思えばいいというお言葉は友人ともども「なーるほど」ってなりました。
知らないことを素直に【知らない】【わからない】【教えてほしい】ということをガシガシ質問してしまうこともあってか、ソムリエさんがいろいろサーブしながら教えてくださいました。ありがたい。
【ちょっと雑談】酵母が糖分をとって作る食べ物
ワインの説明を受けたときに、酵母が糖分を食べてそこから出るものが~というくだりに「おっなんだなんだ料理は化学という”ごちそうさん”の流れか~~~!?」ってなったわけですけれど、酵母が糖分を摂取して別のものに変わるという意味ではパンとかもそうですよね。
「このごはんどうやってできてるの」っていう下りを聞いてみるとごはんがごはんとして成立するためには非常に緻密な化学変化が生じていて(考えれてみれば焼成している段階で食べ物が化学変化おこしてないわけがないわけで)、よく考えてみるとそれってすごい「勉強」へのとっかかりになるんじゃないかなと思いました。
【さらに雑談】世の中うっかりさん多すぎ問題
食べ物に関してのエピソードなんですけど、何かと「ちょっと失敗しちゃった★えーいいいやとりあえず焼いちゃえ!!」で出来上がるものが多いよねって話をお店の方と皆でしていました。ソムリエさんがいろいろ会話に参加してくれたのが嬉しい。
- 「ポテトチップスはそもそもじゃがいもをフライドポテトの感覚で切るはずがうっかり間違えてスライスして、それとりあえず揚げたら美味しかった」
- 「パンはそもそも混ぜて食べてたおかゆをうっかり放置してたらポコポコして(発酵した)これやべえよ絶対やべえよって思ったけど焼いたら美味かったのが発祥」
とかとか。世の中うっかりさんの産物がいろいろこうして文化として広がっていくのって面白いなあと思います。
でも考えてみれば計算とかじゃなくて、体感として食べ物とかって昔の人は計算だのなんだのしないで作ってきたわけですから、そういうものってあるんでしょうね。第六感的な。
一方でカップラーメン作るのに四苦八苦しているこの前の朝ドラ「まんぷく」の例もあるし、色んな人のおかげでいろんな美味しいものを食べられることに感謝感謝な限りです。
おかげさまでカップヌードル食べたい病がずっとある。
メイン料理を食べてみよう!
ほろほろハンバーグ
こちらはいちげさんがオーダーした厳選牛のハンバーグ。
見た目からして肉!!そしてその上のきのこと野菜にテンションが上がる。一つの組み合わせできれいに彩られているのがわかります。
ということで一口いただきました。
お肉を切ったときの「さくっ…」感が半端ない。ソースが美味しいんですよね。食べごたえがあってじんわり広がっていく味わい。お肉ほろほろお野菜しゃきっとした要素も残していて、「あ~~~これご飯あったらワンバンしちゃう・・ワンバンして染み込ませて食べちゃう…」が私の意見でした(笑)
厳選牛のステーキ
こちらは本日お誕生日様リクエスト。
+2000円とか「ランチ一回分じゃないか~~~高ェ~~」と思う部分もまぁ正直嘘ではない。
でもその2000円の価値とはなにかという話をきたら「で、ですよね~~それぐらいするよね~」ってなりました。
勿論「いい肉を使ってる」っていうこともあるんですが、「この料理をするために、肉を低温で焼いて油を出して、その油を外してまた低温で焼いて………を繰り返している」ときいたらめちゃくちゃ面倒で驚いた。いやこれは面倒。誰が見ても面倒くさい。私ならじゃっとやってびゃっとやって後は焼肉のタレとかで「こちら完成品ですね~」ってなるのが目に見えている。
ついているものがセージ、塩、こしょうとTHEシンプル。めちゃくちゃシンプルなのは素材の味を楽しめということなんでしょう。実際胡椒をつけて食べてみるとそれだけでもう十分かなってぐらい香りもあるし味もしっかりしていたのでびっくりしました。
第一声が「世の中の金持ちはこれ常時食べてたらそりゃすげえわ」って話でした。安定の庶民してた。
赤ワインの煮込み
これに関しては何に驚くってもう驚くべきぷるぷるつるつるなことですよ。びっくりした。ゼリーかってぐらいぷるんぷるん。
お肉を切って食べるまでの流れがフォークとナイフとわかっているはずなのにスプーンですくって食べたくなっちゃうようなそんな。
しっかり煮込まれているからほろほろ~と口どけが良すぎてびっくりした。
もう説明が「さくっ、とろとろ、ぷるぷる」という擬音のフルコンボ。ライ麦のパンをソースにつけてもはや何も残らないぐらい食べきってしまいました…美味しかった…。
フランス風カツレツ
「フランス風」と「ミラノ風」の違いがイマイチよくわからなかったんですが此方カツレツ。
平たくなっていますがサクッと切ったら中からチーズがとろっと出てきてテンションバク上がり。トマトソースとチーズそしてお肉の相性がとっても良かったです。
「サックサク!!!」という言葉が似合うようなカツでした。満足がすぎる。
ご飯を食べていて、今回のランチに対して「えっ量少なくない??」とも思ったんですがそうでもなく。というか、ゆっくり会話をしながら食事を楽しむという意味では本来絶対こっちが正しくて、のんびりと食事を楽しみ、よく噛み、味わうっていうことの重要性を痛感するばかりでした。
デザートも誕生日だしね!!!!!
せっかくだしね。もうね、お誕生日だからこそ全力でお祝いしなくてはということでプレートをお願いしました。フルーツの盛り合わせてにっこにっこしている姿に此方もニッコニッコですよかったよかった。
こちらは我々のタルト。チェリーが焼いてあることでしっとり広がっていて、タルトのざっくり生地との組み合わせが美味しい。コーヒーと合わせてとってもよかったです。ヨーグルトアイスがあることでさっぱり感が出て美味しかったです。
ハッピバースデー!!!
今回は友達の誕生日プレゼント何がいいかなあって皆で考えて「いいなー」と言っていたものを思い出し、決断。
BRUNOのホットプレートです!!レモンのデザインがきれいで好きそうだな~と思い友人たちとあれやこれや考え、選んだ結果だったのですがとても喜んでもらえました。ヤッタネー!!!
折角なので取っ手も違うのを買おうということでいろいろ種類があったなかでロブスターに。何度言われても「ザリガニ!!」ってウキウキしながら応えてしまう何ですかね……こう…だいたいあってない感。まぁでもそれも含めて喜んでもらえました(?)
ということで今回の感想はこんなかんじで!!
皆肉料理食べたくなったら是非どうですか!!!美味しかったですよ!!!