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仮面ライダーエグゼイド ゲンムvsレーザー感想録/三位一体、新たなステージへ

皆さんモルモットですかー\いえー!/と、トゥルー・エンディングで言っていたのがもう懐かしい、そんな日々ですね。

ということで、仮面ライダーエグゼイドのVシネ「トリロジー アナザー・エンディング」の3部作の最後「仮面ライダーゲンムvs仮面ライダーレーザー」を見てきました。

ということでこれで3部作の完結、「仮面ライダーエグゼイド」という作品の映像作品の一つの区切りということで…。

 

仮面ライダーエグゼイドトリロジーについて

1作目は「ブレイブ」と「スナイプ」の物語。二人の男の「医者」としてのあり方を考えながら、大事な存在を前にして「どうあるべきか」を考えた話でした。

amanatsu0312.hateblo.jp

 

2作目は「パラドクス」そして「ポッピーピポパポ」という「バグスター」である二人へ焦点を当てた作品でした。

amanatsu0312.hateblo.jp

そして今作「ゲンム」と「レーザー」。彼らには因果関係があり、クリスマスの悲劇が本編でもあります。

 

ゲンムvsレーザー概要

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 新ガシャット「ゴッドマキシマムマイティX」を手にした檀黎斗が仕かける最後のゲーム「ゾンビクロニクル」により、世界中が大パニックに陥ってしまう。強大なパワーを得た黎斗を止めるカギの存在に気付いた貴利矢は、正宗から託された言葉を胸に、たった1人でゲンムに立ち向かう。

映画.comより引用)

 作中で貴利矢という存在はどんな存在かというと黎斗にクリスマスの際敗北を喫した存在です。「作中きっての嘘つき」ですが、正義感もあり、己の目的をちゃんと持った存在、それが貴利矢です。一方で黎斗という存在はどんな存在かというとまぁもうこの作品におけるネタキャラであり神であり天才なわけですけれど。

そんな彼らが突き詰めて「敵」と相対するわけです。ちなみに今作のメガホンを撮るのは鈴村さんなわけですけれど、ドライブでもおなじみですね。

 

感想

三部作の集大成として

まぁまず最初に言いたいのは当たり前ながら3部作のまとめなので前の2部作を見ないと何がなんやらわかりません。

また、作中で「なぜ檀黎斗はこんなことをしでかしたのか」ということを語られていますが、個人的に見てて思ったのは彼の「現代医療に対しての憎しみ、絶望」を貴利矢は指摘していました。「母親を救えなかった悲しみ」と同時に「お前を産んだことへの後悔」と正宗は指摘しています。

親から「お前など産まなければよかった」と言われる存在であるわけですが、彼の価値観はぶっ壊れているしいわゆる戦国時代的下克上発想も持ち合わせている彼にとって、正宗を蘇らせたのは「謝罪」だと2部で言ってましたがそれだけではない(もちろんクロニクルのためだとは思いますが)ように思いました。

母親(櫻子)の復活を、彼なりにしようとしている結果なのかなあとか超歪みきったものですが、彼なりの贖罪はそこにあったのではないかなと。

ただまぁ黎斗って神じゃないですか、そして必要悪のポイントもあったわけで、ぶっちぎりで「頭ぶっ飛んでる」存在なので、価値観は我々と違いすぎるわけです。

ただごめんね☆といって出すものではない、物事は「ゲーム」の勝者にこそ与えられる。もうなんかここまで書いてて「いやもうなんかお前がゲーム病だよ」って言いたくなるわけですが(意味が変わってきちゃうけれど)。

貴利矢と正宗は真っ向から「復活を望まない(貴利矢は望めない)」と口にしているわけで。

ある意味で「イレギュラー」なわけです。

黎斗が「どうした人間この程度か」っていう発言は完全にラスボスのそれなんですけれど立ち向かうのが「ゲーム病に最初に感染したTHE主人公」の宝生永夢ではなく、クリスマスのあの一件を踏まえた上で「人じゃない」存在であると同時に「人」の要素を持ち合わせた丁度真ん中にいる貴利矢なわけです。

黎斗と貴利矢の関係って特殊で「はいはい神ー」って貴利矢があしらいながら黎斗は別に悪い気はしていない*1わけで彼らは宿敵要素を持ち合わせながらどこかガキ大将な空気を持った不思議な関係です。

その関係が、今作ではっきりと「敵」としてぶつかり合っているのは個人的に見ていて「ああ、さっくり終わったあそこからここまで膨らませたなあ」っていうのが一番お大きかったです。

3部作の集大成なので、飛彩、大我、パラド、ポッピーのそれぞれが本編よりもはっきりと成長している部分が見えました。飛彩は「いつか」のために進んでいるし、大我はニコという相棒が遠くてもちゃんと歩いていけるしパラドとポッピーは「人じゃなくても、心がある」から、動けている。エグゼイドは永夢の物語であり同時に彼ら一人ひとりの物語であるがゆえに、彼らそれぞれの考えと信念を持って突き進んでいるように私には見えました。

 

八乙女先生の存在について

いわゆる今作の女幹部だった存在ですが、彼女の心の弱さを利用された人です。その上で貴利矢が救ったわけですが(どうみてもフラグなので小説版でくっつくんじゃないかと思ってる)、彼女が医者として、また同時に「すべてのことに意味がある」ということで黎斗が作り出した作品3部作のひとつひとつをつなぎ合わせて復元に向かわせたというのは思うところがいっぱいあります。

初期化をすればPC治ると思った?そう簡単には物事うまく進まねえよ!っていう部分は絶対あって、それでも「何とかする」のがドクターであるっていうこの作品における根底にある「誰かを笑顔にする」というドクターの使命が彼女にもまた背負わされている(もちろん財前がやったことを一概に肯定はできないだろうし、彼女の胸中たるや複雑なのだろうけれど)、のだなと思いました。後ポッピーと一緒にいて、彼女に対して「人間様にタテつくんじゃない」て足蹴にしまくってた前作から大分しおらしくなって&仲良くなってて「ポッピー超心寛大……」って思ったのは私だけじゃないだろう。

 

嘘つきはどこまでも嘘をつく

貴利矢の白衣を預けるところに関してもう「誰がどう見ても死亡フラグ!!!」って覆うし、「医者だからお前は黎斗を殺せない」という永夢や飛彩ができないことを彼はしようとするわけです。

彼のついてきた嘘は飄々としていて、掴めない風のようなわけですが、流石に永夢の目はごまかせない。「嘘つきだ」っていいながら最後頼む、と託す彼の非情というか、ずるいな、という部分はよりいっそう感じられましたし、はー九条貴利矢そういうところ!そういうところ!

 

黎斗の純粋悪

こう、見てて思ったのは黎斗ってマッドサイエンティストと同じ要素があるというか知識欲というか「自分の目的」のために真っ直ぐ過ぎる傾向がありますよね。認めてもらいたい気持ちもあるのだろうけれど、

だからこそ正宗のあの発言と、彼が「貴利矢」に託したものって二人にとっての「違い」と「越えていくからこそ」の突きつけられているものがあるのだと思うのです。もちろん絶版おじさんがそこまで計算していたのかどうかは分からないけれど。

悪は悪だからこそ、理解されないからこそ、ぶっ飛んでるからこそ輝く部分があるというのはディズニーのヴィランズは貫け悪役魂!っていうのが悪役の美学として大好きな人なので、ある意味で「協力しながらも、自分の目的を貫いた」彼にも当てはめられるんじゃないかなと思います。

 

だからまぁ、彼の神話を「自分が」語り継いでやるよって言いながら、後ろにふっと現れた黎斗に笑って「またいつか」と言えた、貴利矢ならではのセリフですよね。永夢や他のメンバーなら止めよう捕まえようとするもの。

そして、そんな彼に「証明したかったんだよ」と口にしたポッピーはやっぱり櫻子から生み出されたバグスターだからこそ言える部分もあると思います。「私が生み出した命」と彼女に対して口にしたものでもありました。

彼女たちの関係は不思議で、悪だけど、協力しあってもいて「命の大事さ1ミリでも感じなかったのかよ」という言葉に感じなかったと否定しないし、「感じたからこそこのゲームを編み出した」という言葉になるわけで

彼女は「自分の才能を自分で証明したかった」という言葉を投げかけています。理解していて、でもどこか彼女のどうやっても理解できない「男と女の溝」(どうして男の子ってすぐこうなっちゃうのかしら、みたいなね)みたいなのがあって、それを理解しているのが貴利矢ってのがもうね。いいよね!!

 

そして大正義

大ニココンビが健在すぎて震えました。これだけは言わなくちゃいけない。

離れていてもちゃんとお互いを理解して、あんたがいなくちゃ困るといいながらツンケンしつつ、フォローできるリコ可愛いし、彼女のちからをちゃんと使う大我もいいし、その結果の牧とのやり取りもあるわけで。

もうなんだ、あの、簡潔にまとめる

 

大正義!!!!!!

 

サインがあったよ

頭でも画像のっけましたが見に行ったのが丁度舞台挨拶をしていたところだったので、九条貴利矢を演じた小野塚勇人君と檀黎斗を演じた岩永徹也さんのサインがありました。

 

小野塚くんも岩永さんも次のステージに進んで、成長をしていくわけですが(特に岩永さんは最近学識があることからバラエティを中心に色々ご活躍中ですね)、その姿を見るたびに「この人達本当に仮面ライダーしてたんだよなあ」というあの、仮面ライダー終わった後にしみじみしちゃう仮面ライダーロスあるあるだと思うんですが(アメトークでもいっていた)

彼らがこうして登壇して、コメントして「作品の締め」をしてくれるのがもうなんか感慨深いですよね。

そういえば今回は入場特典をもらえました(笑)

 見ての通りレーザーです。ヤッタネ!

 

 

www.youtube.com

岩永さんいわく「黎斗は未来で待ってる」わけです。

未来で待ってるってそれなんて時をかける少女*2??

でも実際彼らの言うとおりで、物語はちゃんと続いていくわけです。彼らの世界で。

natalie.mu

まぁ小説版出るんですけどね!!6月ってなにそれ超英雄祭の円盤でた次の月じゃんやったね!!!ということで心から楽しみにしたいと思います。トリロジーから更に続編ということで、どういう話になるのか……ワクワクしてきて、心が躍るな!!ということで(笑)

 

 

3部作が終わった上で「神じゃなくなった黎斗」と「人になった貴利矢」の対比とか、大切な人の手を離すことで前を向く大我と、大切な人を取り戻すために前を向く飛彩、XXとXYでありながら「こころ」を持ち、彼らとともに「人」に近いバグスターとして走るポッピーとパラドとか。

後もう絶版おじさんと黎斗の親子関係修復無理ゲーとか、色々思うところありすぎて「うわーーーまとめてもっかいみるーーー!!」って状態です。色々考察がしたいし考えがまとまらないし、彼らのトークを全部ひっくるめてもう一度聞いて考えたいことが多すぎる……。

はやくまとめてもう一度見直したいです。

 

ということで、以上、エグゼイド3部作感想でした!!雑感半端ない!!

*1:平成ジェネレーション参照

*2:アニメ版で「未来で待ってる」ってセリフがありました