人生日々ハイテンション

好きなものをビュッフェスタイルに楽しむ人の備忘録

二人のドクターと二人の女の在り方/仮面ライダーブレイブ&スナイプ感想録

こんにちは。ところで突然ですが先日SideMのライブビューイングをみてきました。

普段3次元アイドルを見ている人間として2次元のアイドルを「声優さん」が演じ、披露しているという意味で今彼らができる「偶像によせる」の精一杯を見た気がします。なにせ現場じゃなくてライブビューイングという形だったのであれなのですが、見ながらいろいろなことを思ったのと「演出面ももっとアイドルアイドルしてくれていいのになあ」と感じたのでそのうちそっちも書き連ねたいと思います。

で、まぁその翌日に「仮面ライダーエグゼイドトリロジーアナザーエンディング」=エグゼイドVシネを見てまいりました。ちなみにトリロジー=trilogy、3部作という意味らしい。フランス語いきなり使い出すのやめてくださいわかりません!!!(笑)

 

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そしてこの煽り

「我々は忘れていた。この男がすべての悪の根源であることを」

散々な言われっぷりだけどこの煽りで「ああ(察し)」ってなれるあたり強い。

そして見終わった劇場で後ろにいた人が「ま た お 前 か」っていってて正直笑いをこらえるのが大変でした。わかる。

 

ということでネタバレ含みますのでご注意ください。

 

 

Vシネって何?

「Vシネ」というのは何ぞやっていうとアニメ業界で言えば「OVA」みたいなもんです。オリジナルビデオアニメーション

Vシネマとは英語の"video(ビデオ)"と"cinema(映画)"から成る造語で、劇場公開せず、ビデオ(DVD)商品用として製作された映画のことである。Vシネマ東映が1989年(平成1年)に日本映画の興行収益低迷に対する打開策として打ち立てた戦略商品で、劇場公開にかかる費用を制作費にあてることにより、低予算で高品質な作品制作を目的とした

Vシネマ(ぶい・しねま) - 日本語俗語辞書

 「造語かーーい!」って言われそうですが、まぁそんなもんです。任侠ヤクザもの/R-18もの等色々がありますが、よく特撮界隈では「Vシネきたー!!!」って騒いでいる印象があります。それは要するに特撮って1年契約で1年という期限の中で物事を作っているので、代替わりした中で「先代のものを見たいんですけど!?」からの「見せる場所」がVシネ、すなわちオリジナルビデオになるわけです。前述された説明では「映画館ではやらない」っていってますが割りとやっているのが現状。2週間限定、とかね!(笑)

 ということで、今回その「Vシネ」作品である「仮面ライダーエグゼイド」の各位にスポットを当てた「仮面ライダーブレイブ&スナイプ」の感想です。

 

仮面ライダーエグゼイドトリロジーの大筋

www.ex-aid-trilogy.com

「トゥルーエンディング」から2年後の物語です。

トゥルーエンディングから「2年後」という時間設定なので、本編から要するに+3年経過しています。もう永夢は「研修医」じゃないんですよ。平ジェネとトゥルーエンディングを見ると分かる色々なこと。そして気持ちが震えること。皆トゥルーエンディングも見よう。そして平ジェネも見よう。

ということで、このへんを全部網羅している人に向けた作品である印象を受けます。

 

仮面ライダーブレイブ&スナイプ

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ブレイブ&スナイプ


今作の主役は天才外科医の2号ライダー鏡飛彩と、闇医者である花家大我。

彼らの間に欠かせないのは飛彩の恋人である百瀬小姫であるわけで。

彼らの「在り方」「生き方」、そして「これから」をさらに紡いでいくストーリーだなと思いました。よう一時間でまとめようとしたな頑張ったよ…

あらすじ

消滅したはずの小姫が突如現れ、困惑する飛彩。だが、小姫は復活を遂げたラヴリカに心を操られていた!

そして、ニコを慕うアメリカ人・ルーク=キッドマンが大我の病院におしかけるが、ルークは大我の目の前でラヴリカのゲーム病を発症する。“最悪の恋愛ゲーム”の前に二人の運命が翻弄される!そして暗躍する壇黎斗の目的とは・・・?

 

www.youtube.com

キャスト・スタッフ

監督: 鈴村展弘

出演: 瀬戸利樹、松本享恭、飯島寛騎岩永徹也、松田るか、小野塚勇人、黒崎レイナ

アクション監督:宮崎剛(ジャパンアクションエンタープライズ

脚本:高橋悠也

 

ということで、鈴村さんと高橋さんという組み合わせから「どうするんだろう」というワクワクがありました。高橋さん曰く「本編でやりきったからどうしよー」っていうのをインタビューで拝読しましたが、其の上で今作に挑んでいる内容です。

そしてあの煽り。

もうおわかりいただけるだろう。

あれですあれ。

またお前か

 

感想

オリジナル映画との全くの違いで「見ていない人にも分かる」とかではなく、有償で作品をみるために作られているので、「ファンのために作られた」ものです。

だから割りと容赦なく描写されている印象がVシネにはあります。

 

生き方、在り方、考え方

本編で「医者」としての立ち位置で考えさせられる「失った恋人」とその「患者」の考え。ふたりとも医者で、片方は患者の恋人で、片方はその主治医。けれど本編で「医者」としてお互いにどうあるべきなのかを迫られ飛彩が選択したのは「眼の前の患者」である大我でした。

共闘している彼らが、それでも「助けよう」としている存在の中に小姫がいて特に飛彩にとっては原動力になっている部分があります。彼らの付き合い出し方の描写も色濃く書かれているのが印象的。本編でなんとなあく進んでしまった部分がきっちり「どうあるか」「どうしようか」が分かる部分がありました。

まぁ一番の衝撃は大我がクロノスを使おうとしたこと、背負おうとしたこと、そしてその結果途中までとはいえ駆使できたこと。中に耐性を作ればできる=すなわち他のメンバーも?っていう可能性がちらりと見えました。ここにきてクロノスをまた見れるとは思っていなかっただけに衝撃。

 

また、コンビに関しては大我にくっついてきたニコちゃんの成長がしっかりぐっと見えた瞬間がたくさんありました。戸惑ったり迷ったりするけれど、ニコはもともと「天才ゲーマー」であり、Mを倒そうとした存在で、彼女もまた「他者に目指される」存在なんだよなっていう。

 

見てて真っ先に思ったのは「笑ってコラえて!」の特集にあった日本人プレイヤー「ときど」さんのお話。

sirabee.com

本当超偶然みたお話だったんですが、個人的に色んなことを考えさせられた印象的なお話で、慢心は己を滅ぼすだけだなっていうのをしっかりと自身の中に反芻させている印象を受けました。

個人的に格闘ゲームメルブラ*1とか、ギルギア*2とかCAPCOMvsSNKとか、月華の剣士とか、P4Uとかを本当にアーケードでちまちまやったりしてた組なんですが(CAPCOMvsSNKはコンシューマで友だちとバカみたいにやってゲームだこ作った思い出)(それでも下手くそに定評がある)まぁそんなことはさておき、格闘ゲームの奥深さをみるだけではなくて、丁寧に丁寧に「チャレンジャーになること」についてを改めて見せてくれた良い特集だったと思います。

 

ニコは最初完全に永夢を倒すための言っちゃ悪いですが当て馬&可愛い女の子要素を孕んでいる「こいつイラッとくるな」というポジションから、ブラックジャックピノコ的に(まぁピノコは「嫁」って自称してるけれど)大我についているわけで。彼女と彼もまた「主治医と患者」である要素もあり、「相棒」的な部分もあるわけです。大我について真っ先にニコは視線を向けるし、ある意味で彼を「一人で戦わせない」の象徴になったんじゃないかなあ。

 

 大ニコ=大我とニコのコンビを指す。恋愛要素で見る人もいればコンビで盛り上がる人もいるので「どういう意図」でここをそう称するかはその人次第。

 

とにかく「二人の男」であり「二人のドクター」として、どう接するかがありました。

飛彩はこれまでずっと「彼女のために」で生きてきてある種彼女に縛られている部分も否定できなかった。勿論先の本編で「自分はドクターだ」と選んだ上で、消されてしまった彼女に対する後悔が0であったとは思いませんが。その上で、復活した小姫を目の当たりにして動揺して、一人で何とかもがいて解決しようとしているのはある種とても彼らしいです。

そして、大我もクロノスの力でリセットされた小姫の細胞からのクロノスの力をどうにかコントロールし助けようとしている、結果として突き放そうとしているあたりは目の前に掴みかけている可能性に手を伸ばしている結果です。

ニコの背を自分から押すのではなく、かといって寄り添い続けるわけでもなく、彼女の「選択肢」を邪魔しないようにするというのは非常に、非常に、あの………「その選択肢はルート失敗するやつやん」ってラブリカじゃないけど思いました(笑)元々私が乙女ゲーユーザーだからしょうがない。でも一方で、少女漫画読者でもある私が「いやだがしかしこれはこれで王道で一度別れてまた再び会える日までってやつだろ」と叫んでました。

ラブリカは「ニコとの恋愛を放棄し~」という戦いの場面でスナイプに言いましたが、彼は彼で、「目の前の自分の患者を助ける」という選択肢を取ったのはある種本編でスナイプが自分のためにとった選択肢と一緒ですよね。

 

そして毎度のことながらクロノスの演出がかっこよすぎてめちゃくちゃ好きです。あのゴーーーーンて荘厳な音たまらない。

そしてあの、割りとまじめに「ちゅーぐらいしちゃえよ!!」って思ったんですがしない、紳士なところマジブレイブ騎士様すぎる。小姫と笑顔で別れているのは本当に良かったなと思います。失って、絶望して、意思を固めてさらに前へ、ってなれた飛彩を「信じる」と笑顔でいってくれた関係、いいですよね。

 

大我とニコの笑顔で悪態つきながら何やかんや一緒に居て、なんやかんやの「なあなあ」ではなく自分を高める、自分とは何か、という道筋の結果自分の道を歩き出したニコを見送れたこと、そしてニコも最後大きなお辞儀をしたこと。そこにあるのは「離れてても大丈夫」っていう漠然としたものですが確実なものだと思います。

一緒に居てくれたほうがそりゃあ見ている側としても、大我にとってもニコにとってもある意味「安心」だし、維持、という意味ではいいのでしょうけれど、外の世界に飛び出して見るものが増えて、進んでいったら振り返ったときに進んだ先の彼らの関係は、またひとつ「新しいもの」になるんでしょう。

ラブリカの「ニコとの恋愛の放棄」は「今のニコ」との放棄、旅立つニコとそこに「医者としている」大我が、その肉体を持って、その心を持って、無理やり別れさせられた飛彩たちとは対比的に「自分たちから離れることで見える、進む」というのが良いなと思います。

この後彼らが再会する可能性は0じゃない(むしろ大いにある)し、そこで「新しい、進んだ先の彼ら」が恋愛要素になるかもしれないし、コンビとして存在してくれるかもしれない。

そのへんは「ファンに委ねます」だと思うし、決して悪いことじゃなく、明るい別れという意味で、「旅立ち」として私は非常に「アアアアアそういうの大好きでーーーーすブラボーーーーー!!」ってなってました。

 

例えばこれでニコが誰かと結婚してその結婚式でめっちゃ大我に感謝している、ってこと口にして号泣していてもそれはそれでみたいもん(笑)

 

3部作の最初なので序破急の最初だから感想としては「え?この後どうするの??」というそわそわが強いかな。黎斗が一体何をしようとしているのか結構ワクワクしています。黒幕っていうよりも「こいつホント…こいつってやつはよお!!!!」ってなることを期待。絶版おじさん出てきて超テンション上がりました(笑)

 

新キャラと俳優について

新キャラクターである八乙女先生が登場。いい体つきしてて全体的に色気がMAXな女医先生です。グラビアモデルの柳ゆり菜さん*3が演じています。

natalie.mu

この人いろんなお芝居してるのかなってぐらいあんまり違和感がなかったです。体つきがいいプロポーションで「きれいなお姉さんだな」って思った印象。

エヴァーグリーンエンタテイメント所属ということで、鎧武の佐野岳君、ドライブの上遠野太洸君と同じ事務所の方ですね。

調べてみたらお芝居も色々出ているそうです。「重要参考人探偵*4」の6話にでていたそうな*5ブレイブの瀬戸利樹くんも7話に出てたしテレ朝のドラマから実質仮面ライダーだったのでは取り敢えず言いたかっただけ(笑)

いいおみ足、いい体つきで、妖艶で腹の底が見えない感じが良かったと思います。

今回の黒幕というか「またお前か!!!!!!!」ってなれるおもしろ枠ではなさそうな*6、黎斗の目的と彼女の目的はなんなのかなあと見ながら共通項である「父親」を考え、見ていました。

それにしたって八乙女先生の好きなシーンはあっさり飛彩に袖にされて、その後同じくめっちゃあっさり監察医貴利矢をスルーしているところかな!!!流石監察医!!ぶれない!!!(笑)そういうルパン的3枚目なところとめっちゃかっこいい2枚めを兼ね揃えている2.5枚目なところ大変好きです。

 

 

日舞台あいさつを経ての彼らのお話

まぁ私チケット外れたので、挨拶をネット記事や色んな形で拝見した上での印象なんですけれど。

 「最後の物語」と称した松本くんに、彼が改めて歩き出した「大我」としての自分じゃなくて、俳優としての自分の更なるステップアップを垣間見た気がします。

特撮の良いところは「1年」という決まった区切りの中で彼らが大きく成長していくことだと思います。

 

そしてこの仮面ライダーエグゼイドは成長のための肥料として、水として、糧として、しっかり花咲かせてくれたんだなと思いました。

初々しかった頃から1年、特撮というのはたくさんのものを彼らに与えるんだろうなあ、って。それこそめっっちゃくちゃ入り早いと聞きますし(朝一番に撮影するから)、アクションもやるし、子供向け・見本である手前「その役」の重みってきっとすごくあるのだろうと思います。だから生活面でも気をつけなきゃいけない制約はとてもあるだろうとは推察しています。実際はどうか知りませんが、そうなんだろうと毎年色んな俳優さんのインタビュー読むたびに思うところがあります。

 

そして特撮ファンは(というか、その「作品」が好きな人は)、「ああ、この作品に出ているのXXだ!」ってなりやすいと聞きます。ひよっこでいえば「うっわドライブとアラン様が並んでるよ」みたいなね。あるある。やるやる。

ただ、その「役」に引っ張られないで欲しい部分もあるのも嘘じゃなくて、どんどん前に進んでいって欲しい、でも「忘れないでほしいな」っていう気持ちもあって。そういうのが絡み合って、一つ、また一つと進みだした瞬間を見た気がして、今回のVシネに対しては特に言いようのない感無量感があります。

ファイナルイベントやトゥルーエンディング(いわゆる夏映画)でもそうなんですけどね。人がひとつ、ふたつ、みっつ。ステップアップしていった先にきっと見えるものは明るいものであってほしいと思います。ファイナルイベントやっぱ行きたかった

 

 

発売日が私の応援しているA.B.C-Zの円盤と同じ日で私はヒーコラ言ってます(笑) 

 

mainichi.jp

 

「また会える日まで」というやつです。ニコと大我、飛彩と小姫じゃないけれどね。

とにかく、瀬戸くん、松本くんの「ブレイブとスナイプ」にいつかまた会える日まで。そう願いながらエンドロール見てました。まぁ3部作だしまだ続くんだけどね!!!(笑)

 

 ということで、今作のブレイブ&スナイプ、円盤は3月末に出るよ!!よろしくお願いします!!

 

2週間後にはパラドとポピちゃんというかわいい子たち二人で見られるのが楽しみです。今からそわそわしてます。