人生日々ハイテンション

好きなものをビュッフェスタイルに楽しむ人の備忘録

大杉漣さんへ哀悼の意を込めて

俳優の大杉漣さんが急逝された。66歳だった。

普段こういう記事を書くことはあんまりないのですが、大杉漣さんに関してはちょっと自分の中で俳優さんという枠と同時に「話したことはないけれど見たことが有る」「なんとなく知り合いみたいな感覚」みたいな気持ちがあるので筆をとりました。

あまり楽しくない文章かもしれませんが、色んな気持ちを込めて。

大杉さんはサッカー好きで、特に「徳島ヴォルティス」に対して思い入れの強い「サポーター」という人でした。

その話は非常に有名で「ドメサカブログ」でそのことを知った私は「世の中にすごいサッカーファンもいるんだなあ」と思ったものです。

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最初に知ったのはこの記事。「へー」と頷いたものです。それが2012年だとは思わなかった。そんなに前なのか…。

 

【J1昇格PO】俳優・大杉漣さんが国立でヴォルティスを応援 : ドメサカブログ

この試合を見に行くのに、ドラマの撮影が有る中で天海祐希さんはじめとしたキャストやスタッフが力を合わせて「大杉を国立へ」というように背中を押してくれたということがニュースになりました。

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”J1昇格の現場に行く”ということがどんな意味か、と聞かれるとうまく言葉に出来ません。負けるかもしれない、昇格できないままかもしれない。いろんな気持ちが渦巻くものです。それでも現場に行っちゃうんですよね。何故かと聞かれたらやっぱり「好きだから」って一言なのかもしれません。

これに関しては2016年、J1昇格のかかった最後の試合が徳島ヴォルティスとの試合だったなかで「いくのどうしよう……」とか口にしてたくせにホーム最終節で「あー行くわ」ってその場でチケット抑えた自分がいい例だなと思います。彼の場合は「仕事がある」中でも周りの理解があって、背中を押し出してくれる人たちがいて、国立にいけた。

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そして其の場所で歓喜に包まれているのを見た。っていうことが、いかに重要で、どんなことなのかっていうのは、もうなんか言葉にならないよね。

 

昇格決まるって嬉しいよね、でも試合中死ぬほど苦しいよね。

はやく、はやく、はやく!!!!笛!!はやく!!ってなるよね。自分もあの時死ぬほどしんどかった。

プレーオフだったら余計に、「どうしよう」からの決断の流れはとても勇気がいっただろうし、昇格と聞いたらそりゃあもう嬉しいに違いないと思います。J1に上がれる。その気持って絶対絶対噛み締めたいものだと思うんですよ。

 

だからだろうか、多分私は大杉漣さんを「すごい俳優さん」という認識はもちろんあるけれど、同じくらいに「どこかのスタジアムですれ違っていそうな人」という印象がある。会ったことないけれども、超勝手に親近感を持っていました。

 

やべっちFCにも徳島サポで有名な俳優として紹介されていたし、その現場にいったこともお話されています。また、ド平日にやることでサポから「行けるかーい!!」とツッコミ受けまくることに定評があるナビスコカップ(※現在はルヴァンカップと名称を変更しています)でも目撃情報が埼玉スタジアムで挙げられていました。

J1初勝利の甲府戦に小瀬まで足を運んだという記事もありました。

大杉漣 : ドメサカブログ

こんな風にドメサカブログで「大杉漣」のタグが作られるくらいにはね、こんなに愛されてるんだなあってしみじみしたわけです。

NHKで大杉さんによるスタグル紹介をやっていたとき、家でNHK見てたら突然出てきて思わず変な声を出したのを覚えています。

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先日、「バイプレーヤーズ」*1にゲストとして平泉成さんが出ていたのですが、アドリブで「フロンターレ」という単語が出てきました。

平泉成さんはフロンターレサポで有名ですし、大杉漣さんは上述のこともあって徳島サポだし海外にも詳しいから飛び出したんだと思うんですが、そういうの……そういうのすっごい嬉しいんですよね。ちなみにシンゴジラのときに泉ちゃんはかつて電車男草津サポだったからとかで色々話題になっていましたね。

 

さらにいえば、千葉を舞台にした映画「U-31」でも重要な役割を演じていました。これ、原作を読んだ上で映画館にいこうと思ったまま私がいけないでいた映画だったからこそ凄く個人的に悔しい。

 

本当にこの人、徳島ヴォルティスというチームが好きだったんだなあ、と心から思います。私は他所のチームのサポーターだけれど、「スタジアムになかなか足を運べない」という気持ちを持ちながらも「行けるところには行きたい」という気持ちに大杉漣さんという人は引張だしてくれる印象があります。

 

こういうサポーターになりたいなっていう気持ちがずっとありました。Jリーグが好きな有名人は色々いるけれど、自分が「社会人として」「仕事と折り合いをつけながらも楽しむ」なら、こうでありたいという人です。ちなみに同じようにどう応援したいのかって気持ちを見つめ直したときに「ああ、こうありたいな」ってなったのは田村ゆかりさんでした。それぐらい、「同じ好き」を共有して、「違うチーム」でも同じように何かを一生懸命好きであることの肯定をしてくれたのだと解釈しています。

 

自分よりもすごく年上の方にファンレターを書いたのは大杉さんが初めてです。世の中にはそういうファンの人もいるよ、っていうことが伝わればいいなという気持ちも込めて。ゴチバトル期待していますという意味も込めて送ったのを覚えています。

 

「手紙」という形でも「言葉」という形でも、どんな形でもいいから「好きだ」っていうことは伝えていくことって大切なんだなと今ひしひしと感じていて、もちろんこのブログのこの記事も自己満足甚だしいし読む人に何かを与えるかと言われたらそうじゃないと思います。

お前の自己満足に大杉さんを使うなと言われたら本当に申し訳ないというしかないんですけど。ただただ、そんな思いでいっぱいです。「好きを言う」って、大事なことです。

いつ人は死ぬのかわからないからこそ、人生を向き合って進んでいくしか無いのだと今改めて思います。

とある清水サポとの飲み会で、一人が「いつもこの席で見て、練習見て、そんである日ふっと”最近あの人みないね~”ってなったら亡くなってた、みたいなのがいい」と飲みの席で語っていたことがあります。その時は「その年に優勝したら見られなかったことになるけど?」って言い「それは困るわ」とゲラゲラ笑い話にしたわけですが。

改めて、人生は儚いなと思うばかりです。

同じ「Jリーグ」というものが好きな人として、哀悼の意を込めて。

今年もJリーグが開幕します。23日からです。本当にカウントダウンレベルで間近だったんですよ……悲しいな、寂しいなあ。

いっぱい色んな人の気持ちを背負って90分間選手は走り回るのでしょう。

 

 

t.co

この記事、一人のサッカーファンとして何度でも読んでおきたいなって考える今日此の頃です。

開幕戦、そしてこれから先も徳島ヴォルティス、日本サッカーを見ていてくれたらと思う。

 

 

そんなことを考えながら、私もこれからも自分の大切なものや人、チームを応援していきたいなあってことを考えながら筆を置かせていただきます。

*1:テレビ東京で放送している名脇役の人たちが共同生活をするというお話。